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i ~1980年代:ビッグバン、ブラックホールその他
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xix ラヴクラフトとクトゥルー神話など
xx 個々の著述家など-日本 Ⅰ(20世紀前半等)
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 Ⅵ 小説類など(承前)
xxii 個々の著述家など-日本 Ⅱ(20世紀後半等)
xxiii 日本の漫画、アニメーションその他

* そもそも西欧の近代の何たるかもよくわかっていませんが、
とりあえずその後半を大まかに20世紀あたりとしておきます。
といいつつ、前の時期・次の時期にかぶるものも出てきたりすることでしょう。
ともあれ例によって、多々誤りもあろうかと思いますが、ご寛恕ください。

Ⅰ 相対性理論以降の物理学的宇宙論など

相対性理論以降の物理学的宇宙論の解説で、日本語で読めるものだけでも、たいへんな数に上るものと思われます。以下に挙げるのはほとんどがいわゆる一般向け啓蒙書で、しかもそのほんの一部にすぎない、たまたま手にとる機会のあったものでしかありません。大まかに刊行年順に並べるのは、扱われる話題の比重の変遷のようなものが見えてきはしないかと思ってのことでした。
なお「通史、事典など」のページ、「i. 天文学史的なもの」 で挙げたものも、しばしば後半あたりが20世紀を扱っているので、あわせてご覧ください。
とその前に、一応;


アインシュタイン、内山龍雄訳・解説、『相対性理論』(岩波文庫 青 934-1)、岩波書店、1988
原著は A. Einstein, "Zur Elektrodynamik bewegter Kõrper", Annalen der Physik, vol.17, 1905, pp.891-921
まえがき//
A 動いている物体の電気力学(A.アインシュタイン) 運動学の部;同時刻の定義/長さと時間の相対性/静止系から、これに対して一様な並進運動をしている座標系への座標および時間の変換理論/動いている剛体、ならびに時計に関する変換公式の物理学的意味/速度の合成則//
  電気力学の部;真空中におけるマックスウェル・ヘルツの方程式の変換、磁場内にある物体の運動に伴って生ずる起電力の性質について/ドップラー現象および光行差の理論/光線のエネルギーの変換則、完全反射する鏡に与える輻射圧の理論/携帯電流がある場合のマックスウェル・ヘルツの方程式の変換/加速度が小さい場合の電子の力学//
B 解説(内山龍雄)/用語説明など、170ページ。

〈特殊相対性理論〉に関する最初の論文となります。

………………………

i. ~1980年代:ビッグバン、ブラックホールその他

稲垣足穂、「宇宙論入門」、『人間人形時代』、工作舎、1975、pp.151-309
1947年刊本の再録
読者に//怖ろしき未来//
「円周なき円」;円周なき円/星界幾何学の不可思議/現実界は四次元世界の断面である/無限次元の大宇宙/表面なき球//
宇宙空間の極遠;五億光年の星雲界/アンドロメダ島宇宙と三千大山世界/赤一色の秘境//
相対論による宇宙模型;「アインシュタイン模型」と「ド・ジッター模型」/フリードマン及びルメートルの「中間模型」/「宇宙の原爆発」と「飛散して行く煙火球」/宇宙飛行船から眺めた奇観//
紅の壁に囲まれた我等の郷土;ミルンの「運動学的宇宙模型」/三村博士一派の「波動幾何学宇宙模型」//
世界は神の夢である;「エントロピー増大」と「弥勒浄土」/世界は諸神が打鳴らす太鼓の音である//
後記


他に;
カフェの開く途端に月が昇った/人間人形時代

「宇宙論入門」、「カフェの開く途端に月が昇った」と次の『僕の“ユリーカ”』、「ロバチェフスキー空間を旋りて」は

『稲垣足穂全集 5 僕の“ユリーカ”』、筑摩書房、2001
に所収

足穂については→こちらも参照


稲垣足穂、『僕の“ユリーカ”』(レグルス文庫 115)、第三文明社、1979
初出は1956、単行本採録は1968、「ロバチェフスキー空間を旋りて」の初出は1964
緒言 彼らはいかにあったか/ド・ジッター宇宙模型/ハッブル=ヒューメーソン速度距離関係/附録 ロバチェフスキー空間を旋りて//
解説 宇宙論の弁護(相澤啓三)など、190ページ。


ジョージ・ガモフ、伏見康治譯、『宇宙の創造 ガモフ全集 7』、白揚社、1952
原著は George Gamow, The Creation of the Universe, 1951
まえがき//進化と恒久性;原始の年令/岩石の年令/海洋の年令/月の年令/太陽およびその他の星の年令/銀河系内星団の年令/天の川の年令//
大膨張;遠のく水平線/膨張宇宙の理論/何が宇宙を膨張させはじめたか/大圧縮の日付/膨張はいつやむだろうか/わが宇宙は有限か無限か/星雲の勘定、距離と時間との混同/膨張の初期//
原子の創成;各種の原子の天然存在量/反応平衡が凍りついたという仮説/原始原子の仮説/“アイレム”の仮説/存在量の理論曲線/軽い元素の場合//
凝縮の各段階;最初の雲/銀河系の回転と乱流/星の出現/古い星と新しい星/銀河系と星の集合/惑星系//
星の私生活;星の共棲/原子核エネルギー源/老年期の星/死んだ星//
むすび//附録など、214ページ。


荒木俊馬、『宇宙構造観』、恒星社厚生閣、1962
序//緒論;現実世界における存在ということと人間の生存/民族の生存地域の地理学を全宇宙空間に拡大して-宇宙構造論/宇宙時代/東西両洋の宇宙の定義/現代天文学でいう宇宙//
古代の宇宙観;磁化中心主義の宇宙観/旧約聖書に現われた宇宙観/神話時代のギリシャの世界構造/古代インドの宇宙観/大地が球形であることの発見/地球中心宇宙構造説//
太陽系宇宙とその開拓;コペルニクスの転向/太陽中心宇宙構造の確立/万有引力の発見/太陽系宇宙の開拓(衛星および新惑星の発見)/太陽系宇宙の開拓(小惑星発見物語)/新発見諸天体の総まとめと太陽系の詳細構造/宇宙開拓者としての人工天体/太陽系内の物質分布/彗星と太陽系の限界//
恒星界の諸相と銀河系宇宙;カントの銀河観と恒星分布論/ハーシェルの星数調査による宇宙構造/宇宙を見る眼と天界の消息をもたらすもの/恒星の種類/変光星と新星/惑星状星雲/準星/星群と星団/銀河系宇宙の構造/銀河系内における恒星の運動と銀河系の総質量//
銀河系外星雲;マゼラン雲/銀河系外星雲/系外星雲の天球分布/系外星雲の距離と大きさ/系外星雲の空間分布と宇宙の平均物質密度/星雲スペクトル線の赤色偏位と星雲の後退運動//
現代の宇宙構造論;星雲宇宙/宇宙の中心よ、どこへ行く/星雲宇宙は有限か無限か/宇宙論原理/経験と理論/相対性理論 特殊相対性理論、非ユークリッド空間と現実の時空世界、リーマン幾何学とテンソル解析、一般相対性原理、相対性重力理論/一般相対性理論に基づく宇宙構造/定常宇宙と物質の構造など、250ページ。

同じ著者による→こちらを参照


ジェームズ・A・コールマン、中村誠太郎訳、『相対性理論の世界 はじめて学ぶ人のために』(ブルーバックス B79)、講談社、1966
原著は JamesA. Coleman, Relativity for the Layman. A Simplified Account of the History, Theory, and Proofs of Relativity, 1954
光速度を求めて/エーテルのジレンマ/特殊相対性理論とは/事実の証言/重力の謎と一般相対性理論/新しい宇宙像/統一場の理論など、202ページ。

都筑卓司、『4次元の世界 超空間から相対性理論へ』(ブルーバックス B142)、講談社、1969
プロローグ/次元とはなにか/4次元空間の特質/曲がった空間/ハップニング/光とはなにか/実在する4次元/非ユークリッド空間/エピローグなど、262ページ。

同じ著者による→こちらや、そちらあちら、またこなたを参照


エヌ・ア・ヴラーソフ、中村誠太郎監修、林昌樹訳、『反物質の物理学』、東京図書、1970
原著についてはキリル文字なので、誤りを避けるべく、扉裏を参照してください。1966年刊行。
反粒子の発見/反粒子の生成/対消滅/反物質と宇宙/探索方法/消滅エネルギーの利用など、192ページ。


都筑卓司、『マックスウェルの悪魔 確率から物理学へ』(ブルーバックス B152)、講談社、1970
プロローグ/永久機関のはなし/エルゴード仮説より/確率から物理法則へ/秩序崩壊/なぜ空気はつもらないか/でたらめの世界/救世主としての悪魔/カタストロフィーなど、278ページ。

同じ著者による→こちらを参照


都筑卓司、『タイムマシンの話 超光速粒子とメタ相対論』(ブルーバックス B170)、講談社、1971
プロローグ/タイムマシン/時間の逆行は可能か/超光速粒子タキオン/メタ相対論/超光速現象をめぐって/エピローグなど、246ページ。

同じ著者による→こちらを参照


V.N.コマロフ、田中泰信訳、『おもしろいSF天文学』、時事通信社、1974
原著についてはキリル文字なので、誤りを避けるべく、扉裏を参照してください。1972年刊行。
プロローグ/天文学はなぜ面白い/地球から宇宙へ/超銀河宇宙のかなたに/SF的宇宙論など、314ページ。


佐藤文隆・松田卓也、『相対論的宇宙論 ブラックホール・宇宙・超宇宙』(ブルーバックス B241)、講談社、1974
強い重力と一般相対論;大いなる「非常識」-物理法則の幾何学化/重力理論の決戦場-強い重力//
星の終末;太く短く、細く長く-星の一生/重いものほどよく縮む-終末の4つの形態/中性子星はまわっていた-パルサー/ガスを吸い込む強い重力-X線星//
ブラック・ホールの時空構造;時空にあいた穴/時空構造の解/重力崩壊の落ち着き先(以上、佐藤文隆、以降、松田卓也)//
宇宙観の「膨張」;宇宙の端はどこですか? 有限の宇宙から無限の宇宙へ/じっとしておれない宇宙-近代的宇宙論の成立/進化する宇宙/宇宙論はこれで終わりか//
我々の宇宙の構造;フリードマン・モデルの三本の根/膨張する曲がった一様空間-一般相対論的宇宙モデル/我々の宇宙は開いているか閉じているか//
我々の宇宙の進化;熱い宇宙の初期/銀河の起原-重力不安定説/銀河の起原-乱流説//
超宇宙-現代宇宙論の基本的諸問題;宇宙の特異性と跳ねかえり/ミックスマスター宇宙/無限の「宇宙」たち-超宇宙/その他の重力理論による宇宙論//
マッハ原理と物理法則の相対化;空間とは何か?-絶対空間と相対空間/局所的法則は宇宙構造で決まるか?、など、264ページ。

「第Ⅶ章 3 無限の『宇宙』たち-超宇宙」なんて節があるところが大いに魅力的でした。
こちらにも挙げておきます
佐藤文隆による→こちらや、そちらや、あちらや、こなたや、そなたや、あなたや、かなたを参照
松田卓也による→こちらや、そちらや、あちら、またこなたを参照


渡辺慧、『時』、河出書房新社、1974
時間と生活/時間と自然観/時間の起原と機能/空間の左右と時間の前後/時間と現象/物理的時間についての対話/可逆、不可逆の問題/量子力学における可逆性/輪廻と微小輪廻/ベルクソンの創造的進化と時間/相対性理論とベルクソン/時間と信仰-進化する宗教/永遠について、など、348ページ。

ジョン・テイラー、渡辺正訳、『ブラック・ホール 宇宙の終焉』(ブルーバックス B260)、講談社、1975
原著は John Taylor, Black Holes. The End of the Universe?, 1973
不可解なもの/ブラック・ホール登場す/飽くことなき大食漢/ブラック・ホールを手なずける/その幻想的な内部の世界/重力無限大の特異点/天地創造とブラック・ホール/宇宙の行く末/人間と宇宙とブラック・ホール/ブラック・ホールの近況など、242ページ。

A.ベリー、小林司訳、『一万年後』(上下)(KAPPA BOOKS)、光文社、1975
原著は Adrian Berry, The Next Ten Thousand Years. A Vision of Man's Future in the Universe, 1975
上 宇宙に移住する人類;序章 文明は宇宙にひろがる/地球は滅びるか/限りない宇宙開発計画/月の植民地/月の住民たち/金星改造計画4/新天体を求めて、など、196ページ。
下 惑星を改造する科学;ゆがんだ4次元時空/亜空間飛行/機械を生む機械/空飛ぶ宇宙都市/木星破壊計画/終章 銀河系の勝利者//
  付;「特殊相対性理論」について/「ダイソン環天体」について、など、198ページ。

同じ著者による→こちらを参照


下巻の「第8章 亜空間飛行」で、ウィーラーらによる亜空間論を解説していたのが印象に残っています(pp.38-68)。
そこでは「この亜空間という言葉が使われ出したのは、ウィーラー教授が共著者の一人となって62年に発表した論文が最初である」と述べられ(p,42、また p.59:
Fuller, Robert W. and Wheeler, John A.."Causality and Multiply-Connected Space-Time". Physical Review 128: 919, 1962.10.15(Cf., "Wormhole" [ < Wikipedia])、空間を満たす、重力エネルギーだけからなる粒子〈ジオン geon〉(「曲がった空虚な空間からできていて、いわゆる〝実際の質量〟とは、まったく関係がない」、p.56、Cf., "Geon (physics)" [ < Wikipedia)のことや、「空間は、海面のようなもので、その上を飛行機で飛ぶ者には、平らに見えるが、そこに落ちた不運な蝶にとっては、波立つ水面である。くわしく見れば見るほど、それは、波立っていて、どこも『虫の穴』でいっぱいである。幾何力学は、全空間が、このようなあわ立った性質をもっていると規定する」というウィーラーのことばなどが引用されています(p.57)。

こちらにも挙げておきます

佐藤文隆/R.ルフィーニ、『ブラックホール 一般相対論と星の終末』(自然選書)、中央公論社、1976
序章 ブラックホールと一般相対論-主題は重力、主役は星-/宇宙観と物理法則-一般相対論への道-/アインシュタインの相対性理論-時間・空間構造と重力-/星の重力平衡限界とコンパクト星-量子論と星の構造論の出合い-/中性子星・ブラックホール・X線星-コンパクト星の物理学-/ブラックホールさまざまの話題-量子効果・特異点・宇宙論-/ブラックホールと、ルフィーニと私と-「あとがき」にかえて-など、292ページ。

ブラックホールの増加によって未来の宇宙では「空間にもひびが入っていくのである」という末尾が印象に残っています(p.273)。
佐藤文隆による→こちらを参照


『エピステーメー』、vol.2 no.6、1976.6、pp.7-119:「特集 宇宙の地平線」
宇宙の構造;宇宙の構造と進化(成相秀一)/一般相対論的宇宙論と非相対論的宇宙論(冨田憲一)/物理定数は定数か(早川幸男)//
宇宙の開闢と進化;宇宙開闢の問題(佐藤文隆)/自己重力開放系としての星の進化 進化か熱力学的死か(杉本大一郎)/かに星雲のエネルギー供給(森本雅樹)//
宇宙と生命;生命の偶然と必然(野田春彦)//
宇宙論と哲学;〈宇宙〉・天体物理学と哲学の遭遇(小尾信彌・村上陽一郎)//
宇宙観のアルケオロジー;空飛ぶ円盤(C.G.ユング)/古代インド人の宇宙像(松山俊太郎)


トミリン、田井正博訳、『おもしろい宇宙進化論』、東京図書、1977
原著についてはキリル文字なので、誤りを避けるべく、扉裏を参照してください。1975年刊行。
神が世界を創造した時代/宇宙を設計する哲学者/星雲説の衰亡/惑星宇宙進化論/宇宙進化論の新しい流れ/恒星進化論/星雲の進化など、230ページ。


F.ゴールデン、吉福康郎訳、『なにが宇宙で起こっているか 天文学の最前線を見る』(ブルーバックス B318)、講談社、1977
原著は Frederic Golden, Quasars, Pulsars, and Black Holes, 1976
プロローグ/天体観測のあけぼの/恒星の光の正体/核融合反応の火/恒星の誕生/太陽系の起源/宇宙に開いた新しい窓/水素の歌/星間分子の話/膨張する宇宙/クェーサーの謎/恒星の最期/ブラック・ホールを求めて/宇宙の運命など、242ページ。

S.ワインバーグ、小尾信彌訳、『宇宙創成はじめの三分間』、ダイヤモンド社、1977
原著は Steven Weinberg, The First Three Minutes. A Modern View of the Origin of the Universe, 1977
序章=巨人と雌牛/宇宙の膨張/宇宙マイクロ波輻射背景/熱い宇宙の処方/最初の三分間/歴史的なよりみち/最初の100分の1秒間/エピローグ=これからの展開//補遺など、254ページ。

こちらも参照


A.ベリー、餌鳥章男訳、『ホワイトホール 瞬時宇宙旅行は、必ず実現する』(KAPPA BOOKS)、光文社、1977
原著は Adrian Berry, The Iron Sun. Crossing the Universe through Black Holes, 1977
プロローグ-ホワイトホール作戦/巨大な宇宙の落とし穴/回転する出口の謎/距離消滅機への布陣/
禁じられた時の環/オリオンの腕の中へ/磁気シャベル・プラン/銀河系社会への道程/瞬時旅行のネットワーク/エピローグ-新しい物理学の創造/付録「ブラックホールの入航口の大きさ」など、など、246ページ。

同じ著者による→こちらを参照


ジョン・グリビン、山本祐靖訳、『ホワイト・ホール 宇宙の噴出口』(ブルーバックス B371)、講談社、1978
原著は John Gribbin, White Holes. Cosmic Gushers in the Universe, 1977
プロローグ;ブラック・ホールは方程式の幻か/ブラック・ホール以前//
宇宙の創成;はじめに大爆発ありき/われわれは宇宙のそこにいるのか/銀河型噴出口//
宇宙の現状;ホワイト・ホールと人間の運命/ホワイト・ホールはなぜ噴出するか/時間、空間、ホワイト・ホール//
宇宙の将来;反宇宙を探る/宇宙における右と左//
エピローグ;なぜ宇宙をさぐるのか//付録「太陽はふつうの星か」など、294ページ。

同じ著者による→こちらや、そちらや、またあちらを参照


フレッド・ホイル、和田昭允・根本清一訳、『新しい宇宙観 宇宙・物質・生命』(ブルーバックス B360)、講談社、1978
原著は Fred Hoyle, Ten Faces of the Universe, 1977
神の宇宙/物理学者のみた宇宙/数学者のみた宇宙/天体物理学者のみた宇宙/膨張する宇宙/宇宙の起源/誰も知らない宇宙/地球物理学者のみた宇宙/生物学者のみた宇宙/みんなの宇宙など、238ページ。

同じ著者による→こちらを参照


杉本大一郎、『宇宙の終焉 熱的死かブラックホールか』(ブルーバックス B356)、講談社、1978
未来/宇宙の未来についての3つの考え/天体は階層構造を成す/宇宙は熱平衡に向かっているか/重力熱力学的カタストロフィー/天体と生物と鉄の塊/星の進化とブラックホールの形成/宇宙膨張の将来/開いた宇宙の終焉/閉じた宇宙の終焉/熱力学的死は死んだのか、など、250ページ。

小尾信彌、『宇宙論入門 宇宙時代の小百科380』(サンポウ・ブックス 142)、サンポウジャーナル、1978
宇宙とは何か-最初の疑問/最初の宇宙論-イメージからの出発/宇宙観の革命-イメージから科学へ/膨張宇宙論-スーパー科学への第1歩/相対論的宇宙論-奇妙な世界像/宇宙開闢論-神々の領域へ進む/宇宙進化論-自然を支配する原理/ブラック・ホール-宇宙最大の謎/宇宙運命論-輪廻・転生と破局/宇宙文明論-人間とは何か/宇宙論の頭脳-イメージと宇宙など、272ページ。

『ブラック・ホール 異次元宇宙への抜け穴か 産報デラックス 99の謎 自然科学シリーズ 9』、サンポウジャーナル、1978.2
巻頭言 時空の果て(石田五郎)/宇宙の輪廻・転生-相対論が拓いた新しい世界像(小尾信彌)//
全研究 図解ブラック・ホール-宇宙論が提起した謎の天体群(編集部)//
宇宙 その生誕と破局-さまざまのブラック・ホール仮説を問う;予言されたブラック・ホール(日下実男)/はくちょう座X-1の正体(蓬茨霊運)/宇宙全体がブラック・ホールか(堀源一郎)/異次元宇宙への抜け穴か(森暁雄)/最新ブラック・ホール仮説(斉田博)/怪奇ブラック・ホール群(森暁雄)/ブラック・ホールの内部を推理する(南山宏)/反宇宙と反世界(石原藤夫)//
対談 ブラック・ホールと相対論的宇宙(佐藤文隆・小尾信彌)/アインシュタイン その光と影(矢野健太郎)/99の謎など、162ページ。

「研究12 わたしたちの宇宙はブラック・ホールか」(pp.54-56)とか「3-3 宇宙全体がブラック・ホールか」(pp.124-127)といった、その後あまり見かけないような気がする項目のあったことが印象に残っています。

こちらにも挙げておきます

『SFと宇宙科学 タイムマシン・超宇宙・異次元に挑む 産報デラックス 99の謎 自然科学シリーズ 13』、サンポウジャーナル、1978.6
巻頭言 想像力と過学区の出合い(堀源一郎)/宇宙の因果 超宇宙と異次元宇宙(小尾信彌)//
絵本 SFと宇宙 さまざまの仮説(編集部)//
幻想と時空 へんてこりんな理論;奇妙な空間の理論(石原藤夫)/時間旅行と親殺しのパラドックス(堀源一郎)/共産圏SFのすすめ(深見弾)//
対談 因果律を破れるか タイム・マシンから出発!(堀源一郎・草下英明)//
スペース・ファンタジー 西暦2001年の宇宙;スペース・コロニー/スペース・シャトル/NASAの宇宙企画/西暦2001年の宇宙企画(日下実男)/スペース・コロニー計画のすべて(長沢光男)/スペース・シャトル計画のすべて(奥地幹雄)//
対談 人間に未来はあるか バラ色は何色か(糸川英夫・松本零士)//
幻想と宇宙 SFのために;三千世界の宇宙体系(松山俊太郎)/宇宙から出発して還る(横尾忠則)/暗闇から宇宙をのぞく(三枝和子)/鏡の中の小宇宙(合田佐和子)//
幻想と遊戯 思索とイメージのために(辻野タカオ・山野浩一);メビウスの輪/ケーニヒスベルグの橋/迷路と迷宮/無限階段/ロバチェフスキー空間/ごまかしとトリックの創造 だまし絵(山野浩一)//
日本・海外SF200選/99の謎など、162ページ。

『反宇宙 もう一つの世界はあるか 産報デラックス 99の謎 自然科学シリーズ 15』、サンポウジャーナル、1978.8
巻頭言 謎かける反宇宙(佐藤文隆)//
宇宙・反宇宙・超宇宙;宇宙入門(冨田憲二)/反宇宙入門(堀源一郎)/超宇宙入門(松田卓也)//
絵本 宇宙・反宇宙のすべて スーパー科学への招待(小尾信彌)//
対談 反宇宙はどんな世界か いつまでも平静でいられない(小尾信彌・堀源一郎・)草下英明/ショート・ショート 反世界へ行った男(横田順彌)//
謎の宇宙怪現象 自然の仕組んだワナか;小宇宙はなぜ爆発するのか(鈴木敬信)/クエーサーは永遠の謎か(森暁雄)/極微と極大を結ぶ架け橋ニュートリノ(桜井邦昭)/予言された重力波は実在するか(日下実男)/反宇宙への通路(石原藤夫)//
宇宙パズル ちょっと物理学の世界へ(森暁雄)//
反世界の散歩道 ナンセンス・ロードへ;反世界としての地獄(松山俊太郎)/マザー・グースの反世界(平野敬一)/知によって知を撃つ-アリスの世界(清水哲男)/迷路の中の反世界(桑原茂夫)//
宇宙・反宇宙・超宇宙 110科事典/99人の謎など、162ページ。

佐藤文隆、『アインシュタインのたまご ブラック・ホール、なぜ』(ロバの本 2)、朝日出版社、1979
はじめに-ブラック・ホールから魂へ/万物は流転する もっとも不思議な謎のために/自然界の論理 相対論から宇宙論へ/相対論的宇宙論 一兆分の一×一兆分の一の世界に挑戦/ブラック・ホールへ 重力のミステリーに挑戦/時空の果て さまざまの仮説と可能性/エピローグ-アインシュタイン生誕100年=1979年夏など、212ページ。

同じ著者による→こちらを参照


『現代思想』、vol.7-9、1979.7、pp.47-135:「特集=宇宙 コスモロジーの現在」
宇宙と宇宙論(澁澤龍彦)/宇宙の中で(佐藤文隆)/「宇宙論」=「秩序論」の新生(村上陽一郎)/宇宙論と生命論(八杉龍一)/天動説と文学(磯田光一)/宇宙論の現状と展望(田辺健玆・成相秀一)/数学と宇宙観(一松信)/現代宇宙論の展開(松田卓也)/光で見る宇宙(小尾信彌)/宇宙・非線形・非平衡と社会科学(杉本大一郎)/天文学と宇宙論 古代インドを中心に(矢野道雄)/宇宙論の存在様式(中山茂)/年譜 宇宙像の変貌(編集部)

ウィリアム・J・カウフマン3世、加藤順訳、『ブラックホール-暗黒の異次元空間-』(サラブレッド・ブックス 160)、二見書房、1980
原著は William J. Kaufmann, III, Black Holes and Warped Spacetime, 1979
プロローグ/宇宙誕生の壮大なドラマ/太陽が滅ぶ日/超新星と中性子星/時空のゆがみ/ブラックホールとは?/ブラックホールの不思議な世界/ブラックホールを求めて/宇宙の謎をさぐる/クエーサーは超巨大ブラックホールか?/宇宙の未来は?/ブラックホールへの新たなる探求//
解説(中富信夫)など、242ページ。


W.サリバン、吉福康郎訳、『ブラックホールとの遭遇 時間の死・空間のはて』(ブルーバックス B443)、講談社、1980
原著は Walter Sullivan, Black Holes. The Edge of Space, the End of Time, 1979
超高密度の世界/空間と時間のゆがみ/ブラックホール理論の誕生/悪魔の怪鳥-ブラックホールの誕生を見た人々/予言と観測/ホワイトホール ワームホール 裸の特異点/ブラックホール-実在か虚構か/エピローグなど、240ページ。

都筑卓司、『4次元問答 ビッグ・バンから銀河鉄道まで』(ブルーバックス B422)、講談社、1980
バンッ!/世界は曲がる/ミラクル・ホール/"C"のかなたに、など、222ページ。

同じ著者による→こちらを参照

こちらにも挙げておきます

ジョン・グリビン、佐藤文隆・田中三彦訳、『タイム・ワープ 平行宇宙への旅』(ブルーバックス B473)、講談社、1981
原著は John Gribbin, Time Warps, 1979
絶えざる流れ;時間のルーツ/回転する宇宙ゴマの上での生活/タイム・トラベル//
タイム・ワープ;伸び縮みする時間/時間の穴/平行宇宙//
こころと時間;夢と、魂の再生/注意の焦点//
エピローグ-時間を支配する心など、210ページ。


同じ著者による→こちらを参照


リチャード・モリス、湯浅学監訳、『宇宙の運命 新しい宇宙論』(ブルーバックス B516)、講談社、1982
原著は Richard Morris, The Fate of the Universe, 1982
宇宙は開いているか、閉じているか/赤方偏移/ビッグバン/失われた質量/ブラックホール/つかまえにくい粒子/宇宙の運命/ほかの運命/アインシュタインの神・ゲーデルの証明・聖オーガスチンの毒舌など、244ページ。

広瀬立成、『反物質の世界 もう一つの宇宙をさぐる』(ブルーバックス B508)、講談社、1982
物質消滅のエネルギー/物質とは何か/衝突する素粒子/素粒子の内側/宇宙の中の反物質/反物質の探索など、196ページ。

同じ著者による→こちらあちらを参照


P.C.W.デイヴィス、松田卓也・二間瀬敏史訳、『ブラックホールと宇宙の崩壊』(岩波現代選書 NS 535)、岩波書店、1983
原著は Paul Davies, The Edge of Infinity. Naked Singularities and the Destruction of Spacetime, 1981
人間と宇宙のつながり/無限大とは何か/時間と空間の危機/無限大の深淵をのぞく/ブラックホールにひそむ宇宙検閲官/むき出しで現われた裸の特異点/不可知との直面/宇宙の創造/無限大の彼方へ、など、276ページ。

同じ著者による→こちらや、そちらや、あちら、またこなたや、そなたあなた、さらにこっちを参照


成相秀一・細谷曉夫、『宇宙の起源 宇宙と物質はいかにして生まれたか』(ブルーバックス B538)、講談社、1983
火の玉宇宙論の確立/火の玉宇宙の構造と進化/銀河および銀河団の形成/初期宇宙における元素の生成/初期宇宙におけるバリオン生成/宇宙膨張のはじまり-宇宙の特異点-/初期宇宙における粒子生成とその反作用効果など、190ページ。

松田卓也、『これからの宇宙論 宇宙・ブラックホール・知性』(ブルーバックス B542)、講談社、1983
現代宇宙論へのいざない-不可思議なこと、いくつかの謎;宇宙は五目ラーメンでいいのか!/現代宇宙像の大逆転/宇宙のはじまる前の不可思議//
素粒子が語る宇宙のはじまり-世界の創生と物質の起源;宇宙のはじまりの問題/物質・反物質の対称宇宙論/素粒子の統一理論/大統一理論による宇宙像/不可思議な素粒子たち//
ブラックホールと時空の特異点-あの世とこの世の物理学;はじまりはブラックホールの話から/蒸発するブラックホール/世界の終点=特異点//
人間原理と超人類への道-宇宙の中心は人間、という仮説;宇宙論的ヒューマニズム/宇宙文明は存在するか/超人類への進化など、244ページ。


同じ著者による→こちらを参照

J.N.イスラム、林一訳、『宇宙の未来はどうなるか』(岩波現代選書 NS 541)、岩波書店、1984
原著は Jamal N. Islam, The Ultimate Fate of the Universe, 1983
宇宙の運命/わが銀河の姿/大宇宙の構造/素粒子の性質/宇宙は開いているか、閉じているか?/星の3つの死にざま/ブラックホールとクエーサー/銀河ブラックホールから超銀河ブラックホールへ/ブラックホールも永遠ではない/ゆっくりした微妙な変化/生命と文明の未来/閉じた宇宙の運命/定常宇宙論/陽子は安定なのか?/エピローグなど、214ページ。

中西襄、超宇宙仮説(放談室)」、『素粒子論研究』、vol.68 no.4、1984.1.20、pp.139-141 [ < CiNii Articles

佐藤文隆、『ビッグバン こうして宇宙は生まれた』(ブルーバックス B564)、講談社、1984
宇宙のはじまり/爆発を内側から見る/ビッグバンとブラックホールの比較/ゲージ理論と対称性の破れ/宇宙バリオン数とモノポール/地平線とインフレーション/宇宙の大構造とニュートリノ/時空のはじまりとおわりなど、200ページ。

同じ著者による→こちらを参照


P.C.W.デイヴィス、木口勝義訳、『宇宙の量子論』(地人選書 12)、地人書館、1985
原著は Paul Davies, Other Worlds, 1980
まえがき-知られざる革命/神様はサイコロを振らない/物事は見かけどおりとはかぎらない/原始の中の混沌/量子の不思議な世界/超空間/実在の本質/精神、物質、多重世界/人間原理/宇宙が偶然の産物か?/超時間など、326ページ。

同じ著者による→こちらを参照

こちらにも挙げておきます

P.C.W.デイヴィス、戸田盛和訳、『宇宙はなぜあるのか-新しい物理学と神-』(岩波現代選書 NS 547)、岩波書店、1985
原著は Paul Davies, God and the New Physics, 1983
変化する社会における科学と宗教/創世/神がなぜ宇宙を創造したのか/なぜ宇宙は存在するのか/生命とは何か-全体論対還元主義/心と魂/自我/量子的要素/時間/自由意志と決定論/物質の基礎構造/偶然か設計によるものか/ブラックホールと宇宙のカオス/奇蹟/宇宙の終り/宇宙は「無料の昼食」か/自然に対する物理学者の考えなど、328ページ。

同じ著者による→こちらを参照

ジョン・グリビン、山本祐靖訳、『スペース・ワープ 曲がった時空の宇宙像』(ブルーバックス B593)、講談社、1985
原著は John Gribbin, Spacewarps. Black Holes, White Holes. Quasars and Universe, 1983
時空とスペース・ワープ/ブラックホールと曲がった時空/ホワイトホールの宇宙/銀河・クエーサー・宇宙/ブラックホールかホワイトホールか/ニュートリノ質量の謎/太陽が縮む/タイム・ワープ再訪/生命と宇宙/一般相対論では不十分か、など、278ページ。

同じ著者による→こちらを参照


広瀬立成、『モノポール 宇宙誕生の鍵をにぎる幻の素粒子』(ブルーバックス B625)、講談社、1985
電気と磁気/磁石のなぞ/ディラックのモノポール/モノポールを追って/極微の世界へ/力とは何か/超重量モノポール/宇宙の創成とモノポールなど、226ページ。

同じ著者による→こちらを参照


P.C.W.デイヴィス+J.R.ブラウン編、出口修至訳、『量子と混沌』(地人選書 28)、地人書館、1987
原著は Edited by Paul Davies and J. R. Brown, The Ghost in the Atom. A Discussion of the Mysteries of Quantum Physics, 1986
不思議の国の量子;量子論とは何か?/その発端/波動か粒子か?/それは結局何を意味するのか?/アインシュタイン-ポドルスキー-ローゼン(EPR)の実験/ベルの定理/アスペの実験/実在の本質/測定のパラドックス/シュレーディンガーの猫のパラドックス-さらにたちの悪い例/実用的観点/心と物質/多重宇宙解釈/統計的解釈/量子ポテンシャル//
アラン・アスペ/ジョン・ベル/ジョン・ホイーラー/ルドルフ・パイエルス/デヴィッド・ドイッチ/ジョン・テイラー/デヴィッド・ボーム/バシル・ハイリーなど、252ページ。


P.デイヴィスによる→こちらを参照
こちらにも挙げておきます


松田卓也・二階堂敏史、『時間の逆流する世界 時間・空間と宇宙の秘密』(FRONITIER SCIENCE SERIES 013)、丸善、1987
時間とは何か、空間とは何か/相対性理論/時間の矢/ブラックホール/宇宙の誕生と進化/時間の逆流する宇宙/究極の宇宙論を求めて、など、146ページ。

松田卓也による→こちらを参照

石原秀樹、「高次元宇宙論(素粒子の統一理論,研究会報告)」、『素粒子論研究』、vol.75 no.5、1987.8.20、pp.E46-E50 [ < CiNii Articles

佐藤文隆、『宇宙論への招待-プリンキピアとビッグバン-』(岩波新書 新赤版 6)、岩波書店、1988
プリンキピアと宇宙;プリンキピアの成立/プリンキピアの背景/プリンキピアの宇宙論/天体宇宙の探求-ビッグバンの発見まで-//
宇宙の中の物理;宇宙のビッグバン/統一と多様性-素粒子論の展開-/はじまりの必要性/存在と階層/存在と状態/存在と認識など、222ページ。

同じ著者による→こちらを参照
 

ジョン・グリビン、山崎和夫訳、『シュレーディンガーの猫』(上下)(地人選書 34/35)、地人書館、1989
原著は John Gribbin, In Search of Schrödinger's Cat. Quantum Physics and Reality, 1984
 プロローグ-何もリアルなものはない//量子;光/原子/光と原子/ボーア原子//
  量子力学;光と電子/行列と波動/量子の料理など、228ページ。//
下 量子を越えて;偶然と不確実性/パラドックスと可能性/論より証拠/多重世界//
  エピローグ-事は終わらない、など、186ページ。

同じ著者による→こちらを参照

ii. 1990年代前後:インフレーション宇宙論、多宇宙(マルティヴァース)その他

スティーヴン・W・ホーキング、林一訳、『ホーキング、宇宙を語る ビッグバンからブラックホールまで』、早川書房、1989
原著は Stephen W. Hawking, A Brief History of Time. From the Big Bang to Black Hole, 1988
序/私たちの宇宙像/空間と時間/膨張する宇宙/不確定性原理/素粒子と自然界の力/ブラックホール/ブラックホールはそれほど黒くない/宇宙の起源と運命/時間の矢/物理学の統合/結論-人間の理性の勝利//
アルベルト・アインシュタイン/ガリレオ・ガリレイ/アイザック・ニュートンなど、248ページ。


同じ著者による→こちらや、そちらや、あちら、またこなたを参照
また→こちらも参照


ロバート・L・フォワード、久志本克己訳、『SFはどこまで実現するか 重力波通信からブラック・ホール工学まで』(ブルーバックス B801)、講談社、1989
原著は Robert L. Forward, Future Magic. How Today's Science Fiction Will Become Tomorrow's Reality, 1988
未来の通信/魔法のエネルギー源/宇宙にかかるケーブルカー/魔法の恒星船/重力を消す魔法/ブラック・ホールを飼いならす/時を駆けるタイム・マシン/スペース・ワープの魔法/未来を考える、など、342ページ。

著者は『竜の卵』(山高昭訳、ハヤカワ文庫、1982)その他が邦訳されているハードSF作家でもあります。

ニック・ハーバート、小隅黎・高林慧子訳、『タイムマシンの作り方 光速突破は難しくない!』(ブルーバックス B798)、講談社、1989
原著は Nick Herbert, Faster than Light, 1988
とんでもない速さ!/タイムトラベルは可能か? ミンコフスキーは「もしかしたら……」と言う/アインシュタインの壁をとりはらう/上空大気の超光速の波/謎の時間の矢/曲がった時空の近道をゆく/時の流れを変える型破りな連中/量子結合こそ本命か/キミも挑戦しないか!など、272ページ。

同じ著者による→こちらを参照


細谷曉夫、「宇宙項と虫喰い穴(最近の研究から)」、『日本物理學會誌』、vol.44 no.10、1989.10.5、pp.762-765 [ < J-STAGE

ニック・ハーバート、はやし・はじめ訳、『量子と実在 不確定性原理からベルの定理へ』、白揚社、1990
原著は Nick Herbert, Quantum Reality, 1985
序/実在を求めて/物理学者、自信を失う……/量子論の誕生/量子事実に直面する/波打つ基底のサウンド・オブ・ミュージック/量子論は不敗のチャンピオン/記述できないものの記述-解釈問題/そして、そのとき、奇跡が起こる-測定問題/4通りの量子実在/もう4通りの量子実在/アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックス/ベルの相互連関定理/量子実在はどこへ?など、376ページ。

同じ著者による→こちらを参照

F.D.ピート、久志本克己訳、宮崎忠監修、『超ひも理論入門』(上下)(ブルーバックス B831/832)、講談社、1990
原著は F. David Peat, Superstrings and the Search for the Theory of Everything, 1988
上 大統一理論を超える;序章/物理学の危機/点からひもへ/南部のひも理論/大統一/超ひも/ヘテロひも、2つの次元を1つに!など、236ページ。
下 ツイスターから究極理論へ;スピノールからツイスターへ/ツイスター空間/ツイスター重力/大海へ、など、252ページ。


スティーヴン・W・ホーキング、佐藤勝彦監訳、『ホーキングの最新宇宙論 ブラックホールからベビーユニバースへ』、日本放送出版協会、1990
1977-1990刊の論文等を編集したもの
ホーキング・私の半生/ブラックホールとベビーユニバース/
Blach Holes and Baby Universes/宇宙の始まり/時空の涯て/虚時間/時間の矢/ブラックホールの量子力学/物理学の統一//
解説・ホーキングの宇宙を語る(佐藤勝彦・高柳雄一)/素顔のホーキング博士(伊藤恭子)など、216ページ。


同じ著者による→こちらを参照

松田卓也、『人間原理の宇宙論-人間は宇宙の中心か- 科学精神の冒険 3』、培風館、1990
序章 自然科学と人文科学の間のコミュニケーション・ギャップ/宇宙原理と人間の没落/巨大数と宇宙の調和/人間原理と人間の復活/宇宙文明との交信/超知性への進化など、252ページ。

同じ著者による→こちらを参照

松田卓也・二階堂敏史、『時間の本質をさぐる 宇宙論的展開』(講談社現代新書 1005)、講談社、1990
時間の謎/古典論における時間と空間/アインシュタインの相対論における時間と空間/ブラックホールとはなにか/ブラックホールのなかの時間と空間/ワームホールとタイムマシンのつくり方/時間の流れ-さまざまな時間の矢/熱力学第2法則とエントロピー/ブラックホールと熱力学第2法則/宇宙論的時間の矢/宇宙膨張とシステムの進化/マクスウェルの魔物と意識の時間の矢など、224ページ。

松田卓也による→こちらを参照

都筑卓司、『時間の不思議 タイムマシンからホーキングまで』(ブルーバックス B873)、講談社、1991
タイムマシンを考える/時間が止まる/宇宙で一番短い時間/すべては量子論的時間から/ホーキングんの虚時間/ホーキングの逆転する時間/永遠の(?)時間など、238ページ。

同じ著者による→こちらを参照


佐藤勝彦、『宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった マザー・ユニバースとチャイルド・ユニバースの謎』、同文書院、1991
宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった/アインシュタインは宇宙をいちばん知りたかった/マザー・ユニバースからチャイルド・ユニバースへ/ホーキングとビレンケンの「無」からの宇宙など、236ページ。

同じ著者による→こちらや、そちらや、そちらや、またこなたや、そなたや、あなたかなた、またこっち、またそっちあっちを参照

佐藤勝彦、『壺の中の宇宙 現代物理の最先端が解く宇宙創成の謎』、二見書房、1991
序章 科学が語る新しい宇宙神話/素粒子研究から宇宙の謎に迫る/宇宙像をくつがえした新理論/宇宙はひとつだけではなかった/われわれの宇宙は「無」から生まれた/終章 神の役割はまだ残っているか、など、222ページ。

同じ著者による→こちらを参照

佐藤勝彦・木幡たけ(走+斗)士、『ビッグバン理論からインフレーション宇宙へ 宇宙は急速に膨張したあと、ビッグバン宇宙になった!』、徳間書店、1991
膨張する宇宙/ビッグバン宇宙モデルの登場/大統一理論で宇宙の構造を探る/大統一理論からインフレーション宇宙へ/宇宙は多重発生し、インフレーションを起こす/われわれの宇宙はどこへ行くのか?など、340ページ。

佐藤勝彦による→こちらを参照

前田恵一、『宇宙のトポロジー』(NEW SCIENCE AGE 47)、岩波書店、1991
プロローグ/不思議な幾何学/リンゴと落ちたアインシュタイン/ブラックホール、ワームホール、そしてタイムマシン/ビッグバン宇宙のトポロジー/小さい宇宙/宇宙最大の謎/宇宙の始まり/エピローグなど、144ページ。

同じ著者による→こちらを参照


江里口良治、『時空のゆがみとブラックホール』(NEW COSMOS SERIES 3)、培風館、1992
はじめに-ブラックホールゆかりの地プリンストン/等速度運動の世界-特殊相対論へ/加速度運動の世界と重力-一般相対論へ/強い重力場中の粒子と光の運動/地平面とブラックホール/ブラックホール物理学/ブラックホールの形成とその観測など、174ページ。

John Archibald Wheeler、戒崎俊一訳、『時間・空間・重力-相対論的世界への旅-』(Scientific American Library 10)、東京化学同人、1993
原著は John Archibald Wheeler, A Journey into Gravity and Spacetime, 1990
偉大なる人、偉大なる概念/落下から浮遊へ/インターバル:空間はすべて私たちのもの/地球旅行:ブーメラン/潮汐:質量が時空をつかむ/モメナジー:時空の質量支配/境界の境界:作用はどこにある/ろくろから空間幾何学へ/中心質量の周りの空間と時空の絵を描く/飛んでいる石と軌道上の惑星/重力波/ブラックホール/重力よ、さようなら、など、272ページ。

佐藤勝彦、『最新・宇宙創世記 インフレーション宇宙から観測の時代へ』、徳間書店、1993
はじめに-宇宙論は観測の時代へ/人はなぜ宇宙に魅かれるのか/宇宙の始原へさかのぼる/COBEの測定結果がもたらしたもの/銀河の大規模構造(グレートマップ)と観測的事実/標準ビッグバン・モデルからインフレーション理論へ/大統一理論(GUT)と宇宙の進化/インフレーション・モデルにたどりつくまで/宇宙論の未来など、240ページ。

同じ著者による→こちらを参照

ミチオ・カク、稲垣省五訳、『超空間 平行宇宙、タイムワープ、10次元の探求』、翔泳書房、1994
原著は Michio Kaku, Hyperspace. A Scientific Odyssey through Parallel Universes, Time Warps, and the Tenth Dimension, 1994
五次元への入口;時空を超えた世界/数学者と神秘主義者/四次元を「見た」男/光の秘密-五次元の振動//
10次元における統一;量子論という反逆者/アインシュタインの逆襲/超弦理論/10次元からのシグナル/天地創造以前//
ワームホール-もう一つの宇宙への入口;ブラックホールと平行宇宙/タイムマシンの製作/衝突する宇宙//
超空間の覇者;未来を超える/宇宙の運命/終わりに、など、590ページ。


同じ著者による→こちらや、あちらを参照
こちらにも挙げておきます

和田純夫、『量子力学が語る世界像 重なり合う複数の過去と未来』(ブルーバックス B1012)、講談社、1994
原子の世界/量子力学の誕生/確率解釈と波の収縮/量子力学の多世界解釈/同時進行する複数の世界/干渉するミクロの世界・干渉しないマクロの世界/シュレディンガーの猫は死んだのか-修復可能な差、不可能な差/分離不可能性と不確定性原理/「確率解釈」をみちびく/光の量子力学/宇宙から見た量子力学/多世界解釈の世界像など、248ページ。

管見の範囲内で、量子論の多世界解釈についてのはじめての1冊本ということで、ずいぶん喜んだものです。
また多世界解釈を決定論の貫徹と解していたのも、印象的でした。
こちらにも挙げておきます
同じ著者による→次に挙げる記事とともに、こちらや、そちら、またあちらを参照


和田純夫、聞き手:三浦俊彦、「量子物理学の可能世界 決定論としての多世界解釈」、『文藝』、vol.33 no.4、1994冬、「特集 可能世界トラヴェラー」、pp.332-342
可能世界と多世界解釈/2つの世界が共存する/マクロな分岐は修復不可能である/共存と干渉/分岐する宇宙と物理法則/量子力学の解釈問題に主流はあるか?/解釈問題はいつか決められるか?/多世界解釈は決定論的なものだ

横山順一、『宇宙創生をさぐる-インフレーション宇宙への招待-』(FRONTIER SCIENCE SERIES 030)、丸善、1994
近代宇宙論の成立まで/古典ビッグバン宇宙論/標準模型から大統一理論へ/宇宙論と素粒子論の融合/インフレーション宇宙論/宇宙の創生/終章 そして今など、160ページ。

同じ著者による→こちらや、そちらを参照


フレッド・A・ウルフ、遠山峻征服・大西央士訳、『もう一つの宇宙 量子力学と相対論から出てきた並行宇宙の考え方』(ブルーバックス B1098)、講談社、1995
原著は Fred Alan Wolf, Parallel Universes, 1989
序章/並行宇宙とはなにか?/宇宙は1つではないのか?/内と外-時間は曲がり、空間はゆがむ/「はじめに……ありき」/並行宇宙が示す新しい時間の概念/並行宇宙における時間と精神など、432ページ。

Paul Halpern、江里口良治訳、『タイムマシン ワームホールで時間旅行』、丸善、1995
原著は Paul Halpern, Cosmic Wormholes. The Search for Interstellar Shortcuts, 1992
離陸/宇宙の地図/ブラックホール-虚空の中へ/ホワイトホール-光からの脱出/ワームホール-星間空間の抜け道/西暦2500年のブラックホール探検隊/明日は昨日/宇宙玉つき大会/千年後の光景など、260ページ。

同じ著者による→こちらを参照


ポール・デイヴィス、出口修至訳、『宇宙最後の3分間』(サイエンス・スタディーズ 2)、草思社、1995
原著は Paul Davies, The Last Three Minutes, 1994
裁きの日/死にゆく宇宙/最初の3分間/星の運命/たそがれ/宇宙の重さを測る/永遠は長い時間/普通車線の生命/追い越し車線の生命/突然の死、そして再生/終わりのない世界?など、240ページ。

同じ著者による→こちらを参照


池内了、『泡宇宙論』(ハヤカワ文庫 NF 195)、早川書房、1995
1988年刊本の改訂・文庫化
地上の泡のいろいろ/膨らむ泡/太陽から飛び出す泡/泡に満ちた銀河系/泡立つ銀河/進化する宇宙/宇宙の泡構造/泡宇宙をどう表現するか/ハッブル宇宙望遠鏡物語/宇宙がはっきり見えてくる-これからの宇宙観測計画-//
泡の世界(いとうせいこう)など、248ページ。


同じ著者による→こちらを参照

佐藤勝彦、『宇宙論講義 そして、ぼくらは生まれた』(Z会ペブル選書 3)、増進会出版社、1995
序章 根源への旅 宇宙論超特急/常識とのたたかい 相対性理論/何もかもゆらゆら 量子論/コラム 時間旅行列車(タイムマシン)は可能か!?/アインシュタインの夢 統一理論/コラム ブラックホールの正体は?/宇宙は火の玉から始まった ビッグバン理論/宇宙は無数にあった インフレーション理論/果てしない物語 「無」からの創成論/21世紀へ向けて 最新宇宙論など、222ページ。

同じ著者による→こちらを参照

ジョン・バロウ、松田卓也訳、『宇宙が始まるとき』(サイエンス・マスターズ 4)、草思社、1996
原著は John D. Barrow, The Origin of the Universe, 1994
宇宙の概観/宇宙の大カタログ/完全な停止?/加速/証拠探しの旅/時間-さらに簡略な歴史/迷宮へ/新しい次元など、224ページ。

同じ著者による→こちらや、そちらあちら、またこなたそなたあなたを参照

佐藤勝彦監修、『POPな宇宙論 宇宙の誕生から終焉まで-現代宇宙論の最前線!』(POPシリーズ)、同文書院、1996
はじめに-150億光年の彼方から来る、新たなる「謎」と新たなる「答え」/「宇宙論」創世期/神話の世紀から科学の世紀へ/現代版「宇宙モデル」の誕生/ミクロ世界が語る宇宙の「原理」/最新版「宇宙創生のシナリオ」/《資料編》人類、宇宙へ/コラムなど、256ページ。

同じ著者による→こちらを参照

* 「四方山話」に入れた「世界は虫喰い穴(ワームホール)だらけ」は 1997年4月付けなので、だいたいこのあたりまでをネタにでっちあげたことになります。その割には情報が少し遅れているような気がするのは、消化できたかどうかという点を仮におくとしても、上に挙げた本を全部読んでいたはずもないからにほかなりますまい。

キップ・S・ソーン、林一・塚原周信訳、『ブラックホールと時空の歪み アインシュタインのとんでもない遺産』、白揚社、1997
原著は Kip S. Thorne, Black Holes and Time Warps. Einstein's Outrageous Legacy, 1994
序文 宇宙でもっとも神秘的な対象ブラックホールをめぐる魅力ふれる物語(S.ホーキング)
/緒言 一般相対性理論の未確認の予測を信じる勇気を(F.ザイツ)/まえがき この本には何が書いてあり、どう読んでほしいのか//
プロローグ ホール巡りの旅/空間と時間の相対性/空間と時間のワープ/ブラックホールの発見と否認/白色矮星の謎/避けられない爆縮/爆縮の果てに何が?/黄金時代/探索/掘り出し物/時空湾曲のさざ波/時空は本当に湾曲しているのか平坦か?/ブラックホールの蒸発/ブラックホールの内部/ワームホールとタイムマシン/エピローグなど、556ページ。


同じ著者による→こちらを参照

ポール・デイヴィス、林一訳、『時間について アインシュタインが残した謎とパラドックス』、早川書房、1997
原著は Paul Davies, About Time, 1995
プロローグ/時間の短い歴史/変化の時/タイムワープ/ブラックホール-時間の終わりへの入口/時間のはじまり-正確にはいつだったのか?/アインシュタインの最大の勝利?/量子時間/虚時間/時間の矢/時間を後ろ向きに/タイムトラベル-事実それとも幻想?/ところで()はいつなの?/時間を実験する/未完の革命/エピローグなど、436ページ。

同じ著者による→こちらを参照

ポール・ハルパーン、江里口良治・水島信子訳、『輪廻する宇宙-ニーチェからホーキングまで-』、丸善、1997
原著は Paul Halpern, The Cyclical Serpent. Prospects for an Ever-Repeating Universe, 1995
はじめに 最も遠くの超新星//
輪廻の伝統;終わりなきシバの踊り/永劫回帰//
現代的な宇宙観;膨張する宇宙/響きと怒りに満ちて//
宇宙の密度を探る;私たちの運命はどこに/創成の形/銀河の速度/ダークマターの探索//
閉じた蛇を作る;逆転する宇宙/クランチの後/別の宇宙//
エピローグ 発見への情熱など、286ページ。

同じ著者による→こちらを参照


スティーヴン・W・ホーキング、ロジャー・ペンローズ、林一訳、『ホーキングとペンローズが語る 時空の本質 ブラックホールから量子宇宙論へ』、早川書房、1997
原著は Stephen W. Hawking and Roger Penrose, The Nature of Space and Time, 1996
古典理論(S.W.ホーキング)/時空特異点の構造(R.ペンローズ)/量子ブラックホール(S.W.ホーキング)/量子論と時空(R.ペンローズ)/量子宇宙論(S.W.ホーキング)/ツイスターで見る時空(R.ペンローズ)/討論(S.W.ホーキングとR.ペンローズ)など、192ページ。

ホーキングによる→こちらを参照

ペンローズについて→こちらや、そちら、またあちらも参照

和田純夫、『20世紀の自然観革命 量子論・相対論・宇宙論』(朝日選書 578)、朝日新聞社、1997
20世紀の自然観革命-原子論を出発点として 補足 20世紀の自然観革命の位置付けについて/原子の構造から原子核の構造へ/究極の理論を求めて/新しい粒子論-量子論という見方/量子論の解釈問題/特殊相対論と一般相対論/ビッグバン理論の登場/宇宙の起源など、258ページ。

同じ著者による→こちらを参照


佐藤文隆、『量子力学のイデオロギー』、青土社、1997
量子力学のイデオロギー;量子力学断章Ⅰ-理論と身体/量子力学断章Ⅱ-形相と媒体/量子力学雑感//
物理学のアリーナ;プリンキピアの物理/相互作用の統一理論と宇宙論/理論物理の雑感//
時間空間の生成;宇宙と時間の生成/時間と空間をつくる/膨張宇宙論から見た時間など、310ページ。

同じ著者による→こちらを参照


尾関章、『量子論の宿題は解けるか 31人の研究者に聞く最前線報告』(ブルーバックス B1195)、講談社、1997
量子コンピューターで試す多世界/実験で見えてきた量子世界/量子世界がつくる究極の暗号/半導体と量子力学との再会/量子力学の原点を訪ねて、など、318ページ。

Martin Rees, Before the Beginning. Our Unicerse and Others, Perseus Books, Cambridge, Massachusetts, 1997
『始まりの前に 私たちの宇宙と他の諸宇宙』
序文(S.ホーキング)//
序論/原子から生命へ-銀河の生態学/宇宙的場面-膨張する地平/銀河以前の歴史-決着をつける証拠/重力的深み/ブラックホール-新たな物理学への道/イメージと実体-銀河とダークマター/原初のさざ波から宇宙的構造へ/オメガとラムダ/〈始まり〉にもどる/インフレーションとマルチヴァース/エキゾチックな遺物とミッシング・リンク/無限に向かって-遠未来/他の諸宇宙での時間/〈偶然の一致〉と諸宇宙の生態学/人間原理-理にかなったものとかなっていないものなど、302ページ。

同じ著者による→こちらや、あちらを参照


ローレンス・M・クラウス、堀千恵子訳、『SF宇宙科学講座 エイリアンの侵略からワープの秘密まで』、日経BP社、1998
原著は Lawrence M. Krauss, Beyond Star Trek, 1997
山を越え、やつらがもうすぐやってくる;死に方の選択 エイリアンの地球侵略/いるのか、いないのか? UFOはどう飛ぶか/人類未踏の地へ 宇宙旅行の経済学/宇宙でゴルフ 宇宙船の動力/往復? 恒星間飛行の可能性/百聞は一見にしかず 地球外生命を探せ/いちかばちかの賭け 生命誕生の確率/宇宙の果てのレストラン 地球最期の日//
マドンナ宇宙;フォースがあなたと共に在らんことをテレパシーの正体/知ったら最後…… 超能力を伝えるもの/時間とは タイム・トラベルの謎/永遠への旅 真空にたまったエネルギー/人間の条件 コンピューターと量子論/機械の中のゴースト 量子コンピューターの奇跡/新たなる未知へ? シュレーディンガーの猫//
エピローグ/注釈(山田桂一)など、274ページ。

同じ著者による→こちらや、そちらを参照


和田純夫、『シュレディンガーの猫がいっぱい 「多世界解釈」がひらく量子力学の新しい世界観』(カワデ・サイエンス)、河出書房新社、1998
「量子力学」の誕生前夜/アインシュタインとド・ブロイのただならぬ関係?!/量子力学の確立と、さらに深まる謎を追って/「観測すること」と「認識すること」/「多世界解釈」の主張/ノイマンとエベレットの発想法/同時進行する多数の世界/「シュレディンガーの猫」問題を解決する/アインシュタインの思考実験と、世界の分離不可能性/アインシュタイン vs. ボーア論争の解答/量子力学は決定論/量子は実在する?/量子宇宙と多世界解釈/多世界解釈の世界など、204ページ。

同じ著者による→こちらを参照
こちらにも挙げておきます

アラン・H・グース、はやしはじめ・はやしまさる訳、『なぜビッグバンは起こったか インフレーション理論が解明した宇宙の起源』、早川書房、1999
原著は Alain H. Guth, The Inflationary Universe, 1997
究極のフリーランチ/ニューヨーク州イサカから見た宇宙の眺め/現代宇宙論の誕生/焦熱の過去からのこだま/原初スープの濃縮/物質と反物質の問題/1970年代の素粒子物理学革命/大統一理論/磁気モノポールの脅威と戦う/インフレーション宇宙/発見の余波/新しいインフレーション宇宙論/むらのない背景のしわ/地底と天のかなたから来た観測上の手がかり/永続、増殖するインフレーション宇宙/実験室での宇宙創造とワームホール/無から生まれる宇宙/エピローグ//
補説;重力エネルギー/ニュートンと無限の静的宇宙/黒体放射/単位と尺度など、474ページ。


デイヴィッド・ドイッチュ、林一訳、『世界の究極理論は存在するか 多宇宙理論から見た生命、進化、時間』、朝日新聞社、1999
原著は Daivd Deutsch, The Fabric of Reality, 1997
万物の理論/影の宇宙/問題と解決/実在の規準/仮想実在(ヴァーチャル・リアリティ)/計算の普遍性と限界/正しさの根拠をめぐる対話(あるいは「デイヴィッド対隠れ帰納主義者」)/生命の宇宙的意義/量子コンピュータ/数学の本性/量子的な時間/タイムトラベル/4本の撚り糸/宇宙の終わりなど、336ページ。

同じ著者による→こちらを参照
また前掲
P.C.W.デイヴィス+J.R.ブラウン編、『量子と混沌』、1987、pp.125-159、
尾関章、『量子論の宿題は解けるか』、1997、pp.20-44
ジム・ホルト、『世界はなぜ「ある」のか? 実存をめぐる科学・哲学的探索』、2013、pp.180-195
にインタヴュー記事あり。

佐藤文隆、パリティ編集委員会編、『いまさら宇宙論?』(パリティブックス)、丸善、1999
ビッグバンと原子力/無限系のおそろしさ/何が膨張する?/熱い宇宙/宇宙の空間形/ダークマターの同床異夢/ダーク素粒子/原子ゆらぎと構造形成/天体形成と複雑系/真空宇宙論/量子宇宙/宇宙と物理/付録など、234ページ。

同じ著者による→こちらを参照


前田恵一監修、『図解雑学 ビッグバン』、ナツメ社、1999
膨張する宇宙/ビッグバンと素粒子の世界/ビッグバン理論とはなにか/ビッグバン理論の検証/さらなる検証にむけて/ビッグバン以前の宇宙など、248ページ。

同じ著者による→こちらを参照

竹内薫、『ペンローズのねじれた4次元 時空をつくるツイスターの不思議』(ブルーバックス B1260)、講談社、1999
プロローグ 鍵/あるけど見えないローレンツ収縮 特殊相対性理論の世界/ブラックホールと特異点 一般相対性理論の世界/シュレディンガーの猫 量子力学の世界/ツイスターの世界 相対論と量子論/ゆがんだ4次元 時空の最終理論をめざして/エピローグなど、272ページ。

同じ著者による→こちらや、そちら、、あちら、またこなた,、またそなたを参照

またペンローズによる→こちらも参照

デニス・オーヴァバイ、鳥居祥二・吉田健二・大内達美訳、『宇宙はこうして始まりこう終わりを告げる 疾風怒濤の宇宙論研究』、白揚社、2000
原著は Dennis Overbye, Lonely Hearts of the Cosmos. The Story of the Scientific Quest for the Secret of the Universe, 1991/1999
プロローグ 永遠を背負わされて//
主焦点ケージの男;天の声/キャンディーマシン/世界モデル戦争/時の岸辺の篝火/神の検問所/ブラックホールの王様/ビッグバン/銀河を作るもの//
フェルミランド;長征/永遠に続くさようなら/フェルミランド/美しいものが勝つ/宇宙論をやる気はなかったけれど……/うまい話にはウラがある//
影の宇宙;ハッブル定数をめぐる戦い/測定装置ゼットマシン/ニュートリノの春がやってきた/ツビッキーの復讐/占星術師の呪い/夢の時代//
最後のジェントルマン;流浪のサンディジ/宇宙の膨張が停止する日/あちら側の世界//
それから-宇宙論の黄金時代/エピローグなど、720ページ。


キティー・ファーガソン、二階堂行彦訳、『光の牢獄-ブラックホール-』(Newton Science Series)、ニュートンプレス、2000
原著は Kitty Ferguson, Prisons of Light. Black Holes, 1996
プロローグ/星が燃え尽きたとき/重力とは何か:ニュートンとアインシュタイン/捕らわれた光/理論的空想の旅をする/死を賭してブラックホールに挑む/巨大なる無を考える/実在するブラックホールの発見/暗黒の中心/調査はなお続く/迷宮への入り口/ブラックホールの神話と奇談/エピローグなど、246ページ。

同じ著者による→こちらを参照

リー・スモーリン、野本陽代訳、『宇宙は自ら進化した ダーウィンから量子重力理論へ』、NHK出版、2000
原著は Lee Smolin, The Life of the Cosmos, 1997
プロローグ-革命/序説//
基礎物理学の危機;光と生命/原子論の論理/星の奇跡/統一の夢/ひも理論の教え//
空間と時間の生態学;物理学の法則は普遍だろうか?/宇宙は進化したのだろうか?/探偵の仕事/銀河の生態学/ゲームと銀河//
宇宙の組織;生命とは何か?/興味深い宇宙の宇宙論/花と12面体/哲学、宗教、そして宇宙論/人間原理を超えて//
アインシュタインの遺産;新たな宇宙論における空間と時間/ニュートンからアインシュタインへの道/アインシュタインの一般相対性理論の意味/量子の意味//
アインシュタインの復讐;宇宙論と量子/多元的な宇宙/関係のネットワークとしての宇宙/時間の進化//
エピローグ-進化など、504ページ。


ジョン・D・バロウ、松浦俊輔訳、『科学にわからないことがある理由 不可能の起源』、青土社、2000
原著は John D. Barrow, Impossibility. The Limits of Science and the Sience of Limits, 1998
不可能の技/進歩の希望/バック・トゥ・ザ・フューチャー/人間であること/技術的な限界/宇宙論的限界/奥底にある限界/不可能と人間/不可能ということ-おさらいなど、450ページ。

同じ著者による→こちらを参照

クリフォード・A・ピックオーバー、青木薫訳、『2063年、時空の旅 タイムトラベルはどうすれば可能になるのか?』(ブルーバックス B1290)、講談社、2000
原著は Clifford A. Pickover, Time. A Traveler's Guide, 1998
プレリュード/同時性にご用心/アインシュタイン=ランジュヴァン時計を作る/ローレンツ変換/脳のタイムマシン/今、ここ、よその場所/タイムトラベラーのための3つのルール/時空の距離の測り方/未来にタイムトラベルする方法/超光速通信?/重力による時間の遅れ/タキオン、コスミック・モーメント・ライン、トランセンデント状態/風船とひものタイムトラベル/ジョン・F・ケネディは救えるか?/ゲーデル宇宙の閉時曲線/ワームホールのタイムマシン/時間であそぼう/過去へ!/おわりに/付録 コンピューターおたくのためのバイキング料理など、448ページ。

田崎秀一、『カオスから見た時間の矢 時間を逆にたどる自然現象はなぜ見られないか』(ブルーバックス B1287)、講談社、2000
「時間の矢」と不可逆性の問題/時間反転の実験-スピン・エコー-/ギッブスの見方-統計集団の考え方-/カオス/拡散という不可逆現象/分布に刻まれる「時間の矢」など、256ページ。

佐藤勝彦監修、『「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!』(PHP文庫 さ 23-3)、PHP研究所、2000
序論 量子論の世界へようこそ/量子の誕生 量子論前夜/原子の中の世界へ 前期量子論/見ようとすると見えない波 量子論の完成/自然の本当の姿を求めて 量子論の本質に迫る/枝分かれしていく世界 解釈問題を追う/究極の理論へ向けて 量子論が切り開く世界など、256ページ。

佐藤勝彦による→こちらを参照


別冊宝島編集部編、『宇宙とは!? 古今東西「宇宙論」のすべて』(宝島社文庫)、宝島社、2000
『別冊宝島』、no.116:「宇宙論が楽しくなる本」、1990.8 の改題・改訂版
現代宇宙論の誕生;すべてはアインシュタインから始まった!(金子隆一)/究極の「万物の理論」をめざす試み(橋元淳一郎)//
現代宇宙論の最前線;インフレーション宇宙からホーキングの無境界条件宇宙へ(佐々木節)/蒸発するブラックホール(金子隆一)/現代宇宙論の奇想と遊ぶ!(鹿野司)/第5の力は実在するか?(金子隆一)/エントロピー無限大への道(金子隆一)/右回りと左回りとでは回転する物体の重さが違う!?(金子隆一)/地球は膨張している!(鹿野司)/忘れられたマッハの原理(金子隆一)/膨張宇宙への疑義(金子隆一)/変容するビッグバン宇宙論(木幡たけ
(走+斗)士)//
コペルニクスからニュートンまで;黎明期の宇宙論(高田紀代志)/芸術と宇宙論の共振(石黒敦彦)/新SF天文学対話(志賀隆生)/宇宙人に出会いたい!(金子隆一)など、368ページ。
 

iii. 2000年代~:(超)ひも理論、ブレーンワールドその他

ブライアン・グリーン、林一・林大訳、『エレガントな宇宙 超ひも理論がすべてを解明する』、草思社、2001
原著は Brian Greene, The Elegant Universe. Superstrings, Hidden Dimensions, and the Quest for the Ultimate Theory, 1999
私たちはどこまで知っているのか;なぜひも理論は重要なのか//
相対性理論 vs 量子力学;空間、時間と特殊相対性理論/一般相対性理論によるゆがみと重力/量子力学は誰にも理解できない?/一般相対性理論 vs 量子力学//
ひも理論はすべてを説明し尽くすか;超ひも理論の本質/超ひもの「超」の意味/目に見えない次元がたくさんある/ひも理論の証拠は実験でつかめるか//
超ひも理論と時空;宇宙をあらわす新しい幾何学/空間を裂く-ワームホールの可能性/ひもを超えて-M理論を探す/ブラックホールをひも/M理論で考える/宇宙論をひも/M理論で考える//
統一にむけて;ひも/M理論の未来など、576ページ。

同じ著者による→こちら、またあちらを参照


マーティン・リース、林一訳、『宇宙を支配する6つの数』(サイエンス・マスターズ 16)、草思社、2001
原著は Martin Rees, Just Six Numbers, 2000
宇宙とミクロ世界/この宇宙の住環境1:惑星、星、生命/宇宙に構造をもたらした大きな数N/星の寿命を決める数ε/この宇宙の住環境2:銀河系の彼方/膨張の速度を決める宇宙の密度Ω/「反重力」の強さを表す数λ/原初の「さざなみ」を作り出した数Q/この宇宙の住環境3:地平線の先には何があるか/宇宙には次元Dがいくつあるか/偶然の一致か、神の意志か、それとも多宇宙か、など、292ページ。

同じ著者による→こちらを参照


スティーヴン・W・ホーキング、佐藤勝彦訳、『ホーキング、未来を語る』、アーティストハウス、2001
原著は Stephen W. Hawking, The Universe in a Nutshell, 2001
序文/相対論について/時間の形/クルミの殻の中の宇宙/未来を予測する/過去を守る/私たちの未来は?/ブレーン新世界など、240ページ。

同じ著者による→こちらを参照

Barrett O'Neill、井川俊彦訳、『カー・ブラックホールの幾何学』、共立出版、2002
原著は Barrett O'Neill, The Geometry of Kerr Black Holes, 1995
邦訳は1996年刊本の再刊
背景/カー時空序論/最大への拡張/カー測地線/ペトロフ・タイプ/付録など、448ページ。


フレッド・アダムズ+グレッグ・ラフリン、竹内薫訳、『宇宙のエンドゲーム 生命と物質-永遠に繰り返される「終焉」の物語』、徳間書店、2002
原著は Fred C. Adams and Gregory Laughlin, The Five Ages of the Universe, 1999
序章/原始の時代/星たちが輝く時代/縮退の時代/ブラックホールの時代/暗黒の時代/結論//付録など、396ページ。

アミール・D・アクゼル、林一訳、『相対論がもたらした時空の奇妙な幾何学 アインシュタインと膨張する宇宙』、早川書房、2002
原著は Amir D. Aczel, God's Equation. Einstein, Relativity, and the Expanding Universe, 1999
爆発する星/初期のアインシュタイン/プラハ、1911年/ユークリッドの謎/グロスマンのノートブック/クリミア遠征隊/リーマン計量/ベルリン-場の方程式/プリンシペ島、1919年/合同会議/宇宙論的考察/空間の膨張/物質の本性/宇宙の幾何学/イリノイ州バタヴィア、1998年5月4日/神の方程式など、264ページ。

同じ著者による→こちらや、またあちらを参照


フランク・クロース、はやしまさる訳、『自然の非対称性 生命から宇宙まで』、紀伊國屋書店、2002
原著は Frank Close, Lucifer's Legacy. The Meaning of Asymmetry, 2000
ルシファー/対称性/鏡を通して/鏡像分子と生命の起源/幻のような光景/琥珀の力/問題の核心/対称性を垣間見る/失われた対称性/自然の手品/反物質/バック・トゥ・ザ・フューチャー/ルシファーの遺産/エピローグなど、296ページ。

同じ著者による→こちらを参照


K.C.コール、大貫昌子訳、『無の科学 ゼロの発見からストリング理論まで』、白揚社、2002
原著は K. C. Cole, The Hole in the Universe. How Scientists Peered over the Edge of Emptiness and Found Everything, 2001
プレリュード-なぜ無を考えるのか?/無の誕生/無はろくでなしか?/無がセンターステージに躍り出る/無がセンターステージそのものになる/無すなわちストリングになる/無がすべてになる/ニュースになった無/無が気にかかる/無を探し求めて、など、338ページ。

池内了、『物理学と神』(集英社新書 0174 G)、集英社、2002
はじめに/神の名による神の追放/神への挑戦-悪魔の反抗/神と悪魔の間-パラドックス/神のサイコロ遊び/神は賭博師/神は退場を!-人間原理の宇宙論/神は細部に宿りたもう/神は老獪にして悪意を持たず、など、256ページ。

同じ著者による→こちらや、あちらを参照


ポール・デイヴィス、林一訳、『タイムマシンをつくろう!』、草思社、2003
原著は Paul Davies, How to Build a Time Machine, 2001
タイムマシン小史/プロローグ/未来への行き方/過去への行き方/タイムマシンの作り方/タイムマシンに関するQ&Aなど、192ページ。

同じ著者による→こちらを参照


J.リチャード・ゴット、林一訳、『時間旅行者のための基礎知識』、草思社、2003
原著は J. Richard Gott III, Time Travel in Einstein's Universe, 2001
夢の時間旅行へ/未来への旅/過去への旅/タイムトラベルと宇宙のはじまり/未来からふりかえる、など、296ページ。

マーティン・リース、青木薫訳、『宇宙の素顔 すべてを支配する法則を求めて』(ブルーバックス B1417)、講談社、2003
原著は Martin Rees, Our Cosmic Habitat, 2001
プロローグ-神は、この世界を別様につくることができたのだろうか?//
ビッグバンから生物圏まで;星のライフサイクルと系外惑星の可能性/地球外知的生命は存在するか/星の成り立ちとその一生/大きなスケールでとらえる宇宙/熱いはじまりから初期宇宙へ/ブラックホールとタイムマシン//
宇宙のはじまりと終わり;減速か加速か・宇宙の未来を予測する/はるか遠い未来の宇宙/宇宙のはじまり・最初の1000分の1秒//
宇宙を支配する法則を求めて;宇宙と微視的世界の統一理論/マルチバース理論の可能性//
付録-宇宙にみられるさまざまなスケールなど、268ページ。


同じ著者による→こちらを参照

ジョアオ・マゲイジョ、青木薫訳、『光速より速い光 アインシュタインに挑む若き科学者の物語』、NHK出版、2003
原著は João Magueijo, Faster than the Speed of Light. The Story of a Scientific Speculation, 2003
とても馬鹿げた理論//
Cの物語;アインシュタインの“夢”-牛たちの物語/重力の問題/アインシュタイン最大の誤り/謎をかける宇宙/アンフェタミン中毒の神//
VSLまでの遠い道のり;じめじめした冬の朝に/ゴアの夜/中年の危機/グーテンベルクの戦い/戦い終わって/高山病//
エピローグ 光よりも速く、など、358ページ。


広瀬立成、『真空とはなんだろう 無限に豊かなその素顔』(ブルーバックス B1406)、講談社、2003
豊かな世界-真空;新しい真空像//
マクロの真空;真空を求めて/もっと真空を/ゆがむ真空//
ミクロの真空;真空と物質/極微の世界へ真空と素粒子/真空と量子力学/分極する真空//
宇宙と真空;相転移する真空/宇宙開闢と真空/進化する真空など、198ページ。

同じ著者による→こちらを参照


桜井邦朋、『図解 膜宇宙論 超弦理論からみえた驚異の宇宙像』、PHP研究所、2003
プロローグ 歴史から学ぶ/宇宙の構造を支配するもの-重力/重力の本質を探る/ミクロに宇宙を視る-物質の成り立ちを探る/物質は進化する-創生の秘密/宇宙の構造を織りなす次元/丸めこまれた次元の存在/「超弦」から「膜」へ/膜宇宙とは何か-宇宙の神秘にふれる/エピローグ 宇宙論の行方を占う、など、176ページ。

福江純監修、『図解雑学 タイムマシン』、ナツメ社、2003
タイムトラベラー/タキオン・マシン/ティプラー・マシン/ワームホール・マシン/ゴット・マシン/タイムパラドックスなど、224ページ。

同じ著者による→こちらや、そちらや、またあちらを参照


『Newton』、vol.23 no.12、2003.10、pp.24-53:「NEWTON SPECIAL if もしもで考える『もう一つの』宇宙 1つまちがえば星や銀河は生まれず生命も誕生しなかった」
続いて pp.54-63 に「4次元デジタル宇宙 立体視と時間変化で宇宙の全貌を明らかにするプロジェクト」

ジョン・D・バロウ、松浦俊輔訳、『宇宙に法則はあるのか』、青土社、2004
原著は John D. Barrow, The Universe that Discovered Itself, 1998/2000
プロローグ/過去/見えない世界/内側の宇宙と外側の宇宙/自然法則が数学的である理由/自然法則はあるのか/選択効果など、526ページ。

同じ著者による→こちらを参照


Barry Parker、井川俊彦訳、『アインシュタインの遺産』、共立出版、2004
原著は Barry Parker, Einstein's Brainchild. relativity Made Relatively Easy!, 2000
若いころのアインシュタイン/マイケルソン-モーレーの実験/特殊相対性理論/四次元時空とタイムトラベル/一般相対性理論/重力と曲がった時空/相対性理論の検証/ブラックホールなどの奇妙な物体/宇宙の終焉/さらなる探求/量子理論/エピローグなど、274ページ。

アミール・D・アクゼル、水谷淳訳、『量子のからみあう宇宙 天才物理学者を悩ませた素粒子の奔放な振る舞い』、早川書房、2004
原著は Amir D. Aczel, Entanglement. The Greatest Mystery in Physics, 2001
はじめに/「絡み合い」という謎の力/量子論前史/トーマス・ヤングの実験/プランクの定数/コペンハーゲン学派/ド・ブロイのパイロット波/シュレーディンガーの方程式/ハイゼルベルクの顕微鏡/ホイーラーの猫/ハンガリー人数学者、フォン・ノイマン/アインシュタイン登場/ボームとアハラノフ/ジョン・ベルの定理/クローザー、ホーン、シモニーの夢/アラン・アスペ/レーザーガン/3つの粒子の絡み合い/10キロ実験/テレポーテーション-「転送(ビーム)してくれ、スコッティ!」/量子の魔術-いったいどいうことなのか?など、268ページ。

同じ著者による→こちらを参照

マーカス・チャウン、長尾力訳、『奇想、宇宙をゆく 最先端物理学 12の物語』、春秋社、2004
原著は Marcus Chown, The Universe Next Door, 2001
日本語版序文 宇宙は謎だらけ 知れば知るほど新たな謎が生まれる(佐藤勝彦)/はじめに:科学の未来のために//
実在(リアリティ)って何だろう?;逆流する時間/多世界解釈と不死/波動関数の
(ミステリー)/タイムマシンとしての世界/五次元物語//
宇宙って何だろう?;天空のブラックホール/鏡の宇宙/究極の
多宇宙(マルチバース)/宇宙は誰が造ったのか?//
生命と宇宙;星間宇宙の生命/蔓延する生命/異星人のゴミ捨て場など、352ページ。


スティーヴン・W・ホーキング、キップ・S・ソーン、リチャード・プライス、イーゴリ・ノヴィコフ、ティモシー・フェリス、アラン・ライトマン、林一訳、『時空の歩き方 時間論・宇宙論の最前線』、早川書房、2004
原著は Stephen W. Hawking, Kip S. Thorne, Igor Novikov, Timothy ferris, and Alan Lightman, introduction by Richard Price, The Future of Spacetime, 2002
イントロダクション(R.プライス)/過去は変えられるか(I.ノヴィコフ)/歴史家のために世界の安全を守る「時間順序保護」(S.W.ホーキング)/時空の歪み(ワープ)と量子世界-未来についての臆測(K.S.ソーン)/科学の大衆化(T.フェリス)/小説家としての物理学者(A.ライトマン)など、286ページ。

ホーキングによる→こちらを参照
K.ソーンによる→こちらを参照
ライトマンによる→こちらを参照

スティーヴン・ウェッブ、松浦俊輔訳、『広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由 フェルミのパラドックス』、青土社、2004
原著は Stephen Webb, If the Universe is Teeming with Aliens...Where Is Everybody?, 2002
みんなどこにいる?/フェルミとそのパラドックス/実は来ている/存在するがまだ連絡がない/存在しない/結論など、416ページ。

同じ著者による→こちらを参照


佐藤勝彦監修、『「相対性理論」の世界へようこそ ブラックホールからタイムマシンまで』(PHP文庫 さ 23-5)、PHP研究所、2004
序論 相対性理論の世界へようこそ/特殊相対性理論の世界/一般相対性理論の世界/ブラックホールと相対性理論/宇宙と相対性理論/タイムトラベルと相対性理論など、256ページ。

佐藤勝彦による→こちらを参照


福江純、『SFはどこまで可能か?』(空想科学文庫 10)、扶桑社、2004
『やさしいアンドロイドの作り方』(1996)の加筆・改題版
もし、誰も夢に見なければ/
宇宙人(かれら)はどこにいるのか?/宇宙旅行はどこまで可能なのか?/人類が宇宙に住む日はくるのか?/タイムマシンは可能なのか?/異次元の扉は開くのか?/ロボットはヒトの心が持てるのか?/遺伝子操作はモンスタ-を生み出すのか?/人類はどこまで進化するのか?/不老不死は実現するのか?/最終章 われわれは理解し(わかり)合えるか?//
解説(柳田理科雄)など、272ページ。

同じ著者による→こちらを参照


竹内薫、『超ひも理論とはなにか 究極の理論が描く物質・重力・宇宙』(ブルーバックス B1444)、講談社、2004
はじめに まずは超ひもを見てみよう/オーソドックスな超ひも理論入門/次元の秘密/超ひも理論ルネサンスなど、272ページ。

同じ著者による→こちらを参照


谷口義明、『クェーサーの謎 宇宙でもっともミステリアスな天体』(ブルーバックス B1458)、講談社、2004
謎のクェーサー/クェーサーの発見/クェーサーの種類/クェーサーの起源/クェーサーの進化/クェーサーの謎解きなど、248ページ。

『Newton』、vol.24 no.2、2004.2、pp.24-55:「NEWTON SPECIAL ゼロは‘宇宙’を生んだ 古代文明のゼロ記号からブラックホールまで」

同特集中 pp.52-55 は「無からの宇宙創生論の現在 特別インタビュー アレキサンダー・ビレンキン “ゼロ”は広大な宇宙と無数の“世界”を生んだ」
ビレンキン(ビレンケン)の著書→こちらを参照


松野俊一、「量子力学の多世界解釈について」、『東海大学紀要. 海洋学部』、vol.2 no.2、2004.11.30、pp.77-80 [ < CiNii Articles

ジョン・D・バロウ、松浦俊輔訳、『宇宙の定数』、青土社、2005
原著は John D. Barrow, The Constants of Nature, 2002
始まりの前/究極の実在へ向かう旅/人間を超えた基準/もっと先へ、もっと深く、もっと少なく 万物理論の探索/エディントンの未完成交響曲/巨大な数の謎/生物学と星々/人間原理/定数を変える、歴史を書き換える/新しい次元/定数の主題に基づく変奏/空に手を伸ばす/他の世界と大きな疑問など、404ページ。

同じ著者による→こちらを参照

スティーヴン・ウェッブ、松浦俊輔訳、『現代物理学が描く突飛な宇宙をめぐる11章』、青土社、2005
原著は Stephen Webb, Out of the World, 2004
序論/対称性(シンメトリー)/物理学の2本柱/宇宙の部品/標準モデル/GUTsとSUSY/もっと次元を/スーパーストリング/Mの物語/ブレインとブラックホール/ホログラムとしての世界/衝突する世界など、440ページ。

同じ著者による→こちらを参照

竹内薫、『ホーキング 虚時間の宇宙 宇宙の特異点をめぐって』(ブルーバックス B1487)、講談社、2005
冒頭ショートショート 異星交遊記/序章 ホーキングの「常識」/宇宙には時の始まりと終わりがあるか 特異点をめぐって/ブラックホールだってしまいにゃ蒸発する/宇宙の端っこが丸いと神様の出番はなくなる?/終章 賭けには負けっぱなしではあるけれど(情報のパラドックス)など、236ページ。

同じ著者による→こちらを参照

またホーキングによる→こちらを参照

川合光、図解=高橋繁行、『はじめての〈超ひも理論〉 宇宙・力・時間の謎を解く』(講談社現代新書 1813)、講談社、2005
序章 「超ひも理論」で何がわかるか/超ひもと素粒子/超ひもと「力」の根源/超ひもと時間の秘密/超ひも理論の歴史/超ひも理論を解くマトリクス/付録 私たちは50回目の宇宙に住んでいる?など、276ページ。

『現代思想』、vol.33-11、2005.10、pp.41-167:「特集=宇宙論との対話」
量子力学は何の理論か?(佐藤文隆)/神の存在証明と宇宙の存在証明(小泉義之)/現代宇宙論はどこを見ているのか 宇宙論のトピックめぐり(松浦俊輔)/見当外れな場所でのETさがし(ジェイムズ・N・ガードナー)/アインシュタイン宇宙論の成功と失敗 「浮遊文明」の扉を開いて(金子務)/ニュートン・アインシュタインをダーウィン化する(三浦俊彦)/宇宙における「時間の誕生」 パースの場合(伊藤邦武)/ミクロとマクロ その統一の謎(西脇与作)/無重力と造形(小町谷朝生)

ジョン・ファレル、吉田三千世訳、『ビッグバンの父の真実』、日経BP社、2006
原著は John Farrell, The Day without Yesterday. Lemaître, Einstein, and the Birth of Modern Cosmology, 2005
ソルベイ会議/戦場から戻って/進化する宇宙という考え方-宇宙観の変遷/英ケンブリッジから米ケンブリッジへ/宇宙の膨張が確認される/原初の原子/宇宙マイクロ波背景輻射/実り少ない年月(としつき)/ルメートルの定数が復活へ/特異点の本質を見抜く/宇宙の大聖堂など、288ページ。

原題にもあるようにジョルジュ・ルメートル(1894-1966)が主人公です。


ミチオ・カク、斉藤隆央訳、『パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ』、NHK出版、2006
原著は Michio Kaku, Parallel Worlds. A Journey through Creation. High Dimensions, and the Future of the Cosmos, 2005
宇宙;宇宙が赤ん坊だったころ/パラドックスに満ちた宇宙/ビッグバン/インフレーションと並行宇宙//
マルチバース;次元の入口とタイムトラベル/量子論的な並行宇宙/M理論-すべてのひもの母/設計された宇宙?/11次元のエコーを探す//
超空間への脱出;すべての終わり/宇宙からの脱出/マルチバースを超えて、など、480ページ。

同じ著者による→こちらを参照
こちらにも挙げておきます


ジョン・D・バロウ、松浦俊輔訳、『無限の話』、青土社、2006
原著は John D. Barrow, The Infinite Book, 2005
空ではない騒ぎ/ほとんど無限、現実に無限、虚構の無限、事実の無限/ホテル無限大にようこそ/無限大は大きな数ではない/ゲオルク・カントールの狂気/無限には3通りある/宇宙は無限か/無限反復の逆説/果てのない世界/無限マシンを作る/永遠に生きる、など、382ページ。

同じ著者による→こちらを参照


デヴィッド・ダーリング、林大訳、『テレポーテーション 瞬間移動の夢』、光文社、2006
原著は David Darling, Teleportation. The Impossible Leap, 2005
プロローグ-移動から転送へ/序 ビミング・アップ小史-事実か、神話か、それともSFか/光とはいったい何なのか-テレポーテーションの端緒を開く/物質世界の中の幽霊-量子の奇妙な振る舞い/謎のリンク-宇宙全体が量子でつながっている/データ宇宙-物質世界も情報もデジタル処理できる/秘密通信-量子暗号は解読できない/モントリオールの奇蹟-現実化したテレポーテーション/小さな前進と量子の飛躍-熾烈なテレポーテーション競争/限界なきコンピュータ-量子コンピュータの時代へ/原子、分子、微生物……-人類の飛躍は可能か/遠い未来の遠い世界-人間存在とは何か/エピローグ-時間も距離も問わない生活など、296ページ。

レオナルド・サスキンド、林田陽子訳、『宇宙のランドスケープ 宇宙の謎にひも理論が答えを出す』、日経BP社、2006
原著は Leonard Susskind, The Cosmic Landscape. String Theory and the Illusion of Intelligent Design, 2006
序論/ファインマンが描いた世界/物理学の難問中の難問/ランドスケープを転がる宇宙/唯一性とエレガンスの神話/晴天の霹靂/ありそうもない偶然を解き明かす/ゴムひもで動く世界/ひも理論の復活/理論の力だけでどこまで行けるか/ループ・ゴールドバーグ機械の背後に/泡を吹き出す宇宙/ブラックホール戦争/要約/エピローグ//
ランドスケープとメガバースの区別について/用語についてのメモなど、552ページ。

同じ著者による→こちらを参照


竹内薫、『図解入門 よくわかる最新時間論の基本と仕組み 時間・空間・次元の物理学』、秀和システム、2006
プロローグ シュレ猫探偵団登場/時間の基礎/時間の哲学・生理学/時間の物理学/時間と空間のはて-時間論の最前線/エピローグ シュレ猫探偵団撤収など、188ページ。

同じ著者による→こちらを参照


橋本幸士、『Dブレーン 超弦理論の高次元物体が描く世界像』(UT Physics 2)、東京大学出版会、2006
素粒子、弦、そしてDブレーンへ//
ソリトンと素粒子物理学;ソリトンとは?/場の理論の対称性とソリトン/ソリトンの重要性:その観測と双対性//
ソリトンの次元、弦理論の次元;ソリトンの次元とブレーンワールド/弦理論におけるこうじげん時空の現れとコンパクト化//
Dブレーン;弦理論のソリトンはブラックホール/Dブレーンの登場//
Dブレーンの力学;運動・合体するDブレーン/Dブレーン上の非可換ゲージ理論とソリトン/Dブレーンの消滅・生成とタキオン凝縮//
ブレーンワールド:応用Ⅰ//高次元インフレーション宇宙論:応用Ⅱ//ブラックホールのエントロピー:応用Ⅲ//ホログラフィーとQCD:応用Ⅳ//究極理論の記述に向けて、など、218ページ。


二間瀬敏史、『タイムマシン論 最先端物理学によるタイムトラベル論』、秀和システム、2006
プロローグ タイムマシンにお願い/タイムマシンをつくる方法/タイムマシンのパラドックス/タイムトラベルの基礎知識/ワームホール以外のタイムマシン/時間はなぜ流れるのか?など、192ページ。

内井惣七、『空間の謎・時間の謎 宇宙の始まりに迫る物理学と哲学』(中公新書 1829)、中央公論新社、2006
空間とは? 時間とは?//
ライプニッツとニュートンは何を争ったか;論争の文脈/科学の2つのヴィジョン/時空の関係説/真空および原子と不可識別者同一の原理//
ニュートンのバケツから相対性理論まで;ニュートンからマッハまで/2つの相対性理論で論争を裁く//
マッハ流力学の行方;関係説力学-第1の路線/関係説力学-第2の路線/相対性理論への拡張//
宇宙と量子;静的宇宙から動的宇宙へ/ビッグバンと素粒子/インフレーションと宇宙の創成など、270ページ。


同じ著者による→こちらを参照

橋元淳一郎、『時間はどこで生まれるのか』(集英社新書 0373G)、集英社、2006
なぜ今、時間論なのか/相対論的時間と時間性/量子論における時間の非実在性/時間を逆行する反粒子/マクロの世界を支配するエントロピーの法則/主観的時間の創造/時間の創造は宇宙の創造である//
付録;ミンコフスキー空間/波束の収束/多次元並行宇宙/タイムマシン/宇宙のエントロピーなど、192ページ。


リサ・ランドール、向山信治監訳、塩原通緒訳、『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く』、NHK出版、2007
原著は Lisa Randall, Warped Passages. Unraveling the Mysteries of the Universe's Hidden Dimensions, 2005
空間の次元と思考の広がり;序章/入り口のパッセージ-次元の神秘的なベールをはぐ/秘密のパッセージ-巻き上げられた余剰次元/閉鎖的なパッセージ-ブレーン、ブレーンワールド、バルク/理論物理学へのアプローチ//
20世紀初頭の進展;相対性理論-アインシュタインが発展させた重力理論/量子力学-不確かさの問題//
素粒子物理学;素粒子物理学の標準モデル-これまでにわかっている物質の最も基本的な構造/幕間実験-標準モデルの正しさを検証する/対称性-なくてはならない調整原理/素粒子の質量の起源-自発的対称性の破れとヒッグス機構/スケーリングと大統一-異なる距離とエネルギーでの相互作用を関連づける/階層性問題-唯一の有効なトリクルダウン理論/超対称性-標準モデルを超えた飛躍//
ひも理論とブレーン;急速な(だが、あまり速すぎてもいけない)ひものパッセージ/脇役のパッセージ-ブレーンの発展/にぎやかなパッセージ-ブレーンワールド//
余剰次元宇宙の提案;ばらばらなパッセージ-マルチバースと隔離/おしゃべりなパッセージ-余剰次元の指紋/たっぷりとしたパッセージ-大きな余剰次元/ワープしたパッセージ-階層性問題に対する解答/ワープ宇宙の注釈つきアリス/遠大なパッセージ-無限の余剰次元/収縮して膨張するパッセージ//
結びの考察;余剰次元-あなたはそこにいるのか、いないのか?/結論-最後に、など、656ページ。


リサ・ランドール+若田光一、『リサ・ランドール 異次元は存在する(NHK 未来への提言)』、NHK出版、2007
わたしたちは異次元世界に囲まれている/万物の成り立ちを解き明かしたい/5次元世界と宇宙の謎//
インタビューを終えて 宇宙には見えないものが確かに存在する(若田光一)/解説 現代物理学の謎とリサ・ランドール(向山信治)など、96ページ。


ジェニー・ランドルズ、伊藤文英訳、『タイムマシン開発競争に挑んだ物理学者たち』、日経BP社、2007
原著は Jenny Randles, Breaking the Time Barrier. The Race to Build the First Time Machine, 2005
まえがき 時間が止まった日/プロローグ 新たなる競争/時間の夜明け/最初のタイムトラベラー/相対的に解釈すれば/時空のゆがみ/隠れた次元/時空の架け橋/未来へのタイムトラベル/過去へのタイムトラベル/ブラックホール/未来からのメッセージ/時間の鏡/もつれた時間/ワームホール/時間順序保護仮説/ひもつきのタイムマシン/重力をあざむく/多数の宇宙、多数の時間軸/量子の泡/超ひも理論のタイムマシン/光よりも速く/未来からの握手/時間のらせん/「スコッティ、転送してくれ」/ロシアのタイムトラベラー/エピローグ 科学の最前線の向こうには/付録 タイムトラベルの証拠はあるか?など、256ページ。

アレックス・ビレンケン、林田陽子訳、『多世界宇宙の探検 ほかの宇宙を探し求めて』、日経BP社、2007
原著は Alex Vilenkin, Many Worlds in One. The Search for Other Universes, 2006
プロローグ//宇宙創世記;ビッグバンはどのようにして起こったか/反重力の栄光と凋落/宇宙創造をめぐる問題/現代版宇宙創世の物語/インフレーション宇宙/捨て去るには美しすぎる//
永久インフレーション;反重力の石碑/ランナウェイ・インフレーション/空が語った/無限の島/伝説のキングは生きている!//
「平凡の原理」;宇宙定数の問題/人間原理の論争/原理にまでのぼりつめた「平凡であること」/万物の理論//
始まりに先立つ;宇宙には始まりがあったのか/無からの宇宙の創造/世界の終わり/方程式の中に宿る火//
エピローグなど、400ページ。

ビレンケン(ビレンキン)へのインタヴュー→こちらを参照


吉田伸夫、『宇宙に果てはあるか』(新潮選書)、新潮社、2007
われわれはどこにいるのか 大銀河説と島宇宙説/宇宙に果てはあるか 相対論的宇宙モデル/宇宙は変化しているのか 動的宇宙論/宇宙はどれほど大きいか ハッブルの法則/宇宙はどのように始まったか ビッグバン宇宙論/ビッグバンは本当にあったのか 背景放射の発見/星はなぜ輝くのか 恒星進化と元素の起源/ブラックホールとは何か 重力崩壊の理論/世界はいかに形づくられたか 太陽系と銀河系の形成/われわれはひとりぼっちか 地球外文明の探索/ビッグバンの前に何があったか インフレーション宇宙論/われわれはどこへ向かっているのか 宇宙のエントロピーなど、224ページ。

同じ著者による→こちらも参照

セス・ロイド、水谷淳訳、『宇宙をプログラムする宇宙 いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?』、早川書房、2007
原著は Seth Lloyd, Programming the Universe. A Quantum Computer Scientist Takes on the Cosmos, 2006
プロローグ リンゴと宇宙//
全体像;序論/計算/計算する宇宙//
より詳しく;情報と物理系/量子力学/働く原子/
宇宙という(ユニヴァーサル)コンピューター/単純な複雑性//
個人的な覚え書き-情報という慰めなど、282ページ。


コリン・ブルース、和田純夫訳、『量子力学の解釈問題 実験が示唆する「多世界」の実在』(ブルーバックス B1600)、講談社、2008
原著は Colin Bruce, Schrödinger's Rabbits. The Many Worlds of Quantum, 2004
不思議な世界/従来の描像に固執すると/推論による収縮/拡大されたホラー物語/先人の証言/ヒルベルト空間に移動せよ/望まれる局所性/多世界への導入/多世界を利用する 1-信じがたい観測/多世界を利用する 2-量子コンピュータ/多世界解釈の推進者たち/多世界の恐怖/古典戦士-ロジャー・ペンローズ/新時代の戦士-アントン・ツァイリンガー/多世界解釈の証明と改良など、326ページ。

こちらにも挙げておきます

ローレンス・M・クラウス、斉藤隆央訳、『超ひも理論を疑う 「見えない次元」はどこまで物理学か?』、早川書房、2008
原著は Lawrence M. Krauss, Hiding in the Mirror. The Quest for Alternate Realities, from Plato to String Theory by way of Alice in Wonderland, Einstein, and the Twilight Zone, 2005
追憶-次元に魅せられて/空間に住む特権?/カエルの脚から「()」に至る/相対論への道/第四の次元/宇宙をかき乱す/宇宙を測る/『平面国』からピカソまで/最初の隠れた世界-余剰次元の物理学/回り道/どんどん変に……/混沌のなかから……/異次元からのエイリアン/もつれた結び目/超世界の超時間/Mはマザ-(母)のM/DはブレーンワールドのD/空虚な理論?/エピローグ 真理と美など、336ページ。

同じ著者による→こちらを参照


ポール・デイヴィス、吉田三知世訳、『幸運な宇宙』、日経BP社、2008
原著は Paul Davies, The Goldilocks Enigma. Why is the Universe Just Right for Life?, 2006
いくつかの重大な疑問/宇宙についてわかっていること/宇宙はどのように始まったか/宇宙は何でできているのか、そして、宇宙全体が一体に保たれているのはなぜか/完全な統一理論の魅力/宇宙のダークフォース/生物に適した宇宙/多宇宙(マルチバース)は宇宙の謎を解決するのか?/インtリジェント・デザインとあまりインテリジェントでないデザイン/どうして存在するのか?/あとがき 究極の説明など、512ページ。

同じ著者による→こちらを参照


ミチオ・カク、斉藤隆央訳、『サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か』、NHK出版、2008
原著は Michio Kaku, Physics of the Impossible. A Scientific Exploration into the World of Phasers, Force Fields, Teleportation, and Time Travel, 2008
はじめに//不可能レベルⅠ;フォース・フィールド/フェイザーとデス・スター/テレポーテーション/テレパシー/念力/ロボット/地球外生命とUFO/スターシップ/反物質と反宇宙//
不可能レベルⅡ;光より速く/タイムトラベル/並行宇宙//
不可能レベルⅢ;永久機関/予知能力//
終章 「不可能」の未来など、464ページ。

同じ著者による→こちらを参照


横山順一×竹内薫、『宇宙の向こう側 量子、五次元、ワープト・スロート』、青土社、2008
宇宙について、どれくらい知っていますか(竹内薫)//
黎明、始まりのまえに/量子、この不思議な世界/次元、われわれはどこにいるのか/ひも、あまりにも珍妙な/宇宙、それは//
賽の目宇宙千六本(横山順一)など、202ページ。


横山順一による→こちらを参照
竹内薫による→こちらを参照


佐藤勝彦監修、『タイムマシンがみるみるわかる本(愛蔵版)』、PHP研究所、2008
2006年刊本の再構成版
意外にカンタン!未来へのタイムトラベル/過去へのタイムトラベルとタイムパラドックス/時間の流れる方向と時間の始まりについての謎/人間にとっての時間の意味など、224ページ。


同じ著者による→こちらを参照


祖父江義明、『銀河物理学入門 銀河の形成と宇宙進化の謎を解く』(ブルーバックス B1481)、講談社、2008
プロローグ-すべては銀河の測定からはじまる/銀河を知るということ/銀河の骨格/天の川銀河の立体地図/多様な銀河と腕の構造/活動する銀河/銀河規模の星形成/銀河から見た宇宙/宇宙の果てを見た20世紀の天文学/エピローグ-銀河文明に向けての21世紀など、200ページ。

福江純監修、『Newton 別冊 ブラックホール ホワイトホール 正反対の顔をもつ「時空の2つの穴」』(サイエンステキストシリーズ)、ニュートンプレス、2008.6.15
イントロダクション/ブラックホール入門/巨大ブラックホール/もっと知りたいブラックホール/ホワイトホールとワームホール/ブラックホールの最先端研究と利用法/エピローグなど、160ページ。

福江純による→こちらを参照

サイモン・シン、青木薫訳、『宇宙創成』(上下)(新潮文庫 シ37-4/5)、新潮社、2009
原著は Simon Singh, Big Bang, vol.1-2, 2004
『ビッグバン宇宙論』(2006)の改題文庫化
上巻;はじめに神は……/宇宙の理論/大論争など、388ページ。
下巻;宇宙論の一匹狼/パラダイム・シフト/エピローグ//
  付録 科学とは何か?-What Is Science? など、376ページ。


ブライアン・グリーン、青木薫訳、『宇宙を織りなすもの 時間と空間の正体』(上下)、草思社、2009
原著は Brian Greene, The Fabric of the Cosmos. Space, Time, and the Texture of Reality, 2004
上 空間とは何か;宇宙の実像を求める旅路/バケツを使って宇宙を探る/相対と絶対/非局所性と宇宙//
  時間とは何か;時間は流れない?/時間の矢という問題/時間と量子//
  時空と宇宙論;対称性と時空など、448ページ。
下 時空と宇宙論(承前);ビッグバン直後/ビッグバンとインフレーション/夜空に残るインフレーションの痕跡//
  統一とひも理論;宇宙は「ひも」でできているか/宇宙は「ブレーン」のなかにあるか//
  空間と時間への新たな挑戦;実験と観測による挑戦/テレポートとタイムマシン/時空か本当に宇宙の基本構造か、など、448ページ。

同じ著者による→こちらを参照


レオナルド・サスキンド、林田陽子訳、『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』、日経BP社、2009
原著は Leonard Susskind, The Black Hole War. My Battle with Stephen Hawking to Make the World Safe for Quantum Mechanics 2008
たれこめる暗雲;最初の一撃/暗黒星/古い時代の幾何学ではなく/「アインシュタイン、神に何をすべきか命じてはならない」/プランク、より良い尺度を思いつく/ブロードウェイのバーにて/エネルギーとエントロピー/ホイラーの教え子たち-ブラックホールの中にどれだけの情報を詰め込めるか/黒い光//
奇襲攻撃;スティーヴンはビットを見失い、見つけられなくなった/オランダ人の抵抗/それが何の役に立つ?/手詰まり/アスペンでの小競り合い//
反撃;サンタバーバラの戦い/待て! 配線を逆にしろ/ケンブリッジのエイハブ/ホログラムとしての世界//
戦争の終わり;大量推論兵器/アリスの飛行機、または目に見える最後のプロペラ/ブラックホールを数える/南アメリカの勝利/核物理学ですって? ご冗談でしょう!/謙虚さ//
エピローグなど、560ページ。

同じ著者による→こちらを参照


佐藤文隆、『アインシュタインの反乱と量子コンピューター』(学術選書 041)、京都大学出版会、2009
「起こる」と「知る」の差-EPRパラドックス/アインシュタインと量子力学-創業者の反逆?/量子力学解釈問題小史-「世界」と「歴史」の作り方/力学理論の構造-「起こる」か?「ある」か?/量子力学理論の切り分け- のない量子力学/量子力学とマッハの残照/「非決定論」のウィーン/湯川秀樹にとっての量子力学/確率と不安-ランダムか情報不足か/「科学」という制度をマッハから問う、など、336ページ。

同じ著者による→こちらを参照


白水徹也、『ブレーンワールド 宇宙の謎に挑む』(DOJIN選書 26)、化学同人、2009
宇宙はどのように誕生したか-膨張する宇宙と力の統一;膨張する宇宙/インフレーション宇宙論/宇宙を構成する物質/宇宙の果てはどうなっているか/膜宇宙論ダイジェスト//
余剰次元はなぜ必要か-アインシュタインの夢から究極の理論へ;時空の理論 相対性理論/アインシュタイン方程式が予言したブラックホール/余分な空間/ひもから膜へ//
究極の理論が描く最新の時空像-ブレーンワールドの登場;エネルギー砂漠/膜世界の登場/地上でブラックホールをつくる?/湾曲する余剰次元//
宇宙の新世界-ブレーン宇宙論へ;独自の発展を遂げた日本の相対論研究/膨張する膜宇宙/膜宇宙とブラックホール/多様な余剰次元、多様な宇宙//
身近な余剰次元-究極理論はすぐそこに;マルダセナの予想/マルダセナ予想の応用と一般相対性理論の役割/予想できない今後の展開など、184ページ。


福江純、『カラー図解でわかる ブラックホール宇宙 なんでも底なしに吸い込むというのは本当か? 死んだ天体というのは事実か?』(サイエンス・アイ新書 SIS-125)、ソフトバンク クリエイティブ株式会社、2009
常識篇:ブラックホールの非常識/時空篇:光速現象とスターボウ/重力篇:光線の曲がりとブラックホール時空/黒洞篇:ブラックホールとワームホール/宇宙篇:ブラックホールシャドーとブラックホールジェット/未来篇:ブラックホールエンジンなど、240ページ。

同じ著者による→こちらを参照


ロナルド・L・マレット、ブルース・ヘンダーソン、岡由美訳、竹内薫監修、『タイム・トラベラー タイム・マシンの方程式を発見した物理学者の記録』、祥伝社、2010
原著は Ronald L. Mallett with Bruce Henderson, Time Traveler, 2006
プロローグ/すべては父の死から始まった/秘密の使命/アインシュタインと私/父の足跡/開発中のプロジェクト/物理学者が誕生するまで/レーザー入門/研究生活の拠点をもとめて/私の膨張する宇宙/ブラックホールにのめりこんで/起死回生/甘美な科学技術/タイム・マシンを組み立てる/タイム・トラベル・パラドックスなど、318ページ。

ポール・J・スタインハート、ニール・トゥロック、水谷淳訳、『サイクリック宇宙論 ビッグバン・モデルを超える究極の理論』、早川書房、2010
原著は Paul J. Steinhardt and Nick Turok, Endless Universe. Beyond the Big Bang - Rewriting Cosmic History, 2007
2001年/第2幕/1つの宇宙についての2つの物語/粒子から宇宙へ/インフレーションと2人の宇宙論学者の物語/ひもからエキピロシスへ/宇宙のサイクリックモデル/最後の質問/百聞は一見にしかず/インフレーション多宇宙かサイクリック宇宙か/バック・トゥー・ザ・フューチャーなど、312ページ。

スティーブン・S・ガブサー、吉田三知世訳、『聞かせて、弦理論 時空・ブレーン・世界の端』、岩波書店、2010
原著は Steven S. Gubser, The Little Book of String Theory, 2010
プロローグ/エネルギー/量子力学/重力とブラックホール/弦理論/ブレーン/弦の双対性/超対称性とLHC/重イオンと第5の次元/エピローグなど、206ページ。

佐藤勝彦、『インフレーション宇宙論 ビッグバンの前に何が起こったのか』(ブルーバックス B1697)、講談社、2010
インフレーション理論以前の宇宙像/インフレーション理論の誕生/観測が示したインフレーションの証拠と新たな謎/インフレーションが予測する宇宙の未来/インフレーションが予言するマルチバース/「人間原理」という考え方など、192ページ。

同じ著者による→こちらを参照

フランク・クロース、大塚一夫訳、『なんにもない 無の物理学』、白揚社、2011
原著は Frank Close, The Void, 2007
空騒ぎ/原子はどれくらい空っぽか?/空間の正体/波はどこで起きるのか?/光に乗って旅をする/自由空間の代償/無限の海/謎のヒッグス場/新しい空虚をさがして、など、232ページ。

同じ著者による→こちらを参照


ブライアン・グリーン、竹内薫監修、大田直子訳、『隠れていた宇宙』(上下)、早川書房、2011
原著は Brian Greene, The Hidden Reality. Parallel Universes and the Deep Laws of the Cosmos, 2011
 現実(リアリティ)の境界-並行宇宙について/終わりのないドッペルゲンガー-パッチワークキルト多宇宙/永遠と無限-インフレーション多宇宙/自然法則の統一-ひも理論への道/近所をうろつく宇宙-ブレーン多宇宙とサイクリック多宇宙/古い定数についての新しい考え-ランドスケープ多宇宙など、326ページ。
 科学と多宇宙-推論、説明、予測/量子測定の多世界-量子多宇宙/ブラックホールとホログラム-ホログラフィック多宇宙/宇宙とコンピューターと数学の実在性-シミュレーション多宇宙と究極の多宇宙/探求の限界-多宇宙と未来など、326ページ。


同じ著者による→こちらを参照

こちらにも挙げておきます

森田邦久、『量子力学の哲学 非実在性・非局所性・粒子と波の二重性』(講談社現代新書 2122)、講談社、2011
量子力学は完全なのか-量子力学のなにが不思議なのか 1/粒子でもあり波でもある?-量子力学のなにが不思議なのか 2/不可思議な収縮の謎を解け/粒子も波もある/世界がたくさん/他にもいろいろな解釈がある/過去と未来を平等に考えてみる、など、240ページ。

村田次郎、『「余剰次元」と逆2乗則の破れ 我々の世界は本当に3次元か?』(ブルーバックス B1716)、講談社、2011
宇宙の姿/重力の法則/空間次元と逆2乗則/力の法則の一般形/余剰次元の世界/余剰次元を探る/強い力と宇宙項問題など、256ページ。

村山斉、『宇宙は本当にひとつなのか 最新宇宙論入門』(ブルーバックス B1731)、講談社、2011
私たちの知っている宇宙/宇宙は暗黒物質に満ちている/宇宙の大規模構造/暗黒物質の正体を探る/宇宙の運命/多次元宇宙/異次元の存在/宇宙は本当にひとつなのか、など、204ページ。

土居守・松原隆彦、『宇宙のダークエネルギー 「未知なる力」の謎を解く』(光文社新書 539)、光文社、2011
プロローグ-宇宙の運命はダークエネルギーに握られている(松原)//
ダークエネルギーの謎と物理学(松原);膨張する宇宙/宇宙のタイムライン/小さすぎる真空のエネルギー/ダークエネルギーの正体をめぐる理論の混迷//
ダークエネルギーの謎と天体観測(土居);天体の観測/超新星を使ってダークエネルギーを測る/様々なダークエネルギー測定方法/ダークエネルギー観測の現状と展望//
エピローグ-さらなる未知の世界へ向かって(松原)など、256ページ。

松原隆彦による→こちらを参照


アブラハム・パイス他、藤井昭彦訳、『ポール・ディラック 人と業績』(ちくま学芸文庫 ハ 36-1)、筑摩書房、2012
原著は Abraham Pais, Maurice Jacob, David I. Olive and Michael F. Atiyah, Paul Dirac. The Man and His Work, 1998
邦訳は2001年刊本の文庫化。第4章アティヤの「ディラック方程式と幾何学」は割愛とのこと(p.149)。
序文(ピータ^・ゴッダード)/追悼の辞(スティーヴン・ホーキング)//
ポール・ディラック、その人と業績(アブラハム・パイス)/反物質(モーリス・ジェイコブ)/単極子(デイヴィッド・オリーヴ)//
付録 孤高の天才ディラック(藤井昭彦)など、184ページ。


竹内薫、『ヒッグス粒子と宇宙創成』(日経プレミアシリーズ 164)、日本経済新聞出版社、2012
プロローグ/素粒子って何?/ヒッグス粒子とは何か?/宇宙はどのようにして作られたのか?/粒子の実験に使う「加速器」とは?/実験装置の中を探ってみよう/ヒッグス粒子発見は物理学の未来への第1歩など、208ページ。

同じ著者による→こちらを参照


松原隆彦、『宇宙に外側はあるか』(光文社新書 564)、光文社、2012
プロローグ/初期の宇宙はどこまで解明されているか/宇宙の始まりに何が起きたのか/宇宙の形はどうなっているのだろうか/宇宙を満たす未知なるものと宇宙の未来/宇宙に外側はあるか/エピローグなど、260ページ。

同じ著者による→こちらや、そちらを参照


ジョン・D・バロウ、小野木明恵訳、『無の本 ゼロ、真空、宇宙の起源』、青土社、2013
原著は John D. Barrow, The Book of Nothing, 2000
序章/無の学問-どこにもないところへの飛翔/ゼロ-すべての物語/から騒ぎ/無を構築する/エーテルに向かう流れ/いったい何がゼロに起こったのか?/空っぽの宇宙/決して(から)にならない箱/真空は何個あるのか?/真空の始まりと終わりなど、430ページ。

同じ著者による→こちらを参照


A.コンヌ、S.マジッド、R.ペンローズ、J.ポーキングホーン、A.テイラー、伊藤雄二監訳、『時間とは何か、空間とは何か 数学者・物理学者・哲学者が語る』、岩波書店、2013
原著は On Space and Time, edited by Shahn Majid, with contributions by Alain Connes, Michael Heller, Roger Penrose, John Polkinghorne and Andrew Taylor, 2008
はじめに(シャーン・マジッド)/暗黒宇宙(アンドリュー・テイラー)/量子力学的な時間と空間、その物理的実在(シャーン・マジッド)/因果律、量子論、そして宇宙論(ロジャー・ペンローズ)/時空の美しい理解のために:重力と物質の統一(アラン・コンヌ)/時間とは何か(ジョン・ポーキングホーン)など、250ページ。

ペンローズによる→こちらも参照


ジョン・D・バロウ、林一・林大訳、『宇宙論大全 相対性理論から、ビッグバン、インフレーション、マルチバースへ』、青土社、2013
原著は John D. Barrow, The Book of Universes, 2011
よい時によい場所に;歩いている二人の男/宇宙とはおかしなもの/場所の重要性/アリストテレスの球形の宇宙/プトレマイオスの「ヒース・ロビンソン」宇宙/コペルニクスのレボリューション//
コペルニクス以後;特別な時間と特別な場所/平等主義的法則/変化する宇宙/星雲仮説/エドワード時代の宇宙の生命/崩壊する宇宙/カール・シュヴァルツシルト:知りすぎた男//
アインシュタインの宇宙;コペルニクスの構想を完成させる/アインシュタインの洞察/脱線/物質が不動であるアインシュタインの宇宙の創造/第2の宇宙:デシッテルの、物質のない運動の宇宙/フリードマンの、運動する物質の宇宙/ルメートルの宇宙/アインシュタインとデシッテルの宇宙/トールマンの振動する宇宙/ルメートルとトールマンのよじれた宇宙/ミルンの宇宙(ニュートンのさまざまな宇宙)//
予想外の宇宙 宇宙論のロココ時代;フラクタル宇宙/カスナー博士の宇宙/ディラックの宇宙-重力が崩壊する場所/アインシュタインとローゼンの波打つ宇宙//
全然違う宇宙;スイスチーズ宇宙/混乱した宇宙/シュレディンガーの宇宙/ゲーデルの自転する宇宙//
定常宇宙とビッグバン;いつもあったし、今もあり、これからもある宇宙/机上の宇宙/電気宇宙/熱い宇宙//
ありのままの宇宙;乱流宇宙/ゆがんだ宇宙-1から9まで/むらのない宇宙と新たな観測の窓/カオス的宇宙/ミックスマスター宇宙/磁気的宇宙/プランズとディッキーの宇宙/物質-反物質宇宙//
初めてのはじまり;特異な宇宙/どの宇宙が特異か/冷たい宇宙とぬるい宇宙/予想外に単純な宇宙/そして統一的な考え方//
いくつものすばらしき新世界;非対称な宇宙/問題宇宙/インフレーション宇宙/カオス的インフレーション宇宙/永久インフレーション宇宙/突然、宇宙は再び単純に思えるようになる/数多くある宇宙は制限がきかなくなる//
ポストモダン宇宙;ランダム宇宙/確率の高い宇宙/人間原理的宇宙/ありうる宇宙/手づくりの宇宙/自然選択された宇宙/偽の宇宙/何もオリジナルではない宇宙/ボルツマンの宇宙//
周辺的な宇宙;ラップアラウンド宇宙/量子宇宙/自己創造する宇宙/衝突する宇宙/光の死/ハイパー宇宙//
暴走する宇宙;いちばんお買い得の宇宙/不合理な宇宙/謎めいた宇宙など、492ページ。


同じ著者による→こちらを参照

デイヴィッド・ドイッチュ、熊谷玲美・田沢恭子・松井信彦訳、『無限の始まり ひとはなぜ限りない可能性をもつのか』、インターシフト、2013
原著は Daivd Deutsch, The Beginning of Infinity. Explanations that Transform the World, 2011
説明のリーチ/実在に近づく/われわれは口火(スパーク)だ/進化と創造/抽象概念とは何か/普遍性への飛躍/人工創造力/無限を望む窓/楽観主義(悲観主義の終焉)/ソクラテスの見た夢/多宇宙/悪い哲学、悪い科学/選択と意思決定/花はなぜ美しいのか/文化の進化/創造力の進化/持続不可能(「見せかけの持続可能性」の拒否)/始まりなど、616ページ。

同じ著者による→こちらを参照


ローレンス・M・クラウス、青木薫訳、『宇宙が始まる前には何があったのか?』、文藝春秋、2013
原著は Lawrence M. Krauss, A Universe from Nothing, 2012
ペーパーバック版へのまえがき 宇宙は無から生じた/はじめに 何もないところから、何かが生まれなくてはならない/いかに始まったのか?/いかに終わるのか?/時間の始まりからやってきた光/ディラックの方程式/99パーセントの宇宙は見えない/光速を超えて膨張する/二兆年後には銀河系以外は見えなくなる/その偶然は人間が存在するから?/量子のゆらぎ/物質と反物質の非対称/無限の未来には/エピローグ 宇宙が始まる前には何があったのか?//
『種の起源』に匹敵する、宇宙論のパラダイムシフト(リチャード・ドーキンス)/著者との一問一答など、288ページ。

同じ著者による→こちらを参照


佐藤勝彦、『宇宙は無数にあるのか』(集英社新書 0694G)、集英社、2013
宇宙はどこまでわかったのか/まだ解明されない宇宙の謎/人間に都合よくデザインされた宇宙/インフレーション宇宙/マルチバース/人間原理をどう考えるのか、など、208ページ。

同じ著者による→こちらを参照


青木薫、『宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論』(講談社現代新書 2219)、講談社、2013
天の動きを人間はどう見てきたか/天の全体像を人間はどう考えてきたか/宇宙はなぜこのような宇宙なのか/宇宙はわれわれの宇宙だけではない/人間原理のひもランドスケープ/終章 グレーの階調の中の科学など、256ページ。

ロジャー・ペンローズ、竹内薫訳、『宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか』、新潮社、2014
原著は Roger Penrose, Cycles of Time, 2010
プロローグ//熱力学の第2法則と根底にある謎;どんどんランダムになる/状態の数とエントロピー/位相空間とボルツマンによるエントロピーの定義/エントロピーの概念のロバストネス/未来に向かってとめどなく増大するエントロピー/過去と未来はどこが違うのか?//
ビッグバンの奇妙な特殊性;膨張する宇宙/遍在する宇宙マイクロ波背景放射/時空、ヌル円錐、計量、共形幾何学/ブラックホールと時空の特異点/共形ダイアグラムと共形境界/ビッグバンの特殊性を理解する//
共形サイクリック宇宙論;無限とつながる/共形サイクリック宇宙論の構造/初期の前ビッグバン説/第2法則との折り合いをつける/共形サイクリック宇宙論と量子重力/共形サイクリック宇宙論の観測的証拠//
エピローグ//補遺など、336ページ。

ここで提唱されている〈共形サイクリック宇宙論
Conformally Cyclic Cosmology〉は、上掲スタインハート&トゥロック『サイクリック宇宙論』(2010)とは異なる議論です(p.203)。
ペンローズについて→こちらを参照


『Newton 別冊 インフレーション、パラレル宇宙論 佐藤勝彦、A.グース、M.テグマーク、今注目の宇宙発生論』、ニュートンプレス、2015.2.10
プロローグ 宇宙はどのように誕生したのだろうか//
真空の正体(和田純夫);真空とは何か?/真空の探求/真空の利用①~③/真空の限界/宇宙空間の真空/原子の中の真空/素粒子の世界の真空/素粒子を生む真空/沸き立つ真空/沸き立つ真空の実証/真空とビッグバン/銀河宇宙も創造した真空の正体//
インフレーション宇宙論(監修:佐藤勝彦);インフレーションとビッグバン/インフレーション宇宙論 誕生物語/膨張する宇宙/ビッグバン仮説の登場/宇宙の晴れ上がり/ビッグバンの証拠と謎/インフレーション宇宙論の登場/インフレーションをおこした力/インフレーションからビッグバンへ/宇宙の構造とインフレーション/インフレーションの検証/インフレーションの予言①~②/インフレーションとダークエネルギー/インフレーション宇宙論Q&A/宇宙論を検証する“最古の光”//
パラレル宇宙論(協力:向山信治/マックス・テグマーク);パラレル宇宙の階層構造/観測可能な領域/観測可能な領域の外/インフレーション/あなたのコピー/インフレーションの中の泡/宇宙の多重発生/インフレーションの根拠/無から生まれた宇宙/素粒子のことなる宇宙/ブレーン宇宙論/幸運な宇宙①~③/量子論の多世界解釈/特別インタビュー:マックス・テグマーク博士(→こちらも参照)//
宇宙の果てをめぐる再新宇宙論(協力:村山斉);果てしない問い/ずっと遠くの宇宙はどうなってる?/宇宙はどれくらいの大きさがある?/宇宙が小さかったころは端があった?/宇宙の形を知ることはできるのか?/私たちの宇宙が唯一の宇宙なのか?/宇宙は4次元時空ではないのか?/特別インタビュー:村山斉博士/コラム:物理学にはなぜ数学が使われるのか?、など、160ページ。


松原隆彦、『宇宙はどうして始まったのか』(光文社新書 738)、光文社、2015
「この宇宙」には始まりがある;宇宙は永遠不変の存在ではない/宇宙の始まりを考える/標準ビッグバン理論が信頼できる理由/宇宙のインフレーション//
無からの宇宙創世論;「無」とは何のことか/宇宙の境界条件/宇宙の始まりと「無」/結局、宇宙は本当に無から始まったのか//
量子論と宇宙論;量子論の意味/古典物理学はたいくつ?/量子論は古典物理学をくつがえす/神はさいころを振る/重力の量子論は未完成/重力の量子論を検証することの難しさ/量子宇宙論//
相対論と宇宙論;時間や空間は単なる舞台か/アインシュタインの登場/運動の相対性とは/重力とは何か/時空間がゆがむとはどういうことか/重力は光を曲げる/宇宙をモデル化する/宇宙膨張の発見とルメートル/宇宙はどこへ向かって膨張しているのか//
素粒子論と宇宙論;素粒子論を宇宙論の応用する/ビッグバン理論と原子核物理学/現在の宇宙にある多様な元素の起源/3重アルファ反応の妙/人間原理とは/素粒子論における多宇宙/宇宙論における多宇宙//
宇宙の始まりに答えはあるのか;宇宙の始まりという疑問/ホィーラーの参加型宇宙/ホーキングのトップダウン型宇宙/ホィーラーと多世界解釈/宇宙観はめぐる/情報と宇宙/プランクトンが十分に賢かったら、など、244ページ。

同じ著者による→こちらを参照


横山順一、『輪廻する宇宙 ダークエネルギーに満ちた宇宙の将来』(ブルーバックス B1937)、講談社、2015
序章 輪廻転生とは何か 転生者の捜索と科学の方法/宇宙の中身をさぐる/宇宙観の変遷 偏見からの解放/加速膨張宇宙の謎/ダークエネルギーの正体/宇宙のはじまり/宇撮る宙の将来/終章 ダライ・ラマとの邂逅など、208ページ。

同じ著者による→こちらを参照


羽澄昌史、『宇宙背景放射 「ビッグバン以前」の痕跡を探る』(集英社新書 0807-G)、集英社、2015
宇宙の「ルールブック」を求めて-素粒子実験から宇宙誕生の瞬間を実験へ/ビッグバンとCMB/「空っぽ」の空間/インフレーション仮説/原始重力波とBモード偏光/ポーラーベアの挑戦/戦国時代のBモード観測-ライバルとの競争、そしてライトバード衛星へ、など、208ページ。

マックス・テグマーク、谷本真幸訳、『数学的な宇宙 究極の実在の姿を求めて』、講談社、2016
原著は Max Tegmark, Our Mathematical Universe : My Quest for the Ultimate Nature of Reality, 2014
はじめに/実在とは何か//
宇宙を俯瞰する;空間での私たちの位置/時間軸上の私たちの位置/数値で見た私たちの宇宙/私たちの宇宙の起源/多宇宙の世界へようこそ//
ミクロの世界を拡大する;宇宙を構成するレゴブロック/レベルⅢ多宇宙//
一歩下がって見る;内的実在、外的実在、合意的実在/物理的実在と数学的実在/時間は幻想か/レベルⅣ多宇宙/生命、宇宙、すべてなど、484ページ。


テグマークの名前を初めて見たのが→こちらを参照
こちらにも挙げておきます

マーチン・ボジョワルド、前田秀基訳、『繰り返される宇宙 ループ量子重力理論が明かす新しい宇宙像』、白揚社、2016
原著は Martin Bojowald Zurück vor den Urknall. Die ganze Geschichte des Universums, 2009
邦訳は英語版 Once before Time を底本にしているとのこと。
すべての始まり/重力/量子論/インテルメッツォ/量子重力理論/観測的宇宙論/ブラックホール/時間/宇宙進化論/ただ一つの世界/万物の理論など、436ページ。


ビッグバンおよびブラックホールにおける特異点を解消することがテーマになっています。
ループ量子重力理論が呈示する空間・時間の離散性というイメージにからんで、→こちらでも挙げました


吉田伸夫、『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』(ブルーバックス B2006)、講談社、2017
はじめに -なぜ「今」なのか?/本書で扱う数値に関する用語/2ページで語る宇宙全史//
過去篇;不自然で奇妙なビッグバン - 始まりの瞬間/広大な空間、わずかな物質 - 宇宙暦10分まで/残光が宇宙に満ちる - 宇宙暦100万年まで/星たちの謎めいた誕生 - 宇宙暦10億年まで/そして「現在」へ -宇宙暦138億年まで//
未来篇;銀河壮年期の終わり - 宇宙暦数百億年まで/消えゆく星、残る生命 - 宇宙暦1兆年まで/第二の「暗黒時代」 - 宇宙暦100兆年まで/怪物と漂流者の宇宙 - 宇宙暦1
(がい)(10(20))年まで/虚空へ飛び立つ素粒子-宇宙暦1(せい)(10(40))年まで/ビッグウィンパーとともに - 宇宙暦(10(100))年、それ以降/不確かな未来と確かなこと - 残された謎と仮説//
補遺 宇宙を統べる法則;宇宙空間が膨張する/凝集と拡散が進行する、など、282ページ。


同じ著者による→こちらも参照

野村泰紀、『マルチバース宇宙論入門 私たちはなぜ〈この宇宙〉にいるのか』(星海社新書 112)、星海社、2017
「宇宙」って何?/よくできすぎた宇宙/「マルチバース」 - 無数の異なる宇宙たち/これは科学? - 観測との関係/さらなる発展 - 時空の概念を超えて、など、192ページ。

おまけ

〈シュレーディンガーの猫〉の発案者による

エルヴィン・シュレーディンガー、『自然とギリシャ人 原子論をめぐる古代と現代の対話』、1991
は「ギリシア・ヘレニズム・ローマ Ⅱ」のページの「v. ソークラテース前派(ソクラテス前派)、含む;エピクーロス派」の項で挙げました。

また「バロックなど(17世紀)」のページの「ii. ケプラー(1571-1630)など」の項では

W.パウリ、「元型的観念がケプラーの科学理論に与えた影響」、C.G.ユング、W.パウリ、『自然現象と心の構造 非因果的連関の原理』、1976
を挙げましたが、パウリについてはまた;

アーサー・I・ミラー、阪本芳久訳、『137 物理学者パウリの錬金術・数秘術・ユング心理学をめぐる生涯』、草思社、2010
原著は Arthur I. Miller, Deciphering the Cosmic Number. The Strange Friendship of Wolfgang Pauli and Carl Jung, 2009
プロローグ/ユングとユング心理学の生い立ち/若きパウリの栄光と挫折/ユング心理学と錬金術の深い関係/パウリの排他原理と「ジキル博士とハイド氏」/3と4の戦い-錬金術と近代科学の夜明け/パウリとハイゼンベルク-量子物理学の大躍進/チューリヒでの新生活がもたらしたもの/パウリの夢を分析し、治療する/曼荼羅と分析の終わり/物理学と心理学の融合を追い求めて/2人の共同研究の成果/3から4への移行/パウリの昨日への道/CPT定理の発見とパウリの夢/謎めいた数、137/エピローグ パウリとユングが遺したものなど、480ページ。

アラン・ライトマン、浅倉久志訳、『アインシュタインの夢』(ハヤカワepi文庫 ラ-1-1 17)、早川書房、2002
原著は Alan Lightman, Einstein's Dream, 1993
邦訳は1993年刊本の文庫化
「本書は、特殊相対性理論の論文完成前の約2ヶ月半、時間の概念にとりつかれていたアインシュタインが夜ごと
見たかもしれない(ヽヽヽヽヽヽヽヽ)さまざまな時間に関する夢を、30篇のショート・ショート形式で配列し、若き日のアインシュタインが登場するプロローグとエピローグとインタールードで全体をまとめあげた、風変わりな小説である」(訳者あとがき、pp.156-157)。

同じ著者による→こちらを参照

美術の領域から;

 クプカ 《宇宙の春 Ⅰ》 1913-14
クプカ《宇宙の春 Ⅰ》、1913-14年

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音楽方面から;

コスモス・ファクトリー、『ブラックホール』、1976(1)
3枚目となるA面1曲目のタイトル・チューン。

 
1.ヌメロ・ウエノ、たかみひろし、『ヒストリー・オブ・ジャップス・プログレッシヴ・ロック』、マーキームーン社、1994、pp.97-98。→こちらも参照
2014/05/01 以後、随時修正・追補
近代など Ⅱ
数学系、哲学系、神秘学系のものなど
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