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 ギリシア・ヘレニズム・ローマ
ギリシャ・ヘレニズム・ローマ Ⅱ
  v ソークラテース前派、含む;エピクーロス派
ターレスアナクシマンドロスピュータゴラースヘーラクレイトスパルメニデース
エンペドクレースアナクサゴラースデーモクリトスと原子論、およびエピクーロス派
   vi プラトーン 
   vii アリストテレース 
  viii ストア派 
  ix 中期プラトーン主義 
  x 新プラトーン主義 
   xi 天文学、占星術など 
   xii その他 
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v. ソークラテース前派(ソクラテス前派)、含む;エピクーロス派

ソークラテース前派の面白さを教えてくれた本ということで、まずは;

ジョン・バーネット、西川亮訳、『初期ギリシア哲学』、以文社、1975
原著は John Burnet, Early Greek Philosophy, 1892/1930
序論/出典/
ミレトス学派;タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス/
学問と宗教;サモスのピュタゴラス、コロプォンのクセノパネス/
エプェソスのヘラクレイトス/エレアのパルメニデス/アクラガスのエㇺペドクレス/クラゾメナイのアナクサゴラス/ピュタゴラスの徒/
若いエレア学派;エレアのゼノン、サモスのメリッソス/
ミレトスのレウキッポス/
折衷主義と復古;サモスのヒッポン、アポㇽロニアのディオゲネス、アテナイのアルケラオス/
付録 プュシスの意味についてなど、562ページ。

「個々の断片や古代伝承記録などの解釈については、バーネットの見解とは違った視点も与えられ、若干の訂正の必要も生じてきてはいる。またギリシア人の非宗教的で合理的な精神の成果として、ギリシア哲学を捉えようとする本書の全体的基調とは全く別の視点から考察されたりしてきている」(訳者あとがき、p.535)など、経年ゆえの留保は必要にせよ、「諸資料を丹念にとり挙げて、各哲学者の年代決定、断片の訳出、断片解釈や伝承記録によって思想の本質や、その背景を論考するといった論述のすすめ方」(同上)は説得力があり、何よりそうして描きだされた個々のイメージがただただ面白かった。
これに近い感触を得たという点では、山田慶児『朱子の自然学』(1978)が思いだされるところでしょうか。
次に挙げる『初期ギリシア哲学者断片集』からアナクシマンドロスの断片26(p.10)をエピグラフに用いたのもそれゆえなのでした→「世界は虫喰い穴(ワームホール)だらけ
こちらや、あちらでも少し触れています
………………………

バーネットの本も含め、断片の集成・校訂・翻訳等はこの領域では必須となるのですが、それらを集めたものとして、当初は;


山本光雄訳編、『初期ギリシア哲学者断片集』、岩波書店、1958
古期オルペウスの徒/ヘシオドス・/ペレキュデス/七賢人/タレス/アナクシマンドロス/アナクシメネス/ピュタゴラス及びピュタゴラスの徒/アルクマイオン/クセノパネス/ヘラクレイトス/パルメニデス/ゼノン/メリッソス/エムペドクレス/アナクサゴラス/レウキッポスとデモクリトス/ピロラオス/アルキュタス/アポㇽロニアヂのオゲネス/アルケラオス/ヒッポン/クラチュロス/ソフィストたち/プロタゴラス/ゴルギアス/プロヂコス/ヒッピアス/カㇽリクレス/トラシュマコス/アンチポン/クリチアス/アノニュムス・イアムブリキ/二通りの言論/リュコプロン/アルキダモス/エウチュデモスとヂオニュソドロスなど、164ページ。

その後、名前のみくりかえし出くわしたディールス=クランツの全訳として;

内山勝利編、『ソクラテス以前哲学者断片集』(第Ⅰ分冊~第Ⅴ分冊+別冊)、岩波書店、1996-1998
底本は H. Diels-W. Kranz, Die Fragmente der Vorsokaratiker, 3 Bde., 1951-52(6)
第Ⅰ分冊 端緒;初期宇宙論;オルペウス、ムゥサイオス、エピメニデス/紀元前6世紀の天文詩;ヘシオドス、ポコス、クレオストラトス/散文による初期宇宙論および箴言;シュロスのペレキュデス、テアゲネス、アクゥシラオス、七賢人/紀元前6世紀・5世紀の哲学者たち(およびその直接の後継者たち);タレス/アナクシマンドロス/アナクシメネス/ピュタゴラス/ケルコプス/ペトロン/ブロ(ン)ティノス/ヒッパソス/カリポンとデモケデス/パルメニスコス(パルミスコス)/クセノパネス/ヘラクレイトスなど、376ページ。

第Ⅱ分冊 紀元前6世紀・5世紀の哲学者たち(およびその直接の後継者たち)[承前];エピカルモス/アルクマイオン/イッコス/パロン/アメイニアス/パルメニデス/ゼノン/メリッソス/エンペドクレスなど、342ページ。

第Ⅲ分冊 紀元前6世紀・5世紀の哲学者たち(およびその直接の後継者たち)[承前];メネストル/クスゥトス/ボイダス/トラシュアルケス/キオスのイオン/ダモン/ヒッポン/パレアスとヒッポダモス/ポリュクレイトス/オイノピデス/キオスのヒッポクラテス、アイスキュロス/テオドロス/ピロラオス/エウリュトス/アルキッポス、リュシス、オプシモス/オッケロオス/アルキュタス/ティマイオス/ヒケタス/エクパントス/クセノピロス/ディオクレス、エケクラテス、ポリュムナストス、パントン、アリオン/プロロス、アミュクラス、クレイニアス/ダモンとピンティアス/シモス、ミュオニデス、エウプラノル/リュコン(リュコス)/ピュタゴラス派/アナクサゴラス/アルケラオス/ランプサコスのメトロドロス/クレイデモス/イダイオス/アポロニアのディオゲネス/クラテュロス/ヘラクレイトス派のアンティステネスなど、352ページ。

第Ⅳ分冊 紀元前6世紀・5世紀の哲学者たち(およびその直接の後継者たち)[承前];レウキッポス/デモクリトス/ネッサス/キオスのメトロドロス/スミュルナのディオゲネス/アナクサルコス/アブデラのヘカタイオス/アポロドロス/ナウシパネス/ディオティモス/アブデラのビオン/ボロスなど、332ページ。

第Ⅴ分冊 初期ソフィスト思想;名称と概念/プロタゴラス/クセニアデス/ゴルギアス/リュコプロン/プロディコス/トラシュマコス/ヒッピアス/ソフィストのアンティポン/クリティアス/イアンブリコス所引の逸名ソフィスト/両論(ディアレクセイス)など、264ページ。

別冊 『ソクラテス以前哲学者断片集』について(内山勝利)/
主要哲学者の原著作断片集[再録];クセノパネス、ヘラクレイトス、パルメニデス、エンペドクレス、アナクサゴラス/
固有名詞索引/出典個所索引/資料/総目次など、400ページ。

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ヴェルナー・イェーガー、神澤惣一郎譯、『ギリシャ哲學者の神學』、早稲田大学出版部、1960
原著は Werner Jaeger, Die Theologie der frühen griechischen Denker, 1953
序論;自然神学の概念、ヘシオドスの神統記/ミレトス自然哲学者の神学/クセノパネスの神についての教説/所謂オルペウス神統記/霊魂の神聖さに関する教説の起源/パルメニデスの存在者の密儀/ヘラクレイトス/エムペドクレス/目的論的思想家・アナクサゴラスとディオゲネス/宗教の本質と起源に関する理論など、408ページ。
同じ著者による→こちらを参照

コーンフォード、廣川洋一訳、『宗教から哲学へ 西欧的思索の起源の研究』(文明研究所シリーズ 6)、東海大学出版会、1966
原著は Francis Macdonald Cornford, From Religion to Philosophy - A Study in the Origin of Western Speculation, 1912
運命と法/モイラの起源/自然と神と魂/哲学の与件/科学的伝統/神秘的伝統など、336ページ。

ジャン・ブラン、鈴木幹也訳、『ソクラテス以前の哲学』(文庫クセジュ 487)、白水社、1971
原著は Jean Brun, Les Présocratiques, 1968
序論/イオニア学派、あるいはミレトス学派/ピュタゴラス学派/エペソスのヘラクレイトス/エレア学派/アクラガスのエンペドクレス/クラゾメナイのアナクサゴラス/原子論者など、180ページ。

斎藤忍随、『知者たちの言葉-ソクラテス以前-』(岩波新書 983)、岩波書店、1976
序章-アポローンと哲学者-/ヘラクレイトス-ロゴスの伝達者-/エンペドクレス-二つの詩-/終章-デモクリトスの倫理-/付録 断片補遺など、230ページ。

鈴木照雄、『ギリシア思想論攷』、二玄社、1982
前ソクラテス期のギリシア哲学における「不可分なもの」;ピュタゴラス学派の「一」の二重性/エレア派の存在の論理-ゼノンの無限分割/エンペドクレス、アナクサゴラスと「不可分なもの」/レウキッポスの「不可分なもの」//
ゼノン-否定の精神-/ヘラクレイトス研究-その魂論を中心にして-エンペドクレス断片一三四-その φρὴν ἱερή をめぐって-
プラトン『饗宴』研究/プラトン『ティマイオス』考
マルクス・アウレリウス『自省録』私見-精神の強さ、あるいは弱さ-;序/古典とは/古典としての『自省録』/アウレリウスの人間的魅力/不協和音の書『自省録』/精神の強さと弱さ/パスカルの第三の秩序とアウレリウスの強さ//
ギリシア抒情詩における「無情」の系譜;序/「はかなし」から「無情」へ/結び//
形と色と存在-ギリシアでのエッセイ-など、382ページ。


同じ著者による→こちらを参照

山崎照雄、『根源と流動-Vorsokratiker・Herakleitus・Hegel 論攷-』(慶應義塾大学法学研究会叢書 別冊 7)、慶応通信株式会社、1985
序//
根源の諸相-コスモス(世界秩序)のロゴス的探求-;イオーニア学派の形成と背景状況-哲学の始源・根源をたずねて-/コスモス概念 並びにその観念の生成/コスモス概念の展開と自然観-》κόσμος《の語法をひとつの手がかりにして-/
An Approach to the Fragment of Milesian Anaximander - A first Boundary Stone on tropos from Mythos to Logos -/イオーニアの夜明けと暮れがた-古代文化思想史抄考-/エフェソスのアルテミス-古代宗教文化思想史抄考-//
流動の一様態-近代の終焉・ヘーゲル思想と「市民社会」-;ヘルダーリンとヘーゲル-「ムネーモシュネー」に寄せて 〈詩と思想との対話をめぐる独白〉-/『精神現象学』素描-その成立と思想の現在化をめぐって-/ヘーゲルにおける「道徳性」
Moralität -「倫理」 Sittlichkeit とのひとつの問題的関係-/ヘーゲルにおける「市民社会」の概念-「国家」 Staat とのひとつの問題的関係-/ヘーゲルの市民社会観と〈労働〉の概念-市民社会における人間の自己疎外-など、536ページ。

ヘーゲルに関連して→こちらにも挙げておきます


廣川洋一、「ソクラテス以前における自然概念」、『古代の自然観 中世研究 第6号』、1989、pp.3-23
ピュシス、パンタ、コスモス/生じたもの、生命あるものとしての自然万有/総体(パンタ)としての自然万有/秩序(コスモス)としての自然万有/秩序世界の内的構造

エルヴィン・シュレーディンガー、河辺六男訳、『自然とギリシャ人 原子論をめぐる古代と現代の対話』、工作舎、1991
原著は Erwin Schrödinger, Nature and the Greeks, 1954、もとの講演は1948年5月。
古代の思想にたちもどる動機/理性と感覚の競合/ピュタゴラスの徒/イオニアの啓蒙/クセノファネスの神・エペソスのヘラクレイトス/原子論者たち/科学的世界像の特性など、182ページ。

著者は〈シュレーディンガーの猫〉で知られる物理学者。
こちらにも挙げておきます


アンドレ・ピショ、山本啓二訳、『科学の誕生(下) ソクラテス以前のギリシア』、せりか書房、1995
原著は André Pichot, La Naissance de la scince, vol.2. Gèce présocratique, 1991
エーゲ世界/ミレトス学派とヘラクレイトス/ピュタゴラス学派/クセノパネスとエレア学派/多元論者と原子論者/ヒポクラテス集典/総括-科学と民主政治など、382ページ。

上巻は『科学の誕生(上) 古代オリエント』(メソポタミアエジプト


廣川洋一、『ソクラテス以前の哲学者』(講談社学術文庫 1306)、講談社、1997
原著は1987刊。
ソクラテス以前の哲学者-その思想;「ソクラテス以前」について/哲学の先駆者たち ヘシオドス、アルクマン、ペレキュデス/ミレトス派の人々 タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス/クセノパネス/ピュタゴラスとピュタゴラス派/ヘラクレイトス/パルメニデスとエレア派 パルメニデス、ゼノン、メリッソス/自然哲学の再興 エンペドクレス、アナクサゴラス、デモクリトス/自然哲学の地平を超えて エンペドクレス、アナクサゴラス、デモクリトス/ソフィストたち プロタゴラス/附録 自然(ピュシス)について//ソクラテス以前の哲学者著作断片など、396ページ。


日下部吉信、『ギリシア哲学と主観性 初期ギリシア哲学研究』、法政大学出版局、2005
本書の概要/言語/ゴルギアス/エレアのゼノン/プロタゴラス/技術家集団、ソピストたち/ギリシア哲学の記述に向けて/自然概念(ピュシス)/ノモスとピュシス/主観性を否定する原理としての自然(ピュシス)/自然概念(ピュシス)とアリストテレスの哲学/自然性と生命性/不思議な術(テラトポイイア)/デモクリトス/哲学者アリストテレス/ピュタゴラス/アリストテレスのイデア論批判/魂(プシュケー)/第三の原理、理性(ロゴス)、知性(ヌース)/ヘラクレイトス/理性(ロゴス)の現象学/タレス/アナクシマンドロス/アナクシメネス/アナクサゴラス/エンペドクレス/アルキュタス/ギリシアの主観性/神という名の巨大な主観性/クセノパネス/パルメニデス/メリッソスなど、430ページ。

G.S.カーク、J.E.レイヴン、M.スコフィールド、内山勝利・木原志乃・國方栄二・三浦要・丸橋裕訳、『ソクラテス以前の哲学者たち(第2版)』、京都大学学術出版会、2006
原著は G.S. Kirk, J.E. Raven and M .Schofield, The Presocratic Philosophers: A Critical History with a Selection of Text, 1957/1983
はじめに-ソクラテス以前の哲学の典拠//
哲学的宇宙生成論の先駆者たち//
イオニアの思想家たち;ミレトスのタレス/ミレトスのアナクシマンドロス/ミレトスのアナクシメネス/コロポンのクセノパネス/エペソスのヘラクレイトス//
西方ギリシアの哲学;サモスのピュタゴラス/エレアのパルメニデス/エレアのゼノン/アクラガスのエンペドクレス/クロトンのピロラオスと前5世紀のピュタゴラス派//
イオニア派の応答;クラゾメナイのアナクサゴラス/アテナイのアルケラオス/サモスのメリッソス/原子論者たち-ミレトスのレウキッポスとアブデラのデモクリトス/アポロニアのディオゲネスなど、646ページ。


ハンス=ゲオルク・ガダマー、箕浦恵了・國嶋貴美子訳、『哲学の始まり 初期ギリシャ哲学講義』(叢書・ウニベルシタス 872)、法政大学出版局、2007
原著は Hans-Georg Gadamer, Der Anfang der Philosophie, 1996
始まりの意味/始まりへの解釈学的な接近/確実な基盤 プラトンとアリストテレス/生命と魂(『パイドン』)/自然と精神との間の魂/魂からロゴスへ(『テアイテトス』と『ソピステス』)/アリストテレスにおける学説誌の端緒/アリストテレスの『自然学』におけるイオニア的思惟/パルメニデスと死すべき者らの思いら/パルメニデスと存在など、208ページ。

エドワード・ハッセイ、日下部吉信訳、『プレソクラティクス 初期ギリシア哲学研究』(叢書・ウニベルシタス 934)、法政大学出版局、2010
原著は Edward Hussey, The Presocratics, 1972
序論/ミレトスの哲学者たち/ヘラクレイトス/ピュタゴラスと西ギリシア/パルメニデスとゼノン/ソピストたちの時代/パルメニデスからデモクリトスにいたる宇宙論/結び-プレソクラティクスの研究など、244ページ。

M.L. West, Early Greek philosophy and the Orient, Oxford at the Clarendon Press, 1971
『初期ギリシア哲学とオリエント』
ペレキュデースとその著作/諸神混淆主義者ペレキュデース/アナクシマンドロスとアナクシメネース/ヘーラクレイトス(1):ΦΥΣΙΚΟΣ ΛΟΓΟΣ/ヘーラクレイトス(2):神々と人間/ヘーラクレイトスとペルシアの宗教/マゴスたちの贈り物など、272ページ。
著者の別の本→こちらを参照


Norris S. Hetherington,“The Presocratics”, Cosmology. Historical, Literary, Philosophical, Religious, and Scientific Perspectives, 1993 / 2008, pp.53-66
「ソークラテース前派」
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以下、各論;
ターレス
アナクシマンドロス
ピュータゴラース 
ヘーラクレイトス 
パルメニデース
エンペドクレース 
アナクサゴラース 
デーモクリトスと原子論、およびエピクーロス派 

ターレス;

井上忠、「『水!』は哲学 タレスとパルメニデス」、『理想』、no.614、1984.7、「特集=『水』の思想」、pp.47-63
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アナクシマンドロス;

マルティン・ハイデッガー、田中加夫訳、『アナクシマンドロスの言葉 ハイデッガー選集Ⅲ』、理想社、1957
原著は Martin Heidegger, Der Spruch des Anaximander, 1950
「一九五〇年に出版された論文集『森の道』の最後に収められているもの」(訳者の序文、p.1)、132ページ。
ハイデッガーについて→こちらを参照


アナクシマンドロスにおける世界の複数性について→こちらでも少し触れています
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ピュータゴラース;

M.P.ホール、大沼忠弘訳、「ピュタゴラスの数学」、『エピステーメー』、vol.2 no.10、1976.11、「特集 数学の美学」、pp.8-26
原著は M.P.Hall, “Pythagorean Mathematics”, The Secret Teachings of All Ages, 1928

オスカー・ベッカー、内山勝利訳、「Ⅶ 解釈学とギリシア哲学(Ⅱ)-ピュタゴラス思想の現代的意義-」、O.ペゲラー編、『解釈学の根本問題 現代哲学の根本問題 7』、晃洋書房、1977、pp.261-292
原著は Oskar Becker, "Die Aktualität des Pythagoreischen Gedanken", Dasein und Dawesen, 1963

『エピステーメー』、vol.5 no.1、1979.1、pp.7-148、「特集 ピタゴラス」
ピタゴラス伝(ディオゲネス・ラエルティオス)/ピュタゴラスの哲学(イヴァン・ゴブリ)/ピュタゴラス学派の数論(伊東俊太郎)/ピタゴラスの数学的業績(矢野健太郎)/音楽とピュタゴラス(原正幸)/XENAKIS: AN AXIS-KINESIS(細川周平)/数の神殿(G・L・ハーゼイ)/ピタゴラス劇場(海野弘)/ピタゴラスの車輪(マンリー・P・ホール)/ヨハネス・ケプラーと天球の調和(エルンスト・ビンデル)/ホワイトヘッドにおけるピュタゴラス主義(平林康之)/宇宙論と詩 序説(S・K・ヘニンガー→こちらも参照)/ネルヴァルとピュタゴラス思想(入沢康夫)など

B.チェントローネ、斎藤憲訳、『ピュタゴラス派 その生と哲学』、岩波書店、2000
原著は Bruno Centrone, Introduzione a i Pitagorici, 1996
問題と資料/政治家ピュタゴラスとピュタゴラス主義の歴史的展開/奇跡を行なう人ピュタゴラスとその結社の組織/ピュタゴラスの知/ピュタゴラス派の哲学/最後のピュタゴラス派/新ピュタゴラス主義/結論など、346ページ。

左近司祥子、『謎の哲学者ピュタゴラス』(講談社選書メチエ 280)、講談社、2003
ギリシャでいちばんユニークだった哲学者/同時代人の見たピュタゴラス/ピュタゴラスをソクラテスに語らせるプラトン/アリストテレスが映した奇行と奇妙な戒律/思考の地下水脈となったピュタゴラスなど、240ページ。

ポルピュリオス、水地宗明訳、『ピタゴラスの生涯』、晃洋書房、2007
ポルピュリオス著 ピタゴラスの生涯/付録 黄金の詩(編者不明 ピタゴラス由来)など、204ページ。

イアンブリコス、水地宗明訳、『ピタゴラス的生き方』(西洋古典叢書 G 068)、京都大学学術出版会、2011
イアンブリコス『ピタゴラス的生き方』/著者不明『ピタゴラスの生涯』(要約)など、372ページ。

ポルピュリオス、イアンブリコスはともに、新プラトーン主義の哲学者でもあります→こちらも参照

キティ・ファーガソン、柴田裕之訳、『ピュタゴラスの音楽』、白水社、2011
原著は Kitty Ferguson, The Music of Pythagoras. How an Ancient Brotherhood Cracked the Code of the Universe and Lit the Path from Antiquity to Outer Space, 2008
紀元前6世紀;序章 伝説と史実の狭間で/長い髪のサモス人-紀元前6世紀/ギリシアのしきたりとはまったく異なる-紀元前6世紀/かの人々のうちに、いとも該博な人がいた-紀元前530-500年/私の真の出自は天である-紀元前6世紀/万物には数がある-紀元前6世紀/ピュタゴラスのかの有名な図形-紀元前6世紀//
紀元前5世紀-紀元7世紀;ピュタゴラス派のピロラオスの著書-紀元前5世紀/プラトンによるピュタゴラスの探求-紀元前4世紀/古代の人々、私たちよりも優れていて、神々のより近くで暮らしていた人々がこの言葉を残してくれた-紀元前4世紀/アリストテレスからエウクレイデスへ-紀元前4世紀/ローマのピュタゴラス-紀元前3、2、1世紀/新ピュタゴラス主義者とプトレマイオスの目を通して-1、2世紀/古代の終わり-3-7世紀//
8-21世紀;「巨人たちの肩に乗った小人」中世におけるピュタゴラス-8世紀-14世紀/自然が最も素晴らしく完璧な姿を見せるもの-14-16世紀/「そのとき、夜明けの星はこぞって喜び歌い」ヨハネス・ケプラー-16世紀と17世紀/啓蒙され教化されて-17世紀-19世紀/ヤヌスの顔-20世紀/単純性の迷宮-20世紀と21世紀//
エピローグ 音楽か沈黙か/付録//
解説(斎藤憲)/訳者あとがきなど、494ページ。


同じ著者による→こちらを参照
〈天球の音楽〉については→「図像、図形、色彩、音楽、建築など」のページの「iv. 音楽など」も参照
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ヘーラクレイトス;


鈴木照雄、「ヘラクレイトス研究-その魂論を中心にして-」、『ギリシア思想論攷』、1982、pp.51-154
ヘラクレイトス研究序説//
ヘラクレイトス哲学の核心としての彼の「知見」;「博学」対「知見」/ヘラクレイトスの「知見」//
ヘラクレイトスの開かれた魂;「われ」としての「魂」/あるべき相の「理性-魂」/「ソポン」の二重性と「魂」の構造/開かれた魂//
付録 ガスリー『ギリシア哲学史』第一巻 書評


山下正男、「火と自然哲学 ヘラクレイトスの『火』を中心に」、is、no.21、1983.6、「特集 火」、pp.20-23
火の哲学者ヘラクレイトス 火を魂そのものと考えた……/黒川道祐と平田篤胤 霊と火、日と火の同一視が遍在した/アラビア起源の〝単一霊魂主義〟 一つの小さな魂が大きな魂に溶けこむ/錬金術と近代化学の相違 力学的エネルギーが熱に変じる、など

辻村誠三・岡田道程・アルフレード・グッツオーニ訳、『ヘラクレイトス ハイデッガー全集 第55巻』、創文社、1990
原著は Martin Heidegger, Gesamtausgabe, Ⅱ. Abteilung: Vorlesungen 1919-1944, Band 55 Heraklit, Freiburger Vorlesungen Sommersemester 1943 und Sommersemester 1944, herausgegeben von Manfred S. Frings, 2, durchgesehene Auflage, 1987
『西洋的思索の元初 ヘラクレイトス』(1943年夏学期);元初的なものと語とに関する予備的省察/有の真性//
『論理学 ロゴスについてのヘラクレイトスの教説』(1944年夏学期);論理学、その名称とその事柄/根源的ロゴスの欠在と接近の道/論理学の根源的方面への遡行など、520ページ。

ハイデッガーについて→こちらを参照

高橋憲雄、『ヘラクレイトス-対話の論理の構築と実践を目指して-』、晃洋書房、1995
ヘラクレイトス;ロゴスについて/「たたかい」について/「反対物の一致」/存在の構造について/「万物は一つ」/燃えさかる火としての宇宙/ロゴス・たたかい・火、そして智//
対話の論理の構築と実践を目指して;序章/ソフィスト的啓蒙思想の意義と問題/ソクラテスの「エレンコス」/対話の論理の構築に向けて-関心の共有-/ポリーティコン・ゾーオン/哲学的ロゴスの課題-プラトン『パイドン』を中心に-/「対話」の可能性など、300ページ。


後藤淳、『ヘラクレイトスにおける「プシューケー」論への展開』、溪水社、2000
ヘラクレイトスの宇宙論/「対立の一致」と「不可視なるハーモニー」/「ロゴス」/ヘラクレイトスにおける人間の「知」/人間の「プシューケー」など、196ページ。
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パルメニデース;

五十嵐一、「(ゼロ)の焦点-パルメニデースの点的根拠-」、『知の連鎖 イスラームとギリシアの饗宴』、1983、pp.161-184
(ゼロ)と一/中世ユークリッド伝承と MS 7215, Paris, B. N./点の根拠性をめぐって/Hermenides とは誰か?/パルメニデース第4断片への一解釈

カール・ボルマン、日下部吉信訳、『パルメニデス-断片の研究』、法政大学出版局、1992
原著は Karl Bormann, Parmenides. Untersuchungen zu den Fragmenten, 1971
パルメニデス研究の現状-探求の目標と現状//断片//解釈;序詞/存在の認識/思い迷う νόος/毒サブ文において描かれている世界秩序の諸原理(断片八の55-59と断片九)/存在、など、416ページ

井上忠、『パルメニデス』、青土社、1996
パルメニデス全文//
はじめに/序曲 断片1/真理の道(1) 断片2/真理の道(2) 断片3/真理の道(3) 断片6・7/真理の道(4) 断片8(1~49行)/想い込みの道(1) 断片8(50~60行)/想い込みの道(2) 断片9~19/終曲 断片4・5/
付録:口説きと運命 パルメニデスを言語機構分析すれば、など、400ページ。


鈴木照雄、『パルメニデス哲学研究 「ある(・・)」、その主語、「ある(・・)もの(こと)」をめぐって』、東海大学出版会、1999
序;人間存在の風土性と伝記的なもの/伝記(著書を含む)についての古代報告とその注//
パルメニデス哲学における「ある(・・)」、その主語、「ある(・・)もの(こと)」;ある(・・)」(探求とある(・・)」、「ある(・・)」についての三つの説、「ある(・・)」についての第4の説、「ある(・・)」は時間的か無時間的か)/その主語/「ある(・・)もの(こと)」/「あら(・・)ぬ、「あら(・・)ぬもの(こと)」」//
断片と注釈;断片2、断片3/断片4,断片5/断片6/断片7/断片8(1-11行 標識と「不生」、12-21行 「不生」、22-25行 「単一」、26-31行 「不動」、32-33行 「完結」、34-41行 思惟と「ある(・・)」 付:いわゆる「コーンフォードの断片」について、42-49行 「完結」、50-51a行)など、632ページ。


同じ著者による→こちらを参照

北嶋美雪・湯本和男・アルフレード・グッツオーニ訳、『パルメニデス ハイデッガー全集 第54巻』、創文社、1999
原著は Martin Heidegger, Gesamtausgabe, Ⅱ. Abteilung: Vorlesungen 1923-1944, Band 54 Parmenides, Freiburger Vorlesungen Wintersemester 1942/43, herausgegeben von Manfred S. Frings, Vittorio Klostermann, 1987/1992
序論 アレーテイア〈ἀλήθεια〉という名ならびに語とその反対本質への準備的省察。翻訳をする、アレーテイア〈ἀλήθεια〉という語が与える二つの指示;「真理」という女神。パルメニデス断片Ⅰ、22-32行//翻訳をする、アレーテイア〈ἀλήθεια〉という語が与える第三の指示。アレーテイア〈ἀλήθεια〉とレーテー〈λήθη〉[忘却]との対立に関する有の歴史的な領域;真理の本質ならびにその反対本質の変遷についての最初の省察/アレーテイア〈ἀλήθεια〉の変遷ならびにその反対本質の変遷の解明(〈veritas〉[真理]、〈certitudo〉[確実性]、〈rectitudo〉[正当性]、〈iustitia〉[正シサ]、真理、正当性-レーテー〈〈λήθη〉[忘却]、プセウドス〈ψζεῦδος〉[偽り]、〈falsum〉[虚偽]、正しくないこと、虚偽)/非覆蔵性の本質の諸特徴に対する反対の多様性/アレーテス〈ἀληθές〉[真ナルモノ]の反対、気ヅカレズニイルモノ〈λαθόν〉、〈λαθές〉。奪い取る覆蔵の変遷の生起と、忘れるという人間の態度/アレーテイア〈ἀλήθεια〉の覆蔵された反対本質。レーテー〈λήθη〉[忘却]に関するギリシア精神の最後の言い表わし(Ⅰ)-プラトンの、『国家』の結びの神話。ポリスの本質についての神話。霊妙不可思議なものの本質の解明。アレーテイア〈ἀλήθεια〉の明け開けにおけるギリシアの神々の本質。見なれないものの「観照」/アレーテイア〈ἀλήθεια〉の覆蔵された反対本質。レーテー〈λήθη〉[忘却]に関するギリシア精神の最後の言い表わし(Ⅱ)-プラトンの、『国家』の結びの神話。レーテー〈λήθη〉[忘却]の野//翻訳をする、アレーテイア〈ἀλήθεια〉という語が与える第四の指示。有の開けの開けた処ならびに有の自由な開けた場所。「真理」という女神;露-現の、より充実した意味。主観性への移行。第四の指示-開けた処、自由な開けた場所。西洋におけるアレーテイア〈ἀλήθεια〉の生起。開けた処の地盤のなさ。人間の疎外/テアー〈θεά〉[女神]-アレーテイア〈ἀλήθεια〉。有によって開かれた開けた処のうちへ、有が入り込んで観ること。パルメニデスの語への指示が指し示すもの-アレーテイア〈ἀλήθεια〉という女神の館への思索家の旅と、元初に寄せる思索家の思考。西洋の言い表わしの元初を言うこと/補遺など、358ページ。
ハイデッガーについて→こちらを参照


三浦要、『パルメニデスにおける真理の探究』、京都大学学術出版会、2011
序/探求のプログラム/真理の「こころ」として「ある」ということ/「あること」、感覚、そして思惟-断片7における「ロゴス」の意味をめぐって/禁じられた道-パルメニデスにおける探求の行方/「あること」と生成/「あること」と「一」-パルメニデスは一元論者だったか?/「思わく」の虚構と真実-パルメニデスにおける宇宙論の可能性について/パルメニデス以後;エレア派の後継者、クラゾメナイのアナクサゴラス、エンペドクレス、原子論、アポロニアのディオゲネスの一元論/補遺 パルメニデス著作断片全訳など、302ページ。
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エンペドクレース;

鈴木照雄、「エンペドクレス断片一三四-その φρὴν ἱερή をめぐって-」、『ギリシア思想論攷』、1982、pp.155-187
序/エンペドクレスのいろいろな神/自然哲学詩の世界と宗教詩の世界/「プレーン」神

鈴木幹也、『エンペドクレス研究』、創文社、1985
『ペリ・ピュセオス』の宇宙円環(予備考察)/『ペリ・ピュセオス』と『カタルモイ』の関聨Ⅰ(研究者諸氏の見解)/三つのイメージの対応/三人称人称代名詞の正体/ダイモーンの正体/霊魂の特性と四根/二つの表現群の連鎖/愛憎の正体/ダイモーンの転生の円環と四根の転生の円環の対応/三つの障壁の除去/ダイモーンの転生と四根の転生の齟齬/『ペリ・ピュセオス』と『カタルモイ』の関聨Ⅱ(結論)/
補遺 エンペドクレスと血-認識器官説/エンペドクレスと細孔説/ὅ μοιον-ὁμοίῳ の正体/θεοὶ δολιχαίωνες の正体/ϕρὴν ἱερή の正体/断片二六・五行の κόσμος/断片一三一~断片一三四の帰属/両作品の規模/両作品執筆の年代と場所など、646ページ。


エンペドクレースについて→こちらでも少し触れています
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アナクサゴラース;

廣川洋一、「アナクサゴラスの〈知性〉-目的論とのかかわりにおいて-」、『哲学・思想論叢』、no.7、筑波大学、1989、pp.1-16 [ < つくばリポジトリ(Tulips-R)
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デーモクリトスと原子論、およびエピクーロス派;

西川亮、『デモクリトス研究』、理想社、1971
デモクリトスの生涯と著作//
デモクリトスの自然学;不可分なもの/空なもの/不可分なものの運動/宇宙論//
デモクリトスの認識論;思惟と感覚/感覚/プシューケー//
デモクリトスの倫理学;倫理的断片について/倫理的断片の諸領域/エウテューミエー//
付録;デモクラテスの箴言/ストバイオスからの抜粋など、502ページ。


西川亮、『古代ギリシアの原子論』、溪水社、1995
無限なるもの アナクシマンドロスの《ト・アペイロン》//
原子の世界と神々;デモクリトスのミークロス・ディアコスモス/デモクリトスにおける神々//
デモクリトスの後継者たち;キオスのメトロドロス/アブデラのアナクサルコス/テオスのナウプァネス//
エピクロスの自然観;プロレープシス/アトモス・プュシスとアナプェース・プュシス/パレンクリシスからパルモスへ/魂の働き/エピクロスの神々など、548ページ。

山口義久、「インドとギリシアの古代『原子論』 : 比較思想の基本的問題」、『人文学論集』、no.14、1996.3.1、pp.99-117 [ > 大阪府立大学学術情報リポジトリ OPERA
こちらにも挙げておきます
またアビダルマ仏教の極微論とギリシャの原子論の比較→こちらも参照
ついでにイスラームの原子論について→こちらを参照

上掲『古代ギリシアの原子論』(1995)第4部で登場するエピクーロス派についてもここで挙げておくと;

出隆・岩崎允胤訳、『エピクロス-教説と手紙-』(岩波文庫 6097-6098)、岩波書店、1959
ヘロドトス宛の手紙/ピュトクレス宛の手紙/メノイケウス宛の手紙/主要教説/断片(その一 その二)/エピクロスの生涯と教説(ディオゲネス・ラエルティオス第10巻より)など、218ページ。

ルクレーティウス、樋口勝彦訳、『物の本質について』(岩波文庫 6440-6442)、岩波書店、1961
第1巻;原子等/第2巻;知覚等/第3巻;精神等/第4巻;影像等/第5巻;自然史等/第6巻;気象・地震・磁石・病気等、など、332ページ。

本書からは、アリストテレースの有限宇宙論と対比する形で、こちら(→「宙吊りの形相」)や、こちら(→三重県立美術館ニュース、no.119、2010.12.10、『ひろがるアート~現代美術入門篇~』関連記事[ <まぐまぐ!のサイト ])に引用したりもしました。
こちらでも触れています

カール・ハインリヒ・マルクス、中山元訳、「デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学の差異」、『マルクス・コレクション Ⅰ デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学の差異/ヘーゲル法哲学批判 序説/ユダヤ人問題によせて/経済学・哲学草稿』、筑摩書房、2005、pp.1-153
1841年の学位論文。
デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学の一般的な差異/デモクリトスの
自然学(フュジーク)とエピクロスの自然学の個々の差異/補遺 エピクロスの神観に対するプルタルコスの論駁への批判

村治能就、「原子論とヒューマニズム」、『摂理と運命と自由意志』、1973、pp.215-263
初出は『現代哲学入門-唯物論と人間-』、1958
古代における唯物論と観念論-自然・人間・神々-/原子論の古代的形態-デモクリトス-/ヘレニズム時代の原子論-エピクロス-/ローマ時代の原子論-ルクレティウス-/中世思想と原子論-神・個人・個物-/原子論の近代的形態-ガッサンディ-


ジル・ドゥルーズ、原田佳彦訳、「ルクレティウスと模像」、『原子(アトム)分身(ドゥーブル) ルクレティウス/トゥルニエ』、哲学書房、1986、pp.69-112
原著は Gilles Deleuze, ‘Lucrèce et le simulacre’, 1961

ミッシェル・セール、豊田彰訳、『ルクレティウスのテキストにおける物理学の誕生 河川と乱流』(叢書・ウニベルシタス 546)、法政大学出版局、1996
原著は Michel Serres, La naissance de la physique dans le texte de Lucrèce. Fleuves et turbulences, 1977
プロトコル;最初のモデル-流体中での偏倚について/乱流//
数学;水力学的模型の分析/アルキメデスの仕事//
模型への回帰;トゥルバ、トゥルボ/斜面と極値/流れと道//
実験;大気現象/実験-磁気//
諸条件;科学認識論的諸条件、観測とシミュラークル/文化的諸条件;暴力と契約-科学と宗教//
応用-テキストの生成;原子、文字、数字/意味の生成/コード化/落下とリズム//
歴史;古代、現代//
倫理;魂と冥界下降/園と局所的なものなど、322ページ。
同じ著者による→こちらを参照


古代の原子論における世界の複数性について→こちらでも少し触れています

vi. プラトーン(プラトン)

プラトーン、とりわけその『ティーマイオス』に目を向けるきっかけとなったのは

澁澤龍彦、「プラトン立体」、『胡桃の中の世界』、青土社、1974、pp.27-49
 同、    「『ティマイオス』-プラトンにおける神話」、『洞窟の偶像』、青土社、1977、pp.221-226

でしょう。後者の短文は、次の角川書店版全集6巻付録の月報に寄せられたものでした。
澁澤龍彦については→こちらを参照
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ともあれ;


泉治典訳、「ティマイオス-自然について」、『プラトン全集 6』、角川書店、1974、pp.173-276
こちらや、あちらでも少し触れています

これ以外にもプラトーンのいわゆる〈神話(ミュートス)〉には、しばしば宇宙論的なモティーフが登場します。目についた範囲では;

鈴木照雄訳、「饗宴-(エロス)について」、『世界の名著 6 プラトン Ⅰ』、中央公論社、1966
中の 189d-193d(pp.130-137);アリストパネース語るところの両性具有(アンドロギュノス)を含む3種類の球形人間の神話

藤沢令夫訳、『ゴルギアス-弁論術および正義の意味について』、同上
中の 523a-527a(pp.395-404);死後の審判

池田美恵訳、『パイドン-魂について』、同上
中の 107d-114d(pp.571-580);大地の構造と死後の審判

山本光雄訳、『国家 世界大思想全集 哲学・文芸思想篇 1』、河出書房、1955
中の第10巻末尾 614b-621b(pp.334-341);エルの物語

副島民雄訳、「クリティアス-アトランティスについて」、上掲『プラトン全集 6』、1974、pp.277-298
アトランティスについて→こちらも参照

副島民雄訳、『パイドロス-美について』、『プラトン全集 3』、角川書店、1973
中の 246a-250c(pp.277-283);翼を持つ一対の馬と馭者との共生に力としての霊魂の周行と〈超天の(ヒュペルウーラニオス)場所〉

水野有庸訳、「ポリティコス(政治家)」、『プラトン全集 3』、岩波書店、1976
中の 268d-274e(pp.230-248);宇宙の二つの周期、クロノスの御代とゼウスの御代
こちらも参照

など、訳本の出所がまちまちで申し訳ありませんが、文庫化されているもの他、各種あると思いますので、適宜当たっていただければと思います。
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プラトーンに関する文献は山ほどあることでしょうが、とりあえず;

山内得立、『ギリシアの哲学(中)』、弘文堂書房、1947、pp.374-401、620-647
なぜかページを記した部分のコピーのみあるのですが、『ティーマイオス』のデーミウールゴスについて論じた箇所と、プラトーンの神観について論じた箇所です。

加藤信朗、「プラトンの神をめぐって-異教的と基督教的-」、『ソフィア』、5巻1、1956春、pp.81-91

ジャン・ブラン、戸塚七郎訳、『プラトン』(文庫クセジュ 326)、白水社、1962
原著は Jean Brun, Platon et l'académie, 1960
プラトンとアカデメイア;プラトンとその著作/アカデメイア//
プラトンの哲学;プラトンと哲学/初期対話篇/認識とイデア/ミュトス/倫理と政治//
プラトンと今日の世界;ロゴスとプラクシスなど、166ページ。


種山恭子、「プラトン『ティマイオス』における無秩序な動について-運動と秩序-」、『西洋古典學研究』、no.12、1964.3.31、pp.56-73 [ < CiNii Articles

種山恭子、「プラトンの宇宙論における πάθημα, πάθος の一考察」、『西洋古典學研究』、no.26、1978.3.23、pp.53-67 [ < CiNii Articles

副島民雄、『プラトン哲学研究-宇宙論を中心として-』、理想社、1965
プラトンの宇宙論;序/構成者(デーミウールゴス)/必然(アナンケー)/場所(コーラー)/時間(クロノス)//
定め、本性、理性と度(モイラ、ピュシス、ヌースとメトロン)//
神と歴史など、210ページ。


金松賢諒、『プラトンの神学と宇宙論』、法蔵館、1976
第一部 プラトンの神学と宇宙論-『ティマイオス』研究-;序論 プラトンの神観-プラトン『ティマイオス』研究序説//
  本論 プラトン『ティマイオス』解釈;神/必然/神的因と必然因との協働//
  特論 プラトン『ティマイオス』の根本問題//
  補説 ギリシャの神学と宇宙論-プラトン『ティマイオス』を中として-
第二部 エロースと自知;エロース-プラトン『酒宴』に学ぶもの/パイデイアとしてのエロース-ソクラテスによって実証されたる/ソープロシュネー論-プラトン『カルミデス』を原典として/プラトン『メノン』研究-アナムネーシスとテイア・モイラ-など、226ページ。


P.フリートレンダー、大沼忠弘訳、「原子物理学者プラトン 『ティマイオス』における原子の構成と解体」、『エピステーメー』、vol.3 no.6、1977.7、「特集 空間」、pp.89-105
原著は Paul Friedländer, “Platon als Atomphysiker (Atom-Aufbau und Atom-Zertrümmerung in Platons Timaios)”, Platon Ⅰ, 1964

鈴木照雄、「プラトン『饗宴』研究」、『ギリシア思想論攷』、1982、pp.189-226
『饗宴』解説;本篇に関する年代とその形式/内容的分析/作品とその全体的性格//
『饗宴』におけるエロース-その三つの問題点-;エロースの生産性/エロースの所在とその在り方/美のイデアとプラトンの神

 同、「プラトン『ティマイオス』考」、同上、pp.227-274
プラトンの「デーミウールゴス」について;序-問題の提起/この世界の運動とその原理/デーミウールゴスの二重性//
いわゆるプラトンの物質;いわゆる「プラトンの物質」/その空間性/その時間性/その感覚性/結び


ハーラルト・ライヘ、「古代天文学の言語=アトランティス神話への手引糸?」、ブレッヒャー、ファイタグ編、花野秀男訳、『古代人の宇宙 考古天文学への招待』、白揚社、1984、pp.233-287

銭廣雅之、「イデア論の吟味と『プラトンの物質』(Ⅰ)」、『東洋文化』、no.10、足利工業大学、1988.11.25、pp.47-113 [ < CiNii Articles
  同、   「イデア論の吟味と『プラトンの物質』(Ⅱ)」、『東洋文化』、no.11、足利工業大学、1989.12.25、pp.51-106 [ < 同上

小池澄夫、「プラトン-『自然主義のドグマ』-との対決」、『古代の自然観 中世研究 第6号』、1989、pp.25-45
自然観の根本的対置/プラトンの基本構想-コスモスの視点/『法律』のコスモロジー瞥見/生成論の地平

荻野弘之、「アトランティスの夢を見たのは誰か-理想国家とコスモロジーの間-」、『聖徳大学総合研究所論叢』、no.4、1996、pp.9-43 [ < CiNii Articles

ジャック・デリダ、守中高明訳、『コーラ プラトンの場』(ポイエーシス叢書 52)、未来社、2004
原著は Jacque Derrida, Khôra, 1993
コーラ//
訳者解説-デリダによる「コーラ」をめぐって、など、120ページ。


土井裕人、「プラトンの死生観をめぐって」、松村一男編、『生と死の神話 宗教史学論叢9』、リトン、2004、pp.251-269
『パイドン』における死生観/『ティマイオス』における死生観など

土井裕人、「プラトンにおける異界の様相-神的存在者と人間との関わり-、」細田あや子・渡辺和子編、『異界の交錯 宗教史学論叢11』下巻、リトン、2006、pp.201-225
プラトンにおける異界の神話的表象/『ティマイオス』における「異界」の神的存在者と人間など

関村誠、「プラトン『ファイドン』におけるミュートスと哲学」、篠田知和基編、『神話・象徴・文化』、楽瑯書院、2005、pp.95-112
『ファイドン』におけるミュートス的語りの位置/快と苦のミュートスから/ソクラテスの夢と哲学者の詩作など

國方栄二、『プラトンのミュートス』、京都大学学術出版会、2007
第一部 ミュートスとロゴス;神話と哲学/ミュートスとロゴス/ミュートスの真理性;ホメーロスにおけるアレーテイア、ヘシオドスにおける真実と真実に似た感傷/ミュートスとロゴス//
第二部 プラトンのミュートス;後代の評価/ミュートスとは何か/死後の魂の運命に関するミュートス/宇宙と歴史のミュートス;『政治家』のミュートス、エイコース・ロゴス、『ティマイオス』における無秩序な動、アトランティスの物語/プラトンのミュートスなど、346ページ。


Norris S. Hetherington, “Plato's Cosmology”, Cosmology. Historical, Literary, Philosophical, Religious, and Scientific Perspectives, 1993 / 2008, pp.79-93
「プラトーンの宇宙論」


ちなみに、プラトーンのいわゆる〈神話(ミュートス)〉と、デカルトの『世界論』ないし『宇宙論』における〈寓話 fable〉を比較してみてください。
後者については→
持田辰郎、「寓話と仮説」、1982.6


なお、
森進一・池田美恵・加来彰俊訳、『法律』(上下)(岩波文庫 青602-0/青602-1)、岩波書店、1993
第1巻644d-eの「わたしたち生きものはみな、神の操り人形だと考えてみるわけです。もっとも、神々の玩具としてつくられているのか、なにか真面目な意図があってつくられているのか、それは論外としてね。なぜなら、そんなことは、わたしたちに認識できることではありませんから」(上p.72。また第7巻803c;下p.57)について;


丸橋裕、「神の操り人形-プラトン最晩年の人間観の一齣-」、『古代哲学研究室紀要 HYPOTHESIS』、no.5、1995.12.1、pp.31-48 [ < KURENAI 紅 京都大学学術情報リポジトリ

ちなみにシェイクスピアの 「吾らは夢と同じ糸で織られているのだ」および「世界はすべてお芝居だ」という台詞(→こちらを参照)とあわせて引きあいに出したことがありました(→三重県立美術館ニュース、no.118、2010.11.26、『ひろがるアート~現代美術入門篇~』関連記事[ <まぐまぐ!のサイト ])。

そう言えばプラトーンの『パルメニデース』 156D-E からエピグラフを選んだことがありました(田中美知太郎訳、『プラトン全集 4』、岩波書店、1975、p.114)
→「時よ止まれ、おまえは美しいのか? 絵と映像のA感覚」、『液晶絵画』展図録、2008 [ < 三重県立美術館のサイト ]。

vii. アリストテレース(アリストテレス)

出隆・岩崎允胤訳、『自然学 アリストテレス全集 3』、岩波書店、1968
第1巻~第8巻、524ページ。
第3巻で運動、無限、第4巻で場所、空虚、時間について、第8巻で第一動者、円運動などについて論じられています。

本書からは、ルクレーティウスと対比する形で、こちら(→「宙吊りの形相」)で第4巻第4章212a(p.137) を引用したり、こちら(→三重県立美術館ニュース、no.119、2010.12.10、『ひろがるアート~現代美術入門篇~』関連記事[ <まぐまぐ!のサイト ])で第4巻第5章212b(pp.139-140)を参照したりもしました。
こちらでも触れています


村治能就訳、「天体論」、『アリストテレス全集 4』、岩波書店、1968、pp.iii-xxii、1-221
第1巻~第4巻。
第1巻で円運動、宇宙の有限性・単一性・永遠性など、第2巻で天球の運動、大地についてなど、第3巻・第4巻でで月下界について論じられています。

本書からは、同じくルクレーティウスと対比する形で、こちら(→「宙吊りの形相」)や、こちら(→三重県立美術館ニュース、no.119、2010.12.10、『ひろがるアート~現代美術入門篇~』関連記事[ <まぐまぐ!のサイト ])で第1巻第9章279a(p.39)を引用したりもしました。

戸塚七郎訳、「生成消滅論」、同上、pp.223-424
第1巻~第2巻。

泉治典訳、「気象論」、『アリストテレス全集 5』、岩波書店、1969、pp.iii-xivi、1-227
第1巻~第4巻。

出隆訳、『形而上学』(上下)(岩波文庫 青604-3/青604-4)、岩波書店、1959/1961
上;第1巻~第8巻、322ページ。
下;第9巻~第14巻、460ページ。
第1巻に学説誌、第5巻に哲学用語辞典、第12巻で不動の動者などについて論じられています。

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村治能就訳、「宇宙論」、上掲『アリストテレス全集 5』、pp.229-331
第1章;序説/第2章;宇宙の諸元素 アイテール、火および空気/第3章;宇宙の諸元素(つづき) 大地[陸]と海/第4章;自然現象 気象と地震/第5章;宇宙における神の位置/第6章;神について/第7章;神への讃歌など。

「『宇宙論』がアリストテレス自身の著作でないことは、少数の学者をのぞいて、今日、一般にみとめられているところである。しかし、本書が、アリストテレス以後、いつ、誰によって作成されたかということになると、いまだに定説はない」(訳者解説、p.307)。以下、本書の位置づけをめぐるさまざまな議論が紹介されており、とても興味深いものとなっています。

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アリストテレースに関する文献も山ほどあることでしょうが、とりあえず;

ジャン・ブラン、有田潤訳、『アリストテレス』(文庫クセジュ 335)、白水社、1962
原著は Jean Brun, Aristotte et le lycée, 1961
アリストテレスとその学派;アリストテレスとその著作/アリストテレス哲学について//アリストテレスの哲学;論理学/自然学/宇宙論/博物誌/霊魂とその機能/第一哲学/倫理学/創作論//アリストテレス哲学とその運命など、166ページ。

村治能就、「アリストテレスの世界像-『天体論』における『ウラノス』『アイオーン』『アイテール』を中心にして-」、『摂理と運命と自由意志』、1973、pp.146-166
初出は『理想』254、1954
経験的形而上学的態度/「ウラノス」と不動の動者/「アイオーン」と「アイテール」


牛田徳子、「アリストテレスの自然観」、『古代の自然観 中世研究 第6号』、1989、pp.47-72
技術・自然・存在/生成の内的原理としての自然/秩序ある世界(コスモス)としての自然

桑子敏雄、『エネルゲイア アリストテレス哲学の創造』、東京大学出版会、1993
古代アテネの思想空間と「エネルゲイア」の概念;同名性の問題/初期アカデメイアと分割の方法/論証と定義/イデア論とエネルゲイア論//
「エネルゲイア」の文脈と実体の問題;「エネルゲイア」の文脈/類としての質料//
心と価値;人間の形成と「変化」の概念/ヌースについて/快さについて/観想と実践など、306ページ。

こちらも参照

水地宗明、『アリストテレスの神論-「形而上学ラムダ巻」注解-』、晃洋書房、2004
翻訳/注釈/解説 ラムダ巻の思想など、220ページ。

Norris S. Hetherington, “Aristotle's Cosmology”,Cosmology. Historical, Literary, Philosophical, Religious, and Scientific Perspectives, 1993 / 2008, pp.95-103
「アリストテレースの宇宙論」

viii. ストア派

ストア派に興味を抱くきっかけとなったのは、タイトルに惹かれて手にとった;

David E. Hahm, The Origines of Stoic Cosmology, Ohio State University Press, 1977
『ストア派宇宙論の始まり』
物体主義/諸原理/宇宙開闢論/宇宙論/宇宙生命論/宇宙周期/エピローグ;自然の定義とストア派宇宙論の起源/
附録;伝記的伝承によるストア派への影響/クリューシッポス『自然学』の第一書の目次/クレアンテースの宇宙開闢論/宇宙の不動性と結合に関するストア派の証明の根拠/宇宙の不滅性の主張に関するクリューシッポスの陳述/宇宙の知性についてのクレアンテースの証明など、312ページ。

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ジャン・ブラン、有田潤訳、『ストア哲学』(文庫クセジュ 273)、白水社、1959
原著は Jean Brun, Le stoïcisme, 1958
序説//ストア学派//
ストア哲学;哲学/論理学/自然学;世界、神、人間/倫理学//
ストアの知恵とその運命 ギリシャ哲学におけるストア哲学の位置など、146ページ。


山口義久、「ストア派宇宙論の二つの原理」、『人文学論集』、no.6、1988.3.20、pp.49-60 [ < 大阪府立大学学術情報リポジトリ OPERA

山口義久、「初期ストア派の生命論」、『人文学論集』、no.13、1995.3.1、pp.17-32 [ < 大阪府立大学学術情報リポジトリ OPERA

種山恭子、「ストア派の自然観」、『古代の自然観 中世研究 第6号』、1989、pp.73-108
「自然主義」をめぐって/ストア派の「論理学」と「ロゴス」/「印象」(パンタシアー)と「自然実在」/生きる自然世界の「ロゴス」

エミール・ブレイエ、江川隆男訳、『初期ストア哲学における非物体的なものの理論』(シリーズ・古典転生 1)、月曜社、2006
原著は Émile Bréhier, La théorie des incorporels dans l'ancien Stoïcisme, 1908
非物体的なもの一般について;《イデア》批判/自然学における事実の概念//
論理学における非物体的なものと「表現可能なもの」の理論;表現可能なもの一般について/判断と推論の理論における表現可能なものについて/定義と記号学/記号学と運命//
場所と空虚の理論;場所の理論/空虚/空間//時間の理論
附 江川隆男「出来事と自然哲学-非歴史性のストア主義について」;序論 自然哲学と平和の叙事詩/生物学的マテリアリスム-宇宙の音調性/非物体的マテリアリスム-自己保存のノイズ/結論 出来事の自然哲学など、240ページ。
同じ著者による→こちら、またあちらを参照

本書の書評;
丹生谷貴志、「火を奪還せよ! 《書評》エミール・ブレイエ『初期ストア哲学における非物体的なものの理論』」、『未来』、no.481、2006.10、pp.29-33
………………………

ゼノン他、中川純男訳、『初期ストア派断片集 1』(西洋古典叢書 G 017)、京都大学学術出版会、2000
ゼノン;ゼノンの生涯と著作/ゼノンの思想 ことばの学、自然学、倫理学/ゼノンの短評//
ゼノンの弟子;キオスのアリストン/アポロパネス/カルタゴのヘリロス/ヘラクレイアのディオニュシオス/キティオンのペルサイオス/アッソスのクレアンテス/スパイロス/初期のストア派のある人々//
解説など、412ページ。


クリュシッポス、水落健治・山口義久訳、『初期ストア派断片集 2』(西洋古典叢書 G 025)、京都大学学術出版会、2002
クリュシッポスの生涯と著作//
クリュシッポスの思想;ことばの学 認識の教説について、問答法、弁論術について/自然学 自然学説の基礎//
解説;クリュシッポスとストア派の哲学(山口義久)/クリュシッポスの〈ことばの学〉(水落健治)など、656ページ。


クリュシッポス、山口義久訳、『初期ストア派断片集 3』(西洋古典叢書 G 029)、京都大学学術出版会、2002
クリュシッポスの思想;自然学 宇宙について/天体と天空について/動物と植物について/人間の魂について/宿命について/神々の本性について/摂理と技術的自然について/占いについて//
解説 クリュシッポスと初期ストア派の自然学など、500ページ。

『初期ストア派断片集 4』はクリュシッポスの倫理学(未見)


クリュシッポス他、山口義久・中川純男訳、、『初期ストア派断片集 5』(西洋古典叢書 G 046)、京都大学学術出版会、2006
クリュシッポスの思想;倫理学(承前) 知者と愚者について/生き方にかかわる個別的な指示-中間の適切な行為各論/付記(1)-ホメロス解釈/付記(2)-クリュシッポスの著作名への言及//
クリュシッポスの弟子および後継者;タルソスのゼノン/バビュロニアのディオゲネス/タルソスのアンティパトロス/セレウケイアのアポロドロス/タルソスのアルケデモス/シドンのボエトス/年代不詳のストア派、バシレイデス、エウドロモス、クリニス
解説;ストア的知者-高遠な理想とその意義(山口義久)/クリュシッポスの弟子と後継者たち(山口義久・中川純男)など、400ページ。


『セネカ哲学全集 3 自然論集 Ⅰ』、岩波書店、2005
土屋睦廣訳、『自然研究 Ⅰ』;第1巻 空中の火について/第2巻 電光と雷鳴について/第3巻 陸地の水について/第4巻A ナイル川について/第4巻B 雲について/第5巻 風についてなど、276ページ。

『セネカ哲学全集 3 自然論集 Ⅱ・補篇』、岩波書店、2006
土屋睦廣訳、『自然研究 Ⅱ』;第6巻 地震について/第7巻 彗星について//
補篇;アポコロキュントーシス(大西英文訳)/断片集(兼利琢也訳)/エピグラム集(大西英文訳)/不幸の治療について(兼利琢也訳)/セネカとパウロの往復書簡集(兼利琢也訳)など、550ページ。

ix. 中期プラトーン主義

中期プラトーン主義に関する概説ないし通史として;

John Dillon, The Middle Platonists. A Study of Platonism. 80 B.C. to A.D.220, Duckworth, 1977
『中期プラトーン主義 プラトーン主義の研究、紀元前80年から紀元後220年まで』
古期アカデメイアと中期プラトーン主義の諸主題;プラトーン:書かれざる教説/スペウシッポス(c.407-339 B.C.)/クセノクラテース(396-314 B.C.)/ポレモーン(c.350-267 B.C.)/中期プラトーン主義の支配的な主題//
アスカローンのアンティオコス:独断論への転回//
アレクサンドレイアのプラトーン主義:エウドーロスとピローン;アレクサンドレイアのエウドーロス/中期プラトーン主義のスコラ学的定式化いくつか/アレクサンドレイアのピローン//
カエロネイアのプルータルコスと2世紀プラトーン主義の始まり//
紀元後2世紀のアテーナイ派;「アテーナイのアカデメイア」の問題/ニコストラトス/カルウェノス・タウロス/アッティコス/アルゴスのハルポクラティオーン/セウェルス//
「ガイウス派」:影と実体;ガイウス/アルビノス/マンダウラのアプレイウス/ガレヌス//
新ピュータゴラース主義者たち;ポリュイストールのアレクサンドロスとセクストス・エンピリコスのピュータゴラース主義者たち/ガデスのモデラトス/ゲラサのニコマコス/アパメイアのヌーメーニオス//
いくぶんゆるやかな終局;プラトーン主義の影響のひろがり:「プラトーンの冥界」/何人かの雑多なプラトーン主義者たちなど、448ページ。

本書に対する書評→川田殖、『西洋古典學研究』、no.31、1983.3.30、pp.145-148 [ < CiNii Articles


アルビノス他、中畑正志編、『プラトン哲学入門』(西洋古典叢書 G 060)、京都大学学術出版会、2008
アルビノス『プラトン序説-対話篇入門』(鎌田雅年訳)/アルキオノス『プラトン哲学講義』(久保徹訳)/アプレイウス『プラトンとその教説』(國方栄二訳)/ディオゲネス・ラエルティオス「プラトン伝」(『哲学者列伝』)(脇條靖弘・木下昌巳訳)/オリュンピオドロス『プラトンの生涯』(鎌田雅年訳)/著者不明『プラトン哲学への序説』(村上正治訳)など、470ページ。
………………………

何度目かの登場となりますが;


プルタルコス、柳沼重剛訳、『エジプト神イシスとオシリスの伝説について』(岩波文庫 青664-5)、岩波書店、1996
この論考は次の本にも収められています;

プルタルコス、丸橋裕訳、『モラリア 5』(西洋古典叢書 G 061)、京都大学学術出版会、2009
「イシスとオシリスについて」//
ピュティアをめぐる対話篇;「デルポイのEについて」/「ピュティアは今日では詩のかたちで神託を降ろさないことについて」/「神託の衰微について」など、390ページ。

訳者による詳しい解説が付されています。
「神託の衰微について」には、ダイモーンとプネウマに関する議論に加えて、「宇宙の多数性についての余談」(23-37節)が含まれる他(→こちらにも挙げておきます)、有名な「大いなるパーンは死せり!」という叫びについての逸話が記されています(419B-D;pp.269-271)。

ピュティアをめぐる対話篇に関連して;

ロベール・フラスリエール、戸張智雄訳、『ギリシアの神託』(文庫クセジュ 342)、白水社、1963
原著は Robert Flacelière, Devins et oracles grecs, 1961
前兆による占い/霊感による占い/デルポイの神託/占いと政治/占いと哲学など、146ページ。

もどって;

プルタルコス、三浦要訳、『モラリア 11』(西洋古典叢書 G 037)、京都大学学術出版会、2004
「哲学者たちの自然学説誌」全5巻/「自然学的諸問題」など、274ページ。

プルタルコス、戸塚七郎訳、『モラリア 13』(西洋古典叢書 G 004)、京都大学学術出版会、1997
「プラトン哲学に関する諸問題」/「『ティマイオス』における魂の生成について」/「『ティマイオス』における魂の生成について〈摘要〉」//
「ストア派の自己矛盾について」/「ストア派の人々は詩人たちより不合理なことを語っていること〈摘要〉」/「共通観念について-ストア派に答える」など、372ページ。


三小田敏雄、「プルタルコス研究(1)」、『東海大学文明研究所紀要』、no.7、1987、pp.158-147 [ < CiNii Articles
 同、 「プルタルコス研究(2)-ダイモン論-」、『東海大学文明研究所紀要』、no.9、1989、pp.168-155 [ < 同上

金澤修、「二元論の系譜-プルタルコスにおける悪、もしくは或る流れを巡って-」、『哲学誌』、no.50、2008.3.20、pp.145-166 [ < 首都大学東京機関リポジトリ『みやこ鳥 MIYAKO-DORI』
………………………

金澤修、「時間以前の時間-アッティコスにおける時間理論と『ティマイオス』解釈-」、『哲学誌』、no.52、2010.3.25、pp.1-23 [ < 首都大学東京機関リポジトリ『みやこ鳥 MIYAKO-DORI』

この他;

大貫隆、『グノーシス考』、岩波書店、2000、「Ⅳ 三つのプロノイア-グノーシス主義、ストア、中期プラトン主義の関係をめぐって」、「Ⅴ 否定神学の構造と系譜-中期プラトン主義とナグ・ハマディ文書」

ヨアン・P・クリアーノ、『霊魂離脱(エクスタシス)とグノーシス』、2009、「第6章 プルタルコスにおける参籠とカタレプシー」

ヌーメーニオスについて;

津田謙治、『マルキオン思想の多元論的構造 プトレマイオスおよびヌメニオスの思想との比較において』、2013
も参照

アレクサンドレイアのピローン(アレクサンドリアのフィロン)については→ユダヤのページの iv

x. 新プラトーン主義

新プラトーン主義に関する概説ないし通史として;

R.T. Wallis, Neoplatonism, Duckworth, 1972
『新プラトーン主義』
新プラトーン主義の目的/新プラトーン主義の源泉/プローティーノス/ポルピュリオスとイアンブリコス/アテーナイ学派/新プラトーン主義の影響など、224ページ。

『世界の名著 続2 プロティノス ポルピュリオス プロクロス』、中央公論社、1976
新プラトン主義の成立と展開(田中美知太郎・水地宗明)//
ポルピュリオス「プロティノスの一生と彼の著作の順序について」//
プロティノス「善なるもの一なるもの」/「三つの原理的なものについて」/「幸福について」/「悪とは何か、そしてどこから生じるか」/「徳について」/「美について」/「エロスについて」/「自然、観照、一者について」/「英知的な美について」/「グノーシス派に対して」/「一なるものの自由と意志について」/『エネアデス』要約//
ポルピュリオス「イサゴーゲー」//
プロクロス『神学綱要』など、688ページ。

「英知的な美について」(『エネアデス』Ⅴ-8)第4章(p.306;下記全集では第3巻「直知される美について」、p.532)で記された、英知界における〈各中全の原理〉(p.300の解説より)は、華厳経/教学やライプニッツのモナドロジー、ブレイクのヴィジョンと比較しうるものとして、印象に残っています。こちらに引用したりもしました→「宙吊りの形相」。→こちらや、あちらも参照


水地宗明・山口義久・堀江聡編、『新プラトン主義を学ぶ人のために』、世界思想社、2014
新プラトン主義のアウトライン(水地宗明)/展開:プラトン哲学の徹底と逸脱(納富信留)/アンモニオス・サッカス(大内和正)/展開:古典サーンキヤの世界創造の構図(齋藤直樹)//
プロティノス;生涯と著作(水地宗明)/一者(同)/知性原理)(山口義久)/魂、物体(田子多津子)/展開:西田哲学(板橋勇仁)//
ポルフュリオス(山田道夫)/展開:ストア哲学(近藤智彦)/イアンブリコス(堀江聡)/アリストテレス註解と新プラトン主義(中畑正志)/プロクロス(堀江聡・西村洋平)/展開:アレクサンドリアのアンモニオス(水落健治)/ダマスキオス(國方栄二)/展開:シンプリキオス(西村洋平)/フィロポノス(中村公博)//
中世 アウグスティヌス;新プラトン主義との出会いをめぐって(松﨑一平)/新プラトン主義とキリスト教創造論(河野一典)/展開:カッパドキア教父(土橋茂樹)//
  ディオニュシオス・アレオパギステース(熊田陽一郎)/展開:ビザンツ正教思想における新プラトン主義(袴田玲)/展開:サン・ドニ修道院長シュジェールの美と光(高野禎子)/トマス・アクィナスとイデア論(小浜善信)/エックハルト-始原への探求-(山崎達也)//
近世から現代まで;ルネサンス(加藤守通)/展開:近世のスペイン神秘主義(鶴岡賀雄)/フィヒテ、シェリング(伊藤功)/ヘーゲルから現代へ-ヘーゲル『哲学史講義』新版「新プラトン主義哲学」の章に即して-(山口誠一→こちらも参照)/展開:レヴィナス、デリダ(小手川正二郎)など、418ページ。
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『プロティノス全集』全4巻+別巻、中央公論社、1986~1988
第1巻(水地宗明・田之頭安彦訳);プロティノスの精神的風光(田中美知太郎)/プロティノス入門(水地宗明)//
ポルピュリオス「プロティノスの一生と彼の著作の順序について」//
エネアデス エネアスⅠ;生命あるものとは何か、人間と何か/徳について/ディアレクティケーについて/幸福について/幸福は時間によって増大するか/美について/第一の善とその他の善について/悪とは何か、そしてどこから生じる/自殺について//
エネアスⅡ 天について/天の動きについて/星は(地上の出来事を)引き起こすかどうかについて、など、452ページ。

第2巻(水地宗明・田之頭安彦訳);エネアスⅡ;素材について/可能的なものと現実的なものについて/実体について、あるいは性質について/通全融合について/視覚について、または遠くのものが小さく見えるのはなぜか/グノーシス派に対して//
エネアスⅢ 運命について/神のはからいについて 第1篇/神のはからいについて 第2篇/われわれを割り当てられた守護霊について/エロスについて/非物体的なものの非受動性について/永遠と時間について/自然、観照、一者について/種々の考察、など、476ページ。

第3巻(田中美知太郎・水地宗明・田之頭安彦訳);エネアスⅣ;魂の本質について 第1篇/魂の本質について 第2篇/魂の諸問題について 第1篇/魂の諸問題について 第2篇/魂の諸問題について 第3篇 あるいは視覚について/感覚と記憶について/魂の不死について/魂の肉体への降下について/すべての魂は一体をなしているのか//
エネアスⅤ 三つの原理的なものについて/第一者の後のものたちの生成と序列について/認識する諸存在とそのかなたのものについて/いかにして第一者から第一者の後のものが(生じたか)。および一者について/ヌースの対象はヌースの外にあるものではないこと、および善者について/有のかなたのものは直知しないこと、および第一義的に直知するものは何か、そして第二義的に直知するものは何かということについて/個物にイデアがあるか否かについて/直知される美について/ヌースとイデアと有について、など、586ページ。

第4巻(田中美知太郎・水地宗明・田之頭安彦訳);エネアスⅥ;有るものの類について 第1篇/有るものの類について 第2篇/有るものの類について 第3篇/有るものは同一のものでありながら、同時に全体としていたるところに存在するということについて 第1篇/有るものは同一のものでありながら、同時に全体としていたるところに存在するということについて 第2篇/数について/いかにしてイデアの群が成立したか。および善者について/一者の自由と意志について/善なるもの一なるもの、など、600ページ。

別巻(田之頭安彦編);事項索引/固有名詞索引/ギリシア語項目検索表/原典、写本、外国語訳について、年譜、地図など、396ページ。

………………………

以上以外に;

出隆、『プロチノス エネアデス』(大思想文庫 5)、岩波書店、1936
プロチノスの生涯とその著作//
本文;我々の靈魂と、その上昇還歸の道/三つの原理的基在-靈魂と理性と一者/發展下降の第一歩-思惟界の範疇と質料/感覺界への下降-質料に就て/我々人間の本來とその幸福など、206ページ。


仁戸田六三郎譯、『プロチノス神秘哲學 エネアデス(一)』(世界哲學講座(3)[演習教材])、光の書房、1948
解説//
ポルフリオス「プロチノス傳」//
プロチノス「エネアデス」第一篇;生物とは何か、人間とは何か/徳について/辯證法について/幸福について/幸福は時間に於て増大するか/美について/根源善と他の善について/惡とは何であるか、そして何から、惡は生ずるか/合理的自殺について、など、274ページ。

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プローティーノスに関する文献も山ほどあることでしょうが、とりあえず;

鹿野治助、『プロティノス』(西哲叢書)、弘文堂書房、1939
プロティノスの生涯と時代;プロティノスの生涯/時代//
先驅者および同時代の者との關係、並びに著書;先驅者、キリスト教、グノーシス派に対する關係/著書について//
プロティノスの學説の概觀及び一者;學説の概觀/一者の在在と超越/一者の所在と把握//
ヌース;ヌースの一般概念/ヌースの本質/一者との關係/一者からの産出とテオリヤ//
靈;靈の一般概念/宇宙靈と個靈/靈の降下/靈の本質と不死/靈の諸作用//
自然;自然の一般概念及び靈との關係/自然の流出とテオリヤ/人間の位置(運命と自由)//
質料と惡;質料/惡/辯神論//範疇;アリストテレスの範疇の批評/ストアの範疇の批評/叡智的範疇/感性的範疇//
上への道;倫理學/美學/辯證法//
著書エンネアデスの内容など、338ページ。

pp.225-229 での〈叡智的質料〉に関する記述が印象に残っていたりします。


ヴェルナー・バイアーヴァルテス、小田川方子訳、「合-一性と合一-プロティノスの『神秘主義』とその諸前提について」、辻村公一編、『一即一切-日独哲学コロクィウム論文集-』、創文社、1986、pp.221-251

野町啓、「プロティノスの自然観」、『古代の自然観 中世研究 第6号』、1989、pp.109-148
プロティノスの『自然、観照、一なるものについて』の意義/「ピュシス」・「テオーリアー」・「ポイエーシス」のトリアーデの問題性/プロティノスの自然観の特異性/形相の重層性と自然/制作力としての自然と内発的必然性/ロゴスの階層性と自然/テオーリアーの階層性と自然/制作活動の階層性と自然/「プシューケー」の二層性と感性界の生成/知性活動としての生と自然

堀江聡、「自己認識と光-プロティノス第四九論攷の思索」、坂口ふみ・小林康夫・西谷修・中沢新一編、『「光」の解読 宗教への問い 2』、岩波書店、2000、pp.141-164
魂の自己認識/光の譬喩か、光の形而上学か/直知者の自己認識と光/自己還帰の終極など

岡野利津子、『プロティノスの認識論-一なるものからの分化・展開-』、知泉書館、2008
一者の不可知性と非存在性/ヌースの作用による叡智界の形成/一者からのヌースの発出/一なるものからの展開としての認識/一者との合一と真理認識など、224ページ。

ハンス・ヨナス、大貫隆訳、『グノーシスと古代末期の精神 第二部 神話論から神秘主義哲学へ』、2015、pp.281-427:「第2部第6章 プロティノスに関する断章」
編纂者のことば(クルト・ルドルフ);ハンス・ヨナスにおけるプロティノスとグノーシス/プロティノスとグノーシスとの関係をめぐる論争の現状//
世界に対するプロティノスの姿勢とグノーシスに対する拒絶//
プロティノスの徳性論・分析と批判;関連する本文とその発言/存在論的批判//
プロティノス 永遠なるものと時間について 補論 叡智から心魂が出現することについて//
グノーシス主義とプロティノスにおける心魂

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プローティーノス以後の新プラトーン主義者のテクストで、上掲プロクロス『神学綱要』、ピュータゴラースのところで挙げたポルピュリオス『ピタゴラスの生涯』とイアンブリコス、『ピタゴラス的生き方』以外のものから;

堀江聡・西村洋平訳、「ポルフュリオス『新プラトン主義命題集成センテンチアェ--知性的なものへの跳躍台』第1-32章 邦訳」、『慶應義塾大学日吉紀要 言語・文化・コミュニケーション』、no.41、2009、pp.155-181 [ < KOARA 慶應義塾大学学術情報リポジトリ

イアムブリコス、大沼忠弘訳、「エジプト人の密儀について」、『理想』、no.535、1977.12:「特集 神秘主義」、pp.72-89
翻訳は第1巻第1章から第9章まで。

堀江聡訳、「翻訳 ダマスキオス『第1の諸始原についてのアポリアと解』第1巻第2部(R.1,30-41)」、『慶應義塾大学日吉紀要. 人文科学』、no.18、2003.5、pp.29-45 [ < KOARA 慶應義塾大学学術情報リポジトリ

堀江聡訳、「翻訳 ダマスキオス『第一の諸始原についてのアポリアと解』第1巻第4部(R.1,66-86)」、『慶應義塾大学日吉紀要. 人文科学』、no.19、2004、pp.17-49 [ < KOARA 慶應義塾大学学術情報リポジトリ
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辻正史、「プロティノス以後 プリンストンの『偉大なパン』の憶い出に」、『現代思想』、vol.7-1、1971.1、「特集 プラトンとプラトニズム」、pp.154-167

アルベール・カミュ、滝田文彦訳、「キリスト教形而上学とネオプラトニズム」、『カミュ全集 1 アストゥリアスの反乱 裏と表 結婚』、新潮社、1972、pp.5-104

野町啓、「《ティマイオス》(28B7)解釈史ノート-ギリシア哲学とクリスト教との交流の一断面-」、『西洋古典學研究』、no.19、1971.3.31、pp.69-77 [ < CiNii Articles

野町啓、「永遠と時間-”ティマイオス”(28B7)解釈史との関連における-」、『中世思想研究』、no.15、1973.10.1、pp.111-131 [ < 『中世思想研究』バックナンバー中世哲学会

熊田陽一郎、『プラトニズムの水脈』、世界書院、1996
プラトニズムの歴史的考察;プラトニズムの源流 初期アカデメィアと中期プラトニズム;プロティノスの思想/プロクロスの思想/ ディオニシオスの思想/エリウゲナの思想/西欧中世におけるプラトニズム//
プラトニズムに関連する諸問題;超越的時間/カルデア神託とユングの元型論/神の視-キリスト教における図像の問題/地上の浄福について/原風景など、318ページ。
同じ著者によるこちらも参照


新プラトン主義協会編・水地宗明監修、『ネオプラトニカ 新プラトン主義の影響史』、昭和堂、1998
序論-西洋哲学史への新プラトン主義の影響(岡崎文明)//
古代;新プラトン主義とは何か(水地宗明)/プロティノスの発出論(水地宗明)/プロティノスにおけるストア的概念-ロゴス概念を軸として(山口義久)/プロティノスにおける〈τόλμα〉の意味-根源からの発出と離反をめぐって(田子多津子)/『カルデア神託』と神働術(堀江聡)/永遠と時間-プロティノスからトマスまで(小浜善信)//
中世;『マリウス・ウィクトリヌスのカンディドゥス宛書簡』の研究-序論・和訳・註解(今義博)/キリスト教と哲学-アウグスティヌス『神国論』第8巻から第10巻までについての一考察(堺正憲)/イスラム哲学における後期新プラトン主義の足跡(沼田敦)/パラスマのエネルゲイア概念とネオプラトニズム-エネルゲイア概念の源泉を求めて(大森正樹)//
近世;多様なものの統一-クザーヌスの政治・宗教論の限界と可能性(加藤守通)/ジョバンニ・ピーコ・デッラ・ミランドラにおける新プラトン主義-『人間の尊厳についての演説』を中心に、ディオニシウス・アレオパギタとの係わりから(大貫義久)/ヘーゲルの新プラトン主義哲学理解-東西両哲学の融合地点を求めて(山口誠一)/プロティノスからブレイクへ-『エネアデス』Ⅳ.8[6]論文のトマス・テイラーによる英語訳を介しての文献的考察の端緒(三宅浩)など、428ページ。


新プラトン主義協会編・水地宗明監修、『ネオプラトニカⅡ 新プラトン主義の原型と水脈』、昭和堂、2000
新プラトン主義の原型;発出と創造-プロティノス、トマス、アリストテレス(水地宗明)/時間の問題-アリストテレスとプロティノス(小浜善信)/プロティノスの始原論(堀江聡)/プロティノスにおける自由(渡辺華月)/プロティノスにおける用語の変化について-「直知」から「非直知」へ(中大路理津子)/後期新プラトン主義の時間論(Ⅰ)-偽アルキュタスからイアンブリコスへ(國方栄二)/イアンブリコスの光の思想について(熊田陽一郎)//
新プラトン主義の水脈;ヘルメス主義、グノーシス主義、プラトン主義(野町啓)/『マリウス・ウィクトリヌスのカンディドゥス宛書簡』の研究-序論・和訳・註解-(2)(今義博)/新プラトン主義とトマス哲学の比較研究-トマス・アクィナスにおける神の意志の必然性と自由(岡崎文明)/エックハルトにおける
causa essentialis 論の受容とその変容(山崎達也)/プロティノスとベルクソン(田中敏彦)/[プロティノス・コロキウム]『エネアデス』Ⅴ2(『一者の後のものの生成と順序について』)をめぐって(山口義久)など、380ページ。

田子多津子、「ヌースとデーミウールゴス-プロティノスの『ティマイオス』解釈の一断面」、西洋古代末期思想研究会編、『カルキディウスとその時代』、慶應義塾大学言語文化研究所、2001、pp.47-57

土屋睦廣、「カルキディウスの天体論-『プラトン「ティマイオス」註解』第56~118節」、西洋古代末期思想研究会編、『カルキディウスとその時代』、慶應義塾大学言語文化研究所、2001、pp.99-198

鈴木順、「ポルピュリオスの「悪を行うダイモン(daimôn kakoergos)」論をめぐって-古代末期宗教史におけるプラトン主義とキリスト教の比較研究のために-」、『古代末期禁欲論とエヴァグリオス』、2009、pp.175-192
本考の射程と課題/導入/ポルピュリオスにおけるダイモンの宇宙論的位置/「悪を行うダイモン」による神的存在に関する臆見の流布と神々の僭称/「悪を行うダイモン」が支配する世界と大衆へのポルピュリオスの無関心/ポルピュリオスのダイモン論が持つ意味-初期キリスト教修道文献と対比しつつ-
………………………

S. Sambursky and S. Pines, The Concept of Time in Late Neoplatonism.Texts with Translation, Introduction and Notes, The Israel Academy of Sciences and Humanities, 1971
『後期新プラトーン主義における時間の概念 テクストと翻訳、序論、註』
序論//
テクストと翻訳;偽アルキュタス/イアンブリコス/プロクロス/ダマスキオス/シンプリキオス/附録;プルータルコス/タティアンなど、118ページ(手もとにあるのはコピー)


Edited by Richard T. Wallis, associate editor : Jay Bregman, Neoplatonism and Gnosticism, (Studies in Neoplatonism : Ancient and Modern 6), State University of New York Press, Albany, 1992
『新プラトーン主義とグノーシス主義』
細目はこちら

Gregory Shaw, Theurgy and the Soul. The Neoplatonisma of Iamblichus, The Pennsylvania State University Press, 1995

『降神術と魂 イアンブリコスの新プラトーン主義』
質料と具現化/具現した魂の性質/宇宙の降神術/普遍的プラトーン主義に向けて、など、280ページ。

xi. 天文学、占星術など

Ch.シンガー、「ローマ帝国下の科学」、『魔法から科学へ』、1969、pp.29-93
自然にたいするローマ人の態度/一般科学に関するラテン人の著作/医学の知識と獣医学の知識/衛生学と公衆衛生組織/数学と物理的諸科学/地理学/天文学と宇宙論

G.J. トゥーマー、「プトレマイオスとその先行者たち」、『望遠鏡以前の天文学 -古代からケプラーまで』、2008、pp.61-91
ソクラテス以前の哲学者からアポロニオスまで/ヒッパルコス/プトレマイオスなど

T.W. ポター、「エトルリアとローマの天文学」、同上、pp.93-99
アリグザンダー・ジョウンズ、「ギリシア後期とビザンツの天文学」、同上、pp,101-116
古代末期/ビザンツの天文学など

タムシン・バートン、豊田彰訳、『古代占星術 その歴史と社会的機能』、法政大学出版局、2004
原著は Tamsyn Barton, Ancient Astrology, 1994
歴史的背景-メソポタミア、エジプト、ギリシア/ギリシアとローマ/キリスト教の勝利/占星術の原理/占星術の実際-ホロスコープの作成/占星術師たちの社会的世界/影響と余波など、376ページ。

マルクス・マニリウス、有田忠郎訳、『占星術または天の聖なる学 ヘルメス叢書⑥』、白水社、1978
底本は Marcus Manirius, Les astrologiques ou la science sacrée du ciel, 1970
で、ラテン語韻文の『アストロノミコン』全5書の天文学者アレクサンドル=ギイ・パングレ(1711-1796)による最初の仏訳版(散文)(pp.11-12, 26-30, 275)。
ルネ・アローによる序文つき、278ページ。


『ヘルメス叢書』の他の巻は→こちらを参照
………………………

プトレマイオス、藪内清訳、『アルマゲスト』、恒星社、1993
上巻、1949、下巻、1958の復刻。Nicolas Halma (1756-1830), Composition mathématique de Claude Ptolémé, 2 vols の仏訳に基づく。630ページ

アリスタルコス、種村恭子訳、「太陽と月の大きさと距離について」、『世界の名著 9 ギリシアの科学』、中央公論社、1972、pp.507-542
「アリスタルコスといえば、ふつう、地動説を唱えた人として有名になっているが、彼のものとして残存している唯一の論文である本論文は、地動説とは無関係であって、表題の示すとおり、太陽と月の大きさの比率と、それぞれの地球からの距離の比率を推定するのが目的となっている」(p.509)。

津上英輔、「プトレマイオスの旋法(トノス)エートス論」、『美學』、no.135、1983秋、pp.32-41 [ < CiNii Articles

O.ノイゲバウアー、『古代人の精密科学』、1984、pp.133-176:「第6章 ヘレニズム科学の起源と伝播」、pp.177-192:「付章1 プトレマイオスの体系」、pp.193-212:「付章2 ギリシア数学について」

山本義隆、『世界の見方の転換』第1巻、2014、第1章、付記A
第1章 古代世界像の到達地平-アリストテレスとプトレマイオス;アリストテレスの宇宙像/プラトンの影響/プトレマイオスにとっての天文学/プトレマイオスの太陽と月の理論/プトレマイオスの惑星理論/誘導円・周転円モデルの背景/離心円・等化点モデルの精度/宇宙の大きさと『惑星仮説』/天文学と自然学の分裂と相克/プトレマイオスの『地理学』//
付記A プトレマイオス天文学補遺;太陽軌道の決定/金星軌道パラメータの決定/プトレマイオス・モデルとケプラー運動の比較/古代における月と太陽までの距離の推定


セクストス・エンペイリコス、金山弥平・金山万里子訳、「『学者たちへの論駁』第5巻 星学者たちへの論駁」、『学者たちへの論駁 1』(西洋古典叢書 G033)、京都大学学術出版会、2004、pp.269-308、368-378

James Evans, “Ptolemy”, Cosmology. Historical, Literary, Philosophical, Religious, and Scientific Perspectives, 1993 / 2008, pp.105-145
「プトレマイオス」
………………………

中野定雄・中野里美・中野美代訳、『プリニウスの博物誌 Ⅰ』、雄山閣、1986、pp.73-135:「第2巻 〈宇宙・気象・地球〉」
宇宙には涯があるか。唯一のものか。その形態について。その運動について。なぜ宇宙〈ムンドゥス〉と呼ばれるのか/元素について/神について/惑星の性質/月蝕と日蝕そして夜/星の大きさ、天文学上の諸発見/月の運動/惑星の運動とその光。なぜ同じ惑星が、あるときは近づき、あるときは遠ざかったりするように見えるのか。惑星の特徴。惑星はなぜ色を変えるのか/太陽の運動。日々の長さが同じでない理由/なぜ雷電がユピテル神のものとされるのか/天体間の距離/天体の諧調から生ずる音楽について/宇宙の大きさ/流星と彗星。その性質と位置と種類/星の確認について-ヒッパルコスの方法/天空に現われた前兆の事例。松明型・火球型・梁型、空の裂け目、空の色、空の焔、空の冠、突如現われる輪、長時間の日蝕、数個の太陽、数個の月、夜に昼の明るさになること、燃える盾、そしてきわめて珍しい空の前兆/星の軌道逸脱/「カストル星」について/大気について/定まった季節。犬座の上昇。規則正しい季節の効果/季節の不規則性について。暴風雨、小石の雨、雷と稲妻/なぜ、こだまが返るのか。風の種類、性質、振舞/雲の膨張、台風、つむじ風、隕石、竜巻、その他の予兆的な嵐の種類/雷電について。どの地方に雷の被害がないか。それはなぜか。雷の種類と特殊性。エトルリア地方とローマにおける観察。雷電を呼び出す方法。雷の特徴。決して落雷しない物体/牛乳、血液、生肉、鉄、羊毛、煉瓦が降ること/凶兆/空からの石の降下、アナクサゴラスの説/空の弓〈虹〉/霧、雪、霜、雲、露の性質/空についての地方的特殊性/大地の性質、その形について、アンティポデス〈対蹠人〉は存在するか/どのようにして水は大地に結びついているか。どうして河川が生ずるのか。大洋は大地を取り巻いているか。大地のどの部分が居住可能なのか/地球は宇宙の中心/地帯の傾斜と気候の相違/日蝕月蝕が見られないのはどこか、それはどうしてか/なぜ日中は地上に明るい光が射すのか。昼の光の時間による変化/どこでいつ影がなくなるのか。年に2回そうなる地方はどこか。影が逆の方向に動いてゆくのはどの地方か。昼が一番長いのはどこか。一番短いのはどこか/最初の日時計/どのような方法で暦日を観察するのか/民族の差異と緯度/地震について。差し迫る地震の徴候とそれに対する用心。地上に現われた珍しい前兆の記録。地震の驚異/どの地方で海が後退したか。島が誕生する原因。いつどこで島が生まれたか。海はどこの土地を引き裂いて海峡をつくったか。どの島を大陸に結びつけたか。どこの土地が完全に海没したか。どこの土地が減少したか。海に呑みこまれた都市/空気の穴/常に揺れ動いている土地。絶えず動揺する島/雨の降らない所/大地の不思議な例の収集/潮の干満の原因。どこで不規則な干満がおきるか/海の不思議。月のどのような力が陸と海にたいしてはたらくのか。太陽の力はどうか。なぜ海は塩辛いか。海の一番深いのはどこか/泉と川の不思議な性質/火と水の結合の不思議。鉱物ピッチ、ナプタ。いつも灼熱している地方/火そのものの不思議/地球全体の大きさ/宇宙の調和の原理、総計417の事実の調査と観察

他の巻は
Ⅰ;〈第2巻以降の内容と典拠著作家の一覧表〉/下記諸地域〈バエティカ他〉の位置・種族・海・都市・港・山・河・面積・現在および過去の住民/下記諸地域〈エピルス他〉の……/下記諸地域〈マウレタニア他〉の……/下記諸地域〈ポントス他〉の……/〈人間〉/〈陸棲動物の性質〉/水棲動物の性質/鳥の性質/昆虫の種類など、542ページ。
Ⅱ;樹木の性質/外国の樹木/果樹〈ブドウ栽培とブドウ酒〉/果樹の性質/森林樹の性質/植栽樹の性質/穀物の性質/〈繊維植物・菜園植物〉/菜園植物からとれる薬剤/花と花輪の性質/草本類の重要性/植栽樹からとれる薬剤/森林樹からとれる薬剤/自生植物の性質、植物の価値など、578ページ。
Ⅲ;分類したその他の薬剤/その他の草本の種類、それらから得られる薬剤/動物から得られる薬剤/動物から得られる薬剤/動物から得られる薬剤、前巻からのつづき/水棲動物から得られる薬剤/海棲動物から得られる薬剤/金属の性質/銅/〈絵画・画家〉/石の性質/〈宝石〉//
プリニーウスと『博物誌』について、など、524ページ。


こちらでも挙げています

ちなみに、プリーニウスといえば澁澤龍彦の名前が思い浮かびますが、ここでは2冊だけ挙げておきましょう;

澁澤龍彦、『幻想博物誌』、角川書店、1978
 同、   『私のプリニウス』(河出文庫 し 1-24)、河出書房新社、1986/1996
原著は1986刊。
澁澤龍彦については→こちらを参照

また

イタロ・カルヴィーノ、米塚真治訳、「人・宇宙・象-プリニウスの『博物誌』について」、『ユリイカ』、vol.25 no.1、1993.1:「特集 幻想の博物誌」、pp.82-91
同じ著者による→こちらを参照

ヘレニズム期の錬金術について;

ベルトゥロ、田中豊助・牧野文子訳、『錬金術の起源』(古典化学シリーズ 1)、内田老鶴圃、1984
原著は Pierre Eugène Marcellin Bertholot, Les origines de l'archimie, 1885
起源;この本の区分/神秘説の起源/エジプト・カルデア・ユダヤ・グノーシス派における起源/歴史の証言/ライデンのパピルス/パリの国立図書館のギリシア写本//
人物;万国の錬金術師/神秘説の錬金術師/偽錬金術師/いわゆるギリシャの錬金術師//
事実;エジプト人における金属/金属の染色//
理論;ギリシアの理論/錬金術師の理論と現代理論//
付録など、354ページ。

訳は練りこみ不足の感ありとの印象が残っています

こちらにも挙げておきます

H.ディールス、平田寛訳、『古代技術』(SD選書 45)、鹿島出版会、1970、pp.122-149;「第六講 古代の化学」
原著は Hermann Diels, Antike Technik, 1914/1924
訳は1943刊本の改訂新版
化学の起源と名称/偽デモクリトス/錬金術の文献/錬金術的な神秘説/化学パピルス/両パピルスの内容/両パピルスの典拠/処方を秘密にすること/化学者としての神官/近世のあけぼの

他の内容は;ギリシア人の科学と技術/古代の戸と錠/蒸気機械、自動装置、賃金表示機/古代の通信術/古代の飛び道具/古代の時計など、294ページ。


サイト Βάρβαροι! (Barbaroi!) 中の「ギリシア語錬金術文献集成」[ < Βάρβαροι! (Barbaroi!)
にギリシア語錬金術文献の日本語訳が掲載されています。

同じく魔術について;

Hans Dieter Betz ed., The Greek Magical Papyri in Translation. Including the Demotic Spells. Volume One: Texts, The Unicersity of Chicago Press, Chicago & London, 1986
『ギリシア魔術パピルスの翻訳、およびデモティックの呪文 第1巻:テクスト』
ギリシア語魔術パピルス序論(ハンス・ディーター・ベッツ)/デモティック魔術パピルス序論(ジャネット・H.ジョンソン)/翻訳と註/用語辞典など、398ページ。

こちらにも挙げておきます

大出晁、「ヘレニズム・ローマ時代の知の系譜 2 -正統的知識と非正統的知識 Ⅴ-」、『創価大学人文論集』、no.13、2001.3、pp.1-31 [ < 創価大学学術機関リポジトリ
占星術/医術/オカルト的知識;錬金術、魔術・悪魔学、占断術など。

森田慶一訳註、『ウィトルーウィウス 建築書』(東海選書)、東海大学出版会、1979
原著は Vitruvius, De architectura libri decem、紀元前33年~22年の間(p.355)
訳は1969年刊本の普及版
第1書~第10書など、374ページ。
とりわけ第6書第1章、第9書第1章~第7章などを参照

こちらにも挙げておきます

xii. その他

荒井献・柴田有訳、『ヘルメス文書』、朝日出版社、1980
解説(柴田有)//
ヘルメス選集;CHⅠ(略称「ポイマンドレース」)/CHⅡ(表題:欠)/CHⅢ(「ヘルメースの聖なる教え」)/CHⅣ(略称「クラテール」)/CHⅤ(「ヘルメースから子タトへ-不明なる神が最も鮮明なること」)/CHⅥ(「善は神のうちにのみあり、ほかにはどこにもないこと」)/CHⅦ(「神に対する無知が人間における最大の罪であること」)/CHⅧ(「存在するものは何一つ消滅しないのに、迷妄の輩は変化を消滅とか死と呼んでいること」)/CHⅨ(「知性と感性について」)/CHⅩ(略称「鍵」)/CHⅩⅠ(略称「アイオーン」)/CHⅩⅡ(略称「普遍の
叡智(ヌース)」)/CHⅩⅢ(略称「再生」)/CHⅩⅣ(「ヘルメース・トリスメギストスからアスクレピオースへ-ご機嫌よう」)/(CHⅩⅤ:欠番)/CHⅩⅥ(略称「統一(プレーローマ)」)/CHⅩⅦ(表題:欠)/CHⅩⅧ(「身体の受動の下に阻害されている魂について」)など、472ページ。

本書については→グノーシス諸派のページも

こちらでも少し触れています
また、

柴田有、『グノーシスと古代宇宙論』、勁草書房、1982
伊藤博明、『ヘルメスとシビュラのイコノロジー』、1992
フランセス・イエイツ、『ジョルダーノ・ブルーノとヘルメス教の伝統』、2010
なども参照

大沼忠弘、「キケロの《スキピオの夢》 夢の宇宙論と宇宙論の夢」、『エピステーメー』、vol.4 no.6、1978.7、「特集 地球-時空の読解」、pp.48-59

キケロ、水野有庸訳、「スキピオの夢」、『世界の名著 14 キケロ エピクテトス マルクス・アウレリウス』、中央公論社、1980、pp.63-82

『キケロー選集 11 哲学 Ⅳ』、岩波書店、2000
山下太郎訳、『神々の本性について』/五之治昌比呂訳、『運命について』など、394ページ。

サルスティオス、「神々並びに世界に就て」、ギルバァト・マレィ、藤田健治訳譯、『希臘宗教發展の五段階』、1943、pp.319-354
同書 pp.288-307 も参照。
………………………

Édouard des Places, Oracles chaldaïques, avec un choix de commentaires anciens, Société d'Édition «Les Belles Lettres», Paris, 1971
『カルデア神託 および古代の註釈撰』
253ページ(手もとにあるのはコピー)。


堀江聡、「『カルデア神託』と神働術」、『ネオプラトニカ 新プラトン主義の影響史』、1998、pp.100-118
カルデア神学における諸階層/神働術(θεουργία)など

また;

熊田陽一郎、「カルデア神託とユングの元型論 プラトニズムの水脈として」、『プラトニズムの水脈』、1996、pp,217-234:第2部第2章

岡田明憲、「カルデア神託」、藤巻一保・岡田明憲、『東洋秘教書大全』、学研パブリッシング、2012、pp.398-401
………………………

ディオゲネス・ラエルティオス、加来彰俊訳、『ギリシア哲学者列伝』(上中下)(岩波文庫 青663-1/青663-2/青663-3)、岩波書店、1984/1989/1994
上;第1巻~第4巻、422ページ
中;第5巻~第7巻、414ページ
下;第8巻~第10巻、406ページ


セクストス・エンペイリコス、金山弥平・金山万里子訳、『学者たちへの論駁』(1/2/3)(西洋古典叢書 G033/G048/G064)、京都大学学術出版会、2004/2006/2010
1;導入/文法家たちへの論駁/弁論家たちへの論駁/幾何学者たちへの論駁/数論者たちへの論駁/星学者たちへの論駁/音楽家たちへの論駁など、500ページ。
2;論理学者たちへの論駁、548ページ。
3;自然学者たちへの論駁 第1巻;自然的諸原理について/神々について/原因と作用を受けるものについて/全体と部分について/物体について//第2巻;場所について/動について/時間について/数について/生成と消滅について//倫理学者たちへの論駁など、546ページ。

著者は懐疑派=ピュッローン主義者ですが、論争相手の断片等の情報を数多く記しています。たとえば第7巻は「論理学者たちへの論駁」第1巻にあたりますが、その111ではパルメニデースの断片が引用されるといった具合です(2、pp.51-54; 上掲『ソクラテス以前哲学者断片集』、第Ⅱ分冊、1997、pp.74-77、同、別冊、1998、pp.65-67 参照)。この点に関して、北嶋美雪、「セクストスのもう一つの貢献」、『西洋古典叢書 月報 8』(セクストス・エンペイリコス、金山弥平・金山万里子訳、『ピュロン主義哲学の概要』(西洋古典叢書 G005)、京都大学学術出版会、1998.2 に添付)、1998.2、pp.4-7 参照。


山本光雄・戸塚七郎訳編、『後期ギリシア哲学者資料集』、岩波書店、1985
小ソクラテス派;メガラ派/キュニコス派/キュレネ派//
プラトン以後のアカデメイア;古期アカデメイア;スペウシッポス、クセノクラテス/中期アカデメイア(アルケシラオス)/新アカデメイア(カルネアデス)//
ペリパトス派;テオプラストス/ストラトン/リュコン//
古期懐疑派;ピュㇽロン/ティモン//
エピクロス;生涯/規準論部門/自然学部門/倫理学部門//
ストア派;生涯-ゼノン、クレアンテス、クリュシッポス/自然学部門;基本原理、世界、唯物思想、神・摂理・運命・自由、魂/論理的部門/倫理的部門//
プロティノス;生涯/三つの原理的なもの/魂/知性/一者・善/感覚的世界など、196ページ。

………………………

コルネリア・J・ド・フォーゲル、藤沢令夫・稲垣良典・加藤信朗他訳、『ギリシア哲学と宗教』(筑摩叢書 132)、筑摩書房、1969
1966年11月~12月に日本で行なわれた講義・講演より。
ソクラテスは理性主義者であったか/プラトンにとって神は何であったか/アリストテレスの初期の思想形成について/プラトン哲学と新プラトン哲学/ギリシア哲学とキリスト教信仰/観照的生活の理想など、282ページ。


上智大学中世思想研究所編、『古代の自然観 中世研究 第6号』、創文社、1989
ソクラテス以前プラトンアリストテレスストア派プロティノス

これ以外に;旧約聖書新約聖書グノーシス主義とエイレナイオスアレクサンドリアのクレメンス/オリゲネス/カッパドキア教父/アウグスティヌスなど、384ページ

対となる『中世の自然観 中世研究 第7号』(1991)は→こちら

「中国」のページでも挙げていますが(→こちら);

若嶋眞吾、「ギリシアと中国のコスモロジー(上)」、『神戸文化短期大学研究紀要』、no.26、2002.3.31、pp.89-102 [ < CiNii Articles
  同、  「古代ギリシアと中国のコスモロジー(下)」、『神戸文化短期大学研究紀要』、no.27、2003.3.31、pp.103-130 [ < 同上

河田直樹、『古代ギリシアの数理哲学への旅-知の構造の探求-』、現代数学社、2006
数学へのいざない/古代ギリシア小史/古代ギリシアの知の構造/アナログ志向/デジタル志向/カテゴリー志向/リミット志向など、242ページ。

山川偉也、「古代ギリシアのコスモロジー-西洋思想史講義ノートより-」、『桃山学院大学人間科学』、no.35、2008.7.7、pp.307-329 [ < CiNii Articles
………………………

ヘロドトス、松平千秋訳、『歴史』(上中下)(岩波文庫 青 405-1~3)、岩波書店、1971-1972
上 巻一(クレイオの巻);序説/伝説時代における東西の抗争/リュディアの盛衰/ペルシアの興隆//
  巻二(エウテルペの巻);カンビュセスのエジプト遠征//
  巻三(タレイアの巻);(承前)/ダレイオスによる国内の整備と安定など、470ページ。
中 巻四(メルポメネの巻);ダレイオスのスキュティア遠征/アリュアンデスのリビア攻撃//
  巻五(テルプシコレの巻);メガバゾスによるトラキアおよびマケドニア攻略-トラキアの習俗-マケドニア人によるペルシア人謀殺/イオニアの反乱//
  巻六(エラトの巻);(承前)/マルドニオスによるギリシア本土攻撃/ダティスおよびアルタプレネスによるギリシア本土侵入など、340ページ。
下 巻七(ポリュムニアの巻);クセルクセスのギリシア遠征//
  巻八(ウラニアの巻);(承前)/マルドニオスによるギリシア本土作戦//
  巻九(カリオペの巻);(承前)/ペルシア艦隊の全滅-イオニアの解放およびその後の事件など、460ページ。

巻一にはペルシアの風習、とりわけ131-132節(pp.106-107)で宗教について、バビロンの風習、マッサゲタイの風習、巻二にエジプトの風習と宗教など、巻四に
極北人(ヒュペルボレオイ)(32-36節;pp.23-26)、地誌(37-45節;pp.26-31)、スキュタイ人の風習、リビアの風習など。
………………………

James S. Romm, The Edges of the Earth in Ancient Thought. Geography, Exploration, and Fiction, Princeton University Press, Princeton, New Jersey, 1992
『古代の思想における大地の果て 地誌、探検、フィクション』
序論:文学的伝統としての地誌/大地の果て/エティオピア人とヒューペルボレア人/東方の驚異/ウルティマ・トゥーレーと彼方/地誌とフィクション/エピローグ:コロンブス以後など、244ページ。

こちらにも挙げておきます

Norris S. Hetherington, “The Greeks' Geometrical Cosmos; Introduction; To Save the Phenomena”, Cosmology. Historical, Literary, Philosophical, Religious, and Scientific Perspectives, 1993 / 2008, pp.69-77
「ギリシアの幾何学的宇宙 序論;現象を救うために」


M.R. Wright, Cosmology in Antiquity, Routledge, London & New York, 1995
『古代における宇宙論』
序論/宇宙論のテクスト概観/モデル、神話と隠喩/大宇宙と小宇宙/混沌と宇宙開闢論/元素と質料/大気、アイテールと星々/時間と永遠/ギリシアの宇宙論の数学的基礎/宇宙と神など、212ページ。


Godefroid de Callataÿ, Annus Platonicus. A Study of World Cycles in Greek, Latin and Arabic Sources, Université Catholique de Louvain, Institut Orientaliste, Louvain-la-Neuve, 1996
『プラトーン年 ギリシア語、ラテン語、アラビア語資料における世界周期の研究』
プロローグ:時間の道具/古典古代から来た礎石/周期的回帰と星の決定論/教義に対する最初の対抗者/註釈者たち/イスラームにおける世界年/西欧中世における占星術と計算/キリスト教徒による弾劾/プラトーン年の最後の吐息など、304ページ。


Jaap Mansfeld, Studies in Later Greek Philosophy and Gnosticism, Variorum Reprints, London, 1989
『後期ギリシア哲学とグノーシス主義の諸研究』
初期ストア思想における摂理と宇宙の破壊/つけ加えられた復活-ストア教説の〈キリスト教的解釈〉/〈テクネー〉-クリュシッポスの新たな断片/キーケロー『神々の本性について』Ⅱ 24 におけるクレアンテスの断片/魂についての何人かのストア主義者(SVF Ⅰ 136)/アルビノスについての3つの覚書/アレクサンドレイアのピローンにおけるある中期プラトーン主義文集でのヘーラクレイトス、エンペドクレースとその他/ヘーラクレイトス断片 B 63 D.-K./アレクサンドレイアのクレメンスにおける2つのヘーラクレイトスの断片/聖典に奉仕する哲学-ピローンの釈義的戦略/書評-
D. O'brien, Pour interpréter Empédocle/書評-P. Mastandrea, Un Neoplatonico latino : Cornelio Labeone/アレクサンドロスと新プラトーン主義の歴史/悪しき世界とデーミウールゴス-パルメニデースとエンペドクレースからルクレーティウスとピローンにいたる〈グノーシス的〉モティーフ/書評-L. J. Alderink, Creation and Salvation in Ancient Orphism/書評-D. Pesce, La tavola di Cebete, J. T. Fitzgerald & J. M. White, The Tableau of Cebes/ナグ・ハマディにおけるヘーシオドスとパルメニデースなど、334ページ。
こちらにも挙げておきます。

おまけ

ギリシアに材を得たフィクションというのも山ほどあることでしょうが、ギリシアの神々が登場する話で思い浮かぶものとして;

ジャン・レー、篠田知和基訳、『マルペルチュイ(妖精文庫 19)』、月刊ペン社、1979
原著は Jean Ray, Malpertuis, 1943 

ロジャー・ゼラズニイ、小尾美佐訳、『わが名はコンラッド』(ハヤカワ文庫 SF 178)、早川書房、1975
原著は Roger Zelazny, This Immortal, 1966
同じ著者による→こちらを参照

光瀬龍、『百億の昼と千億の夜』(ハヤカワ文庫JA 6)、早川書房、1973
およびその漫画化
原作・光瀬龍、絵・萩尾望都、『百億の昼と千億の夜』(1~2)(少年チャンピオン・コミックス)、秋田書店、1977/1978
では、プラトーンが主要人物の一人をつとめています。
本書については→こちらも参照


豊田有恒、『神々の黄昏-オリンポス・ウォーズ-』(集英社文庫 69-G)、集英社、1986
原著は1982刊
ギリシア神話だけでなく、日本神話も出てきます。

エジプト」および「メソポタミア」のページでも挙げましたが、

長岡良子、『ナイルのほとりの物語』(全11巻)(ボニータコミックス)、秋田書店、1993-1998
第9巻から最終巻までの「VOL.17 天空の神話」では、ヘロドトスが主要人物の一人として登場します。

またレイ・ハリーハウゼン特撮で;

『アルゴ探検隊の大冒険』(1963、監督:ドン・チャフィ、原題 Jason and the Argonauts
切れ味はいささか鈍くなりますが;
『タイタンの戦い』(1981、監督:デズモンド・デイヴィス、原題 Clash of the Titans

『ヘカテ』(1982、監督:ダニエル・シュミット、原題 Hécate

音楽の領域からは;

Wishborn Ash, There's the Rub, 1974(邦題:ウィッシュボーン・アッシュ、『永遠の不安』)(1)
A面ラストの
Persephone(邦題:「永遠の女神」)を挙げておきましょう。

イタリアの2000年代プログレ・バンド
La Maschera di Cera, Lux Ade, 2006(邦題:ラ・マスケーラ・ディ・チェラ『ルクサーデ』)(2)
には
“Orpheus”なる曲があります。

また怪奇趣味とアナクロニスム満載なカナダのハード・ロック・バンド
Blood Ceremony のファースト・アルバム Blood Ceremony, 2008 (3)のラスト曲は“hymn to Pan”と、さらにセカンド・アルバム Living with the Ancients, 2011 の1曲目は“The Great God Pan”と題されています。もっとも、両曲の歌詞や後者のタイトルからすると、参照されているのは、プルータルコス伝えるところの「大いなるパーンは死せり」という台詞を飛び越えて、アーサー・マッケンの「パンの大神」(1890、原題:‘The Great God Pan’)のようです。

1 .平野和祥監修、『ブリティッシュ・ハード・ロック DISC GUIDE SERIES #007』、シンコーミュージック・エンターテイメント、2002、p.58。→こちらも参照

2. 『ユーロ・ロック・プレス』、vol.29、2006.5、p.13。岩本晃一郎・祖父尼淳監修、『21世紀のプログレッシヴ・ロック100(100 MASTERPIECE ALBUMS VOL.4)』、日興企画、2013、p.72。


3. 『ユーロ・ロック・プレス』、vol.39、2008.11、p.23。
ちなみにパーンについては;

Philippe Borgeaud, translated by Kathleen Atlass & James Redfield, The Cult of Pan in Ancient Greece, The University of Chicago Press, Chicago & London, 1988
原著は
Recherches sur le dieu Pan, 1979
『古代ギリシアにおけるパーンの崇拝』
アルカディアのギリシア的イメージ;舞台/最初のアルカディア人たち//
パーンの物語;洞窟と風景、狩りと羊飼い/風景からセクシュアリティと音楽へ/パニックと憑依/恐れ、欲望と獣性//
都市におけるアルカディア人たち;アテーナイのパーン/祭りの挙行など、286ページ。


そう言えば
山岸涼子、「シュリンクス・パーン」、『メタモルフォシス伝』(花とゆめコミックス)、白泉社、1977、所収
をはじめとして、山岸涼子にはギリシア神話に取材した作品も多くありますが、

パーンにもどると、ギュスターヴ・モローは《レダ》や《ユピテルとセメレー》でパーンを登場させた他、未完成ながら、《諸天球を観想する大いなるパーン》ではパーンが主役をつとめています→こちらを参照
 
2013/06/06 以後、随時修正・追補 
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