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オセロ *
The Tragedy of Othello : The Moor of Venice
    1952年、USA、イタリア、モロッコ、フランス 
 監督   オーソン・ウェルズ 
撮影   アンキーゼ・ブリッツィ、G.R.アルド、ジョージ・ファント、
アルベルト・フーシ、オベルダン・トロイアーニ
 
編集   Jenö Csepreghy(ジョン・シェプリッジ)、レンツォ・ルチーディ、
ウィリアム・モートン、ジャン・サシャ
 
 プロダクション・デザイン   アレクサンドル・トローネル、ルイジ・スカッチャノーチェ 
    約1時間30分 
画面比:横×縦    1.37:1 
    モノクロ

DVD
* [ allcinema ]では『オーソン・ウェルズのオセロ』

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 『マクベス』(1948)に続くオーソン・ウェルズによるシェイクスピアの映画化2本目となります。『マクベス』では岩山を刳りぬいたかのようなお城が印象的でしたが、あそこまで特異でないにせよ、本作のお城成分はかなり濃い。超自然現象こそ起きませんが、お城の大盤振舞映画としてはローレンス・オリヴィエの『ハムレット』(1948)とためを張ると見なしても過言ではありますまい。他にはたしか『蜘蛛巣城』(1957)やポランスキーの『マクベス』(1971)くらいしか憶えがないのですが、シェイクスピアはひょっとすると古城と相性がいいのでしょうか。グリーナウェイの『プロスペローの本』(1991)も見たはずですがまるっきり記憶がない。
 さて本作ではいくつもの階段や廊下、列柱の間などが出てくる城内もさることながら、城壁周りの歩廊や階段、二種の坂など城に接した屋外部分の比重が小さくありません。かつ、『マクベス』でのどよ~んとした空とは対照的に、モノクロで見ても紺碧の空と呼びたくなるような明るさが支配的です。夜のはずなのに昼間にしか見えない場面はもともとなのか、手もとのソフトの原版のせいなのか。加えて城壁の向こうにはしばしば海のひろがりが見えます。『マクベス』とはまったく異なる形ではあれ、自然の荒々しさという点では通じるところがあるのかもしれません。
 他方屋内での陰影の濃さは相変わらずというか、むしろ昼の空の明るさが屋内の薄暗さを強めていると見なせるでしょうし、カメラは上になり下になりもすれば、前景と後景が強く対比されたりもします。さらに一部を除いて城内での空間どうしの位置関係、そもそも主な棟はどこなのか、城壁や棟どうしの関係などよくわかりませんでした。とまれ本作をウェルズにおける古城映画的要素の集大成と呼ぶことはできるのでしょうか。


  [ IMDb ]には本作のロケ先としてヴェネツィアを始めとするヴィテルボ、ローマなどイタリア各地以外にモロッコから、マラケシュの西、大西洋岸沿いのモガドール Mogador こと現エッサウィラ、その北のやはり中部海岸のサフィ Safi、そのさらに北でやはり沿岸のマザガン Mazagan (マサガン)ことアル・ジャディーダ、エッサウィラから南の海岸沿いのアガディール Agadir が挙げられています。作中でも印象的な地下貯水槽はアル・ジャディーダにあるという。Google などでちらちら見るとエッサウィラに1506年、ポルトガルによって築城された Castelo Real なども撮影に用いられたようです。憶えのある方はぜひご確認ください。
 また美術を担当したアレクサンドル・トローネルは『天井桟敷の人々』(1945、監督:マルセル・カルネ)などで知られ、後にはハワード・ホークスの『ピラミッド』(1955)、ビリー・ワイルダーの『昼下がりの情事』(1957)や『アパートの鍵貸します』(1960)、『シャーロック・ホームズの冒険』(1970)なども担当したということです。

 上下逆さになった男の顔が真上から見下ろされる。亡骸です。柩が持ちあげられ、運ばれます。ゆるく右上がりの斜面をシルエット化した柩運び人たちがのぼっていく。後ろには葬列が続いていますが、やはり皆シルエットと化しています。もう一組葬列があります。こちらの亡骸は女性でした。離れつつ交わろうとする二組の葬列をカメラは引きで、時にアップでとらえる。斜めになったりもします。
『オセロ』 1952 約3分:葬列とその影、上から 城壁や角塔、また葬列の影が濃く、よく晴れていることを示しています。
立方体の檻に男が入れられ、鎖で宙に吊りあげられます。カメラは上から下からそれを捉える。角塔を四隅と中央に擁する城壁がありました。ここまでで約4分、続いてオープニング・クレジットとなる。

 本篇が始まると、最初の舞台はヴェネツィアです。よく見かける宮殿正面、水路と橋、玄関前の幅広階段などが次々に登場します。デスデモーナ(シュザンヌ・クルティエ)が螺旋階段を駈けおりたり、
兵たちが屋外に面した螺旋階段を駈けおりたりする。 『オセロ』 1952 約7分:ヴェネツィアの螺旋階段
屋内に入れば天井は格子張りです。
しかしとりわけ印象的なのは、イアーゴー(マイケル・マクラマー)とロダリーゴ(ロバート・クート)が話しながら通る、水路に沿って奥へ伸びる長い回廊でしょう。 『オセロ』 1952 約14分:ヴェネツィア、運河沿いの歩廊
二人の背後に捻り柱が見えたりします。

 約16分、舞台はキプロス島に移ります。雷が鳴り風が吹きすさび、波は荒れる。城塞の鋸歯胸壁は幅が広い。
 オセロ(オーソン・ウェルズ)率いる艦隊が帰還します。交叉する城壁が上から見下ろされ、城壁を支える崖の下に船着場がある。そこから階段をのぼると、高い城壁の基部に設けられた半円アーチ口に達します。その右へ城壁に沿った道が伸びている。扉口が上から、斜め下から捉えられます。
 扉口を入った中、螺旋階段をのぼってくるオセロが上から見下ろされる。階段から出るといったん城壁の上です。向かい上にも別の城壁があり、扉口が見えます。そこにデスデモーナがいる。合流する二人ですが、オセロの右後ろには兵の影、デスデモーナの後ろではいくつも旗の影が風になびいています。

 晴れ渡った空の下、城壁がいくつか交わり、高さの違いで段をなしています。太めの円塔も並んでいる。
『オセロ』 1952 約19分:城壁と壁沿いの階段 ある城壁には壁に沿った下り階段があります。
『オセロ』 1952 約16分:城壁、円塔と宙吊りの檻 空っぽの檻が上から吊されている。
壁沿いの階段は後に何度か登場しますし、吊り檻は冒頭に出てきたものでしょう。こちらも後に何度か現われます。
 城壁の内側、下方は通りになっていて賑やかです。城壁が交わっている。左の城壁の下方では半円アーチ口が並んでいます。
『オセロ』 1952 約22分:長い坂 その右の通りの右、幅の広い斜面がのぼっています。左は欄干、右は壁で、けっこう長い。坂の表面が明るく反射しています。
『オセロ』 1952 約20分:多聞櫓 のぼった先の左には上半が木造で横長の多聞櫓のようなものが見えます。
この坂はなかなか印象的でした。
 坂の下にイアーゴーとロダリーゴがいる。昼間のように見えますが10時だという。夜ということのようです。
 上からキャシオー(マイケル・ローレンス)が下りてくる。彼が見上げると円塔の窓に灯りがともっていました。そこはオセロとデスデモーナの部屋です。室内にカメラは移るも二人の姿は壁に落ちる影でのみ表わされます。下からの視角です。

 賑やかな通りです。戦勝祝いということで、酒に歌、女たちもいる。ロダリーゴはイアーゴーに唆されて、酔ったキャシオーに喧嘩をふっかける。
 二人を追ってイアーゴーたちが幅の狭い下り階段を下りてきます。おりきって左の扉を開くと、約27分弱、頂きで幾本ものアーチを開花させた柱が立ち並ぶ、薄暗く広い空間です。床は水に覆われています。おそろしく印象的なこの空間が、先に触れたアル・ジャディーダの地下貯水槽周辺なのでしょう。
 ロダリーゴが奥に逃げます。
彼が手前へ来たカットに切り替わると、柱の上で四方に広がるリヴがいくつも水面に映っています。 『オセロ』 1952 約26分:地下貯水槽
何度かカットが重ねられ、その後奥の壁に開いた扉口から右下へ階段がくだり、踊り場をはさんでまた右下へ、そこで水面に達する眺めが出てきます。ここが入口らしい。 『オセロ』 1952 約27分:地下貯水槽入口の階段
 ロダリーゴは天井に暗い大きな円のあるところへ出ます。その真下にも低い塀に囲まれた円がある。
 天井の円は上の地表に抜けていました。
『オセロ』 1952 約27分:地下貯水槽の地表での大井戸、手前に城壁のアーチ カメラが下向きになると、まず城壁の上に集まる群衆、次いで城壁の下にあるアーチがとらえられる。アーチの向こうに地表の大井戸がありました。さらにその向こうには欄干が横に伸びています。湾曲しているように見える。その向こうが海です。
今度は地下から、天井の上、大井戸の縁に集まった群衆が見上げられる。 『オセロ』 1952 約27分:地下貯水槽の地表での大井戸を地下から
 地上では兵たちが走るさまが格子越しにとらえられます。水平のショット、斜めのショット、傾斜が逆になった斜めのショットと続く。
『オセロ』 1952 約27分:街路、上から 次いで街路がかなり上から見下ろされます。左の壁は下半で角をまたいで方形に突きでている。その右の通りは欄干で区切られ、折れ曲がっているように見えます。通りの右は壁の高い位置に通路があり、やはり人がいる。
 オセロたちの部屋が俯瞰されるカットをはさんで、また地下に戻れば、水面に天井の井戸が映っています。しかし乱闘する二人の足で像は散らされます。約28分、奥の壁の階段にオセロでしょうか、将軍が下りてきて喧嘩を止めるのでした。
『オセロ』 1952 約28分:城の前面(?)、やや下から  屋外の幅広階段にオセロが立つ。背後の壁には上部に装飾的な桟のある半円アーチ窓が2つ並んでいます。壁の上は鋸歯胸壁が走り、左端は角塔でしょうか。
オセロの位置の向かいには壁と門があります。門の奥はすぐ壁になる。
 階段をあがった先、壁に開いた門の右に装飾を施されたアーケードもありました。オセロとデスデモーナが階段をあがってそちらに向かいます。仰角です。
『オセロ』 1952 約30分:半円アーチの連なりと階段  やや狭い階段の上、半円アーチの向こうにオセロがいます。天井はなく、さらに奥で半円アーチの梁が2つ連なっている。その向こうはすぐに壁です。左も壁でした。
 浜辺のテントにいる兵たちが俯瞰された後、地下の大井戸のそばに犬を連れた男が引きでとらえられます。後に犬連れという点から、男はロダリーゴだったらしいとわかります。
『オセロ』 1952 約31分:狭い階段と半円アーチのトンネル  粗石を積んだ壁が斜め下から捉えられます。下に半円アーチがあり、トンネルが続いている。その前にキャシオーがいました。その左、左上がりの急な階段があり、10段ほどで右に折れます。折れたところにイアーゴーがいます。彼が階段をおりかける様子が下から、また戻る様子が上からとらえられます。
 手前から奥へ城壁上の通路が伸びている。奥で左に曲がり、向こうに鋸歯型胸壁が見える。その先は海です。通路の左は腰の高さほどの欄干で区切られ、右にはより低い欄干が走っています。その右で狭い溝か何かをはさんで城壁となる。ロダリーゴが犬を連れていました。奥の角にイアーゴーがいます。その位置から向こうを見ると、溝の向こうの城壁は左半が粗石積み、右で少し前に迫りだして白壁となっています。
 二人は海に面した胸壁の方へ行きます。下から見上げられたイアーゴーの左背後に角塔が見える。
『オセロ』 1952 約32分:二つの棟の間、宙吊りの檻  イアーゴーは奥へ去り、小さくなってシルエット化します。右の壁の上の方に小さく、からの檻が吊りさがっている。左の壁は粗石積みで、半円、角、少し高い角の棟と続きます。
 約32分、古城映画的山場です。オーヴァラップして風にはためく旗が映されます。続いて多くの旗、集合する兵たち。奥の方形の棟は、四隅上部に丸い小塔がついていました。
 デスデモーナが広いバルコニーにいるところを仰角で、兵たちの間を進んでくるオセロが俯瞰でとらえられます。オセロが下から見上げられると、右上に木造の多聞櫓が見え、その左には上りの階段がありました。
『オセロ』 1952 約33分:長い坂(その二?)  約33分、坂の上にデスデモーナがいます。そのもとからキャシオーが奥へ去っていく。オセロとイアーゴーが下からとらえられます。坂の上は左に鋸歯型胸壁のある通路が見えます。
 約34分、デスデモーナは坂を下へ、オセロとイアーゴーは上へのぼる。
『オセロ』 1952 約34分:城壁上の歩廊 坂の上では、坂に向かって右に胸壁、坂の上の右奥は低い塀で仕切られた区画があり、3段分ほど高い。この区画の右端には円形の小塔がある。坂と区画の間も、やはり3段分ほどのぼって奥へ通じています。
 二人は左から右へ歩いていきます。この歩廊はそこそこ幅があるようです。右の狭間には所々大砲が設置してありました。空は晴れ、向こうは海です。カメラは二人の左すぐ前で並行して後退していきます。これがけっこう長く続く。最後にイアーゴーが追い越しますが、背後には歩廊がまだ伸びています。胸壁の影と狭間からの光が床で縞をなしていました。

 約37分、古城映画的山場はまだ終わりではありません。ここから屋内篇となる。
二人が歩廊の右にあった小さなアーチ口から入ってくるさまが、屋内からとらえられます。左から右へ進むその手前に槍が立ち並んでいるようです。  『オセロ』 1952 約37分:城への入口 槍の列
廊下の先でオセロが鎧を外す一角では、オセロの左背後の煉瓦の柱に怪物像が飾ってありました。
イアーゴーの右後ろは奥へ伸びており、低めでアーチがいくつも横切っています。明暗が交互に並んでいる。少し斜めに見えます。この廊下(階段?)の先が気になって仕方がありません。 『オセロ』 1952 約37分:右奥へ下り階段(?)
二人はさらに右へ進む。奥にのぼり階段が見えます。階段の上がどこに通じているのか、気になって仕方がありません。 『オセロ』 1952 約38分:左奥へ昇り階段
 手前右の狭い一角では、奥の壁に丸い鏡がかかっていました。幅の広い縁が規則的に半円で穿たれたその形状は、ヤン・ヴァン・エイクの《アルノルフィーニ夫妻像》に登場する凸面鏡を連想させずにいない(すぐ下の挿図、ないし→こちらの拡大画像を参照)。前にオセロが立つと、暗い鏡面に像が映ります。凸面鏡ではなく平面鏡のように見えますが、定かではない。縁の突きでた部分にもヴァン・エイクの凸面鏡同様、1つずつ円形が配されていますが、凹んでいるだけのようです。 『オセロ』 1952 約38分:円型鏡
ヤン・ヴァン・エイク《アルノルフィーニ夫妻の肖像》1434
ヤン・ヴァン・エイク
《アルノルフィーニ夫妻の肖像》
1434

 
 ヤン・ヴァン・エイク《アルノルフィーニ夫妻の肖像》1434 細部(凸面鏡)
同細部

* 画像をクリックすると、拡大画像とデータが表示されます。 
 円鏡の右の角には柱頭付きの柱があり、柱身に螺旋状の溝が刻まれています。その右の壁の低い位置には半円の壁龕が穿たれ、箱が置いてある。
 カットが換わると、画面右端に螺旋刻みの柱がアップとなり(追補:→「捻れ柱 - 怪奇城の意匠より」の頁も参照)、その左には天井が半円ののぼり階段、階段入口の上の壁に格子の濃い影が落ちています。少し前に出てきた階段と同じものなのでしょうか。 『オセロ』 1952 約38分:右に円柱、左に昇り階段と斜め格子の影
 また切り替わって、画面右下に大きく同型の鏡がやや斜めで配され、オセロの像が映っている。その向こうに石板をはさんでイアーゴーがいます。左には螺旋刻み柱。
 続いてオセロの右下に鏡の裏面があります。最初の鏡は壁に細い鎖で吊られていたので、どうも向かいに別の鏡があるということらしい。
 斜め格子越しにオセロが左から右へ進む。階段を下りているらしい。奥に大窓が見えます。イアーゴーは手前右から出て左へ少し奥に進みます。左の壁に布が掛けられている。
オセロは壁の前を右から奥へ、その右に少しおいて左下がりの壁がある。上方では左の壁と右の壁を結ぶ梁が何本かありました。梁の上は空に抜けている。下で奥に3段のぼりとなります。手前の扉口から出てくるイアーゴーが引きでとらえられます。左の壁のかなり上方にはアーケードがある。 『オセロ』 1952 約39分:右奥に壁と壁の間の通路のある空間、やや下から、左手前に扉
イアーゴーが出てきた扉の左には斜め格子をはめた窓、扉の上に小アーケード、扉の右に少しおいて2連尖頭アーチとなります。この部屋の右奥、天井のない通路の手前で壁にオセロが寄りかかる一方、左奥には狭いのぼり階段がありました。どこに通じているのでしょうか。手前からデスデモーナと彼女付きのエミリア(フェイ・コンプトン)が奥へ進む。イアーゴーが退くと、しばらく壁に濃い影のみが残ります。 
 なお椅子もテーブルも見当たらないこの部屋がどんな機能を有しているのかよくわからないのですが、とまれこの後も何度か登場し、つまるところ本作の中では城内での中枢的な位置を占めることになるでしょう。 『オセロ』 1952 約39分:扉の上に小アーケードのある広間
 オセロは気遣うデスデモーナの手を振り切って部屋を出、奥の壁にひしゃげた斜め格子の影が錯綜して落ちるところを数段下り、円形鏡の前に戻ります。前に出てきたものとは位置が違うような気もしますが、定かではない。鏡面に追ってきたデスデモーナの姿が映る。凸面鏡のようです。 『オセロ』 1952 約40分:壁と台に二つの円型鏡
オセロの顔が映るアップを経て振りかえると-この時鏡にはオセロの頭部背後と小さくデスデモーナが映っています-、デスデモーナの位置は数段高い。彼女のすぐ左で柱から四方に半円アーチが咲きでており、その奥にも数本4アーチ柱が覗いています。左右の壁にはひしゃげた斜め格子の影が落ちる。 左手前からオセロがあがって、いったんデスデモーナを抱きしめますが、放して手前を右へ進む。奥はいくつもアーチが交叉する列柱の間です。先にカーテンで仕切られたその奥はベッドでした。左に装飾的な窓の桟の影が落ちています。
 デスデモーナは左から右へ進む。左奥にのぼり階段が見えます。斜め格子の影が落ちる壁を経て、さらに右奥へ、交叉アーチの列柱の間です。右で1段上がり、さらに右へ、カメラは左から右へ流れますが、デスデモーナとの距離は開いていきます。
 ここまでで約40分でした。
 なお小アーケードの部屋からつながっている列柱の間は、地下貯水槽まわりとも通じる印象的な空間ですが、基本的には通り過ぎられるだけです。だからこそいっそう印象的なのかもしれない。


 屋外です。左下がりの階段を手前に、その向こうにエミリアがいます。彼女はイアーゴーの妻でした。階段の上からイアーゴーがおりてくる。階段の上にある扉を見上げます。イアーゴーはエミリアにデスデモーナのハンカチを取ってくるよう頼んでいたのでした。
 薄暗い列柱の間です。左奥からデスデモーナが出てきます。カメラは斜めになっている。切り替わると手前で背を向けています。奥にオセロがいる。この2つのカットが反復されます。
 オセロは手前右から左に進む。奥にデスデモーナがいます。切り替わると手前右でデスデモーナが背を向けている。左にオセロの背が配されます。右奥に上りの階段が見える。オセロは手前右から左へ動きます。上りの階段は今度は奥の左寄りに見える。
『オセロ』 1952 約41分:列柱の間
カットが切り替わって左向きのオセロのアップ、また切り替わってデスデモーナとなります。イコンを飾った壁近くの扉をデスデモーナが閉じます。

 屋外です。明るい。手前をオセロが左から右へ横切る。アーチの奥に壁が覗いています。壁の上方は凹んで2連アーチが配されている。奥からイアーゴーが出てきます。
『オセロ』 1952 約41分:階段の上に城の出入口 彼が右に振り向くと、奥の壁の上方に扉があり、そこにデスデモーナがいる。扉から右下がりの階段がおりています。仰角です。画面左下にイアーゴーの後頭部が配される。左の壁、頭より少し高いところから方形の塊が2つ突きでています。
 イアーゴーは左の方へ進む。左半にアーチ、その右は奥へ狭い通路が伸びているらしい。すぐ右が壁になっています。
『オセロ』 1952 約41分:城壁上通路への狭い斜面ないし幅広階段 カメラが右から左へ動くと、アーチの向こうが上り坂であることがわかります。斜面第2(?)号です。幅は狭く、坂は数段に区切られている。左右を分厚い欄干が区切っています。坂を登った先にオセロがいる。そこから左右に通路が伸びているようです。
 イアーゴーにオセロが迫ります。下は絶壁です。オセロは逆光になっており、縁のみ明るい。二人は左になり右になりします。イアーゴーの勢いが盛り返します。
 二人の背後で壁の角に大きな聖母子像が飾ってありました。その右下に扉があり、そこから右下へ階段がおりています。オセロは扉から中に入る。扉と階段の配置は前に出てきたものと同じですが、聖母子像は見えなかった。同じ場所と見てよいのでしょうか。また階段上の扉は城内のどこに通じているのか。


 壁と壁の間の狭い路地、その奥からイアーゴーが出てきます。左の壁は粗石積み、右の壁は表面がざらざらです。右手前で男二人が歌っている。その向こうで右に入ります。
 人だかりの多い狭い通りです。背を向け奥へ進む。キャシオーの部屋の窓へデスデモーナのハンカチを投げいれます。
『オセロ』 1952 約46分:湾曲する高い壁  湾曲しているように見える高い壁です。下に小さく、左から少年が進んできます。ターバンを巻いた小姓のようです。右からデスデモーナがやって来て落ちあいます。
 粗石積みの部屋です。太い柱の右奥に方形の扉口があり、その向こうに右上がりの階段が見えます。そこに少年がいます。柱の右にデスデモーナがおり、少年をさがらせた後左へ向かいます。
 奥に窓のすぐ手前に机があり、そこにオセロがいます。槍の列越しにデスデモーナが右から左へ進むさまが、上から見下ろされる。カメラも並行しています。奥には鎧が並んでいる。前にオセロとイアーゴーが城壁上の歩廊から入ってきたところなのでしょう。
 話す二人が切り返されます。カメラは斜めになっている。オセロは上から、デスデモーナは下からとらえられます。


 約48分、扉の上に小アーケードのある部屋です。デスデモーナとエミリアが話しながら手前に出ます。奥からイアーゴーが出てきます。壁に影が落ちる。最初イアーゴーのものかと思いましたが、キャシオーのようです。この場面ではその姿は映りません。
『オセロ』 1952 約48分:城壁上(?)の装飾的なアーケード  城壁の高い位置にあるらしき装飾的なアーケードが下から引きでとらえられます。人物二人はデスデモーナとキャシオーらしい。喇叭の音がかぶさります(追補:この開廊はラーツィオ州ヴィテールボにあるパラッツォ・デイ・パピ(教皇の宮殿)のものと思われます。陣内秀信監修、大槻武志編著、『建築と都市の美学 イタリアⅢ 優美 ロマネスク・ゴシック』、建築資料研究社、2000、p.Ⅲ-89)。
 粗石積みの壁の狭い螺旋階段をイアーゴーがおりてくる。この階段はどこにあるのでしょうか、気になります。左から右に回ると、ずっと下にオセロがいました。
 オセロの後頭部を手前に、上階の半円アーチの下にイアーゴーがいます。奥へ引っこむ。 『オセロ』 1952 約49分:粗石壁の螺旋階段、上に開口部 下から
オセロは左へ振り返ります。
 また高所の装飾的アーケードが引きで見上げられる。同じアーケードでしょうか、それ越しに到着したヴェネツィアからの船が映ります。狭い通りを人々が奥へ向かう。
『オセロ』 1952 約49分:屋外の狭い階段  屋外の狭い階段です。
オセロとイアーゴーがいる。斜めに上から見下ろされます。
 階段をあがった上の歩廊でイアーゴーとキャシオーが話します。下の階段に潜んだオセロがその話を盗み聞きしている。また斜め上から見下ろされます。
『オセロ』 1952 約52分:格子とその影  格子越しにオセロが捉えられます。格子の影が向こうに落ちています。天井部分は太い梁から出る細い梁が交叉するというもので、屋根はかかっていないようです。
『オセロ』 1952 約52分:扉口と昇り階段、やや上から  半円アーチの扉口がかなり斜め上から見下ろされます。そこからデスデモーナとエミリアが出てくる。出てすぐ前があがり階段になっています。そこをのぼる。
『オセロ』 1952 約52分:海沿いの城壁(?)  画面右手前にオセロの背が配され、左手前には欄干の角、濠をはさんで向こうに左奥から右手前に長く壁が伸びている。その下方にいくつか半円アーチがあり、その一つからデスデモーナたちは出てきたのでした。かなり小さく見えます。壁は海沿いの城壁のように見えますが、そこから出てきたとすると、中はどうなっているのでしょうか。
 オセロが正面向きになると、少し左奥に扉のついた棟がある。そのあたりからイアーゴーが進んできます。右奥にも欄干があり、その向こうで波が跳ねている。

 めまぐるしく切り換えられるカットに続いて、
『オセロ』 1952 約54分:木組みを屋根代わりにした街路、上から 約53分、右に振り向くと、屋根なしでやや乱雑に細い木柱を梁代わりに低く渡した通りを、オセロとイアーゴーが左から右へ進みます。最初はかなり上からの視角で、地面は砂のようです。
カメラは右から左へ回った後、二人の右前から後退しつつ併走する。先の城壁上歩廊の場面と対をなしているわけですが、あれほど長くは続かない。すぐ向こうの白い粗壁に落ちた天井代わりの柱の影がえらく錯綜しています。
『オセロ』 1952 約55分:木組みの影 オセロが左へ去った前後で、何度か画面は格子の影のみになる。
 角塔周辺をカメラはかなり下から左から右へ回ります。鳥の舞う青空が映る。オセロが地面で仰向けに横たわっています。空に続いて、城壁の上にいる人々がほぼ真下からとらえられる。オセロが起きあがると、カメラも角塔付近を映しながら、体の向きと同じ角度でぐるりと回ります。
『オセロ』 1952 約55分:城壁上の歩廊、上から 左上に斜面  城壁上の幅の広い歩廊で兵士たちが海側を見ようと集まってくるさまが俯瞰される。
それを見下ろすオセロは、下から逆光でとらえられます。
 船が接岸する。手前をオセロの頭部が左から右へ進みます。向こうには左からデスデモーナたちが出てきた半円アーチ口のある長い城壁、その右端に角塔、折れて右手前へ立派な石橋が伸びています。先にヴェネツィアからの使者たちが休憩するテントがありました。オセロはデスデモーナをはたきます。
 約1時間、薄暗い壁をカメラは右上から左下へ撫でる。階段沿いの壁でした。階段をオセロがのぼってきます。 『オセロ』 1952 約1時間0分:階段、上から
 アーケードのある部屋です。デスデモーナがいました。前にあるのは祭壇でしょうか。右で欄干が部屋を横切っている。祭壇の右手、欄干の左側には下りの階段があるようです。エミリアが下りていく。どこに通じているのか、気にならずにいられません。奥からオセロが進んできて、デスデモーナの背後を通り越して左手前まで回りこみます。カメラは最初少しだけ左から右へ、オセロが手前まで来ると左へ追います。
祭壇の前は6~7段のぼりになっており、祭壇に向かって右で先ほどの欄干が手前へ伸びている。祭壇の奥の壁や右手の柱には壁画が施されているようです。 『オセロ』 1952 約1時間1分:左に祭壇のある空間
オセロとデスデモーナそれぞれのアップの切り返しを経て、向きが変わって祭壇側から見ると、欄干はずっと奥まで続き、途中何本かの円柱で区切られていることがわかります。オセロが元来た方向へ戻り、振りかえると欄干の向かい、左手前に半円アーチ、その先に幅の狭いのぼり階段がありました。
カメラが引きの俯瞰になると、半円アーチは仕切りだけで、階段も数段分しかありませんでした。 『オセロ』 1952 約1時間3分:祭壇のある空間、祭壇側・やや上から
 約1時間3分、左下がりになった板張りの天井、その右下の欄干から下を覗くイアーゴーがかなり下から見上げられます。イアーゴーは奥へ退きます。
カメラは右上から左下へ流れる。左下には下りの階段がありました。 『オセロ』 1952 約1時間4分:階段、下から
その下の方で左の壁にデスデモーナが寄りかかっています。階段をおりた先、右の扉からエミリアが出てくる。
『オセロ』 1952 約1時間4分:波形紋様の広場(?)、上から  約1時間4分、かなり上からの俯瞰です。画面下・手前に2本円柱が立ち、その向こうは床がひろがっているのですが、床一杯、白い波形紋様で覆われています。そこを小さくデスデモーナが上へ進む。屋外でしょうか。手前の円柱を支える共通の基台には段差があるようで、階段の欄干らしい。
 今度は下から、欄干に円柱が並ぶ左上がりの階段が見上げられます。そこでオセロが見下ろしている。雷が鳴ります。カメラはオセロに接近していく。オセロは階段をのぼります。 『オセロ』 1952 約1時間4分:波形紋様の広場に面した(?)階段、やや下から
 画面手前を4分の1円分のアーチが大きく横切っています。向こうに左下がりの階段があり、そこをオセロは下りていく。カメラは右から左に流れます。 『オセロ』 1952 約1時間4分:アーチと向こうに階段
階段をおりると左右に廊下が伸びている。奥から光が射し、イアーゴーが出てきます。 『オセロ』 1952 約1時間4分:廊下
オセロと話した後、階段より手前を右へ曲がっていく。向こうにもアーケードがありますが、木も見える。中庭か何かなのでしょうか。突きあたりに壁があり、明るくなっています。 『オセロ』 1952 約1時間5分:奥に中庭(?)
 カメラが上から下へ首を振ります。交叉リヴの並ぶ空間です。画面手前でシルエット化したランタンか何か、左右には燭台が大きく映りこむ。奥からイアーゴーが進んできます。 『オセロ』 1952 約1時間6分:列柱の間(?) 手前にランタン(?)のシルエット
 画面手前にデスデモーナを慰めるエミリアが胸から上で大きく配される。左背後には廊下が伸び、その途中からイアーゴーが現われます。 『オセロ』 1952 約1時間7分:廊下(?) やや下から
デスデモーナを呼ぶオセロの声がする。彼は廊下の手前、狭い尖頭アーチ扉口にいました。アーチの下で手前に2段、奥には10段ほどのぼり階段があります。 『オセロ』 1952 約1時間6分:廊下(?)手前、階段からの出入口
 約1時間6分、低い幅広アーチが何本も横切る空間です。共同浴場のようです。リュートを弾く奏者がいる。このシークエンスの間ずっとリュートが鳴っています。カメラは左から右へ、いったん真っ暗になり、次いで角に寄りかかるロダリーゴを捉える。その右の扉口からイアーゴーが顔を出します。この狭い一角で、壁に下ひろがりの台形の鏡がかかっている。湯気に曇りつつロダリーゴの顔をぼんやり映します。天井は格子を渡してあるだけでした。イアーゴーが左から伸ばした腕がシルエットとなる。右にロダリーゴがいます。
 やや上から奥に伸びるアーチ天井の廊下がとらえられます。床には横に7枚ずつ板を奥方向へ敷いてありました。左右で各部屋に分かれているようです。 『オセロ』 1952 約1時間10分:公衆浴場の板敷き廊下
むく犬がロダリーゴを探します。ロダリーゴはキャシオーを殺そうとしますが果たさず、結局イアーゴーが後ろから刺す。ロダリーゴは廊下の床の板の下に隠れます。
イアーゴーは剣を板の下に何度となく差しこむ。刀身に映るのはロダリーゴの顔でしょうか。 『オセロ』 1952 約1時間12分:何度となく突かれる剣と刀身に映る像
水ないし湯がざっと上からかけられます。

 約1時間12分、夜の城壁外観が俯瞰で2カットはさまれます。からの吊り檻も映る。
次いで多重円を並べたモザイクの床が低い位置から見下ろされます。上から人の影が差し、格子戸を閉じるとその影も左から右へ滑っていきます。 『オセロ』 1952 約1時間13分:円模様(コスマテスク?)の床とそこに落ちる格子および人の影
 扉の上に小アーケードのある部屋でした。デスデモーナとエミリアがいる。デスデモーナは部屋の外から扉の左にある斜め格子越しに話す。斜め格子の交点ごとにトゲの生えていることがわかります。デスデモーナはまた入ってきてエミリアの隣に坐る。エミリアが本篇中もっとも生活感のある人物であることわかります。
 エミリアが戸締まりするのを引きでとらえます。
画面右手前には粗石積みの角柱が配される。左から人の影が落ち、カメラは右へ、柱に影が映ると接近します。 『オセロ』 1952 約1時間15分:扉の上に小アーケードのある広間の手前の壁とそこに落ちる人影
画面が影で真っ暗になる。

 約1時間15分、斜め格子越しにデスデモーナが見られます。カメラが後退すると、右の壁に人の影が落ちる。影はひろがり、いったん真っ暗になります。その間オセロのモノローグが続く。右下に彼の顔が浮かんできます。
 オセロは斜め格子から中を覗きます。カメラは右へ、今度は格子越しにオセロが捉えられる。
 列柱の間です。右奥に左上がり階段が見えます。扉を閉じてオセロが階段を下へ、おりると奥で左へ進む。祭壇の灯りを消し、手前へ来る。仰角です。手前まで来ると画面右上を除き真っ暗になります。
 カーテンを開く。横たわるデスデモーナのアップになる。ベッド頭側の奥の壁にはフランドル絵画風といっていいのでしょうか、聖母図らしきものがかけてあります。オセロはデスデモーナに白いヴェイルをかぶせる。キスするシルエットは黒い。


 約1時間20分、下から城壁を見上げるカメラは左上から右下に流れます。先に円塔があり、吊り檻も見える。
 下の通路を走る兵たちが窓格子越しに上から見下ろされる。
 ベッドの天蓋が下から見上げられ、しばらくそのままになります。モノローグ付きです。
 扉の上に小アーケードのある部屋からエミリアが呼びかけます。オセロが入ってくる。エミリアはデスデモーナのもとへ駆け寄ります。デスデモーナのカットが2度挿入されますが、なぜか2度目は画面の粒子が粗い。
 小アーケード室にいたオセロは天井がない右奥の階段をのぼりかけますが、またおりてきて寝室へ向かいます。階段はどこへ通じていたのでしょうか。
 小アーケードの部屋の右手前から人が入ってくる。
 
奥左にある開口部からイアーゴーが出てきます。開口部の向こうは下り階段のようで、他方左にはのぼり階段がありました。双方どこへ通じているのでしょうか。 『オセロ』 1952 約1時間23分:扉の上に小アーケードのある広間への階段口
エミリアはイアーゴーに駆け寄りますが、イアーゴーは先へ進む。
 部屋の反対側に格子戸があります。その向こうに来たオセロはシルエット化しています。奥から光が射しており、手前の床に縦格子とオセロの影が放射状に伸びている。格子戸の向こう、右は壁で、半円アーチ口が見えます。
 エミリアがイアーゴーを追い越して手前に出ます。手前右にアップで映りますが、陰に入る。
 格子戸側が引きになると、格子戸がおそろしく背の高いものだったことがわかります。左の壁には上方で半円アーチの開口部がある。その下、床に接して幅広アーチの開口部があり、奥に格子窓が見えます。開口部内の天井に格子の影が落ちている。 『オセロ』 1952 約1時間25分:背の高い格子戸のある壁
 エミリアはイアーゴーに刺されます。オセロは右手の半円アーチに入って自刃する。半円アーチは浅い壁龕なのでしょうか。
 オセロが足下近くから見上げられ、列柱の間の交叉リブの天井が前後にぐらぐらする。次いで円形の天窓がぐるぐるします。それを見上げるオセロのアップは、まわりが真っ暗です。天窓が開かれ、上から人々が覗きこみます。


 冒頭の葬列に戻ります。カメラは上向きから下向きになり、真っ暗な中、2~3光点が浮かび、エンド・マークが出るのでした。なお冒頭に物語の結末である葬列が描かれ、最後にまた戻ってくるという構成は、オリヴィエの『ハムレット』と同じでした。
 
Cf., 
フランソワ・トリュフォー、山田博志訳、「ウェルズとバザン」、『シネアスト』、no.2、1985.9:「特集 オーソン・ウェルズ」、pp.51-52

バーバラ・リーミング、宮本高晴訳、『オーソン・ウェルズ偽自伝』、1991、pp.365-368, 374, 380, 382-385, 397-398 など

 美術のトローネルについて;

「アレクサンドル・トローネル」、『映画のデザインスケープ 都市/フォルム/アートの読み方』、2001、pp.194-195

「LEGACY:アレクサンドル・トローネル」、『伝説の映画美術監督たち×種田陽平』、2014、pp.218-219


 原作については各種の邦訳があることと思いますが、とりあえず;

シェイクスピア、福田恆存訳、『オセロー』(新潮文庫 赤 20B)、新潮社、1973

 シェイクスピアに関連して→こちらも参照


 おまけ    ところで『オセロ』といえば、シャセリオーに表紙+15点からなる銅版画集(1844)があります。ただここでは油彩版2点を載せておきましょう。 
シャセリオー《ヴェネツィアのオセロとデスデモーナ》1850
シャセリオー
《ヴェネツィアのオセロとデスデモーナ》
1850

シャセリオー《デスデモーナ》1849
シャセリオー
《デスデモーナ》
1849

* 画像をクリックすると、拡大画像とデータが表示されます。 
 2016/3/23 以後、随時修正・追補
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