レジナルド・ピラーノ・ダ・モノーポリ(レギナルドゥス・ピラムス・デ・モノーポリ)と一名の助手 アリストテレース『ニコマコス倫理学』への挿絵(フォリオ45裏の上半) 《スフィンクスと理性の擬人化》1500年以前

レジナルド・ピラーノ・ダ・モノーポリ(レギナルドゥス・ピラムス・デ・モノーポリ、生没年不詳)と一名の助手
《スフィンクスと理性の擬人化》(フォリオ45裏の上半)
アリストテレース『ニコマコス倫理学』への挿絵
南イタリア
1500年以前
42.0~42.5 x 28.5cm
ウィーン、国立図書館


PIRANO, Reginaldo da Monopoli (Reginaldus Piranus de Monopoli) et un assistant
Sphinx und Personifikation der Ratio
Miniatur zur Nikomachischen Ethik des Aristoteles, Folio 45 verso
Sud de l'Italie
avant 1500
42.0~42.5 x 28.5 cm
Wien, Õsterreichische Nationalbibliothek (Cod. Phil. Gr. 4,45 v)


ページ全体 アリストテレース『ニコマコス倫理学』第6書タイトル・ページ(フォリオ45裏)
レジナルド・ピラーノ・ダ・モノーポリ(レギナルドゥス・ピラムス・デ・モノーポリ、生没年不詳)と一名の助手 アリストテレース『ニコマコス倫理学』への挿絵 フォリオ45裏 1500年以前
Cf., Demisch (Heinz), Die Sphinx. Geschichte ihrer Darstellung von den Anfängen bis zur Gegenwart, Stuttgart, 1977, p.172 / Abb.475

Ingo F. Walther, Norbert Wolfr, traduit par Wolf Fruhtrunk, Codices illustres. Les plus beaux manuscrits enluminés du monde 400 à 600, Taschen, 2005, pp.406-407


伊藤博明、「第6章 ボマルツォの驚異 - 『聖なる森』のマニエリスム的世界」(金山弘昌責任編集、『憧憬のアルストピア パラッツォ・デル・テ『クピドとプシュケの間』からボマルツォ『聖なる森』へ』(イタリア美術叢書Ⅲ)、ありな書房、2020)

中に、

「レジナルド・ディ・ナポリが1495年頃に描いた、アリストテレス『ニコマコス倫理学』のためのミニアチュールでは、〈倫理〉の擬人像である女性の膝の上に小さなスフィンクスが載っており、ここでスフィンクスは『賢慮』を寓意する存在である」(p.240)

とありました。図版は掲載されていませんが、本作品のことと見てよいでしょうか? レジナルド・ディ・ナポリ(Reginaldo di Napoli ?)のことも今のところ不詳。
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