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 Ⅲ  ix もろもろ(2)
路地、住宅、客家民居、九龍城、
産業建造物、大谷採石場、軍艦島、
ベルント&ヒラ・ベッヒャー、学校、
ボマルツォの〈聖なる森〉、パラゴニア荘、綺想建築、
郵便夫シュヴァルの理想宮、その他
 
  おまけ

ix. もろもろ(2)

いろいろなど(2) 
路地その他 
住宅その他
客家民居 
九龍城 
産業建造物など
大谷採石場 
軍艦島 
ベルント&ヒラ・ベッヒャー 
学校など 
ボマルツォの〈聖なる森〉
パラゴニア荘
綺想建築など
郵便夫シュヴァルの理想宮

いろいろなど(2);

ガストン・バシュラール、『空間の詩学』、1972
バシュラールについて→こちらを参照

オットー・フリードリッヒ・ボルノウ、『人間と空間』、1978

B.ルドルフスキー、渡辺武信訳、『建築家なしの建築』(SD選書)、鹿島出版会、1984
原著は Bernard Rudolfsky, Architecture without Architects, 1964
序/ムユ-ユレイ(Muyu-uray)の円形劇場/死者の家/オルデクの死者の都/パンタリカ(Pantalica)の穴居人の街/穴居生活/住居は下に、田畑は上に/建築家としての自然/引き算による建築/引き算による建築(続き)/敷地の選択/高巣の建築/イタリアの丘陵都市/モデル的な丘陵都市/ドゴンの断崖居住者/水の都市/遊牧民の建築/原始的な形態/建築的擬態/都市の構造/単位的建築/古典的風土性/要塞化した場所/家族的規模の要塞建築/スバネティアの要塞化村落/アーケード/アーケード(続き)/アーケード(続き)/覆われた通り/半ば覆われた街路/ロジア(Loggie)/準・聖堂型建築/穀物倉(続き)/小規模の穀倉/貯蔵用の塔/貯蔵用の要塞/肥料熱成装置/技師のいない機械技術/杭上住居/骨格建築/ハイデバラード・シンドの空調設備/天界の建築/象徴的風土性/無装飾の城砦/草の構造体/民芸的建築における木材/囲い/牧歌的建築/編まれた王宮/可動建築/草木の屋根/原始的な円筒天井(ヴォールト)/帆の円筒天井(ヴォールト)/石工対建築家/民芸的妙技/生地(きじ)仕上げと極彩色の女人像柱など、180ページ。

B.ルドルフスキー、平良敬一・岡野一宇訳、『人間のための街路』、鹿島出版会、1973
原著は Bernard Rudolfsky, Streets for People, 1969
序章/破壊による発展/豚のための街路/街路の推薦状/キャノピーのある街路/逍遙学派/路上のドラマ/街路の個性/階段を讃えて/橋と高架街路/続・キャノピーのある街路/迷路/ダイヤモンドの街路と水晶の舗道/青い噴水/カフェと街路/犯罪の報復/展望など、344ページ。

バーナード・ルドルフスキー、渡辺武信訳、『驚異の工匠たち 知られざる建築の博物誌』、鹿島出版会、1981
原著は Bernard Rudolfsky, The Prodigious Builders, 1977
脱線しがちの序論/図版についての覚え書/洞窟を讃えて/野性の建築/建築が遊戯であった時代/移動する建築/穀物と死者の倉/城塞/消えゆく風土性/正当に評価されていない風土建築/ささやかな部分の重要性/ミノタウロスの呼び声/不法占拠への讃歌/積木欲望/「建築家なしの建築」についての覚え書など、436ページ。

荒俣宏、『ヨーロッパ・ホラー紀行ガイド』、講談社、1996
地下牢の恐怖 シヨン・スイス/青ひげ城の幼児虐殺 チフォージュ・フランス/怪物ゴーレム伝説 プラハ・チェコ/郵便夫の「霊廟」 オートリーブ・フランス/魂を吹きこむ人形師 ヌシャテル・スイス/パラゴーニアのお化け屋敷 パゲーリア・イタリア/謎の町レンヌ レンヌ・ル・シャトー・フランス/巨石が示すレイライン カルナック・フランス/「狂王」の脳内遊園地 ミュンヘン・ドイツ/生きている死少女 タルクィニア・イタリア/うめく「蠟人形」 フィレンツェ・イタリア/天国と地獄に通じる庭園 ジェノバ・イタリア/自分のための死の部屋 ロリオル=シュル=ドローム・フランス/パリの地下の巨大迷宮 パリ・フランス/吸血鬼ドラキュラ トランシルバニア・ルーマニア/ロンドンの幽霊ツアー ロンドン・イギリスなど、278ページ。

古市徹雄、『風・光・水・地・神のデザイン-世界の風土に叡知を求めて』、彰国社、2004
まえがき 歴史が創り上げたまち、建築を訪ねて/風-知恵と工夫/光-空間のドラマ/水-自然が創り出す都市/地-大地に描かれた都市/神-絶対的支配など、250ページ。

写真集;
尾形一郎、尾形優、『HOUSE』、有限会社フォイル、2009
ナミビア:室内の砂丘/中国:洋楼/ギリシャ:鳩小屋/沖縄:構成主義/メキシコ:ウルトラバロック/日本:サムライバロックなど

山本陽子、「コラム 怪異が現れる場所としての軒・屋根・天井」、東アジア恠異学会編、『怪異を媒介するもの』(アジア遊学 187)、勉誠出版、2015、pp.94-99
身近な怪異の場所/軒端の魔除け/さかさまの幽霊/屋根や軒から出現する理由/軒や屋根に現れる怪異/失われる異空間
他の内容は;
はじめに(大江篤)//
記す・伝える;霊験寺院の造仏伝承-怪異・霊験譚の伝播・伝承(同)/『風土記』と『儀式帳』-恠異と神話の媒介者たち(榎村寛之)/コラム 境界を越えるもの-『出雲風土記』の鬼と神(久禮旦雄)/奈良時代・仏典注釈と霊異-善珠『本願薬師経鈔』と「起屍鬼」(山口敦史)/コラム 古文辞学から見る「怪」-荻生徂徠『訳文筌蹄』『論語徴』などから(木場貴俊)/「妖怪名彙」ができるまで(化野燐)//
語る・あらわす;メディアとしての能と怪異(久留島元)/江戸の知識人と〈怪異〉への態度-〝幽冥の談〟を軸に(今井秀和)/クダンと見世物(笹方政紀)/コラム 霊を捉える-心霊学と近代の作家たち(一柳廣孝)/「静坐」する柳田国男(村上紀夫)//
読み解く・鎮める;遣唐使の慰霊(山田雄司)/安倍吉平が送った「七十二星鎮」(水口幹記)/コラム 戸隠御師と白澤(熊澤美弓)/天変を読み解く-天保十四年白気出現一件(杉岳志)/コラム 陰陽頭土御門晴親と「怪異」(梅田千尋)/吉備の陰陽師 上原大夫(木下浩)//
辿る・比べる;王充『論衡』の世界観を読む-災異と怪異、鬼神をめぐって(佐々木聡)/中国の仏教者と予言・讖詩-仏教流入期から南北朝時代まで(佐野誠子)/中国の怪夢と占夢(清水洋子)/中国中世における陰陽家の第一人者-蕭吉の学と術(余欣)/台湾道教の異常死者救済儀礼(山田明広)/コラム 琉球の占術文献と占者(山里純一)/コラム 韓国の歴書の暦注(全勇勲)/アラブ地域における夢の伝承(近藤久美子)/コラム 〈驚異〉を媒介する旅人(山中由里子)など、294ページ。


次の2冊はこのページの趣旨からすると真っ先に挙げるべきなのかもしれませんが、最初のものを読んだ時かなり難渋しました。当初は邦訳のせいかとも思ったのですが、2冊目でこちらがうまく同調できないことに思い至った次第です;

アンソニー・ヴィドラー、大島哲蔵・道家洋訳、『不気味な建築』、鹿島出版会、1998
原著は Anthony Vidler, The Architectural Uncanny, 1992
はじめに/序//
住居;居心地の悪い家/生き埋め/ホームシック/ノスタルジア//
身体;寸断された建築/顔の喪失/トリック/トラック/地表面の変換/サイボーグのための家//
空間;闇の空間/ポストアーバニズム/サイコメトロポリス/夢幻性/放浪の建築/透明性など、310ページ。


アンソニー・ヴィドラー、中村敏男訳、『歪んだ建築空間 現代文化と不安の表象』、青土社、2006
原著は Anthony Vidler, Warped Space. Art, Architecture, and anxiety in Modern Culture, 2000
まえがき/序文//
空間恐怖 パスカルからフロイトまでの虚空の構築/広場恐怖症 都市空間の精神病理/無限を枠に入れる ル・コルビュジェ、アイン・ランド、そして「えも言われぬ空間」/疎外の空間 疎外の建築:ジンメル、クラカウアー、ベンヤミン/行き止まりの街路 ヴァルター・ベンヤミンと気晴らしの空間/空間の爆発 建築と映画の虚像/メトロポリスのモンタージュ クラカウアー、ベンヤミン、エイゼンシュテインの映画としての都市/現場はここだ 犯罪現場の空間消失//
ホーム・アローン ヴィト・アコンチの公共領域/フル・ハウス レイチェル・ホワイトリードの脱家事的キャスト/ロスト・イン・スペース トバ・ケドゥーリの建築的断片/ディープ・スペース/抑圧された記憶 マイク・ケリーの教育複合体/ターミナル・トランスファー マーサ・ロズラーのパッセージ/アンゲルス・ノヴス コープ・ヒンメルブラウの表現主義的ユートピア/バロックを越えて カルヴァー・シティのエリック・オーエン・モス/「デス・キューブK」 モーフォシスのネオフォーメーション/スキン・アンド・ボーンズ ライプニッツからリンまでの褶曲形態/エンプティ・スペースに建てる ダニエル・リベスキンドと脱空間の虚空/惑星、彗星、そしてダイノサウルス 前歴史的主体/脱歴史的アイデンティティーなど、494ページ。


とても食欲をそそるタイトルなのに、やはり波長を合わせそこなったのが;

マンフレッド・タフーリ、八束はじめ・石田壽一・鵜沢隆訳、『球と迷宮 ピラネージからアヴァンギャルドへ』、PARCO出版、1992
原著は Manfredo Tafuri, La sfera e il laberinto, 1980
序 歴史という計画=企画//
形象の黙示録;悪しき建築家 G.B.ピラネージ ヘテロトピアと旅/アヴァンギャルドの歴史 ピラネージとエイゼンシュテイン//
アヴァンギャルドの冒険 キャバレーからメトロポリスまで;「虚像都市」としての冒険 フックスから全体劇場へ/ソヴィエト連邦 ベルリン 1922 ポピュリズムから「構成主義インターナショナル」へ/「社会主義都市」に向けて USSR 1917/ニュー・バビロン-黄色い巨人とアメリカニズムの神話 表現主義、ジャズ・スタイル、スカイ・スクレーパー、1913/ワイマール・ドイツにおける社会政策と都市//
ガラス玉演技;閨房建築/ジェファーソンの遺灰など、484ページ。

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路地その他;

竹内裕二、『イタリアの路地と広場』(上下)、彰国社、2001
上 シチリアからプーリアまで はじめに//
  イタリアの路地と広場を考察する;地中海の住居地域/気持ちのよい路地/気持ちのよい広場//
  イタリアの路地と広場の形態;路地の原型 路地の形態を分析する-10タイプの路地/広場の原型 広場の形態を分析する-10タイプの広場//
  イタリアの路地と広場;シチリア州/カラブリア州/バズィリカータ州/プーリア州など、244ページ。
下 ロンバルディアからサルデーニャまで はじめに/ロンバルディア州/ヴェネト州/エミリア・ロマーニャ州/トスカーナ州/ウンブリア州/ラツィオ州/アブルッツォ州/カンパーニア州/サルデーニャ州など、226ページ。


竹内裕二、『イタリア中世の山岳都市 造形デザインの宝庫』、彰国社、1991
イタリア中世の山岳都市とは;山岳都市の魅力 自然と歴史が息づく街/山岳都市の原型 中世・円形周壁都市の起源を探る//
イタリア中世の山岳都市の住居形態;山岳都市の類似性 住居形態を分類する/山岳都市の建築図面 住居の10タイプ//
イタリア中世の山岳都市;リグリア州/トスカーナ州/マルケ州/ウンブリア州/ラツィオ州/アブルッツォ州/プーリア州/シチリア州など、260ページ。


同じ著者による→こちらを参照

中里和人、『路地』、清流出版、2004
160ページ。

『世界の路地裏100』、ピエ・ブックス、2005
本文テキスト:加藤希
路地裏を歩く/コルドバ/家の壁が白く塗られているわけ/パリ/モンマルトル/ニース/ロドス島/エーゲ海の島々/ロバとの島の暮らし/リスボン/リスボンのケーブルカー/グアナファト/ブラーノ島/色とりどりの家/ヴェネツィア/ゴンドラの街/プラハ/プラハの街/ロンドン/ロンドンのパブ/里門洞 イムンドン/ソウルの下町など、192ページ。


『日本の路地裏100』、ピエ・ブックス、200
監修・写真:佐藤秀明
日本の路地裏風景//
日本の路地裏案内;京都路地裏案内/祇園路地裏歳時記/金沢路地裏案内/路地裏が残る日本の街並/路地裏の街並に見られる日本の建築/東京路地裏案内/路地裏文学散策/路地裏が並ぶ日本の町々など、192ページ。

………………………

住宅その他;

S.カンタクシーノ、山下和正訳、『ヨーロッパの住宅建築』(SD選書 50)、鹿島出版会、1970
原著は Sherban Cantacuzino, European Domestic Architecture, 1969
起源;序論/メガロン型およびビット・ヒラニ型/中庭(コートヤード)型および中央広間(セントラル・ホール)型-住宅・別荘(ヴィラ)中庭(コートヤード)型および中央広間(セントラル・ホール)型-宮殿/無計画成長型//
城と宮殿/町屋/
別荘(ヴィラ)田園の邸宅(カントリー・ハウス)//
訳者解説など、210ページ。


板倉元幸、『スペイン民家探訪』、ARTBOXインターナショナル、2004
ガリシア地方/アストゥーリアス、カンタブリア地方/バスク、ナバールラ、ラ・リオハ地方/カスティーリャ・イ・レオン地方/エストゥレマドゥーラ地方/アラゴン地方/カタルーニャ地方/バレンシア、ムルシア地方、バレアレス諸島、マドリッド、カスティーリャ・ラ・マンチャ地方/アンダルシーア地方など、240ページ。

Bill Laws, photography; Joaquim Castells Benosa, Traditional houses of rural Spain, Abbeville Press Publishers, New York, London, Paris, 1995
『田舎のスペインの伝統的家屋』
ガリシア、アストゥーリアスとカンタブリア/アラゴーン、ラ・リオハ、ナバッラとバスク地方/カタルーニャ/カスティーリャ・イ・レオーン/カスティーリャ・ラ・マンチャとエストレマドゥーラ/アンダルシーアなど、160ページ。


Joaquín de Yrizar, Las casas vascas. Torres/palacios/caseríos/chalets/mobiliario, Biblioteca Vascongada Villar, Bilbao, 1980
『バスクの家 塔、館、農家、山荘、家具』
序言/塔/館/都市部の民衆住宅/農家/現代建築/家具など、144ページ。


マリー・ミックス・フォーレイ、八木幸二訳、『絵で見る住宅様式史』、鹿島出版会、1981
原著は Mary Mix Foley, The American House, 1980
序(ジェイムス・M・フィッチ)/はじめに//
中世の影響;イギリスの伝統/オランダの伝統/丸太の伝統と開拓者の家/ドイツの伝統/フランスの伝統/スペインの伝統//
古典時代;ジョージアン期/フェデラル期/グルークリバイバル//
ヴィクトリア時代;ロマンチックなリバイバル様式/マンサードおよびスティックスタイル/サーフェス様式//
アメリカンルネサンス;ボザールの館/伝統的様式//
近代住宅;アメリカの先駆者/国際建築様式/移行の場面など、336ページ。


原題にあるとおりアメリカの住宅を扱ったもので、事典形式。

八木幸二・田中厚子、『アメリカ木造住宅の旅 建築探訪 3』、丸善、1992
東海岸の旅/西部の旅/南部への旅/カリフォルニアへ/さまざまな木造集合住宅など、112ページ。

ウィンチェスター邸もちらっとではありますが、図版つきで言及されています(pp.78-79)。

小倉暢之、『アフリカの住宅 建築探訪 6』、丸善、1992
ケニア ナイロビ-住宅の博物館/ケニア ラム島-イスラム文化の島/黄金海岸 アクラ-50年代をリードした街/北部ナイジェリア ザリア、カノ-砂漠に近い街/住宅の周辺など、112ページ。

木島安史、『カイロの邸宅 アラビアンナイトの世界 建築巡礼 11』、丸善、1990
アラビアンナイトの世界/カイロの邸宅/カイロの邸宅の特色など、112ページ。

山本達也、『トルコの民家 建築探訪 8』、丸善、1991
トルコ的発想/トルコの都市/季節移住生活/民家の中のイスラム教/小宇宙としての部屋/連結の空間-ソファー/平面の時代変遷/生活(日常-非日常)など、112ページ。

森俊偉、『地中海のイスラム空間 アラブとベルベル集落への旅 建築探訪 14』、丸善、1992
イスラムの風景/マグリブのイスラム都市と集落/アラブイスラムの住まいと街/ベルベルイスラムの住まいと集落/人と生活/旅の風景など、112ページ。

金光鉉、『韓国の住宅 土地に刻まれた住居 建築巡礼 20』、丸善、1991
まえがき-韓国の住宅を見る二つの軸/自然・儒教・土地-土地と倫理の住居/集落と住宅の構成-両班の住居感覚/「マダン」の思考-外部の部屋/マルと内部空間-内部化された自然/表層と展開-透明な空間への広がりなど、112ページ。

小松義夫、『地球生活記 世界ぐるりと家めぐり』、福音館書店、1999
アフリカ/ヨーロッパ/アジア/オセアニア/アメリカなど、334ページ。

小松義夫、『カラー版 世界の不思議な家を訪ねて-土の家、石の家、草木の家、水の家』(角川 one テーマ21)、角川書店、2006
土の家/石の家/草木の家/水の家など、224ページ。

黒崎敏、ビーチテラス編著、『可笑しな家 世界中の奇妙な家・ふしぎな家60軒』、二見書房、2008
142ページ。

中山繁信、『世界のスローハウス探検隊 日本・世界の「建築家なしの住宅」を巡る』、エクスナレッジ、2008
世界と日本にみるさまざまな住まい/住まい方の再考 目的・素材・場所など、176ページ。

レオン・イザベ/ルブラン設計・製図、中島智章訳・監修、『VILLAS 西洋の邸宅 19世紀フランスの住居デザインと間取り』、マール社、2014
原著は Léon Isabey et Leblan, Villas. Maisons de ville et de campagne, 1867
監修のことば(中島智章)/様式別一覧/原書序文 ヴィラ 都市住宅と郊外住宅//
図版//
用語集/索引など、128ページ。


全55の見開きを1単位に(その内 Plate 12, 27 は前の番号でとりあげた建物の別図)、縮尺つきでファサードの立面図、1階や2階などの平面図(屋根裏などはなし)と解説を掲載。
美術史に興味があれば「Plate 25:クールベ氏の郊外住宅兼アトリエ[オルナン]」(pp.62-63)、また「Plate 47:芸術家の住宅」(pp.106-107)なんてのが見逃せないかもしれません。


原口秀昭、『20世紀の住宅 空間構成の比較分析』、鹿島出版会、1994
空間と空間構成 - 原口秀昭氏と20世紀の住宅(鈴木博之)//
西洋の独立住宅;3分割構成と中心性/英国の伝統とラッチェンスのカントリーハウス/アメリカの伝統とライトのプレーリーハウス/アヴァンギャルドたちの住宅/均質空間への道程 ミース・ファン・デル・ローエの独立住宅/反均質空間の勃興/解体と再生の歴史//
日本の独立住宅;日本の伝統と中廊下型平面/伝統的構成の変形 1900-1945/オープンプランの追求 1945-1960/60年代以降の独立住宅/開放と閉鎖の歴史//
プロトタイプの空間構成の比較分析など、198ページ。


こちらで少し引きました

また
『愉しき家』展図録、愛知県美術館、2006
1st;愉しむ家(拝戸雅彦)/図版など、88ページ。
2nd;会場図/図版/解説と作家によるテキストなど、108ページ。

こちらで少し触れています
………………………

客家民居;

岡田健太郎、『客家円楼 中国・福建省・広東省・江西省』(旅行人ウルトラガイド)、旅行人、2000
旅の技術/客家と客家建築/福建省 閩西地区/福建省 閩南地区/広東省 粤東地区/広東省 粤北地区/江西省 贛南地区など、128ページ。

茂木計一郎、片山和俊、写真:木寺安彦、『客家民居の世界 孫文、鄧小平のルーツここにあり』、風土社、2008
序言/はじめに(片山和俊)/客家のすがた(木寺安彦)//
客家の由来[客家住居覚え書](茂木計一郎)/土楼住居と集落(片山和俊)/街と建築[客家と関わりの深い街](片山和俊・稲葉唯史)/生活と道具(尾登誠一)など、248ページ。

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九龍城;

宮本隆司、『九龍城砦』、ペヨトル工房、1988
差込に村松伸「九龍城砦」を掲載
同じ写真家による→こちらを参照

中村晋太郎、『最期の九龍城砦』、新風舎、1996

グレッグ・ジラード、イアン・ランボット、尾原美保訳、吉田一郎監修、『九龍城探訪 魔窟で暮らす人々』、イースト・プレス、2004
原著は Greg Girard, Ian Lambot, City of Darkness. Life in Kowloon Walled City, 1993/2003
序文(グレッグ・ジラード)/“魔窟”九龍城(ピーター・ポパム)/水の供給(チャールズ・ゴダード)/中国の香港出先機関を取り囲んだ要塞(ジュリア・ウィルキンソン)/九龍城・我が故郷(リョン・ピン・クワン)/警察の巡回/立ち退き処分(チャールズ・ゴダード)など、216ページ。
………………………

産業建造物など;

岡田昌彰、『テクノスケープ 同化と異化の景観論』(景観学研究叢書)、鹿島出版会、2003
序章/テクノスケープの発見/テクノスケープの諸相/テクノスケープの理論/景観異化の方法/テクノスケープの展望など、190ページ。

以下、写真集など;

柴田敏雄、『日本典型』、朝日新聞社、1992
84ページ。
ジェームズ・エンニヤート「壮麗なる運命のテラス」を収録


『ランドスケープ-柴田敏雄』展図録、東京都写真美術館/旅行読売出版社、2008
もう一つの風景写真-柴田敏雄論(飯沢耕太郎)//
colorB&Wnight//
選ばれた風景(藤村里美)など、84ページ。


畠山直哉、『LIME WORKS』、シナジー幾何学、1996
120ページ。

『畠山直哉』写真展図録、岩手県立美術館、国立国際美術館/淡交社、2002
ライム・ワークス/ライム・ヒルズ/ブラスト/タイトルなし/大阪 1998-1999/タイトルなし 1989-2001/川の連作/アンダーグラウンド/アンダーグラウンド/ウォーター/光のマケット/スロー・グラス/等高線//
畠山直哉 もののなりゆき、ことのなりゆき(島敦彦)/
Keep Kicking Your Stones 畠山直哉、生成する輪郭、稜線(菅啓次郎)/石灰石鉱山を訪ねる(加藤俊明)など、176ページ。

同じ写真家による→こちらを参照

『ランド・オブ・パラドックス』展図録、砺波市美術館、芦屋市立美術博物館、新潟市美術館/淡交社、1997
-序-パラドックスを越えて(河﨑鉱一)/二度と戻らない景色-新しい風景写真に関する考察(アンディ・グルンドバーグ)/ランド・オブ・パラドックス(福のり子)//
作品;雑賀雄二/畠山直哉/小林のりお/山根敏郎など、112ページ。


金瀬胖、『ZONE-終の国-』、金瀬胖写真事務所、1999
108ページ。
西谷修「瞬間を強奪する 金瀬胖写真集に寄せて」を掲載


中田聡一郎、『奥飛騨の鉱山』、海拓舎、2001
92ページ。

石井哲・写真、大山顕・文、『工場萌え』、東京書籍、2007
工場グラビア/工場鑑賞ガイド/工場鑑賞の基礎知識など、112ページ。

萩原雅紀、『ダム』、メディアファクトリー、2007
萩原雅紀、『ダム2』、メディアファクトリー、2008

大山顕、『ジャンクション』、メディアファクトリー、2007

トマ・ジョリオン、岩澤雅利訳、『世界の美しい廃墟』、パイ インターナショナル、2015
原著は Thoma Jorion, silencio, 2013
もう一つのアメリカ/忘れられた宮殿/ソビエトを求めて/色あせた革命/コンビニ/シレンシオなど、216ページ。

全6章中第4章「色あせた革命」がもっぱら産業建造物の廃墟を扱っています。最終章もその比率が高いか。
なお第4章にも日本で撮影された写真が何点かありましたが、続く第5章はもっぱら日本に取材しています。ただしコンビニの廃墟が取りあげられているわけではありません。
また産業建造物ではありませんが、第2章では主としてイタリアの廃館の写真をいくつも見ることができます。『リサと悪魔』(1973)や『処女の生血』(1974)などといったイタリアの怪奇映画が思いだされずにはいないことでした。


産業建造物というのとのは違いますが;

勝田尚哉、『建設中。』、グラフィック社、2017

日本の軍事建造物;

安島太佳由、『要塞列島 日本への遺言 安島太佳由写真集』、窓社、2008
戦争指導者たちの館/激戦と前線基地の島 硫黄島・父島・母島/本土決戦に向けて 九州・沖縄4/天然の地形を活かした要塞群 中国・四国/第二の大本営遷都と決戦準備 関西/工場疎開と地下壕 東海・北陸・甲信越/帝都の守り 関東/最果ての要衝 北海道・東北など、260ページ。

安島太佳由、『訪ねて見よう! 日本の戦争遺産』(角川SSC選書 065)、角川書店、2009
序章 日本各地に残っている戦争の痕跡/沖縄・九州地方に残る戦争遺産/中国・四国地方に残る戦争遺産/近畿地方に残る戦争遺産/中部地方に残る戦争遺産/東京都に残る戦争遺産/関東地方に残る戦争遺産/東北・北海道地方に残る戦争遺産/最後に 「戦跡を訪ねる旅を終えて」など、240ページ。
………………………

大谷採石場;

相澤正行、『写真集 大谷 その識られざる世界』、自家版、1977
64ページ。

小泉隆、『大谷採石場 不思議な地下空間』、随想舎、2010
80ページ。
………………………

軍艦島;

雑賀雄二、『軍艦島 眠りのなかの覚醒』、淡交社、2003
1986年刊本の改訂版
作品//
奇妙なモノたち(笠原美智子)/追想・軍艦島/眠りのなかの覚醒/資料など、144ページ。


小林伸一郎、『NO MAN'S LAND 軍艦島』、講談社、2004
144ページ。

オープロジェクト、『軍艦島全景』、三才ブックス、2008
住宅棟アーカイブズ/大正時代/昭和時代(戦前)/昭和時代(戦後)/昭和時代(高度成長期)/軍艦島名所散策/鉱業所アーカイブズ/アンダーグラウンドなど、160ページ。

黒沢永紀、『軍艦島入門』、実業之日本社、2013
黒ダイヤの島/軍艦島 その特殊性/軍艦島 驚きの暮らし/軍艦島のすごい建物/軍艦島ミステリー/知られざる秘話/軍艦島、未来へ//
軍艦島へ行くために、など、160ページ。

………………………

ベルント&ヒラ・ベッヒャー;

Bernt & Hilla Becher, Framework Houses of the Siegen Industrial Region, Schirmer/Mosel, München, 1977
『ジーゲン工業地帯の枠組み家屋』
350点掲載


Bernt & Hilla Becher, Fördertürme Chevalements Mineheads, Museum Folkwang Essen, ARC / Musée d'Art moderne de la Ville de Paris, Castello di Rivoli / Torino, Musée d'Art Moderne de la Ville de Liège, 1985
『捲き上げ塔』
224ページ

こちらで引きあいに出しました(『執念のミイラ』 1944)

Bernt & Hilla Becher, Wassertürme Château d'eau, Kunstverein, München / Magasin, Centre National d'Art contemporain de Grenoble, 1988-89
『給水塔』
223点掲載


Bernt & Hilla Becher, Hochöffen, Schirmer/Mosel, München, 1990
『熔鉱炉』
223点掲載


Bernt & Hilla Becher, Pennsylvania Coal Mine Tipples, Schirmer/Mosel, München, 1991
『ペンシルヴァニアの炭坑、石炭選別場』
99点掲載


Bernt & Hilla Becher, Gas Tanks, The MIT Press, Cambridge, Massachusetts, London, 1993
『ガス・タンク』
102点掲載


針生一郎、「ベッヒャー夫妻 工業建造物の形態学者 この風変わりな芸術家たち 3」、SD、1973.4、pp.102-110

『コロキウム・ベッヒャー』、川崎市民ミュージアム、1996
『ドイツ現代写真展 遠・近 ベッヒャーの地平』に際して刊行
モダニズムを越えて-ベッヒャーの地平-(深川雅文)/ベルント&ヒラ・ベッヒャーの写真について(ズザンネ・ランゲ)/
Es denkt, Es blitzt, Es sieht-無人の風景とベルント&ヒラ・ベッヒャー-(清水穣)/静物、形態、色彩 ベルント&ヒラ・ベッヒャーの産業建造物とクラウス・ゲーディケとトーマス・ルフの静物(ルペルト・プファブ)/ベルント&ヒラ・ベッヒャー-近代社会のモルフォロギ--(山本和弘)/ベッヒャーと作品とのあいだ(千葉成夫)/遠・近(ヴルフ・ヘルツォーゲンラート)/ベルント/ヒラ・ベッヒャーの作品……視覚の往還(千葉成夫)など、168ページ。
………………………

学校など;

『木造校舎の思い出 芦澤明子写真集 関東編』、情報センター出版局、1996
184ページ。

『木造校舎の思い出 芦澤明子写真集 近畿・中国編』、情報センター出版局、1998
208ページ。
………………………

ボマルツォの〈聖なる森〉-まずは;

澁澤龍彦、『幻想の画廊から』、1967
所収の「ボマルツォの『聖なる森』」
澁澤龍彦、『ヨーロッパの乳房』、1973
所収の「バロック抄-ボマルツォ紀行」
澁澤龍彦については→こちらを参照

澁澤の参照源の一つであるマンディアルグが序文を寄せた写真集は
André Pieyre de Mandiargues, photographies de Glasberg, Les monstres de Bomarzo, (La Galerie en images), Grasset, 1957
120ページ。

序文の訳が
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ、澁澤龍彦訳、『ボマルツォの怪物』(河出文庫 ヒ 2-1)、河出書房新社、1999 に収録
1979年刊本の文庫化で、他に;黒いエロス/ジュリエット/異物/海の百合/イギリス人(抄)を所収


マリオ・プラーツ、白崎容子訳、「ボマルツォの怪物」(1949)、若桑みどり・森田義之・白崎容子・伊藤博明訳、『官能の庭 マニエリスム・エンブレム・バロック』、ありな書房、2000、pp.115-122
原著は Mario Praz, "I mostri di /Bomarzo", 1949, Il Giardino dei Sensi : Studi sul manierismo e il barocco, 1975
同書からは→こちらにも挙げています

川田喜久治、「聖なる森と蠟人形館 個展の背景=ある世界」、『美術手帖』、no.295、1968.3、pp.146-153
同じ著者による→こちらを参照

また
『化け物 想像力が生み出す異世界の住人』、青森県立美術館/青幻舎、2015、pp.111-128:「SECTION 4:化け物たちの棲むところ」中の cat.nos.171-186 は「川田喜久治 《聖なる森》」

江原順、「幻想建築の旅-ボマルツォの怪物-」、『藝術新潮』、vol.24 no.10、1973.10、pp.177-182

板東通世、写真:中村保、「山岳都市 ボマルツォ 怪物公園 ユートピア共同体への夢 8」、『みづゑ』、no.845、1975.8、pp.68-87

尾形希和子、「王侯(プリンチペ)の密やかな愉しみ-ボマルツォの庭園」、『ユリイカ』、vol.28 no.5、1996.4:「特集 空中庭園」、pp.224-234
ボマルツォは反庭園か/オルシーニ家とボマルツォ/ヴィチーノ・オルシーニ公/庭園のオリジナルの姿/ボマルツォの庭のプログラム/ヴィチーノにとっての「(ボスコ)」の意味/王侯(プリンチペ)の密やかな愉しみ

ダニエル・アラス、吉田典子訳、『モナリザの秘密 絵画をめぐる25章』、白水社、2007、pp.157-169:「第14章 マニエリスム小史」中の pp.166-168

ミヒャエル・ニーダーマイヤー、濱中春・森貴史訳、『エロスの庭 愛の園の文化史』、2013、pp.180-187

櫻井麻美、「ボマルツォの『聖なる森』を訪ねて」、『紀尾井論叢』、no.1、2013.7.19、pp.63-72 [ < 上智大学学術情報リポジトリ

Mary A. Platt, Il Sacro Bosco : The Significance of Vicino Orsini's Villa Garden at Bomarzo in the History of Italian Renaissance Garden, A Thesis submitted to Michigan State University, 1986, UMI Dissertation Infrormation Service
『聖なる森 イタリア・ルネサンス庭園史におけるボマルツォのヴィチーノ・オルシーニ荘庭園の意義』
序論/今日のボマルツォ訪問/ボマルツォの歴史/「聖なる森」の主:ヴィチーノ・オルシーニとボマルツォの庭園/ルネサンス庭園における荒々しく幻想的な要素の使用/結論など、128ページ。


Horst Bredekamp, Fotografien von Wolfram Janzer, Vicino Orsini und der heilige Wald von Bomarzo. Ein Fürst ls Künstler und Anarchist, Wernersche Verlagsgesellschaft, Worms, 1985/1991
『ヴィチーノ・オルシーニとボマルツォの聖なる森 芸術家・無政府主義者としての領主』
第1部 写真
第2部 テクスト ボマルツォという謎//
  ヴィチーノ・オルシーニ;若年/兵士としての経歴/ボマルツォへの撤退/官能の力//
  庭園と宮殿の建造;庭園設計者の哲学/自由彫刻の心理学/内的な感覚喪失/外的な名声//
  銘;隠されたもの/森のプロパガンダ/宮殿の名声//
  願望空間;新アルカディアのモティーフ/アメリカのヴィジョン/永遠と宇宙/冥界と極東//
  ボマルツォの名声と侮蔑など、334ページ。


『生きた屍の城』(1964)のページも参照

また
ムヒカ=ライネス、『ボマルツォ公の回想』、1984
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パラゴニア荘;

Brassaï, "La Villa Palagonia : Une curiosité du Baroque Sicilien", Gazette des Beaux-Arts, 1962, tome 60, pp.351-364
「パラゴニア荘 シチリア・バロックの名所」

George Levitine, "Les monstres du prince Palagonia : Leurs critiques et leurs admirateurs", Gazette des Beaux-Arts, no.1140, 1964.1, pp.13-24
「パラゴニア公の怪物たち:その批判者たちと讃美者たち」
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綺想建築など;

Michael Schuyt, Joost Elffers, text by George R. Collins, Fantastic Architecture. Personal and Eccentric Visions, Harry N. Abrams, New York, 1980
『幻想建築 個人的で奇矯なヴィジョン』
Michael Schuyt, Joost Elffers/幻想建築 George R. Collins/芸術家たち/城と塔/…としての建物/幻視者たち/通常のものでない素材/内部-外部/庭など、248ページ。

Photographed & described by Lucinda Lambton, An Album of Curious Houses, Chatto & Windus, London, 1988
『奇異な家のアルバム』
160ページ。


John Beardsley, Gardens of Revelation. Environments by Visionary Artists, Abbeville Press, New York, London & Paris, 1995
『黙示の庭 幻視的芸術家たちによる環境作品』
序:黙示の庭/「欲望の驚くべき沈殿」/神と郷のために/聖なる書物のグロッタ/愛する泉と生きる権利/精霊たちの森、夢の箱舟など、224ページ。


Robert Peacock with Annibal Jenkins, Paradise Garden. A Trip through Howard Finster's Visionary World, Chronicle Books, San Francisco, 1996
『楽園の庭 ハワード・フィンスターの幻視的世界の旅』
120ページ。


Idea and photographs by Deidi von Schaewen, texts by John Maizels, Fantasy Worlds, Taschen, 1999
『幻想世界』
序/ヨーロッパにおける環境作品/アメリカにおける環境作品/アジアとアフリカにおける環境作品など、340ページ。


Gordon Taylor and Guy Cooper, Gardens of Obsession. Eccentric and Extravagant Visions, Weidenfeld & Nicolson, 1999
『妄執の庭 奇矯で法外なヴィジョン』
序/刈込と接ぎ木/庭と「緑」の建築/花々に憑かれて/稀少植物と巨大野菜/彫刻/庭園におけるシュルレアリスム/芸術家の庭/自己学習者の芸術/形式的庭園など、192ページ。


式場隆三郎、藤森照信、赤瀬川原平、式場隆成、岸武臣、『二笑亭綺譚 50年目の再訪記』、求龍堂、1989
二笑亭綺譚(式場隆三郎、1939/1965);発端・電話事件/赤木城吉小伝/二笑亭の由来/異様な外観/不思議な間取/黒板に残された文字/節孔窓/和洋合体風呂/昇れぬ梯子/遊離した厠/鉄板の目隠し/土蔵裏の祠/天秤堂/使えぬ部屋/巨大な擂木/二笑亭主人語録/病気の診断/芸術としての二笑亭/生活の反省//
  二笑亭後日譚//
  跋・二笑亭の建築;跋(柳宗悦)/二笑亭の建築(谷口吉郎)/あとがき//
50年目の再訪記;二笑亭主人遺聞(式場隆成)/二笑亭再建せり(藤森照信)/小説 毛の生えた星(赤瀬川原平)/(付)海外旅行記(渡辺金藏)など、320ページ。


東野芳明、「奇態な塔 ワッツタワー L・A物語」、『美術手帖』、no.220、1963.5、pp.19-28

『サー・ジョン・ソーン美術館[19世紀] 磯崎新の建築談義 #11』、六耀社、2004
建築談義 磯崎新(インタビュアー 五十嵐太郎);なぜ、19世紀の建築としてサー・ジョン・ソーン美術館を選んだのか/サー・ジョン・ソーン美術館を実際に見る/サー・ジョン・ソーン美術館 朝食室/絵画室/ジョン・ソーンの天井/第六のオーダー/ダリッチ・ギャラリー/新古典主義/ゴシック・リヴァイヴァル/グランドツアー/サー・ジョン・ソーンの仕事/ジョン・サマーソン『古典主義建築の言語』/建築のオーセンティシティ/スーパーデプス/フォトグラフィは真を写すのか/コレクション/影/鏡/あわい/廃墟//
写真 篠山紀信(解説:菊地誠)など、184ページ。


鈴木博之、藤森照信、隅研吾、松葉一清、山盛英治、『奇想遺産 世界のふしぎ建築物語』、新潮社、2007
奇景奇観/奇塔奇門/奇態/奇智/数奇/神奇/新奇叛奇など、160ページ。

鈴木博之、藤森照信、隅研吾、松葉一清、木村伊量、竹内敬二、山盛英治、『奇想遺産Ⅱ 世界のとんでも建築物語』、新潮社、2008
神奇/奇景/奇塔奇門/奇態/奇智/数奇/新奇叛奇など、160ページ。

田中純、『冥府の建築家 ジルベール・クラヴェル伝』、みすず書房、2012
序//
メタモルフォーゼ;死の舞踏(1902~07年)/放蕩者たちの島(1907~11年)/アーシア断章-日記と手紙から/オリエントへ(1911~14年)//
アヴァンギャルド;エキセントリック(1914~17年)/未来派(1917~18年)/メタフィジカ(1918~20年)//
ミステリウム;塔と洞窟(1920~25年)/友と敵(1923~25年)/睾丸と卵(1925~27年)など、540ページ。

同じ著者による→こちらを参照
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郵便夫シュヴァルの理想宮-まずは;

澁澤龍彦、『幻想の画廊から』、1967
所収の「幻想の城 ルトヴィヒ二世と郵便屋シュヴァル」
澁澤龍彦については→こちらを参照

里見宗次、「夢の宮殿 郵便配達夫シュヴァルの情熱物語」、『美術手帖』、no.245、1964.12、pp.17-21

ベアトラン・レゾン、太田泰人訳、「郵便配達夫シュヴァルの『理想宮』 ALL THAT ART 12」、『美術手帖』、no.495、1982.4、pp.220-227

とこうする内に、ついに日本語で読めるようになったまとまった文献が;

岡谷公二、『郵便配達夫シュヴァルの理想宮』、作品社、1992
オートリーヴ/単独歩行者の夢/村の気違い/「終わりなき静寂と休息の墓」//
理想宮案内;東の正面 生命の泉~知恵の泉~聖エメデの洞窟、「自然の神殿」、三人の巨人~バルバリーの塔/西の正面 ヒンズーの寺院、ホワイトハウス他/南の正面 「大洪水前の博物館」~オークの木/北の正面 洞窟群~動物たちと怪物たち/回廊 北の迷宮、南の迷宮/空中庭園/シュヴァル動物園//
死後の栄光/三人の大無意識家 シュヴァル~ルソー~ルーセルなど、248ページ。


許光俊、「庭園料理ア・ラ・シュヴァル-ピエール・ガニェールのムニュ・ド・ジェオグラフィ」、『ユリイカ』、vol.28 no.5、1996.4:「特集 空中庭園」、pp.256-261

ヤノベケンジ、「フェルディナン・シュバル『理想宮』 妄想の未来へ 十選 3」、『日本経済新聞』、2004.6.22、文化40面

南後由和、「郵便配達夫シュヴァルの理想宮 - シチュアシオニストが愛した建築」、『季刊 d/SIGN デザイン』、no.16、2008.8:「特集 廃墟と建築」、pp.44-48
シチュアシオニストの「転用」/シュヴァルの理想宮の両義性 - 影、永久曲線/石の海の隆起、採石場の迷宮化/郵便配達夫≒建築家

Maurice Verillon, "Le Palais idéal du facteur Cheval", Gazette des Beaux-Arts, no.1220, 1970.9, pp.159-184
「郵便配達夫シュヴァルの理想宮」

Jean-Pierre Jouve, Claude Prévost, Clovis Prévost, Le Palais idéal du facteur Cheval/ Quand le songe devient la réalité, Éditions du Moniteur, Paris, 1981
『郵便配達夫シュヴァルの理想宮 夢が現実になる時』
フェルディナン・シュバルの手紙、1897年/修復のために(ジャン=ピエール・ジューヴ)/夢の根:1836-1879(クロード・プレヴォ)/夢から現実へ:1879-1924(クロード&クロヴィス・プレヴォ)//
附録;占星術的解釈への入口(ロズリーヌ・ブヴィエ、ボブ・デュラン)/郵便配達夫シュヴァルの自伝など、304ページ。

おまけ

美術方面から;

ユゴー《十字架のある城》1850
ヴィクトル・ユゴー
《十字架のある城》
1850年


* 画像をクリックすると、拡大画像とデータが表示されます。

バンド・デシネから;

ブノワ・ペータース作、フランソワ・スクイテン画、古永真一・原正人訳、『闇の国々』、小学館集英社プロダクション、2011
シリーズの原著は Benoit Peeters et François Schuiten, Les cités obscures, 1983-
Préface 日本語版に寄せて(ブノワ・ペータース)//
狂騒のユルビカンド(1985)/塔(1987)/傾いた少女(1996)//
ブノワ・ペータース インタビューなど、400ページ。


ブノワ・ペータース作、フランソワ・スクイテン画、古永真一・原正人訳、『闇の国々Ⅱ』、小学館集英社プロダクション、2012
サマリスの壁(1983)/パーリの秘密(1984-2001)/ブリュゼル(1992)/古文書官(1987)など、288ページ。

ブノワ・ペータース作、フランソワ・スクイテン画、関澄かおる・古永真一・原正人訳、『闇の国々Ⅲ』、小学館集英社プロダクション、2013
ある男の影(1999)/見えない国境(2002-2004)/エコー・デ・シテ(1993)//
ペータース&スクイテン インタビューなど、312ページ。


ブノワ・ペータース作、フランソワ・スクイテン画、古永真一・原正人訳、『闇の国々Ⅳ』、小学館集英社プロダクション、2013
アルミリアへの道(1988) 傾いたメリー(1995)/月の馬(2004)/真珠(2010)//
永遠の現在の記憶(1993/2009)/砂粒の理論(2007-2008)//
富士山を待ちながら(2002)、など、336ページ。


このシリーズのことはとある知人が教えてくれたのですが、第1巻を読んだ後でその知人に送った感想文を、一部変更して載せておきます;

 開いて早々、ヒュー・フェリスとブレー(→こちらや、そちらも参照)の図像、ウィーン分離派風の枠どりが出てきたりして、ひょひょ~いという感じです。本書は個々に独立して刊行されたであろう3篇を集めたもので(刊行順ではない)、原題は Les cités obscures なので「国」というか「都市」の話でした。

 第1話『狂騒のユルビカンド』は川で二つに分断された都市が舞台で、主人公は建築家というか都市計画家です。彼の家に届けられた、工事現場から出てきた格子が勝手に増殖拡大するという話で、ソル・ルウィットが連想されるとともに、1950年代のSF映画で、低予算然としていながらも不思議な景色を見せることに成功していた『モノリスの怪物』が思い浮かんだりもしました。最後に歴史書よろしく、格子についてのいくつもの解釈が並べられており、偽史感を強めています。

 第2話『塔』については巻末で作者たちがネタを列挙してくれていますが、その名の通りバベルの塔の話で、外観についてはブリューゲルその他の図像が絵として出てきます。ただ話は塔の中で展開し、こちらはピラネージの《牢獄》(→こちらも参照)がお手本で、主人公の名前もジョヴァンニ・バッティスタと来る。お話は作者たちが挙げるカフカの『城』や、某氏が教えてくれたテッド・チャン『あなたの人生の物語』中の「バビロンの塔」が連想されますが、視覚面も合わせれば別の某氏推薦の弐瓶勉『BLAME!』と比べられるかもしれない。
 最後にはなぜか、途中にも出ていたドラクロワの《民衆を導く自由の女神》がなぞられたりしています。なお主人公のモデルとしてオーソン・ウェルズがポーズしてくれたとのことで、作者たちが挙げる『フォルスタッフ』は未見なのですが、見た範囲では、『市民ケーン』の大邸宅を始め、『偉大なるアンバーソン家の人々』、『マクベス』、『オセロ』、『審判』あたりからして、ウェルズも古城趣味のある監督と見てよいでしょう(→こちらでも触れています)。

 第3話『傾いた少女』は、タイトルどおり、原因もわからず地面に対し垂直でなく傾いてしか立てなくなってしまった少女の話です。クリンガーの《手袋》連作が思い浮かんだりもする場面もありました。ともあれそのためいろいろと苦労することになり、直前に読んだのが黒史郎『童提灯』だったせいもあって、いやあな話になるのかと心配しましたが、何とか切り抜けてサーカスの花形になる。これとやや煙たがられているらしき天文学者の話が平行して進められ、さらにフォト・ブックの形でジェロームの弟子だという画家のエピソードが加わります(→こちらでも触れました)。ここに出てくる絵画は、映画に出てくるオリジナルの絵の多くと同様、う~んという感じではありますが、画家が見つける廃屋とその内部はなかなかおいしいものでした。やがてまず少女と天文学者、次いで画家の筋は合流し、そこでの情景はルドンの《エドガー・ポーに》中の《生命を導く息吹もまた球の中にある》が連想されなくもない。この世界ではジュール・ヴェルヌも登場します。
    (2015.10.4)

また
Images et imaginaires d'architecture. Dessin, peinture, photographie, arts graphique, théâtre, cinéma en Europe aux XIXe et XXe siècles, 1984
の p.413 .には「サマリスの壁」より2カット(邦訳『Ⅱ』、p.11、19)、また pp.123-125 の Jean-Marie de Bussher, "L'architecture dans la bande dessinée", p.125 には「狂騒のユルビカンド」より1カットが掲載されていました(邦訳『(Ⅰ)』、p.26)。

バンド・デシネついでに(→こちらや、そちらも参照)、「ルーヴル美術館BD(ベーデー)プロジェクト」から邦訳のあるもの;

ニコラ・ド・クレシー、大西愛子訳、小池寿子監修、『氷河期』、小学館集英社プロダクション、2010
原著は Nicolas de Crécy, Période glaciaire, 2005
88ページ。

マルク=アントワーヌ・マチュー、大西愛子訳、小池寿子監修、『レヴォリュ美術館の地下 ある専門家の日記より』、小学館集英社プロダクション、2011
原著は Marc-Antoine Mathieu, Les sous-sols du Révolu. Extraits du journal d'un expert, 2006
68ページ。

荒木飛呂彦、『岸田露伴ルーヴルへ行く』、集英社、2011
140ページ。

エンキ・ビラル、大西愛子訳、小池寿子監修、『ルーヴルの亡霊たち』、小学館集英社プロダクション、2014
原著は Enki Bilal, Les fantômes du Louvre, 2012
144ページ。
同じ著者による→こちらを参照

音楽方面から、まずは何より;
コスモス・ファクトリー、『トランシルヴァニアの古城』、1973(1)
1枚目となるB面いっぱいを占めるタイトル・チューン。いかにもいかにもという感じで、雨音に雷鳴がかぶさり、オルガンがうなります。メロトロンも鳴っています。


次に;
Esperanto, Dance macabre, 1974(邦題:エスペラント『エスペラント』)(2)
のA面2曲目、
"The Castle"(「城郭」)。
長めのインストゥルメンタル曲に前後をはさまれた、短いつなぎの曲ではありますが、とても印象的なメロディーを有しています。

余談ですが、この曲のコーラス部分によく似たメロディーが、
Fireballet, Night on Bald Mountain, 1975(3)
A面1曲目の"Les cathédrales"中に現われます。偶然の一致なのか引用なのか、あるいは共通の典拠があるのかは詳らかにしませんが、ちなみに、続く"Centurion (Tales of Fireball Kids)"では、
Quatermass, Quatermass, 1970(邦題:クォターマス『クォターマス』)(4)
のB面1曲目
"Gemini"(「ジェミニ」) の転換部でのリフが顔を出したりしています。 
1.ヌメロ・ウエノ、たかみひろし、『ヒストリー・オブ・ジャップス・プログレッシヴ・ロック』、マーキームーン社、1994、pp.97-98。『ユーロ・ロック・プレス』、vol.44、2010.2、p.65。→こちらも参照

2. 大鷹俊一監修、『ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック』、音楽之友社、1999、p.115。深見淳・松崎正秀監修、『UKプログレッシヴ・ロック メインストリーム・エディション~The Golden Era』(THE DIG presents Disc Guide Series #017)、シンコーミュージック、2004、p.91。→こちらも参照 

3. 舩曳将仁監修、『トランスワールド・プログレッシヴ・ロック DISC GUIDE SERIES #039』、シンコーミュージック・エンターテイメント、2009、p.58。

4. The Bible. rock magazine 04、ロックマガジン社、1981、p.76。『マーキー別冊 ブリティッシュ・ロック集成』、マーキームーン社、1990、p.39。『ユーロ・ロック集成』、マーキームーン社、1987/90、p.214。深見淳・松崎正秀監修、『UKプログレッシヴ・ロック メインストリーム・エディション~The Golden Era』(THE DIG presents Disc Guide Series #017)、シンコーミュージック、2004、p.106。立川芳雄、『プログレッシヴ・ロックの名盤100』、リットーミュージック、2010、p.23。岩本晃一郎監修、『ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック100』(Masterpiece Albums vol.2)、日興企画、2012、p.114。→こちらにも挙げておきます]
 

Nox Arcana, Transylvania, 2005
ちなみに7曲目が"Castle Dracula"
こちらも参照

いかにもいかにもといえば、上の Nox Arcana に負けず劣らず笑えるほどいかにもいかにもなのが;
Jacula, Tardo pede in magiam versus, 1972(邦題:ヤクラ『サバトの宴』)(5)
個人的に苦手な〈語り〉がいやに多いのが個人的には辛いところですが、ともあれ最後の曲が
"In Old Castle"(「古城にて」)。
さいわい〈語り〉は無しで、パイプ・オルガンが10分弱鳴り響きます。


もう1作イタリアのプログレから;
Osanna, Landscape of Life, 1974(邦題:オザンナ『人生の風景』)(6)
メロトロンも大いに轟く名作の誉れ高い『パレポリ Palepoli』(1972)に続く4作目で、その劈頭を飾るのが

"Il Castlello dell'Es"(「城」)。 
"Es"は手もとの伊和辞典によると語頭が大文字で"einstenio"の略、化学用語で元素アインスタニウム、頭が小文字だとやはり"esempio"(「例」)、あるいは"esame"(「試験」)、さらに"esente"(「免除」)の略とのことで、よくわかりませんでした。あるいはドイツ語の非人称の主語に由来する〈エス=イド〉のことでしょうか(→こちらを参照)。歌詞はイタリア語なのでおぼつかないこと甚だしいのですが、歌詞カードでは「エスの城では存在は不確かになる。私は水、私は時、私は…私は火、たぶん私はどれでもない」と歌いだしているようです。前作に比べると評価の高くないアルバムではありますが、9分弱のこの曲は多少とも面影を残しているといえるでしょうか。
なおこの曲は
Osanna & David Jackson, Prog Family, 2009
でも8曲目として演奏されています。

5. 『ユーロ・ロック集成』、マーキームーン社、1987/90、p.37。『イタリアン・ロック集成 ユーロ・ロック集成1』、マーキームーン社、1993、p.66。 『ユーロ・ロック・プレス』、vol.34、2007.8、p.13。アウグスト・クローチェ、宮坂聖一訳、『イタリアン・プログ・ロック イタリアン・プログレッシヴ・ロック総合ガイド(1967年-1979年)』、マーキー・インコーポレイティド、2009、pp.287-288。岩本晃一郎監修、『イタリアン・プログレッシヴ・ロック(100 MASTERPIECE ALBUMS VOL.1)』、日興企画、2011、p.94。

6. 『イタリアン・ロック集成 ユーロ・ロック集成1』、マーキームーン社、1993、p.90。アウグスト・クローチェ、宮坂聖一訳、『イタリアン・プログ・ロック イタリアン・プログレッシヴ・ロック総合ガイド(1967年-1979年)』、マーキー・インコーポレイティド、2009、pp.377-380。
古城といえば、ムソルグスキーの『展覧会の絵』にも入っています。"Il vecchio castello"とイタリア語で表記されるようですが、ともあれピアノ原曲やラヴェルによるオーケストラ版は数多あることでしょうが、ここではやはり;
Emerson, Lake & Palmer, Pictures at an Exhibition, 1971(邦題:エマーソン、レイク&パーマー『展覧会の絵』)(6-2)
EL&P は組曲すべてを取りあげているわけではありませんが、「古い城」は入っています(→こちらでも触れています)。


 
6-2. 松井巧、『エマーソン、レイク&パーマー』(地球音楽ライブラリー)、TOKYO FM 出版、1996、pp.22-23、。『エマーソン・レイク&パーマー 文藝別冊 KAWADE夢ムック』、2016.7、pp.186-187。
冨田勲、『展覧会の絵』、1974

Mekong Delta, Pictures at an Exhibition, 1996(邦題:メコン・デルタ『展覧会の絵』)
このアルバムはバンドとオーケストラ入りでそれぞれ全曲が演奏されています。なので「古い城」も2通り。オーケストラといっても、コンピューターによるサンプリングとのことで(日本版ライナーノート、pp.13-14)、エレクトリック・バンドとオーケストラが協演する時にありがちな肌合いの違和感はあまり感じられません。
こちらも参照
 
 
こちら'castle in Spain'という成句について触れましたが、そう言えば
Jimi Hendrix Experience, Axis : Bold as Love, 1967(邦題:ジミ・ヘンドリックス、『ボールド・アズ・ラヴ』)(7)
のA面3曲目は
"Spanish Castle Magic"(「スパニッシュ・キャッスル・マジック」)でした。このアルバムにはさらに、B面2曲目に"Castles Made of Sand"(「砂のお城」)が収められています。

7. 『文藝別冊 総特集 ジミ・ヘンドリックス』(KAWADE夢ムック)、河出書房新社、2004、p.147。→こちらも参照
Klaus Schulze, Irrlicht, 1972(邦題:クラウス・シュルツェ『イルリヒト(オーケストラとE.マシーンズの為の4次元的交響曲)』)(8)
のCDに収録されたボーナス・トラックが
"Dungeon"(「地下牢」)でした。24分にわたって電気的な持続音(ドローンと呼んでいいのでしょうか?、中ほどで少し変化します)が空間の地平を形づくり、少し遠目でやはり電気的なぴょろろ~んといったソロだか音が鳴るといった曲です。
 余談ですが「ダンジョン」の語はゲーム等ですっかりお馴染みになりましたが、仏語版ウィキペディアによると(→こちらを参照)仏語の"donjon"は主塔、天守を意味し、また特に孤立させておくべき囚人のために用いられることもあったとのことです。英語でも中世には〈主塔〉の意味でしたが、後にもっぱら地下牢を指すようになったという。そのため日本語版ウィキペディアの「ダンジョン」(→こちら)から対応する仏語頁に飛ぶと、"donjon"ではなく"oubliette"が開くのでした(→こちら)。英語頁は"dungeon"です(→こちら)。ジャン・メスキ、『ヨーロッパ古城物語』、2007、pp.116-121:「ドンジョン、あるいは最後の避難所」、および pp113-116:.「地下道、あるいは『城の謎』」「地下の城」も参照.
なお「ウブリエット」の語には『ラビリンス -魔王の迷宮-』(1986)でお目にかかりました(→こちらを参照)。


 
8. 『ジャーマン・ロック集成 ユーロ・ロック集成2』、マーキームーン社、1994、p.90。
 
日本のバンドに戻ると;
アウターリミッツ、『少年の不思議な角笛』、1986(9)
B面2曲目が
"Out of the Old Castle"

フロマージュ、『オフェーリア』、1988/1994(10)
の6曲目が「
水晶(ガラス)の城」

マージュリッチ、『悲劇の泉』、1995(11)
2枚組みの内2枚目の4曲目が
"Haunted Mansion"

ちなみに先立つ
マージュリッチ、『真実の指輪』、1992
の3曲目は"The Haunted Woods"(「魔物の森」)でした。

美狂乱、『狂暴な音楽』、1997(12)
4曲目が「狂暴な砦」。
ちなみに本曲ではそうでもありませんが、アルバムの随所でメロトロン(らしき音)が前面に出ます。ところどころでマリンバもころころ転がります。


やはり日本のバンド
Electric Asturias, Fractals, 2011(13)
の3曲目が
"Castle in the Mist"。器楽曲です。

 
9. ヌメロ・ウエノ、たかみひろし、『ヒストリー・オブ・ジャップス・プログレッシヴ・ロック』、マーキームーン社、1994、pp.50-53。舩曳将仁監修、『トランスワールド・プログレッシヴ・ロック DISC GUIDE SERIES #039』、シンコーミュージック・エンターテイメント、2009、p.143。

10. ヌメロ・ウエノ、たかみひろし、『ヒストリー・オブ・ジャップス・プログレッシヴ・ロック』、マーキームーン社、1994、pp.173-174。舩曳将仁監修、『トランスワールド・プログレッシヴ・ロック DISC GUIDE SERIES #039』、シンコーミュージック・エンターテイメント、2009、p.169。 

11. cf., ヌメロ・ウエノ、たかみひろし、『ヒストリー・オブ・ジャップス・プログレッシヴ・ロック』、マーキームーン社、1994、p.224。

12. 舩曳将仁監修、『トランスワールド・プログレッシヴ・ロック DISC GUIDE SERIES #039』、シンコーミュージック・エンターテイメント、2009、p.169。『ユーロ・ロック・プレス』、vol.44、2010.2、p.164。→こちらも参照

13. 『ユーロ・ロック・プレス』、vol.51、2011.11、p.23。
古城に関わるものではありませんが;
Morte Macabre, Symphonic Holocaust, 1998(邦題:モルト・マカブル『シンフォニック・ホロコースト』)(14)
全8曲中、ラストのタイトル曲以外はホラー映画のテーマ曲をアレンジしたもので、そのいずれでもメロトロンが大盤振舞されています。


Kate Bush, Lionheart, 1978(邦題:ケイト・ブッシュ『ライオン・ハート』)
セカンド・アルバムのB面ラストは"Hammer Horror"(「ハンマー・ホラー」)
こちらにも挙げておきます
こちらも参照
 
14. 『ユーロ・ロック・プレス』、vol.22、2004.8、p.63。
 
ちなみに美術に関する旧拙稿で古城ネタに交わるものとして、「階段で怪談を」(<美術の話)以外に、前の職場のサイトに載せてもらっているものは;
第2回具象絵画ビエンナーレより+ミニ用語解説《カプリッチオ》+館蔵品から/表紙/裏表紙解説」、『友の会だより』、no.15, 1987.7.10 [ < 三重県立美術館のサイト
 
シャルル・メリヨン《プティ・ポン》(館蔵品から)」、『ひるういんど』、no.20、1987.8 [ < 同上]
常設1995年度第3期』、1995.9、:■第1室:昭和前期の洋画 [ < 同上]
シャルル・メリヨン《プチ・ポン》《ノートル=ダムの給水塔》《ノートル=ダム橋のアーチ》《塔・医学校通り》」、『コレクション万華鏡-8つの箱の7つの話』、1998.9 [ < 同上]
プチ・ポン拾遺-メリヨンとマティス-研究ノート」、『ひるういんど』、no.69、2000.3 [ < 同上]
マティスのノートル=ダムの塔の上─プチ・ポン拾遺の拾遺─(研究ノート」、『ひるういんど』、no.70、2001.2
前田寛治《風景》」、『
友の会だより』、no.72、 2006.7.10 [ < 同上]
シャルル・メリヨン《プチ・ポン》」:美術館のコレクション・パンフレット 2007年度第3期展示、2007.10.2 [ < 同上]
出品目録+ガイド」、移動美術館 員弁コミュニティプラザ:『建物のある風景』、2008.11.12 [ < 同上]

次の2つはまあ…ということで;

とくべつふろく」、 『子ども美術館Part2 こわいって何だろう?』ガイドブック、1997.7 [ < 同上]
おすすめの美術館(2) ビリャファメース民衆現代美術館(スペイン)、他」、『学芸室だより』、2009.2.16 [ < 同上]


次の2つもまあまあ……ということで;
いくつかの噂の顛末」、『HILL WIND』、no.2、2003.12 [ < 同上]
初めての展覧会:幻の展観の巻」、『学芸室だより』、2005年12月(第6回) [ < 同上]


古城がらみというわけではありませんが、怪奇映画・怪奇小説に関わって;
吸血鬼は十字架を恐れるか?-ビクトル・ミラ『神に酔いしれて』をめぐって(上)-『100の絵画・スペイン20世紀の美術』展より-」、『ひるういんど』、no.37、1992.1 [ < 同上]
吸血鬼は十字架を恐れるか?ビクトル・ミラ『神に酔いしれて』をめぐって(下)-『100の絵画・スペイン20世紀の美術』展より-」、『ひるういんど』、no.46、1994.4 [ < 同上]

 2014/08/05 以後、随時修正・追補
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