ホーム 宇宙論の歴史、孫引きガイド 古城と怪奇映画など 美術の話 おまけ
図像、図形、色彩、音楽、建築など

i 図像など
ii 図形など
円・球螺旋・渦巻、その他
iii 色彩など
iv 音楽など
v 建築など
迷宮、その他
おまけ

i. 図像など

まずは「通史、事典など」のページで挙げた岩田・杉浦編『アジアの宇宙観』(1989)編集のきっかけとなった『アジアの宇宙観』展(ラフォーレ美術館、京都新聞社ホール、1982.11-'83.1)の図録として;
杉浦康平構成、岩田慶治監修、『アジアのコスモス+マンダラ』、講談社、1982
第1部 アジアのコスモス;アジアにそびえる宇宙山/須弥山をとりまく時空間/大海と聖山の宇宙的交合/宇宙神に胎内化された須弥山/山頂水平世界としてのマンダラ/聖域にひそむ須弥山/天なる龍と地なる亀/死と再生の黄金塔/神仙の秘境、崑崙山から富士山へ//
  [対談]自然の感性と宇宙観(岩田慶治・杉浦康平)/[小辞典]アジアの宇宙観(海野一隆・伊藤清司・定方晟)/[図版解説](杉浦康平・佐藤健・和田純)//
第2部 チベットのマンダラ;マンダラ-慈悲と忿怒の円相世界/マンダラ-脈動する図像 宇宙と自己の交接点(ヒロシ・ソナム師)など、A4版、192ページ。

岩田慶治については→こちらも参照
杉浦康平・岩田慶治について→あちらも参照
また関連して;

杉浦康平・後藤多聞企画・構成、、岩田慶治監修、『花宇宙 生命樹 アジアの染め・織り・飾り』展図録、NHKエンタープライズ、1992
人が樹となり、花となる…/花文様・樹文様(岩田慶治)//
花を着る、花を纏う/花咲く樹が語るもの/花を冠る、花を飾る/輝く花、宇宙の華//
樹、かぎりないその恵み(T.C.マジュプリア)/樹木と山の多彩な変幻(R.マックスウェル)/生命の樹の意味空間(土屋健治)/タイにおける生命の樹(S.シーマトラン)/バーイシー・スークァンへの旅(後藤多聞)/樹になる、花と化す(切畑健)/瑞祥の「花」、循環する生命(郡司正勝)など、A4版、128ページ。

さらに;
杉浦康平、『春雷記』、杉浦康平プラスアイズ、1988
「花と壺」。曼荼羅を荘厳する/密教儀礼における、「花と壺」/宝瓶。仏宇宙を胎蔵する/壺と水。生命の水で満たされる/壺と豊穣。大地の響鳴/門。まだらと再生の力/生命樹。上昇する螺旋の力/宇宙山。花と渦、壺のなかの渦/山車と船。動く花、動く壺など、64ページ。

杉浦康平、『宇宙を呑む アジアの宇宙大巨神の系譜[万物照応劇場]』、講談社、1999
宇宙を呑む-現代版/宇宙を呑む-幼児クリシュナ/宇宙大巨神-クリシュナ=ヴィシュヌ 1/宇宙大巨神-クリシュナ=ヴィシュヌ 2/宇宙大巨神-クリシュナ=ヴィシュヌ 3/宇宙を呑む-聖獣たち/宇宙を呑む-ヨーガ行者/宇宙を呑む-道教の行者 1/宇宙を呑む-道教の行者 2、など、376ページ。

杉浦康平、『生命の樹・花宇宙[万物照応劇場]』、NHK出版、2000
はじめに 「生命の樹」「豊穣の樹」「宇宙樹」//
「生命の樹」の4つの様相;「立樹文様」。ゆらめきうねる「生命の樹」/「カラムカリ」、直立する樹と聖獣たち/渦巻く「ペーズリー文様」と、イスラムの「生命の樹」/「扶桑」と「連理」、絡みあう「宇宙の樹」/4つの樹相が林立する//
「生命の樹」と聖獣たち;聖獣たちが意味するもの/鵞鳥・蛇・猿・牛…、大地・陸上・天空の三世界を結びつける/精霊のざわめき。樹液の流れ。「話す樹」の不思議/絡みあう「生命の樹」、蛇の交尾に感応する//
「生命の樹」と鳥と蛇;鳥と蛇、光明と暗黒、天の火と地の水を象徴する/龍と鳳凰、渦巻き反転しあう対原理/蛇と鳥をあしらう、聖なる造形//
「生命の樹」。豊穣と再生の宇宙軸;神籬、心の御柱。中心を貫く宇宙軸/ストゥーパ。壺と樹木。宇宙山と宇宙軸の造形/玉虫厨子。宇宙樹が宇宙山「須弥山」となる/アジアの蓮華。聖なる宇宙を象徴する/グヌンガン。世界の中心の力を呼び醒ます/祭礼の山車。宇宙山と生命樹の結びつき/山の靈威、天上の花の賑わい//
おわりに 人が樹となり、花となる、など、272ページ。


杉浦康平、『宇宙を叩く 火焔太鼓・曼荼羅・アジアの響き[万物照応劇場]』、工作舎、2004
はじめに 「楽の音」、音の形。天人饗応のコスモロジー/天籟受器/建鼓/火焔太鼓など、、348ページ。
………………………

これまでのページでも随所で宇宙図の類に関する文献にふれてきています。その内から主なものいくつかのみ拾いあげておくと;

Colette Caillat, Ravi Kumar, english rendering by R. Norman, The Jain Cosmology,1981
濱田淑子・本田秋子、「(研究資料紹介) : ローカ・プルシャ Loka-Puruṣa -ジャイナ教の宇宙観-」、2013

須彌山圖譜』、1925
『仏教の宇宙観 龍谷大学大宮図書館 2009年度特別展観』図録、2009.5

Buddhist Cosmology Thonburi Version, 1982

『大和文華』、no.121、2010.3.31、「マニ教絵画特輯」
中国江南マニ教絵画研究』、2015

黙示録と幻想 終末の心象風景』展図録、2000
The Apocalypse and the Shape of Things to Come, 1999-2000

金沢百枝、『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』、2008

こちら(インド(?)の亀蛇宇宙図)あちら(イスラームの〈世界を支える者たち〉)
また「通史、事典など」のページ「iii. 地学・地誌・地図など」の項の内、「地図」に関する箇所も参照

また平凡社の『イメージの博物誌』シリーズ;
ウォレン・ケントン、『占星術-天と地のドラマ イメージの博物誌 1』、1977
マリア=ガブリエル・ヴォジーン、『神聖舞踏-神々との出会い イメージの博物誌 2』、1977
デーヴィッド・コクスヘッド+スーザン・ヒラー、『夢-時空を超える旅路 イメージの博物誌 3』、1977
フランシス・キング、『魔術-もう一つのヨーロッパ精神史 イメージの博物誌 4』、1978
デーヴィッド・タンズリー、『霊・魂・体-小宇宙としての人間 イメージの博物誌 5』、1977
スタニスラス・クロソウスキー・デ・ロラ、『錬金術-精神変容の秘術 イメージの博物誌 6』、1978
ジル・パース、『螺旋の神秘-人類の夢と怖れ イメージの博物誌 7』、1978
フィリップ・ローソン、『タントラ インドのエクスタシー礼賛 イメージの博物誌 8』、1978
フィリップ・ローソン+ラズロ・レゲザー、『タオ 悠久中国の生と造形 イメージの博物誌 9』、1982
スタニスラフ・グロフ+クリスティナ・グロフ、『魂の航海術-死と死後の世界 イメージの博物誌 10』、1982
ゼヴ・ベン・シモン・ハレヴィ、『ユダヤの秘儀 カバラの象徴学 イメージの博物誌 11』、1982
マリー・ルイゼ・フォン・フランツ、『時間-過ぎ去る時と円環する時 イメージの博物誌 12』、1982

フランシス・ハックスリー、『龍とドラゴン-幻獣の図像学 イメージの博物誌 13』、1982
ジョン・ミシェル、『地霊-聖なる大地との対話 イメージの博物誌 14』、平凡社、1982
ロジャー・クック、『生命の樹-中心のシンボリズム イメージの博物誌 15』、1982
ラレ・バフティヤル、『スーフィー イスラムの神秘階梯 イメージの博物誌 16』、1982
フランシス・ハクスリー、『眼の世界劇場-聖性を映す鏡 イメージの博物誌 17』、1992
ピーター・ペイン、『マーシャル・アーツ-武術の霊的次元 イメージの博物誌 18』、1992
ニコラス・ソーンダズ、『ネコの宗教-動物崇拝の原像 イメージの博物誌 19』、1992
デイヴィッド・マクラガン、『天地創造-世界と人間の始源 イメージの博物誌 20』、1992
リュシ・ラミ、『エジプトの神秘-甦る古代の叡智 イメージの博物誌 22』、1992
ジェフリー・アッシュ、『アーサー王伝説-黄金時代の夢 イメージの博物誌 23』、1992
ロバート・ロウラー、『神聖幾何学-数のコスモロジー イメージの博物誌 24』、1992
フィリップ・ローソン、『聖なるチベット イメージの博物誌 25』、1992
ジョーン・ハリファクス、『シャーマン-異界への旅人 イメージの博物誌 26』、1992
W.カーク・マクナルティ、『フリーメイソン-儀礼と象徴の旅 イメージの博物誌 27』、平凡社、1994
ジェフリー・アッシュ、『アトランティス伝説-失われた大陸/古代の叡知 イメージの博物誌 28』、1994
ジョン・M・ルンドクィスト、『神殿-天と地の出会い イメージの博物誌 29』、1994
アデル・ゲティ、『女神-生ける自然の母 イメージの博物誌 30』、1995
P.L.ウィルソン、『天使-神々の使者 イメージの博物誌 31』、1995
スタニスラフ・グロフ、『死者の書-生死の手引 イメージの博物誌 32』、1995
アリステア・シアラー、『ブッダ-知恵の心 イメージの博物誌 33』、1995
ジョン・ラッシュ、『双子と分身-〈対なるもの〉の神話 イメージの博物誌 34』、1995

………………………

『古美術』、no.35、1971.12、pp.9-52:「特集 星宿美術」
図版/星宿美術-星曼荼羅(真鍋俊照)/羅睺・計都の図像鑑賞(野尻抱影)/星とキリスト教美術(田中文雄)

林温、『妙見菩薩と星曼荼羅 日本の美術 no.377』、至文堂、1997.10
はじめに//
古代の天界観;北辰と北斗/さまざまな星宿図/日本における北極星と北斗七星/北斗七星の刀//
インドの星宿像の混入//妙見菩薩//熾盛光法//北斗曼荼羅の成立//
その他の星宿図;如意輪観音と虚空蔵菩薩/おわりに//
カコミ;五惑星/北辰と北斗/十二宮と二十八宿/式盤の一異例//
妙見信仰と武士団形成-千葉氏の場合-(丸井敬司)など、98ページ。


藤田治彦、『天体の図像学 西洋美術に描かれた宇宙』、八坂書房、2006
古代ギリシア・ローマの天体/磔刑像の天体/聖母像の宇宙/初期ネーデルラント絵画の天体/宗教改革と対抗宗教改革の日月/新大陸の太陽・月・星/太陽の画家と月の画家/18世紀「科学の時代」の天体/19世紀「産業の時代」の太陽と月/20世紀 新しい天体の風景など、302ページ。

島本浣・岸文和編、『絵画の探偵術』、昭和堂、1995、「第Ⅰ部 3 世界を観る絵画」、pp.66-81
a 宇宙観 西洋(加藤哲弘)/a 宇宙観 日本(加須屋誠)/b 前世と死後の世界 西洋(蜷川順子)/b 前世と死後の世界 日本(加須屋誠)

三好唯義編、『図説 世界古地図コレクション』(ふくろうの本)、河出書房新社、1999
西洋との接触/屏風になった世界地図/出版された世界図/マテオ・リッチ世界地図とその影響/蘭学の発達と世界地図/ペリー来航と幕末の世界地図ブームなど、140ページ。


久重忠夫、『西欧地獄絵巡礼』、彩流社、1996
序章 「泉の聖母」/トルチェッロ-地獄下り/トスカーナの丘から/ミケランジェロに圧倒されて/第1間奏 『神曲』の挿絵を眺めながら/ドイツから北欧へ/第2間奏 「地獄の門」の前で/ボッシュ憧憬/フランス・カテドラル巡礼/フランドルの旅/付論 私の地獄観-自獄について、など、316ページ。
こちらにも挙げています


ロバート・ローゼンブラム、神林恒道・出川哲朗訳、『近代絵画と北方ロマン主義の伝統-フリードリヒからロスコへ-』、岩崎美術社、1988
原著は Robert Rosenblum, Modern Painting and the NOrthern Romantic Tradition : Friedlich to Rothko, 1988
北方ロマン主義と神の復活;フリードリヒと風景画の神性/宇宙創造論と神秘主義-ブレーク、ルンゲ、パーマー-//
19世紀末におけるロマン主義の生き残りと復活;ファン・ゴッホ/ムンクとホードラー//
20世紀におけるロマン主義の生き残りと復活;牧歌的なものと黙示録的なもの-ノルデ、マルク、カンディンスキー-/ロマン主義のほかの流れ-クレーからエルンストへ-//
超越的抽象;モンドリアン/抽象表現主義など、352ページ。


ニルス・ビュットナー、深谷訓子訳、「アルス・コスモグラフィア 初期近世ヨーロッパにおける風景画と世界形状誌」、『京都美学美術史学』、no.5、2006、pp.1-30 [ < CiNii Articles

錬金術の図像については、上に挙げたデ・ロラ『錬金術-精神変容の秘術 イメージの博物誌 6』や同じ著者による『錬金術図像大全』などを参照
また
『牧神』、no.7、1976.11:「特集 神秘主義について」中の
吉村正和、「バラ十字会とカバラの図像学」、pp.106-121

球体マンダラ」(南原実)、
フレッド・ゲティングズ、『オカルトの図像学』、1994
オーエン・S・ラクレフ、『図説オカルト全書』、1997
ブルトン、『魔術的芸術』、1997
なども参照ください。

Peter Whitfield, The Mapping of the Heavens, The British Library, London, 1995
『諸天の地図作り』
星図と古典的天文学/もっとも古い科学/イスラームと中世の天文学/新しい科学/移り変わる地平など、134ページ。


Bernard Ribemont, “Le zodiaque médiéval”、『神話・象徴・文化 Ⅱ』、楽瑯書院、2006、横書きpp.77-102
「中世の獣帯」
獣帯の図像誌/中世の百科全書における獣帯/惑星と植物//
附録;『諸事物の特性の書』第9章/同第10章など


また
The Spiritual in Art. Abstract Painting 1890-1985, 1986

あわせて;
『宇宙御絵図』展図録、豊田市美術館、2007
宇宙と風雅モダニズム(篠原資明)/「宇宙御絵図」を思考する(青木正弘)//
図版;安齊重男/金山明/河原温/北山善夫/佐倉密/鷲見和紀郎/田中信行/長沼宏昌/野村仁/松澤宥/毛利武一郎/ZAPPAなど、124ページ。


港千尋・永原康史編、『創造性の宇宙-創世記から情報空間へ』、工作舎、2008
ヴィジュアル・ステージ(港千尋+永原康史)/第2のビッグバンへむけて(港千尋)//
コスモロジーの冒険;創世記に見られる天地創造とその創造主(秦剛平)/ムカルナス-空虚の装飾(高橋士郎)/ディープ・コスモロジー-宇宙からのイメージ(伊藤俊治)//
関係性の力;インタラクションに関する考察-「自己座標系」をデザインすること(須永剛司)/インタラクティヴな遠近法(ジャン=ルイ・ボワシエ)/計算する宇宙の囲碁(久保田晃弘)//
メディアを超えて;オープン・クリエーション-PAZ(分散的テンポラリー・ゾーン)の実践(四方幸子)/観測される現在地-存在のリアリティ(平川紀道)/柔らかなデジタル(前だジョン×永原康史)/情報宇宙の作図法-インタラクション・ユニヴァースのための制作ノート(永原康史)など、256ページ。


『ミッション[宇宙×芸術] コスモロジーを超えて』、青幻舎、2014
東京都現代美術館、2014.6.7-8.3
Images for mission [SPACE×ART]/宇宙にとって芸術とはなにか-ミッション[宇宙×芸術]展によせて(森山朋絵)//
展示風景+図版;技術試験衛星I型「きく1号」(ETS-a)/beyond [space+art+design]/宇宙をテーマとする歴史資料・書籍/ポートフォリオ(NASA「宇宙への旅-25年の歴史」)/月の影/大平貴之/チームラボ/森脇裕之/木本圭子/鈴木康広/逢坂卓郎/国立天文台/oblaat(谷川俊太郎)/ユリウス・フォン・ビスマルク/国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟における『文化・人文社会科学利用パイロット・ミッション』/フェアリング/H-IIA204型ロボット/逢坂卓郎/安藤孝浩/河口洋一郎/イ・ヨンジュン/宇宙切手 辻野照久氏蔵/測地実験衛星(EGS)「あじさい」/西澤丞&ソニー・ミュージックコミュニケーションズ/惑星探査車/地球光/名和晃平/松本零士/SPACE FILMS/なつのロケット団/きぼうハイビジョン・アースビュー/月面旅行-Flying over the moon-/H-IIA/H-IIBロケット用第1段エンジン(LE-7A)/JAXA長期ビジョン/宇宙ホテル構想/多摩美術大学×東京大学 ARTSAT:衛星芸術プロジェクト/チームラボ 陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)実物大模型/福原哲郎&東京スペースダンス/oblaat(谷川俊太郎、三角みづ紀、最果タヒ、穂村弘)/人工衛星クラブ(和田ラジヲ)//
テキスト・資料;宇宙×芸術クロニクル[年表]/宇宙芸術 Space Art/宇宙芸術とは(逢坂卓郎)/特別対談(若田光一(宇宙飛行士/JAXA)×逢坂卓郎)/宇宙×芸術展の試み/ミッション[宇宙×芸術]展によせて(板根厳夫)/宇宙機関と芸術の出会い(内富素子)/現代アートの視点と宇宙芸術(森脇裕之)/種子島宇宙芸術祭の構想(同)/プロダクトデザインと宇宙芸術(山中敏正)/アートとしての宇宙切手の魅力(辻野照久)/地球人としての自覚・人類益の創成(松尾尚子)/国際宇宙ステーション(ISS)と宇宙芸術(潮田知彦)/人工衛星と宇宙芸術(鈴木浩之)/遙かなるもののリアリティ(久保田晃弘)など、182ページ。


『宇宙と芸術 かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ』展図録、森美術館/平凡社、2016
「宇宙と芸術展」について(南條史生)/宇宙と芸術-宇宙という想像/創造の領域へ(椿玲子)//
SECTION 1 人は宇宙をどう見てきたか?/SECTION 2 宇宙という時空間/SECTION 3 新しい生命観-宇宙人はいるのか?/SECTION 4 宇宙旅行と人間の未来/MAMスクリーン004:宇宙から地球を観る//
宇宙観の変遷-アリストテレスからアインシュタインまで(竺覚曉)/プラシド・ドミンゴと原子力発電(的川泰宣)/西洋美術における宇宙(アルベルト・ロッカ)//
作品リスト/作家・作品解説など、320ページ。


この他、
『SPACE ODYSSEY 宇宙の旅』展図録、水戸芸術館現代美術ギャラリー、2001
『天体と宇宙の美学』展図録、滋賀県立近代美術館、2007
あるも未見

もとの勤め先で先だって開かれた『空飛ぶ美術館』展(三重県立美術館、2015/3/7-5/6→こちらを参照)の図録で参考文献としてあげられていて知ったのが(p.89);
Jean Clair ed., Cosmos. From Romanticism to Avant-garde, The Montreal Museum of Fine Arts, 1999
『コスモス ロマン主義からアヴァン=ギャルドへ』展図録
自然と宇宙;フンボルトからハッブルへ(
Jean Clair)/宇宙の秤-有限から無限へ(Stéphane Deligeorges)//
約束の地;アンデスの心臓-フンボルトの『コスモス』とフレデリック・エドウィン・チャーチ(
Günter Metken)/19世紀のアメリカ-新たな前線(Mayo Graham)/ヨセミテの最初のイメージ-アメリカ西部の最初のイコン(Mary Warner Marien)/社会的芸術としての地質学的景観-アメリカ西部における探検家と写真家たち、1859-1879(François Brunet)//
両極への旅;極北の芸術的征服(
Eleanor Jones Harvey)/氷山、北極熊と北のオーロラ(Rosalind Pepall)//
地球の彼方に:月;「壮大な荒廃」-撮影された月(
Christopher Phillips)//
想像上の諸宇宙論;新しい天文学と膨張する宇宙-19世紀末のフランスからの眺め(
Barbara Larson)/有限性としての宇宙-ボッチョーニの色彩生成(クロモゴニー)からフォンタナの空間芸術へ(Giovanni Lista)/宇宙的建築の理念と20世紀初頭のロシア・アヴァン=ギャルド(Igor A. Kazus)/宇宙的想像、象徴主義から抽象芸術へ(Constance Naubert-Riser)//
無限へ、そして帰還;現在の諸宇宙論(
Dieter Ottinger)など、398ページ。

そう言えばこんなのもありました;
Jeannot Simmen ed., Schwerelos. Der Traum vom Fliegen in der Kunst der Moderne, Edition Cantz, Stuttgart, 1991
『無重力 近代の芸術における飛行の夢』展図録
無重力になる-展覧会のために(
Jeannot Simmen)/魂の飛翔と霊の墜落 諸天の建築は脳の建築である(Bazon Brock)/宇宙飛行士の林苑 集合的想像力の駆動装置(Ulrich Giersch)/ル・コルビュジェ《空中の箱》-重量のない-、青春の経験に帰される(Adolf Max Vogt)/中性的な枠、普遍的な枠-ミース・ファン・デル・ローエへ(Christoph Asendorf)/非物質的な像(Norbert Bolz)/〈宙に浮かぶ〉造形(Bernhard Kerber)/こんにちは-作話の美学(Thomas Zaunschirm)/虚空の中で重さなく(Jeannot Simmen)//
カタログなど、286ページ。


Benjamin Anderson, Cosmos and Community in Early Medieval Art, Yale University Press, New Haven and London, 2017
『初期中世の美術における宇宙と共同体』
序論:孤独と共同体/専制と光輝/布告と処置/カロリング朝の合意/ビザンティンの不同意/結論など、212ページ。


扱われているのはおおよそ西暦700年から1000年までのフランク王国、東ローマ帝国、イスラームの帝国です。

ちなみに美術に関する旧拙稿で宇宙論ネタを潜りこませたものは、「四方山話」に載せたものや「階段で怪談を」(<美術の話)以外にはあまりなかったかと思うのですが(たぶん)、これまで何度か挙げた
ふわふわ、きちかち、ずずずず、あるいは黒死館の影のもとに」、『1930年代展』図録 1999.9 [ < 三重県立美術館のサイト
時よ止まれ、おまえは美しいのか? 絵と映像のA感覚」、『液晶絵画』展図録、200 [ < 同上]
作品解説、あるいは幕間に潜りこもう!」、『ひろがるアート展~現代美術入門篇~』図録 2010.10 [ < 同上]
三重県立美術館ニュース、no.119、2010.12.10、『ひろがるアート~現代美術入門篇~』関連記事[ <まぐまぐ!のサイト
などの他、
“my sky hole 86 - 道 No.1”より」、『ひるういんど』、no.18、1987.3 [ < 三重県立美術館のサイト
ライリー,モネ,その他~線を巡って」、『大原美術館所蔵品展~20世紀・世界の美術~』図録、1987.4 [ < 同上]

あたりでしょうか。

宇宙論には絡みませんが、次項で扱う球にふれたのが;
夢みる三半規管」、『エルミタージュ美術館展-フランス バロック・ロココ絵画』図録、1994.8 [ < 同上]


こちらは十字について;
吸血鬼は十字架を恐れるか?-ビクトル・ミラ『神に酔いしれて』をめぐって(上)-『100の絵画・スペイン20世紀の美術』展より-」、『ひるういんど』、no.37、1992.1 [ < 同上]
吸血鬼は十字架を恐れるか?ビクトル・ミラ『神に酔いしれて』をめぐって(下)-『100の絵画・スペイン20世紀の美術』展より-」、『ひるういんど』、no.46、1994.4 [ < 同上]

ii. 図形など

まずは;
澁澤龍彦、『胡桃の中の世界』、1974
から「プラトン立体」、「螺旋について」、「幾何学とエロス」、「宇宙卵について」など。

〈プラトーン立体〉については、プラトーンの『ティーマイオス』(→こちらを参照)やケプラーの『宇宙の神秘』(→こちらを参照)なども参照

また
澁澤龍彦、『思考の紋章学』、河出書房新社、1977
から「円環の渇き」
こちらでも少し触れています
他の内容は;
ランプの廻転/夢について/幻鳥譚/姉の力/付喪神/時間のパラドックスについて/オドラデク/ウィタ・セクスアリス/悪魔の創造/黄金虫/愛の植物学など、232ページ。


澁澤龍彦については→こちらを参照

ロバート・ロウラー、三浦伸夫訳、『神聖幾何学-数のコスモロジー イメージの博物誌 24』、平凡社、1992
原著は Robert Lawlor, Sacred Geometry : Philosophy and Practice, 1982
序/幾何学の実践/神聖幾何学:普遍的秩序のメタファー/初動:〈1〉の分割/交替/比例と黄金分割/グノーモンの展開と螺旋の創造/円の方形化/中項化:幾何学が音楽になる/人間/宇宙的立体の形成//
訳者解題-幾何学から神秘学へ、など、118ページ。

『イメージの博物誌』シリーズについて→こちらを参照

ティム・インゴルド、工藤晋訳、『ラインズ 線の文化史』、左右社、2014
原著は Tim Ingold, Lines : A Brief History, 2007
序論/言語・音楽・表記法/軌跡・糸・表面/上に向かう・横断する・沿って進む/系譜的ライン/線描・記述・カリグラフィー/直線になったライン//
人類学の詩的想像力 訳者あとがき/さわやかな人類学へ 解説に代えて(菅啓次郎)など、278ページ。

………………………

円・球について;

ガストン・バシュラール、『空間の詩学』、1972、「第10章 円の現象学」

ジョルジュ・プーレ、岡三郎訳、『円環の変貌』(上下)、国文社、1973-1974
原著は Georges Poulet, Les métamorphoses du cercle, 1961
上巻;序論/ルネサンス/バロック時代/パスカル/18世紀/ルソー/ロマン主義/ラマルティーヌ/バルザック/ヴィニ/ネルヴァルなど、368ページ。
下巻;エドガー・ポウ/アミエル/フローベール/ボードレール/マラルメの《プローズ》/ヘンリー・ジェイムズ/クローデル/三人の詩人 リルケ、エリオット、ギリェンなど、328ページ。


同書の部分訳が;
ジョルジュ・プーレ、近藤晴彦訳、『詩と円環 ポー ボードレール リルケ エリオット』(審美文庫 11)、審美社、1973
訳者まえがき/ポー/ボードレール/リルケ/エリオット/訳者あとがきなど、120ページ。

同じ著者による→こちらを参照

高橋睦郎、『球体の神話学』、河出書房新社、1991
パチンコ玉に始まる/人、果実に出会う/生の果実と死の果実/豆を尊び豆を忌避し/西の麦・東の米/花は莟をこそ/球根少年、じつは/鳥は二度生まれる/世界卵から愛が生まれた/蛇は永遠に死なず/龍と反世界の卵/亀型宇宙と亀甲占い/魚に呑まれた男根/円い真珠といびつな真珠/神聖なるかな糞の玉/それでも太陽は動いている/太陽は男性か女性か/月と太陽は結婚できない/月に支配された女たち/人間の運命を星空に見る/星座は空に描かれた神話/星座と星座が演じるドラマ/歌人定家が天文学を変えた/キリスト誕生星はハレー彗星?/ブラック・ホールはあるか/天球儀は神の視点/地球と天球は対応するか/青い惑星は生命の星/頭部はもう一つの宇宙/宙を飛ぶ反逆の球体/両眼は頭蓋穹窿の日月/目の逆説と太陽の神/詩人は見者・眼球の人/ひとつの眼・たくさんの眼/眼球は睾丸である?/男性シンボルは男の「宝」/神をたたえる睾丸抜き羊/限りなく完全に近い半球/完全なる男性への儀礼/われらを導く二球体・一半球/球い頭に長い尾っぽの訪問者/人間も卵から生まれる/子宮回帰と子宮嫌悪/多乳の女神と乳なしの女軍/乳房はお尻のコピーである/人間もかつて球体だった!?/旅ついに球戯より球戯へ//
[対談]球なるものをめぐって(四方田犬彦×高橋睦郎)など、232ページ。


高知尾仁、『球体遊戯ールネサンスにおける知の平衡』、同文舘出版株式会社、1991
球形の劇場//
球体の振幅-球体の図像学;球形の宇宙・天・地/宗教・異教・異端/美徳と悪徳/栄光と虚無/秩序と転倒/調和と不和/運命と審判/創造と偽造//
球体の定位-知的球体の美学;
技芸(アルス)/メランコリア/知的球体 あるいは テンペランチア//
付記など、320ページ。


マンフレート・ルルカー、竹内章訳、『象徴としての円 人類の思想・宗教・藝術における表現』(叢書・ウニベルシタス 342)、法政大学出版局、1991
原著は Manfred Lurker, Der Kreis ald Symbol, im Denken, Glaube und Kunstlerishen Gestalten der Menschheit, 1981
幾何学と現象学と形態学のために/小児の体験世界と造形世界/神の円/世界のすがた/時間と永遠/天と天体/黄泉の国の象徴としての円/原初 調和 全体性/人間と円など、188ページ。

西野嘉章、「聖環図譜」、『ユリイカ』、vol.25 no.1、1993.1:「特集 幻想の博物誌」、pp.92-102

吉武𣳾水監修、杉浦康平編、『円相の芸術工学』(神戸芸術工科大学レクチャーシリーズ)、工作舎、1995
はじめに(吉武𣳾水)/自然と円相;円を発想の基本にして自然の諸相を読み解く(高木隆司)/脳とコンピュータの円相;「脳を考える脳を考える脳……」情報幾何学の円相を探る(甘利俊一)/情報と円相;自己言及(オートポイエーシス)的な生物社会をめぐる情報の円環構造(西垣通)/分裂病の円相学;全存在をかけて、こころの円環を閉じるとき(香山リカ)/混合体と円相;動き、味わう、身体が知覚するクレオールの道(今福龍太)/円相と空間秩序;東アジアの国々に脈打つ風水の空間秩序形成技術(齋木崇人)/マンダラと円相;「花と壺」-豊穣と再生を支える二つの円相(杉浦康平)/円相の人類学、あるいは円相の中の時空;ここがそこであり、生と死が同時に見える場所の不思議(岩田慶治)/円相と太極図;万物生成のダイナミズムを内包する太極(三浦國雄)/円相と十牛図;「花が咲き、川が流れる」無我の境位から、存在が開かれる(上田閑照)など、296ページ。

M.H.ニコルソン、小黒和子訳、『円環の破壊 17世紀英詩と〈新科学〉』、1999

Le globe et son image, Bibliothèque nationale de France, Paris, 1995
『球とそのイメージ』
序文
(Jean Favier)/力のイメージ-古代から中世までの天球あるいは地球(Danielle Lecoq)/フランス王家の象徴体系。球と王たち(Monique Pelletier)/世界の認識、世界の虚しさ-球、知のイメージ、創造のイメージ(16-18世紀)(Catherine Hofmann et Ève Netchine)など、76ページ。

Esprit sphérique, Galleria Gottardo, Lugano & Charta, Milano, 2006
『球形の精神』
(Franco Rogantini)/贈りもの、コレクション、展覧会、モノグラフ(Marialaura Parma con Peter e Alex Legler)/球形の精神を求めて(Marisa Bertoldini)/古代と近世のある〈驚異の部屋〉-珍奇と驚異としての球(Marco Lorandi Bedogni-Pietri)/宙吊りの球-ブルトンのシュルレアリスムへの回帰(Carla Burani Ruef)//
球形のもの
(Vittorio Marchis)/球と差異の不完全さ(Ubaldo Fadini)/建築と表象の間での球の幾何学(Laura De Carlo)/球。ラテンアメリカからの視野(Lilian Llanes)/ユダヤ宗教思想における球(Giorgio Israel)/癒すイメージ-自己検査と変化の倫理(Marco Garzonio)/ムスリムの東方における球の起源(Brahim Alaoui)/「象徴的球」(Mino Gabriele)/芸術における球(Philip Rylands)/「球」、あるいはギリシア思想における完全な丸さの魔術(Christoph Riedweg)/球の宇宙開闢論(Giuseppe O. Longo)/球(と円形物)についての覚書と註釈(Tomás Maldonado)など、400ページ。

Susanne von Falkenhausen, "The Sphere : Reading a gender metaphor in the architecture of modern cults of identity", Art History, vol.20 no.2, June 1997, pp.238-267
「球 近代の同一性信仰の建築におけるジェンダーの隠喩を読む」
………………………

螺旋、渦巻などについて;
ジル・パース、高橋巖訳、『螺旋の神秘-人類の夢と怖れ イメージの博物誌 7』、平凡社、1978
原著は Jill Purce, The Mystic Spiral. Journey of the Soul, 1974
霊魂の旅/流転、その形式と象徴/進化する螺旋/呼吸する宇宙/生命の螺旋/二つの永遠/中心/内在神か超越神か/宇宙的リズムの小宇宙的模倣/星間渦巻と生命の樹/体内螺旋の拡張と収縮/迷宮と舞踏/あらゆる原因はそれ自身の原因の結果である//
図版//
資料図版とその解説;宇宙の目ざめ/心の迷宮/蛇のマンダラ/人間の神秘体、樹と宮/地のからだ、宮と穴/死と諸世界の均衡/生命の樹と心臓/迷路/戦士/意識の構造と進化/宇宙卵の割れ方/天地の合一とその力動的均衡/小道/諸世界、次元と方角/宇宙秩序とエクスタシー舞踏/進化など、128ページ。

『イメージの博物誌』シリーズについて→こちらを参照

千田稔、『うずまきは語る 迷宮への求心性』(Fukutake Books 26)、福武書店、1991
序/渦巻く始源/螺旋する風景/渦巻きを解く/「まわる」という意味/都市の快楽など、192ページ。

大和岩雄、『十字架と渦巻 象徴としての生と死』、白水社、1995
十字架の原像/十字架と両性具有/十字架とマリア/十字架と生命の樹/十字架とまんじと円/十字架と蛇と渦巻/渦巻と迷宮/渦巻と縄文/渦巻と太陽/十字架と渦巻など、410ページ。

篠田知和基、『ヨーロッパの形 螺旋の文化史』、八坂書房、2010
はじめに-螺旋階段のヨーロッパ//
形の文化史-ヨーロッパへの旅;ローマ/ヨーロッパとは何か/文化のシステム//
蛇の絡まる木;聖書の蛇/古代の蛇/近代の蛇//
衣食住の形;ヨーロッパの衣装/食文化/住まいの形//
技術の中の形;つくる/はこぶ/はかる//
螺旋の文化史;聖性の形、宗教と神話/王権、教権、天/愛の形//
おわりに-ローマ2000年の旅の行方など、264ページ。


Wolfgang Born, "Spiral Towers in Europe and Their Orienral Prototypes", Gazette des Beaux-Arts, tome 24, 1943, pp.233-248
「ヨーロッパにおける螺旋塔とその東方の原型」
こちらにも挙げておきます

また、螺旋・渦巻と縁の深い〈迷宮〉については→こちらを参照

エリアーデ、前田耕作訳、「第4章 貝殻のシンボリズムについての考察」、『イメージとシンボル エリアーデ著作集 第4巻』、せりか書房、1971、pp.165-192
受胎のシンボリズム/貝殻の儀礼的機能/葬礼信仰における貝殻の役割/呪術と医術における真珠/真珠の神話
原著は
Mircea Eliade, Images et symboles. Essais sur le symbolisme magico-religieux, 1952
他の内容は;序論/《中心》のシンボリズム/時間と永遠性のインド的シンボリズム/《縛める神》と結び目のシンボリズ/シンボリズムと歴史など、274ページ。
エリアーデについて→こちらも参照


ガストン・バシュラール、『空間の詩学』、1972、「第5章 貝殻」

iii. 色彩など

宇宙論と色彩といえば、中国の五行説(→こちらなどを参照)やメソアメリカの宇宙論における方位説(→こちらなどを参照)などが思い浮かびます。そんな中、後者に関連して、スーステルが中国、ズニ族、マヤ、アステカにおける方位と色彩の配当を表にし、対応の恣意性を指摘していた点にふれたこともありました(→こちらを参照)。

その他、宇宙論に関わるかどうか、ランボーの「母音」なども思いだされますが、この点については、
田島義士、「ランボー『母音』における色彩表現-錯乱の中の秩序-」、『関西フランス語フランス文学』、no.17、2011.3.31、pp.40-52 [ < CiNii Articles ]

ランボーとおおよそ同じ時代に生きたカンディンスキーの『点・線・面』については→こちらで触れましたが、色彩を扱っているのは;
カンディンスキー、西田秀穂訳、『抽象芸術論-芸術における精神的なもの-』、美術出版社、1958
原著は Kandinsky, Über das Geistige in der Kunst, 1911/1956
こちらも参照

余談になりますが、やはりほぼ同時代、色と意味づけの一対一対応とはちがって、色同士の関係の網の目に重点を置いたのがマティスでした。これはまた、象徴主義的風土の別の局面と見なせるでしょう。この点については;
ジャン=クロード・レーベンシュテイン、松浦寿夫訳、「画家のテクスト-マチスへ」、『美術手帖』、no.487、1981.10、pp.126-135/no.488、1981.11、pp.146-155/no.490、1981.12、pp.132-143/no.491、1982.1、pp.144-153
原著は Jean-Claude Lebensztejn, "Les textes du peintre", 1974
(Jean-Claude Lebensztejn, Zigzag, Flammarion, 1981, pp.161-206 に再録)
たとえば連載第3回(no.490、1981.12)での「カンディンスキーの場合とはちがって、個々の色彩はそれらを取り換え不可能なものとするような象徴的な価値を帯びているようなことはない」(p.135)およびそこに附された原註42(p.141)。

同じ著者による→こちらも参照


さて、色彩論とくれば山ほどあるのでしょうが、ここではまず;
G.ショーレム、高尾利数訳、「ユダヤ教伝承および神秘主義における色とその象徴論」、『ユダヤ教神秘主義』、1975、pp.95-143

併せて;
Moshe Cordovero, translated by Elyakin Getz, Pardes Rimonim. Orchard of Pomegranares. Part 9-12. 2010, pp.35-57 : "Part 10 : The Tenth Treatise is called 'On colors'"

また;
Henry Corbin, Temple et contemplation, 1958/2006, pp.23-86 : "Réalisme et symbolisme des couleurs en cosmologie shî'ite"

見取り図として;
村田純一、『色彩の哲学』(双書現代の哲学)、岩波書店、2002
序章 なぜ、色彩は哲学の問題となるのか//
色彩の「奥行き」;「射映」と「奥行き」-フッサールとメルロ=ポンティ/色彩と空間/色彩の恒常性//
色彩の多次元性;ゲーテ-色彩の「自然科学」/ウィトゲンシュタイン-色彩の「文法」/カンディンスキー-色彩の「内面性」//
終章 生態学的現象学へ向けて、など、284ページ。


is、増刊号「色」、1982.6
鼎談 色の象徴と変容 色彩のフォークロア(谷川健一・大林太良・松田修)/天地玄黄 古代中国人の色相観(白川静)/泉鏡花と色彩 白の象徴機能(笠原伸夫)/演技する色彩 白・赤・青の色彩図式(野口武彦)/辺界の色 歌舞伎の「黒」についての覚え書(服部幸雄)/蓑笠と柿帷 一揆の衣装(網野善彦)/境界の色彩象徴 江戸幕府国絵図の色彩記号をめぐって(黒田日出男)/青い鳥 中国民話の古層(中野美代子)/黄色いマーク ユダヤ人差別のシンボル(阿部謹也)/黄色考現学 世紀末に対する一考察(河村錠一郎)/源氏をめぐる女性群と色彩 『源氏物語』と密教占星法(大久保健治)/色の階段 アストラル・ライトの色彩体験(大沼忠弘)/説話の彩色 「語られざる部分」の接近(常見純一)/彩られた神々 インドの民衆劇(峰岸由紀)/宇宙論(コスモロジー)としての色彩(北沢方邦)/色の重層(吉本隆明)/色彩と陰陽五行 および日本の古代呪術(吉野裕子)/密教における色の役割(宮坂宥勝)/色彩の胎生学 チベット密教の色(中沢新一)/インタヴュー オイリュトミーと色彩(エルゼ・クリンク)/ルネサンスの色 中世色彩論の変遷(若桑みどり)/ゲオルグ・トラクルの詩と色彩 表現主義詩人の生涯(船戸満之)/色彩とは何のことか 現代美術と色(アラン・ジュフロワ)/ジョットの喜び(ジュリア・クリステヴァ)/サバンナの色彩言語 文化の読み取りについて(福井勝義)/色と象徴的思考(セルジュ・トルネー)など、268ページ。

小町谷朝生、『色彩のアルケオロジー』、勁草書房、1987
色彩のコスモロジー;色彩の身体性/色彩の神話学/象徴する色彩/暗い海から明るい陸へ//
色彩の原風景;色は力/〝イロ〟を読む/青によし奈良/花のしたにて春死なん//
色彩のことば;にほひ/いろふ・いろへる/青い影//
空間と色彩;道と遠白し/青色がかり/中景の位相//
明暗の論理;暗い小部屋/明るい小部屋/影など、286ページ。


ドミニク・ザーアン、嶋田義仁訳、「白・赤・黒-黒人アフリカにおける色のシンボリズム」、1991

浜本隆志・伊藤誠宏編、『色彩の魔力 文化史・美学・心理学的アプローチ』、明石書房、2005
はじめに(浜本隆志)/序章 色彩のプリズム(同)/聖なる色・邪悪なる色(同)/青のヨーロッパ-その軌跡を追って(柏木治)/黒の横顔-影絵の肖像画(ポートレート)(森貴史)/東西美術の光り輝く色彩(中谷伸生)/色彩と心理(伊藤誠宏)/終章 色彩のカノン(規範)は死んだか?(伊藤誠宏・浜本隆志)/あとがき(伊藤誠宏)など、246ページ。
………………………

ロバート・グロステスト、「光について」、
 同、 「色について」
 同、 「虹について」
など、グロステストについて→こちらを参照

ゲーテ、菊地榮一譯、『色彩論-色彩學の歴史-』(岩波文庫 4349-4352)、岩波書店、1952
原著は Goethe, Zur Farbenlehre, 1810
その第3部「色彩學史のための資料 Materialien zur Geschichte der Farbenlehre」の抄訳(p.11)
序言/太古史のために/ギリシャ人とローマ人/中間時代/第16世紀/第17世紀/第18世紀 前期 ニュートンからドロンドまで、後期 ドロンドからわれらの時代まで/著者の告白など、398ページ。
ゲーテについては→こちらも参照


ゲーテ、木村直司訳、『色彩論』(ちくま学芸文庫 ケ 6-1)、筑摩書房、2001
邦訳は1980年刊本の文庫化
科学方法論/色彩論-教示編//
解説 自然科学者としてのゲーテ/文庫版あとがきなど、518ページ。


ルドルフ・シュタイナー、西川隆範訳、『色彩の本質◎色彩の秘密』、イザラ書房、2005
原著は Rudolf Steiner, Das Wesen der Farben
邦訳は『色彩の本質』(1986)と『色彩の秘密』(1993)の改訳合本
色彩の本質(1921/5/6-8);色彩体験・4つの像の色/色彩の像と輝きの本質/色彩と物質・色から描く//
色彩の秘密;色彩世界と音響世界の体験(1915/1/1)/光と闇(1920/12/5)/光のなかの生命と重さのなかの生命(1920/12/10)/色彩と健康(1923/2/21)/空間遠近法から色彩遠近法へ(1923/6/2)/絵画における精神的なものと精神的でないもの(1923/6/9)/重さのない色彩(1923/7/29)//
補遺;色彩の創造的世界/霊的存在と虹など、224ページ。
シュタイナーについて→こちらを参照


ルードウィヒ・ウィトゲンシュタイン、中村昇・瀬嶋貞徳訳、『色彩について』、新書館、1997
邦訳の底本は Ludwig Wittgenstein, Remarks pn Colour, 1977
編者まえがき(G.E.M.アンスコム)//
第Ⅰ部(1951年3月)/第Ⅱ部(1951年2月以前)/第Ⅲ部(1950年春)//
解説『色彩について』-ウィトゲンシュタインの現象学?(村田純一)など、240ページ。

iv. 音楽など

音楽と宇宙論といえばピュータゴラース派以来の〈天球の音楽〉となりますが、ピュータゴラース派については→こちらそちら、とりわけあちらを参照いただくとして、

S.K.ヘニンガー、山田耕士・吉村正和・正岡和恵・西垣学訳、『天球の音楽』(クリテリオン叢書)、平凡社、1990
原著は Simeon Kahn Henninger, Jr., Touches of Sweet Harmony : Pythagorean Cosmology and Renaissance Poetics, 1974
はしがき//
ルネサンスのピュタゴラス学説;宇宙論と詩-序説/ピュタゴラスの教団と伝記/資料//
ピュタゴラス派の教義;数/宇宙=コスモス/神と時間の概念/オカルト学/道徳哲学//
詩学;創造者としての詩人/宇宙的照応としての比喩/文学的小宇宙としての詩など、512ページ。


ジョスリン・ゴドウィン、斎藤栄一訳、『星界の音楽 神話からアヴァンギャルドまで-音楽の霊的次元』、工作舎、1990
原著は Joscelyn Godwin, Harmonies of Heaven and Earth, 1987
序文//
昇りゆくパルナッソス 音楽の驚くべき効果;アムピーオーンの竪琴-鉱物が聴く/旋律とハーモニーの森-植物が聴く/アリーオーンとイルカ-動物が聴く/スピリトゥスの理論/アレクサンダーの饗宴-魂が聴く/タラントラの毒/音楽療法とシュタイナー/孔子とプラトンの郷愁/崩壊した帝国//
  秘められたハーモニーを聴く;妖精たちの音楽/蓄音機の罪/ヴァイオリンを弾く悪魔/水晶柱/天球への航海/沈黙した星界/太陽の音/暗黒の中世と讃美歌/グノーシスとしての音楽/イスラムの共感覚/ヨガと天使/トールキンとC.S.ルイスの神話//
偉大なる仕事 音楽の錬金術;ムネモーシュネーとアポローン/『失われた時を求めて』/錬金術の伝統/インスピレ-ションの3つのレヴェル/聴き手の経験/隠された構造/鉛の自我と純金の自己//
  音楽と時間の流れ;デミウルゴスとしての神/ゴシックの大聖堂で/モテットとマニエリストたち/音楽にルネサンスはあったか/ソリストになった人文主義者/ムシカ・ムシカーンス/ルソーとラモーの対立/予測不可能な形式/ヨーロッパのカースト/ポップ・ミュージックの罪と可能性/開拓された第一質料/ブッダとケージ/作曲家時代の終焉//
天球の音楽;宇宙論的な枠組/惑星音階:タイプA/近代の諸体系-ティティウス-ボーデとゴルトシュミット/惑星音階:タイプB/惑星、音、曜日/惑星音階:タイプC/可動音をともなう諸体系-エリウゲナとアンセルミ/ケプラーと惑星の音楽/諸音程と占星術の星相/音の黄道12宮/天使の位階とミューズたち-存在の偉大なる連鎖/3つの平均律/グルジェフのオクターヴの法則/調和級数とそのシンボリズム/下方倍音列/ラムドーマとピタゴラス表/顕現の彼方に-1/1および0/0など、340ページ。


ジョスリン・ゴドウィン、高尾謙史訳、『音楽のエゾテリスム フランス「1750-1950」秘教的音楽の系譜』、工作舎、2001
原著は Joscelyn Godwin, L'Ésoterisme musical en France 1750-1950, 1991
啓蒙の世紀における天体の音楽/エジプトおよび中国のピュタゴラス/ファーブル・ドリヴェフーリエとフーリエ主義者たち/ヴロンスキーとヴロンスキー主義者たち/19世紀中葉のピュタゴラス主義者たち/エドモン・バイイと19世紀末の「宇宙の調和」/サン=ティーヴ・ダルヴェードルと「アルケオメートル」/思弁的音楽と現代など、376ページ。

同じ著者による→こちらを参照

ジェイミー・ジェイムズ、黒川孝文訳、『天球の音楽 歴史の中の科学・音楽・神秘思想』、白揚社、1998
原著は Jamie James, The Music of the Spheres : Music, Science, and the Natural Order of the Universe, 1993
はじめに/交響する音楽と科学/ピュタゴラスという名のマエストロ/プラトンと世界霊/宇宙を解明する鍵/ルネッサンスの音楽学者たち/天界の音楽とオペラの誕生/ヘルメス思想の流れ/ケプラー、ピュタゴラスになる/ニュートンと《魔笛》/ロマン派という異端者たち/シェーンベルクと大いなるテーマの復活/音楽の現在、そして未来へ、など、354ページ。

茂木一衞、『音楽宇宙論への招待』、春秋社、2010
宇宙の音楽 クラシック音楽を救う「枠組み」/系外惑星へ ある音楽家の最後の旅//
序章 「宇宙の音楽」への旅立ち//
ルネサンス期前後 音楽、美術、宇宙論を貫く大パラダイム転換;中世からルネッサンスへ/ルネッサンスからバロックへ/惑星のサウンドスケープ//
力学的宇宙像と調性和声の確立へ//
近代音楽の背景放射としての宇宙論 《第9交響曲》のコスモス;カントに導かれて/環境芸術への
橋頭堡(ブリッジヘッド)-第4楽章//
宇宙的な存在の響き シューベルト、暗黒からの訴え;「抒情」を越えて「存在」へ/「暗黒星雲のかなたに」//
19世紀の音楽と宇宙論//新しいコスモロジーの誕生//再現から再生へ 地上における「宇宙体験」の記憶/木星圏へ ムシカ・ムンダーナとの出会い/理想の「編集芸術」/終章 系外惑星へ//
夢の時空航行の果てに 歴史・未来・使命など、326ページ。


山口昌男+湯浅譲二、「音楽のコスモロジーへ」、湯浅譲二、『音楽のコスモロジーへ』、青土社、1981
通底する問題へ/音楽と教育について/日本の演奏家について/演奏家の「パフォーマンス」について/見る側のパフォーマンス/原風景について/悟りと祝祭と/制度化された感性の拒否/時間構造について/水平的な時間と垂直的な時間/ドビュッシーとヴァレーズ/音楽のコスモロジーへ
他の内容は;
音楽の読みかえ(中村雄二郎+)/言語と音楽(大岡信+)/サルの文化、ヒトの文化(河合隼雄+)/音楽と科学の現在(渡辺格+)/音楽と文化の詩学(山口昌男+)/時間芸術としての映画と音楽(篠田正浩+)/彫刻の時間・音楽の時間(井上武吉+)/音楽の言語・演劇の言語(大橋也寸+)芸術の機能と未来(山口勝弘+)/伝承と創造(観世栄夫)/眼と耳(杉浦康平+)/映像と音楽の「時間」(飯村隆彦+)など、352ページ。


近藤譲、「超越への耳 神秘主義と神秘主義音楽」、『哲学』、no.9 vol.3-4、1989 冬:「特集 神秘主義 テクノロジーとカルト」、pp.94-96

ケプラーの『宇宙の調和』(→こちらを参照)やキルヒャーの『普遍音楽』(→こちらを参照)なども参照
また
クララ・ピント-コレイア、『イヴの卵 卵子と精子と前成説』、2003、「7 天球の音楽」

以上は勉強不足のため主にヨーロッパ圏のものに限られてしまいましたが、次の舞踏も同様に、各文化圏ごとにいろいろとあることでしょう。
………………………

ゲルハルト・ツァハリアス、渡辺鴻訳、『バレエ 形式と象徴』(美術選書)、美術出帆社、1965
原著は Gerhard Zacharias, Ballet. Gestalt und Wesen, 1962
序章;バレエとは……/ヨーロッパのバレエ/近代ヨーロッパのバレエ/象徴とその言語/本書の意図するもの/方法の問題//
  訳者による補論;
原型(アーケタイプ)》/舞踏の神話//
形像(イマーゴー)としての舞踏家 無限なる知的意識;第1の天国と第2の天国/世俗化された
終末論(エスカトロジー)//
  自己犠牲;アン・ドゥオールと光の
顕示(エピファニー)/たえまなき十字架//
  宇宙のハーモニー;肉体と精神の結合/
平衡性(エクィリーブル)-ミクロコスモスとしての舞踏家//
  舞踏家の階級//
  男性的・女性的イメージ;
両性的(アンドロギニー)な人間の原型/太陽としての男性 牧神としての男性/《大いなる女性》の再覚醒/パ・ド・ドゥという祭式//
ダンス・アカデミックの祭式書(オールドー)プラトン的・トマス的・デカルト的精神//
  魔術的幾何学;方向性の
図式(シェーマ)-マンダラ/立体幾何学(ステレオメトリー)//
  大地をめざして//
  時間の象徴性;三段階の原理/植物的な性質//
  有限なるものと無限なるもの//エネルギーの解放//
  大空をめざして;魂の鳥/跳躍//
  回転;
恍惚(エクスタシー)/死と再生//
結章 世俗化された秘儀としてのダンス//
  訳者による解説;本書の方法について/バレエの造形単位/バレエの構成法/譜記法/バレエ音楽/バレエの象徴性/内在論と超越論の神話//
付録 近代ヨーロッパのバレエの発展段階;イタリアにおけるバレエの発生と他の国々への伝播/フランスにおけるダンス・アカデミーの設立とバレエのクラシック時代/バレエのロマンティック時代/モダン・バレエ//
バレエの国際的現在(クルト・ペータース)など、262ページ。


マリア=ガブリエル・ヴォジーン、市川雅訳、『神聖舞踏-神々との出会い イメージの博物誌 2』、平凡社、1977
原著は Maria-Gabriele Wosien, Sacred Dance. Encounter with the Gods, 1974
神々との出会い;宇宙と人間/祭式と神々/生、死、再生/祖霊/聖なる空間/秘儀/象徴と礼拝//
図版//
資料図版とその解説;聖なる宇宙/身振りと祭式/祖霊としての動物/司祭の役割/解放とエクスタシー/供犠、死、再生/聖霊の容器としての肉体など、126ページ。

『イメージの博物誌』シリーズについて→こちらを参照

v. 建築など

建築、都市、庭園などに関して、これまで;
小倉泰、『インド世界の空間構造-ヒンドゥー寺院のシンボリズム-』、1999
武澤秀一、『空海 塔のコスモロジー』、2009
友田正彦、『チベット/天界の建築』、1995
スメート・ジュムサイ、『水の神ナーガ アジアの水辺空間と文化』、1992
大室幹雄、『劇場都市 古代中国の世界像』、1981
五十嵐太郎、『新宗教と巨大建築[新編]』、2007
シュテファン・コッペルカム、『幻想のオリエント』、1991
ウィトルーウィウス 建築書』、1979
ライナルド・ペルジーニ、『哲学的建築 理想都市と記憶劇場』、1996

Cristina Grau, Borges y la arquitectura, 1989
また
フランス革命期の幻視的建築家たちとその周辺→こちらを参照

ロシア・アヴァンギャルドからレオニドフ→こちらを参照
シェーアバルトとガラス建築など→こちらを参照
などを挙げてきました。忘れてならないのが、
The Books of Jeu and the Untitled Text in the Bruce Codex, 1978
中の『無題の書』です。
まだまだいろいろあることでしょうが、とりあえず;


鈴木博之、「数の力-ルネサンス建築の一側面」、『理想』、no.535、1977.12:「特集 神秘主義」、pp.162-177
建築における意味/円・正方形・立方体・完全数/ウィトルウィウスの発展/オーダーと柱割り

文:毛綱毅曠、画:横尾忠則、写真:藤塚光政、『神聖空間縁起』、住まいの図書館出版局、1989
斜眼の悲願 序章にかえて-金剛峯寺不動堂/密厳蓮華国幻想 その壱-多宝塔湧出/密厳蓮華国幻想 その弐-高野山金剛峯寺/投入堂伝説-三徳山三仏寺/重源学 その壱-東大寺法華堂/重源学 その弐-極楽山浄土寺/重源学 その参-吉備津神社本殿・拝殿/洞堂の堂廻り-田谷山瑜伽堂/迷宮の構築-正久山・妙立寺/輪廻の廻堂-会津若松栄螺堂/帰命頂礼観世音 その壱-豊山長谷寺/帰命頂礼観世音 その弐-大悲山笠森寺/帰命頂礼観世音 その参-石龍山橋立寺/浄土変相空間論-小田原山浄瑠璃寺/惟神の地球学 その壱-人体地球説/惟神の地球学 その弐-神々のネットワーク/惟神の地球学 その参-鳩森神社/惟神の地球学 その四-地球年代記/惟神の月学 その壱-宇宙的表象としての月球/惟神の月学 その弐-出羽の月山神社/惟神の月学 その参-江之島弁財天神社/惟神の星学 その壱-記憶術としての星辰/惟神の星学 その弐-河内観心寺/惟神の星学 その参-鞍馬山由岐神社/惟神の宇宙論 その壱-吉田神社斎場所太元宮/惟神の宇宙論 その弐-貫前神社の七不思議/惟神の宇宙論 その参-光耀山照蓮寺は一本造/惟神の宇宙論 その四-世界の書を収める転輪蔵/惟神の宇宙論 その五-宇宙卵の道祖神たち/惟神の宇宙論 その六-大崎八幡神社/惟神の事物学 その壱-新宮の神倉神社/惟神の事物学 その弐-羽昨の諏訪神社/惟神の事物学 その参-諏訪神社/惟神の事物学 その四-伏見稲荷大社/神々の奇巌城-ゴシック・ローマン/惟神の国土学 その壱-生島足島神社/惟神の国土学 その弐-都市のなかの七福神/我内なる女神たちの神殿-日本弁天ラインなど、612ページ。

ジョーゼフ・リクワート、前川道郎・小野育雄訳、『〈まち〉のイデア ローマと古代世界と都市の形の人間学』、みすず書房、1991
原著は Joseph Rykwert, The Idea of a Town : The Anthropology of Urban Form in Rome, Italy and the Ancient World, 1976
新しい序/序//
まちと儀礼-ローマとロームルス;ロームルスとレムス/儀礼の書/新しい共同体/計画術-合理的と非合理的/敷地の選定/創建者と都市/創建を記録すること//
都市と敷地;いかにして敷地を選定するか 理論家たち、遵守された儀礼/再びロームルス/テンプルム/測量師/内蔵占(肝臓占)/ムンドゥス/直交型計画と測量師/最初の犂き溝/カストルム/破壊儀礼//
正方形と十字形;エトルーリア人/テルラマーレ/マルツァボット/スピーナ/スピーナと直交型計画/神話と儀礼/最初のローマの境界線/ルペルキーとルペルカル//
中心の守護者たちと境界の守護者たち;ローマ・クァドラータ/ウェスタ/境界とテルミヌス/境界と中心-ムンドゥスとテルミヌス/土地の境界と人びとの境界/トロイアの木馬とトロイアの遊戯/ムンドゥスとポーモエリウム/境界と強さと豊饒多産/境界と門/門の守護者/謎と迷路/迷路と舞踏と都市/罪を犯した創建者//
類例;マンダラ/マンデー族の儀礼/ボロロ族の儀礼/スー族/ティウィ族/分離と罪と和解/世界の像としての四分割された身体/ハウサ族/ドゴン族/日常の小宇宙/大いなる法(大図)//
治療できる病いとしての都市-儀礼とヒステリー;最初の建設者たち/まちの記号//
結びなど、382ページ。


ジョセフ・リクワート、黒石いずみ訳、『アダムの家 建築の原型とその展開』(SDライブラリー 18)、鹿島出版会、1995
原著は Joseph Rykwert, On Adam's House in Paradise. The Idea of the Primitive Hut in Architectural History, 1972/1981
序文 近代建築の初源(磯崎新)//
考えることと行動すること/必要と慣習/実証的と恣意的/自然と合理性/理性と神の恩寵/儀礼/魂の家など、296ページ。


W.カーク・マクナルティ、吉村正和訳、『フリーメイソン-儀礼と象徴の旅 イメージの博物誌 27』、平凡社、1994
原著は W. Kirk MacNulty, Freemasonry : A Journey through Ritual and Symbol, 1991
儀礼と象徴の旅;〈自己〉を知るための探求/密儀の継承/新しいルネサンス像/心理学としてのフリーメイソン大系/第1位階-徒弟/第2位階-職人/第3位階-マスター・メイソン//
図版//
資料図版とその解説;起源-初期の理論/起源-近代の理論/フリーメイソンの分裂とグランド・ロッジの創設/儀礼の発展/人間と宇宙を映す神殿/フリーメイソンの作業への道/意識の諸段階/暴力・危険・死/反フリーメイソン/女性とフリーメイソン/世界のフリーメイソン/神の下にある国家/公けの顔/お国ぶり/慈善活動//
訳者解説 近代密儀宗教と〈始原〉の夢の復現など、102ページ。

『イメージの博物誌』シリーズについて→こちらを参照

ジョン・M・ルンドクィスト、山下博司訳、『神殿-天と地の出会い イメージの博物誌 29』、平凡社、1994
原著は John M. Lundquist, The Temple : Meeting Place of Heaven and Earth, 1993
聖なるものの焦点;序論/神殿の多くの名称/山/天上のモデル/神聖幾何学/マンダラ/宗教儀礼/神殿における儀礼劇/命の館/秘匿/墓所としての神殿//
図版//
資料図版とその解説;神殿のさまざまな形/原初の丘/内奥への通路/天上のモデル/敷地と定礎/神聖幾何学/聖なるものの顕現/マンダラ/ボロブドゥール/主の神殿/巡礼の道/生命の樹/生ける水/神殿の役割/死後の生命//
訳者解説 聖なるものの宿る場所など、104ページ。


田路貴浩、「フィリベール・ド・ロルムのオーダー論の研究 『神の比例』と『フランス式円柱』の発明」、『日本建築学会計画系論文集』、no.468、1995.2.28、pp.181-187  [ < CiNii Articles (有料)
  同、  「フィリベール・ド・ロルムの風配図を巡る思考 『建築第一巻』の考察」、『日本建築学会計画系論文集』、no.472、1995.6.30、pp.177-183  [ < CiNii Articles (有料)
  同、  「フィリベール・ド・ロルムの宇宙と建築についての思想 『建築第一巻』『読者への序文』の考察」、『日本建築学会計画系論文集』、no.473、1995.7.30、pp.177-182  [ < CiNii Articles (有料)

フルカネリ、『大聖堂の秘密』、2002
………………………

ガストン・バシュラール、『大地と休息の夢想』、1970、「第7章 迷宮」
建築的空間のイメージに関しては、他の諸章や、上で「第5章 貝殻」や 「第10章 円の現象学」を挙げた『空間の詩学』の諸章も参照

海野弘、「迷宮と迷路」、『空間の神話学 玩具・庭園・劇場』、1971、pp.53-69
迷宮のイメージと意味/迷宮空間の歴史/迷宮空間の構造

カール・ケレーニイ、種村季弘・藤川芳郎訳、『迷宮と神話』、弘文堂、1973
原著は Karl Kerényi, Labyrinth-Studien, Labyrinthos als Linienreflex einer mythologischen Idee, 1950 / Hermes der Seelenführer, Das Mythologen vom männlichen Lebensursprung, 1943
迷宮の研究-ある神話的観念の線反射としての迷宮-;問題-秘密/バビロニア/死-生/セーラム、ポリネシア、オーストラリア/スカンジナヴィア、イングランド、ドイツ/中世-ウェルギリウス/建造物-洞窟/舞踏/沈降-飛上/無限-不死/装飾-象徴像/ノルマン人-ローマ人/補遺 アポローン祭祀ならびにアスクレーピオス祭祀における蛇と鼠について//
魂の導者・ヘルメース-男性の生命起源の神話素- 古典伝承のヘルメース;〈ヘルメース〉という概念における問題的なもの/『イーリアス』のヘルメース/『オデュッセイア』のヘルメース/『讃歌』のヘルメース/ヘルメースと夜//
  生と死のヘルメース;ヘルメースとエロース/ヘルメースと女神たち/ヘルメース立像の密儀/ヘルメースと雄羊/シーレーノスとヘルメースなど、294ページ。
同じ著者による→こちらを参照


B.ルドフスキー、「12 迷路」、『人間のための街路』、1973

岡本太郎編、『迷宮幻想 遊びの百科全書 10』、日本ブリタニカ、1980
GALLERY OF LABYRINTH/迷宮のなかを行く(岡本太郎)/螺旋と迷宮(海野弘)/ある迷宮物語 美わしのロザモンドの伝説(種村季弘)/迷宮としての江戸(内藤昌)/文学における迷宮・迷宮としての文学(天沢退二郎)/GALLERY OF MAZE/迷図パズル考(岸田孝一)/迷宮幻想事典(岡本太郎編)など、166ページ。

入沢康夫、「迷宮の構造に関する妄想」、『ユリイカ』、vol.15 no.3、1983.3:「特集 幻想の建築 〈空間〉と文学」、pp.50-52
こちらと、またあちらにも挙げておきます
高橋英夫、「見えない迷宮」、同上、pp.60-63

ヘルマン・ケルン、鈴木聡訳、「世界と聖域の模像 迷宮の都市/都市の迷宮」、『現代思想』、vol.11 no.7、1983.7:「特集 隠喩としての都市 都市論の新しい地平」、pp.76-90
原著は Hermann Kern, "Abbild der Welt und heiliger Bezirk. Labyrinthstädte-Stadtlabyrinthe", Didalos 3, 1982
同じ著者による→こちらを参照

高山宏、「迷宮の言語都市 アンチ・ピクチャレスクの一形式」、『目の中の劇場』、1985、pp.211-229
エピステモロジー-見取り図/反ピクチャレスク-或る迷宮小説家のケース/無知から書く

ヤン・ピーパー、和泉雅人監訳、佐藤恵子・加藤健司訳、『迷宮 都市・儀礼・祝祭・洞窟……迷宮的なるものの解読』、工作舎、1996
原著は Jan Pieper, Das Labyrinthische : Über die Idee des Verborgenen, Rätselhaften, Schwierigen in der Geschichte der Architektur, 1987
序章//
迷宮と「迷宮的なるもの」;「迷宮的なるもの」の発見-古代迷宮神話における都市の隠喩/「迷宮的なるもの」の諸形式-ある建築的質の概念規定//
「迷宮的なるもの」の諸相と変遷;内蔵と擬人化 内奥なるもの-擬人的建築と空間概念/行列と祝祭劇 錯綜せるもの-都市の道と迷路/聖なる山 超越へと導くもの-脱現実化された山上の理想都市・サクロ・モンテ/都市儀礼 メカニカルなもの-都市儀礼の迷宮的舞台装置/地底の発見 深奥なるもの-地下世界の迷宮/洞窟観光 超人間的なるもの-建築としての洞窟/建築の解読 謎化されたもの-寓意画的な建築/地震都市 刺激-「逆さまの世界」と攪乱された秩序/古代建築 忘却されしもの-謎と化した太古の大建築//
余論;都市隠喩としての古代後期の迷宮/建築における領域的身振りと古代オリエント文化の都市儀礼/錬金術の象徴としての洞窟・山・塔/地下の建築理論/『ポリフィロの夢の恋愛合戦』とボマルツォのサクロ・ボスコなど、436ページ。

同じ著者による→こちらを参照

ヘルムート・ヤスコルスキー、城眞一訳、『迷宮の神話学』、青土社、1998
原著は Helmut Jaskolski, Das Labyrinth : Symbol für Angst, Wiedergeburt und Befreiung, 1994
序/ミノタウロス/建築家/誤解/解放/再生/集中/世界/人生の旅路/愛の園/図書館/監獄/ダイダロスとイカロス/あとがきなど、292ページ。

ユベール・ダミッシュ、松岡新一郎訳、『スカイライン 舞台としての都市』、青土社、1998、pp.47-71:「第1部 2 エジプトの迷宮」
原著は Hubert Damisch, Skyline. La ville Narcisse, 1996

和泉雅人、『迷宮学入門』(講談社現代新書 1532)、講談社、2000
はじめに-迷宮探索の旅へ/クレタの大迷宮と迷宮神話/迷宮の原理/古代地中海世界の大迷宮/トロイア遊戯とローマ帝国時代のモザイク迷宮/ヨーロッパ中世と迷宮の世界/ルネサンスと人文主義/華麗なる庭園迷宮の世界/アジア、アメリカ世界の迷宮表象/おわりに-現代の迷宮など、230ページ。

マリオ・プラーツ、森田義之訳、「ラビュリントス」(1968)、若桑みどり・森田義之・白崎容子・伊藤博明訳、『官能の庭 マニエリスム・エンブレム・バロック』、ありな書房、2000、pp.83-90
原著は Mario Praz, "Il labirinto", 1968, Il Giardino dei Sensi : Studi sul manierismo e il barocco, 1975
同書からは→こちらにも挙げています
同じ著者による→こちらを参照

中島和歌子、「『迷宮(Labyrinth)』図像群に関する一考察-迷宮史概略, および現代アメリカにおける迷宮図像活用について-」、『東京大学宗教学年報』、no.29、2012.3.31、pp.105-126 [ < 東京大学学術機関リポジトリ(UT Repository)

小林頼子、『庭園のコスモロジー 描かれたイメージと記憶』、2014、pp.109-136:「第5章 迷宮(ラビリンス) 惑わしの空間・導きの糸」

Hermann Kern, Through the Labyrinth. Designs and Meaning over 5,000 Years, Prestel, München, London, New York, 2000
原著は Hermann Kern, Labyrinthe : Erscheinungsformen und Deutungen. 5000 Jahre Gegenward eines Urbilds, 1982
『迷宮を通って 5000年以上に及ぶデザインと意味』
ヘルマン・ケルン、1941-1985(
Jeff saward, John Kraft)/英語版への序文(Robert Ferré)//
迷宮の基礎-効果、仮説、解釈/クレタの迷宮/古代の「諸迷宮」/岩面陰刻とグラフィッティ/ルースス・トロイアエ-トロイのゲーム/ローマのモザイク迷宮/写本における迷宮/教会の迷宮/芝生の迷宮/古典古代の再生/中心のシンボリズム/個人的エンブレムとしての迷宮/迷宮としての世界/祝典とゲーム/庭園の迷宮と迷路/トロイの町と乙女の踊り/非ヨーロッパの迷宮/今日の迷宮/迷宮復興など、360ページ。

こちらでも挙げています
同じ著者による→こちらを参照

宇宙論とはあまり関係がありませんが、イメージとしての建築については、「古城と怪奇映画など」>「怪奇城の外堀」などのページ、とりわけ→このあたりもご覧ください。

おまけ

迷路状の作品といえば、
『みづゑ』、no.956、AUTUMN 1990、pp.3-33:「魔の構築物-アリス・エイコック」
中世とテクノロジーの宇宙論(柳正彦)/魔法の国のアリス-A.エイコック・インタヴュー(インタヴュー・構成:柳正彦)

Robert Hobbs, Alice Aycock. Sculpture and Projects, The MIT Press, Cambridge & London, 2005

昔名古屋市美術館の地階のロビーに仮設された、真っ暗闇の迷路に入った記憶があります。図録に図版が載っていないので確実ではないのですが、たぶん
『今日のオーストラリア美術』展、国立国際美術館、ハラ ミュージアム アーク、名古屋市美術館、北海道立近代美術館、1988-1989、
図録 p.46/no.16 のマイク・パー Mike Parr 《ヘブライ語、神の言語 Hebrew, the Language of God》、1988 が件の作品で、材質は「明部/暗部、木」となっています。図録の巻頭論文であるブルース・アダムス「今日のオーストラリア美術」には、「パーの新作のインスタレーションでは、観客はこの迷宮のあらゆる抑圧や課題に積極的に関わることになる。彼らは作品の入り口でも、そしてまた作品の真中でも、明るさか暗さか、開放性か閉鎖性か、そのどちらかに入り込むことを積極的に選ばなくてはならない」等と記されていますが(p.12)、憶えているのは真っ暗だったことだけなのでした。

そういえば長野市は善光寺の「お戒壇廻り」も真っ暗でした。

真っ暗といえば「両刃の斧の家、双頭のミノタウロス」(『今村哲』展図録 2000.6三重県立美術館のサイト)に記した今村哲の《Creepng in a tunnel》(2000)もそうした迷路状の作品です。今村はその後も幾度か迷路状のインスタレーションを手がけ、近年では染谷亜里可とのD.Dなるユニットとして(他のメンバーが加わることもあり)、迷路作りにいそしんでいます。その内実見する機会のあったのは、2012年11-12月、岡崎シビコ6階での《半熟卵の構造》と、2014年2-3月、名古屋市美術館での《光と闇の迷路》および《鏡の迷路》で、後者については

『遠まわりの旅 親子で楽しむアートの世界』展図録、名古屋市美術館、2014
を参照ください。
 
メソポタミア」のページのおまけコーナーでレメディオス・バロの《螺旋の運航》(1962)を挙げましたが(→こちらを参照)、ここでは15世紀後半のフィレンツェで制作されたとされる版画《テーセウスと迷宮》を載せておきましょう。 

伝バッチョ・バルディーニ 《テーセウスと迷宮》 15世紀後半 
《テーセウスと迷宮》

* 画像をクリックすると、拡大画像とデータが表示されます


音楽方面からは、日本のグループ;
ストロベリー・パス、『大烏が地球にやってきた日』、1971(→こちらも参照
の8曲目が「球状の幻影 Spherical Illusion 」。ドラム・ソロをフィーチャーした器楽曲です。

G-Schmidtt, sin, secret & desire, 1986
のB面ラスト、"Grand Circle 〈for lovers under the shelter〉"

想い出波止場、VUOY、1997(→こちらも参照)
の8曲目
"FULL CIRCLE"

フランスのグループ;
Lard Free, Lard Free, 1977(邦題:ラード・フリー、『サード』)(1)
LPではA面一杯を占めていたという17分11秒の
"Spiral Malax"(「螺旋混合機」)

 
1. 『フレンチ・ロック集成 ユーロ・ロック集成3』、マーキームーン社、1994、p.142。
 
円・球についてのフィクションといえば;

ボルヘスの「円環の廃墟」や「アレフ」、

倉多江美、「球面三角」、『樹の実草の実 倉多江美傑作集』(花とゆめCOMICS)、白泉社、1977、pp.151-188
〈球面三角法〉なる幾何学の計算法があるそうですが、それについては全く知らず、とまれとある原稿に「四角はまるいか」というタイトルをつけたことがあったのは(1991→こちらを参照)、もしかすると本作のタイトルが無意識裡に作用したのかもしれません。
同じ著者による→こちらも参照

螺旋についてのフィクションといえば、

夢枕獏の 『上弦の月を喰べる獅子』や『歓喜月の孔雀舞(パヴァーヌ)』、『混沌(カオス)の城』、『月に呼ばれて海より如来(きた)る』

の他、

山田正紀、『宝石泥棒』、1980
  同、   『宝石泥棒Ⅱ』、1989

鈴木光司、『リング』(角川ホラー文庫 H 5-1)、角川書店、1993
1991年刊本の文庫化
  同、  『らせん』、角川書店、1995
  同、  『ループ』、同、1998

折原一、『螺旋館の殺人』(講談社文庫 お 63-2)、講談社、1993
1990年刊本の文庫化

菅浩江、『メルサスの少年 「螺旋の街」の物語』(新潮文庫A 8-1)、新潮社、1991
同じ著者による→こちらを参照

伊藤潤二、『うずまき』、2000

テッド・チャン、「バビロンの塔」、『あなたの人生の物語』、2003

色についてのフィクションといえば;

H.P.ラヴクラフト、大瀧啓裕訳、「宇宙からの色」、『ラヴクラフト全集 4』(創元推理文庫 523-4)、東京創元社、1985
原著は H. P. Lovecraft, "The Colour out of Space", 1927
こちら(『襲い狂う呪い』)も参照

これを承けて;
マイクル・シェイ、荒俣宏・栗原知代訳、『異時間の色彩』(ハヤカワ文庫 FT 135)、早川書房、1990
原著は Michael Shea, The Color out of Time, 1984

山田正紀、北原尚彦、フーゴ・パル、『ホームズ鬼譚~異次元の色彩』(クトゥルー・ミュトス・ファイルズ)、創土社、2013
宇宙からの色の研究(山田正紀)/バスカヴィル家の怪魔(北原尚彦)/バーナム二世事件(フーゴ・パル)/宇宙からの色(ラヴクラフト:冒頭部分)//
解説(増井暁子)など、400ページ。
 

あわせて「近代など(20世紀~) Ⅳ」のページの「xix. ラヴクラフトとクトゥルー神話など」も参照

音楽についてのフィクションといえば;

グレッグ・ベア、『無限コンチェルト』、
キム・スタンリー・ロビンスン、『永遠(とわ)なる天空の調(しらべ)』、
メリッサ・スコット、『天の十二分の五
なども参照。さらに;


高野史緒、『ムジカ・マキーナ』(ハヤカワ文庫 JA 693)、早川書房、2002
同じ著者による→こちらや、またあちらを参照

エジプト」のページでも挙げた(→こちらを参照
『ラーゼフォン』(2002、監督:出渕裕)
およびその「シェアワールド・ノベル」
神林長平、『ラーゼフォン 時間調律師』(徳間デュアル文庫)、徳間書店、2002
同じ著者による→こちらを参照


迷宮といえば、やはり

ボルヘス、「八岐の園」、「不死の人」、「アベンハカーン・エル・ボハリー おのれの迷宮にて死す」、「ふたりの王とふたつの迷宮
などの他、

秋月涼介、『迷宮学事件』(講談社 NOVELS ア A4-02)、講談社、2002

『ラビリンス -魔王の迷宮-』(1986)→こちらを参照
2014/06/27 以後、随時修正・追補 
   HOME宇宙論の歴史、孫引きガイド図像、図形、色彩、音楽、建築など