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錬金術など

錬金術など
おまけ 

 次の「魔術、神秘学、隠秘学など」のページに挙げた文献にも、錬金術に関する章節が含まれていることが少なくありません。

 中国の煉丹術=錬金術については
 →「中国 Ⅱ」のページの「vii. 煉丹術・錬金術、風水など」等を参照


 インドの錬金術については、今のところあまり資料を見つけられないでいますが、とりあえず

佐藤任・小森田精子訳著、『インド錬金術』、1989

エリアーデ、『ヨーガ ② エリアーデ著作集 第10巻』、1975、pp.120-148:「第7章 ヨーガと錬金術」
錬金術師としてのヨーガ行者に関する伝説/タントリズム、ハタ・ヨーガおよび錬金術/中国の錬金術/精神的技術としての錬金術

 および後掲


エリアーデ、『鍛冶師と錬金術師 エリアーデ著作集 第5巻』、1976、pp.155-172:「第12章 インドの錬金術」

 イスラームの錬金術については、とりあえず;

伊東俊太郎、『近代科学の源流』、1978、「第7章 アラビア科学の開花Ⅱ-錬金術と医学」

アンリ・コルバン、黒田壽郎・柏木英彦訳、『イスラーム哲学史』、1974、pp.153-159;「第4章2 ジャービル・ブン・ハイヤーンと錬金術」

Howard R. Turner, Science in Medieval Islam. An Illustrated Introduction, 1995, pp.189-194 : "11. Alchemy"

Pierre Lory, ‘KIMIĀ’[ Encyclopædia Iranica

 また

守川知子監訳、ペルシア語百科全書研究会訳注、「ムハンマド・ブン・マフムード・トゥースィー著 『被造物の驚異と万物の珍奇』(8)」、pp.330-333:「[第6章] 錬金術について――錬金術とは霊的技法である」

 錬金術のとらえ方としてはやや古い本ですが、中国および西洋の錬金術をあわせて概観したものに;

吉田光邦、『錬金術 仙術と科学の間』(中公新書 9)、中央公論社、1963
はじめに//
仙術と哲学の混沌-中国;説話のなかで/神仙思想の背景、道教/『周易参同契』の三位一体論/『抱朴子』の世界/丹薬の服用と製造/本草学との関係/中国錬金術の発展と限界//
魔術から科学へ-西洋;アレキサンドリアの時代/イスラムの神秘と科学/中世神学と錬金術/妖術と近代科学/東と西の交流//
日本の錬金、錬丹術;神仙たちの話/四方拝から庚申待まで/舶来丹薬の流行//
むすびに、など、
230ページ。

 同じ著者による→こちらを参照

………………………

 西洋の錬金術について、まずは錬金術再評価の立役者となったバシュラール、ユング、エリアーデから;

ガストン・バシュラール、及川馥・小井土光彦訳、『科学的精神の形成 客観的認識の精神分析のために』、国文社、1975
原著は Gaston Bachelard, La fromation de l'esprit scientifique. Contribution à une psychanalyse de la conaissance objective, 1938
はじめに/認識論的障害の概念 本書のプラン/第1の障害、最初の経験/科学的認識の障害となる一般的認識/ことばの障害の例、海綿、身近なイマージュの過度の拡大/科学的認識の障害としての一元的かつプラグマティックな認識/実体論的障害/実在論者の精神分析/アニミスムの障害/消化の神話/リビドーと客観的認識/量的認識の障害/科学的客観性と精神分析など、
404ページ。


ガストン・バシュラール、『火の精神分析』、1978

ガストン・バシュラール、『大地と意志の夢想』、1972

ガストン・バシュラール、『大地と休息の夢想』、1970

 バシュラールについて→こちらも参照

C.G.ユング、池田紘一・鎌田道生訳、『心理学と錬金術』(全2巻)、人文書院、1976
原著は Carl Gustav Jung, Psychologie und Alchemie, 1944
 錬金術に見られる宗教心理学的問題//
  個体化過程の夢象徴;序/初期の夢/マンダラ象徴など、332ページ。
Ⅱ 錬金術における救済表象;錬金術の基本概念/錬金術作業の心的性質/作業(オプス)/第一質料(プリマ・マテリア)/賢者の石とキリストのアナロジー/宗教詩に見られる錬金術象徴//
エピローグなど、
406ページ。


 →こちらや、あちらでも触れています。

 他に

C.G.ユング、池田紘一訳、『結合の神秘』(全2巻)、人文書院、1995/2000

 あるも未見
追補:その後見る機会を得ました;

C.G.ユング、池田紘一訳、『結合の神秘 Ⅰ』(ユング・コレクション 5)、人文書院、1995
原著は Carl Gustav Jung, Mysterium Coniunctionis - Untersuchungen über die Trennung und Zusammensetzung der seelischen Gegensätze in der Alchemie, 1955-56
付録 - 「錬金術の基本概念」(ユング『心理学と錬金術』からの抜粋)/全集版編者まえがき(マリー=ルイーゼ・フランツ、1968)/著者まえがき(1954)//
結合の諸要素;対立/四要素構成/孤児と寡婦/錬金術とマニ教//
パラドックス;アルカヌムと「点」/火花/ボローニャの謎//
対立の化身;序/太陽[ソル]/硫黄/
  月[ルナ];月の意味/犬/錬金術のアレゴリー/月の本性//
  塩;アルカヌムとしての塩/苦さ/紅海/三における第四のもの/上昇と下降/惑星宮の旅/海水のなかでの再生/塩の解釈と意味など、
500ページ。


C.G.ユング、池田紘一訳、『結合の神秘 Ⅱ』(ユング・コレクション 6)、人文書院、2000
王と女王;序/黄金と霊/王の変容/王の救済 - 『リプラエウスの古歌』/王の暗い側面/アントロポスとしての王/王象徴の意識との関係/王の更新の宗教的問題性/女王//
アダムとエヴァ;アルカヌムとしてのアダム/彫像/最初の達人[錬金術師]としてのアダム/アダムの対立的性質/「古きアダム」/全体性としてのアダム/変容/まるきもの - 頭と脳//
結合;対立の結合に関する錬金術の見方/結合の諸段階/クゥインタ・エッセンティアの製造/錬金術の作業手順の意味/錬金術の作業手順の心理学的解釈/自己認識/モノコルス/結合の最初の二段階の内容と意味/結合の第三段階 - 「一なる宇宙」/「自己」と認識論的制限など、
570ページ。


 原著には第2部として「トマス・アクィナスの著とされる『立ち昇る曙光』のラテン語原典、フォン・フランツによるドイツ語訳、文献学的注釈および膨大な評釈的論述」が附されていましたが(『Ⅱ』、「訳者あとがき」、p.495)、残念ながら割愛。

 『結合の神秘』の「入門書でもある」(「序文」、p.8)というのが;

C.G.ユング、林道義・磯上恵子訳、『転移の心理学』、みすず書房、1994
原著は Carl Gustav Jung, Die Psychologie der Übertragung, 1946
序文(1945)/総論//
『哲学者の薔薇園』の一連の挿し絵を材料にして転移現象を論じる試み;メルクリウスの泉/王と女王/裸の真実/浴槽の水に漬かること/結合/死/魂の上昇/浄化/魂の帰還/新たな誕生//
結語//
解説(林道義)転移とは何か/『転移の心理学』の分析/転移-逆転移関係における倫理と体験のあいだなど、
318ページ。


C.G.ユング/M-L.フォン・フランツ、野田倬訳、『アイオーン ユング・コレクション 4』、人文書院、1990
原著は Carl Gustav Jung, Aion - Untersuchungen zur Symbolgeschichte, 1951
序言//
自己の象徴性についての考察(C.G.ユング);自我/影/シジギ-アニマ・アニムス/自己/キリスト、自己の象徴/双魚宮/ノストラダムスの預言/魚の歴史的意味について/魚シンボルの反対傾向並存/錬金術における魚/魚の錬金術的解釈/キリスト教的錬金術の象徴表現の心理学に関する一般的背景/グノーシス主義における自己の象徴/自己の構造と力動性/結語//
ペルペトゥアの殉教-心理学的解釈の試み(M-L.フォン・フランツ);序論/文献/殉教者たちの正統信仰の問題/聖女ペルペトゥアの生涯/幻視/第1の幻視の解釈/第2および第3の幻視の解釈/第4の幻視の解釈など、
552ページ。

 本書にも関連して→こちらも参照


C.G.ユング、『ユング 錬金術と無意識の心理学』、2002

 なども参照

大室幹雄訳、『鍛冶師と錬金術師 エリアーデ著作集 第5巻』、せりか書房、1976
原著は
Mircea Eliade, Forgerons et alchimistes, 1956
まえがき/隕石と冶金術/鉄器時代の神話/性化された世界/大地母(テラ・マーテル)生殖の石(ペトラ・ゲニトゥリクス)/冶金術の儀礼と秘儀/炉に捧げられる人身供犠/バビロニアにおける冶金術のシンボリズムと儀礼/「火の親方」/神的な鍛冶師と文化英雄/鍛冶師 戦士 イニシエイション導師/中国の錬金術/インドの錬金術/錬金術とイニシエイション/術の秘密(アルカーナ・アルティス)//
附録ノートⅠ/附録ノートⅡ C.G.ユングと錬金術など、
264ページ。


 本書の第1章」から1文(p.18)を引用したことがあります
 →「作品解説、あるいは幕間に潜りこもう!」、『ひろがるアート展~現代美術入門篇~』図録 2010.10』<三重県立美術館のサイト

 その前後は錬金術をテーマにしています。

 エリアーデについて→こちらも参照
………………………

 これまでヘレニズム期の錬金術については

ベルトゥロ、『錬金術の起源』、1984

 その他を、
 パラケルススについては→こちら
 「バロックなど(17世紀)」のページではフラッドについて→こちら
 ベーメについて→こちら
 アンドレーエの『化学の結婚』とその周辺については→こちらとその前後、
 ニュートンと錬金術について→こちら
 また後掲の『ヘルメス叢書』中の数冊とともに、


ディーバス、『近代錬金術の歴史』、1999

 を挙げてきました。それらの刊行に先立っては;

『パイデイア』、no.10、1971.6.15、pp.2-189:「特集 シンボル・錬金術」
化学の結婚(種村季弘)/黒い太陽の神話 錬金術的宇宙観(巖谷國士)/カバラ擁護論(ボルヘス)/邪教徒バシレイデス擁護論(ボルヘス)/タロット体系の象徴(R.ベルヌーリ)/ヤコブ・ベーメ シンボルによるその生涯の再構成の試み(南原実→こちらも参照)/錬金術師としてのゲーテ(G.F.ハルトラウプ)/ネルヴァルの詩と神秘主義(入沢康夫→こちらも参照)/アルス・コンビナトリア マラルメの〈超-書物〉をめぐって(G.R.ホッケ→こちらの部分訳)/ヘルメス学とグローブ座(F.イェイツ)/伝統の媒体としての詩的象徴 ブレイク+シェリー+イェイツ(K.レイン→こちらも参照)/錬金術関係書誌

セルジュ・ユタン、有田忠郎訳、『錬金術』(文庫クセジュ 525)、白水社、1972
原著は Serge Hutin, L'alchimie, 1951/1971
序言//
錬金術とは何か//
錬金術師とその象徴体系;錬金術師/錬金術文学/錬金術の象徴体系//
錬金術の起源;伝説的源泉/心理的源泉/歴史的源泉//
錬金術発展の諸段階;アレクサンドリアとビザンチウム/アラビア人/ヨーロッパの錬金術/錬金術の歴史的衰退//
ヘルメス哲学;概論/ヘルメス学の宇宙発生論//
錬金術の理論//
実際的錬金術;「大いなる作業」/ホムンクルス(人造小人)//
神秘的錬金術//《アルス・マグナ》//錬金術の影響//結論//
補遺;「大いなる作業」に関する補足/錬金術と占星術/薔薇十字団員と薔薇十字会派/化学の歴史に関する覚え書/《達人》なる語のいろいろな意味など、
166ページ。


 同じ著者による→こちらを参照

R.ベルヌーリ、種村季弘訳・論、田部淑子・橘美紀子訳、『錬金術-タロットと愚者の旅』、青土社、1972
原著は Rudolf Bernoulli, "Seelische Entwicklung im Spiegel der Alchemie und verwandter Disziplinen", 1935 ; "Zur Symbolik geometrischer Figuren und Zahlen", 1934
錬金術の基本要素/絵図描写における錬金術の体系//
幾何学図形と数の象徴学のために/タロット体系の象徴//
愚者の旅(種村季弘)など、
218ページ。

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ニコラ・フラメル、有田忠郎訳、『象形寓意図の書 賢者の術概要 ヘルメス叢書 1』、白水社、1977
原著は Nicolas Flamel, Le livre des figures hiéroglyphiques ; Sommaire de l'art philosophique ; Le désir désiré, 1970
叢書全体への序文(ルネ・アロー)//
序言(ルネ・アロー)/ニコラ・フラメル その史的研究(ユージェーヌ・カンスリエ)//
象形寓意図の書/賢者の術概要/望みの望み//
解説-ニコラ・フラメル伝説(有田忠郎)など、
258ページ。


 →こちらでも触れています。
 またニコラとペレネル・フラメル夫妻が主要な登場人物となるのが
 →そちら(マイケル・スコット、橋本恵訳、『錬金術師(アルケミスト)ニコラ・フラメル』、2007 とその続篇)


ジャン・デスパニエ、有田忠郎訳、『自然哲学再興 ヘルメス哲学の秘法 ヘルメス叢書 2』、白水社、1977
原著は Jean d'Espagnet, L'Œuvre secret de la philosophie d'Hermès, précédé de la philosophie naturelle restituée, 1972
原本は1623年刊。
序文(J.ルフェーヴル=ドゥザーグ)//
自然哲学再興/ヘルメス哲学の秘法//
解説-錬金術と宇宙創成論(有田忠郎)など、
242ページ。


 →こちらにも挙げておきます

サン=ディディエ、有田忠郎訳、『沈黙の書 ヘルメス学の勝利 ヘルメス叢書 3』、白水社、1977
原著は Limojon de Saint-Didier, Le triomphe hermétique, introduction et notes d'Eugène Canseliet précédées du Mutus Liber, avec une hypotypose de Magophon, 1971
『沈黙の書』は1677年刊行。アレクサンドル=トゥッサン・ド・リモジョンは1630年生まれ。
沈黙の書、ヒュポテュポーシス(マゴフォン)//
ヘルメス学の勝利 または勝利を得た賢者の石;序論(ユージェーヌ・カンスリエ)/はしがき/騎士たちの古き戦い/騎士たちの古き戦いに関するユードックスとピロフィルの対話/秘教哲学の6つの主要な鍵を含む真のヘルメス学徒へ宛てる書簡/大いなる作業の秘法に関するある哲学者の書簡(1686年5月9日付け)/自然の黄金の鍵をめぐってアリスタイオスが息子に与えた書簡詩//
解説-地母神の群れ(有田忠郎)など、
276ページ。


ラムスプリンク/デュ・マルティノー、有田忠郎訳、『賢者の石について 生ける潮の水先案内人 ヘルメス叢書 4』、白水社、1977
原著は Lambsprinck, Traité de la pierre philosophale, suivi de Le pilote de l'onde vive, 1972
『賢者の石について』の原本は1599年刊、『生ける潮の水先案内人』の原本は1678年刊。
はしがき(ルネ・アロー)//
賢者の石について//
生ける潮の水先案内人;海の潮汐と定点の秘密/東インドへの短路航海と円積法//
解説-錬金術の図像学(有田忠郎)など、
268ページ

 →こちらにも挙げておきます


マルク=アントニオ・クラッセラーム、有田忠郎訳、『闇よりおのずからほとばしる光 ヘルメス叢書 5』、白水社、1979
原著は Marc-Antonio Crassellame, La lumière sortant par soi-même des ténèbres, introduction et notes de Roger Bernard, commentaires de Bruno de Lansac, 1971
原本は1666年初版、1687年に B. D. L. の注釈をつけて第2版
序文(ベルナール・ロジェ);17世紀におけるヘルメス学の教育の新しい相貌/抜き難い対立/『闇よりおのずからほとばしる光』の各種刊本/著者の奇異な哲学的擬名/謎の人物/錬金術、《音楽の術》/『燃えさかる星』/自然の運行に従いながら自然を導くこと//
闇よりおのずからほとばしる光(マルク=アントニオ・クラッセラーム著)-「賢者の石」の製法に関する詩、イタリア語より。ブルーノ・ド・ランサック訳;友人の一人にあてる翻訳者の手紙/第1の歌/第2の歌/第3の歌//
闇よりおのずからほとばしる光-ブルーノ・ド・ランサックによる序文、緒言、および注釈;注釈者より読者へ/序言/「第1の歌」への注釈/「第2の歌」への注釈/「第3の歌」への注釈//
化学に関する153章の箴言//
解説-錬金術と象徴の意味作用(有田忠郎)など、
290ページ。

 →こちらにも挙げておきます


 『ヘルメス叢書』は他に;

マニリウス、『占星術または天の聖なる学 ヘルメス叢書 6』、1978

モーリー、『魔術と占星術 ヘルメス叢書 7』、1978


 『ヘルメス叢書』の訳者による論集として;

有田忠郎、『夢と秘儀』、書肆山田、1983
テオフラストの偽書//
夢の物語・夢の記述/シュルレアリスムの余白に/余生の幻視/ジョー・ブスケをめぐって/倒錯の修辞学、修辞学の倒錯/母なるものと子なるもの//
錬金術の思想/石の生成と変容/錬金術と宇宙創成論地母神の群れ鉱物の夢と種子の秘儀/シュルレアリスムと錬金術/黄金流離譚//
神の書跡のアルケミア または迷路のプラトニズムなど、
240ページ。


 他に原典の邦訳として;

「クラテスの書」、大橋喜之訳、『ピカトリクス 中世星辰魔術集成』、2017、pp.642-666+682-684

伝トマス・ノートン、大橋喜之訳、「錬金術式目」、『原典 ルネサンス自然学 下』、2017、pp.1107-1216

 1477年起草。エリアス・アシュモレー(1617-92)『英国化学の劇場』(1652)より
 アシュモレーの注解も合わせて邦訳(pp.1182-1202)


大橋喜之訳、『立昇る曙[アウロラ・コンスルジェンス] 中世寓意錬金術絵詞』、八坂書房、2020
参考図版//
立昇る曙 第Ⅰ部;浄福なるトマス・アクィナスの
(アウロラ)あるいは黄金の時(アウレア・ホーラ)。立昇る曙と表題された論考/叡知とは何か/この知識を知らずして否定する者たちについて/本書の名と表題/愚者への挑発/第一の譬話。七つの惑星が根ざす黒い土について/第二の譬話。婦女がもたらしまたそれを逃れる洪水と死について/第三の譬話。バビロン捕囚の青銅の扉と鉄の閂について/第四の譬話。三という数からなる哲学的信仰」について/第五の譬話。叡知が岩の上に建てた宝の館について/第六の譬話。天と地および諸元素の配置について/第七の譬話。愛する男の愛される女との対話について//
立昇る曙 第Ⅱ二部;序/[星学論考の序としての語釈]/星学(占星術)について/譬話の様式で語られる
幾何学的(ゲオメトリカ)規範/自然の進捗という意味で用いられる自然本性的(ナトゥラリア)という言辞/母なるアルキミア(錬金術の起源)にかかわる寓話様式/問題提起的議論/典型的な説諭/自然本性的諸物。石はどうして人の産生における種子に類同なものであるか/人に類比される四(レーブス)/人の体軀の四つの内臓/知識と卵の対照/バシリスクと毒をもつ蛆たち。バシリスクと諸他の毒蛆たちとさまざまな滋養物との類比/諸鉱物/生銀のさまざまな種/アルセニコ(砥石)とアウリピグメント(石黄)/マルカシタ、マグネシア、トッツィア/一々の金属に固有な性質/不完全な四つの金属物体/樹木、草、花、根、その他植物性のものにかかわる知識(スキエンチア)との比較/この業を名指すさまざまな名辞について/賢者のさまざまな実修について/その他の実修について/終章 この薬あるいは染めのさまざまな効果について//
立昇る曙 図像解説(ミーノ・ガブリエレ)
両性具有者(ヘルマフロディトス)/贋錬金術/変成術板(タブラ・ケミカ)/種蒔く人/交接/溶解/占星術/算術と幾何学/曙-授乳/「不完全な体軀(コルプス)」を癒す錬金術/孔雀の尾(カウダ・パヴォーニス)/「アリスレウスの幻視」/(ラピス)子供(プエル)/四元素、四体液そして排泄物/哲学の卵/怪獣バシリスク/パン職人と錬金術師/三重の生銀/アルセニコ(砥石)とアウリピグメント(石黄)/鉱脈/不完全な体軀(コルプス)/哲学の庭/斬首/孕んだ土/灰化/龍の殺害//
解説 トマス・アクィナスをめぐる巷説と雅歌の曙(大橋喜之)/補説 1 幻視、譬話、預言(M.ペレイラ)/補説 2 アリスレウスの幻視(J.ルスカ)//
付録Ⅰ 幻視の書三題 ゾシモスの幻視;ゾシモス『力能について』/オリンピオドロス『ゾシモスの書「力能について」およびヘルメスその他の賢者たちの言辞の註解』//
  アリスレウスの幻視;『アリスレウスの幻視』/『賢者の薔薇園』より/結合あるいは交接-幻視するアリスレウス//
  ダスティンの幻視;『ダスティンの幻視』/『ダスティンの夢』//
付録Ⅱ 三語の書;『三語の書』(A)/『三語の書』(B)//
『立昇る曙』連作挿画総覧/訳者あとがきなど、
402ページ。


 →こちらでも触れました:「ギュスターヴ・モロー研究序説」(1985) [14]の頁の「追補」(2018/12/20)
………………………

F.S.テイラー、平田寛・大槻真一郎訳、『錬金術師 近代化学の創設者たち』、人文書院、1978
原著は Frank Sherwood Taylor, The Alchemists. Fpinders of Modern Chemistry, 1949
まえがき/序論/錬金術師の思想/錬金術の作業の起原/最初の錬金術師たち/錬金術の最初の記号と象徴/中国の錬金術/アラビアの錬金術師たち/ヨーロッパの錬金術師たち/14世紀の錬金術/イギリスの錬金術師たち/錬金術を象徴するもの/金属変成の物語 ニコラウス・フラメルの物語、ファン・ヘルモントの証言、ヘルヴェティウスの証言/錬金術から化学へ/ヘルメス哲学/錬金術の科学に対する関係など、
322ページ。


スタニスラス・クロソウスキー・デ・ロラ、種村季弘訳、『錬金術-精神変容の秘術 イメージの博物誌 6』、平凡社、1978
原著は Stanislas Klossowski de Rola, Alchemy. The Secret Art, 1973
はじめに-錬金術入門/大いなる作業/真の錬金術と贋の錬金術/「内面的理解」/四と三/現在と未来/ジョージ・リプリー卿の幻視(ヴィジョン)についての一解釈//
図版//
資料図版とその解説;国王および僧侶の絵/永遠の転生/作業の継続/宇宙のダイアグラム/実験/象徴の言語など、
128ページ。

 ミューリウス『改革された哲学』(1622)の挿絵58点が pp.98-107 に、『大全』ないし『古き賢者の学、あるいは遍き医学の学理』(18世紀)の挿絵38点が pp.108-117、同2点が pp.80-81 に掲載されています。

 →こちらでも触れました:「ギュスターヴ・モロー研究序説」(1985) [14]の頁の「追補」(2018/12/20)
 同じ著者による→こちらを参照

 『イメージの博物誌』シリーズについて→こちらを参照

種村季弘、『黒い錬金術』、桃源社、1979
錬金術とは何か//
黒い錬金術/神話と錬金術/錬金術の変貌/錬金術のエロティシズム//
危険なマンドラゴラ/箱の話/ガバリスの転生/神の署名になる記号/客体の呼びかけ//
太陽伝説/太陽と獅子/黒いプラトン/黒の過程/秘密結社について、など、
276ページ。

 同じ著者による→こちらを参照


マンリー・P・ホール、大沼忠弘・山田耕士・吉村正和訳、『錬金術 象徴哲学体系 Ⅳ』、人文書院、1981
原著は Manly P. Hall, The Secret Teaching of All Ages. An Encyclopedic Outline Of Masonic, Hermetic, Cabbalistic and Rosicrician Symbolical Philosophy, 1928/1973 で、訳は4分冊中の第4巻
錬金術とその代表的人物/錬金術の理論と実践 第1部/錬金術の理論と実践 第2部/化学の結婚/神秘的キリスト教/十字架と磔-異教とキリスト教の神秘体系において/黙示録の神秘/イスラームの信仰/アメリカ・インディアンの象徴体系/結論など、
332ページ。

 先立つのは
 →『Ⅰ 古代の密儀』、『Ⅱ 秘密の博物誌』、『カバラと薔薇十字団 象徴哲学体系 Ⅲ

ZEUS、no.1、1988.12.25、pp.1-25:「特集 錬金術」
錬金術は現代に何を投げかけているか 16世紀ヨーロッパの世界像(村上陽一郎・中沢護人)/イメージの金属誌(写真:普後均)/思想としての錬金術(坂本賢三)/錬金術のコスモロジー フィレンツェ 16世紀後半の人と建築(長尾重武)/コンピュータと神秘主義 賢者の石としての情報(上野俊哉)

高橋純、「アルス・マグナと賢者の石」、『ユリイカ』、vol.25 no.1、1993.1:「特集 幻想の博物誌」、pp.108-117
時代遅れの夢/アルス・マグナの願い/賢者の石と無限

スタニスラス・クロソウスキー・デ・ロラ、磯田富夫・松本夏樹訳、『錬金術図像大全』、平凡社、1993
原著は Stanislas Klossowski de Rola, The Golden Game. Alchemical Engravings of the Seventeenth-Centuryy, 1988
緒言/序論//
フランソワ・ベロアルド・ド・ヴェルヴィル;『創意に富んだ絵図』1600年/『運命の王子の旅』1610年//
ハインリヒ・クーンラート『永遠の知恵の円形劇場』1602年//
アンドレアス・リヴァウィウス『錬金術』1606年//
シュテファン・ミヒェルシュパヒャー『カバラー』1616年//
ミヒャエル・マイアー;『秘中の秘』1614年/『真面目な遊戯』1616年/『蜜蜂の群れ』1617年/『厳粛なる冗談』1617年/『逃げるアタランテ』1618年/『黄金の卓の象徴』1617年/『黄金の三脚台』1618年/『道案内』1618年//
ヨハン・ダーニエール・ミューリウス;『医化学論集』1618年/『治療薬集成』1620年//
オスヴァルト・クロル『化学の聖堂』1622年//
ミヒャエル・マイアー『哲学の七日間』1620年//
ヨハン・ダーニエール・ミューリウス『改革された哲学』1622年//
『ヘルメス学の博物館』1625年//
ランブスプリンク『賢者の石について』1625年
ヨハン・ダーニエール・ミューリウス『黄金の解剖学』1628年//
ダヴィド・ド・プラニス・カンピ;『滅ぼされる災いのヒュドラ』1628年/『学院の開校』1633年//
エリアス・アシュモール『英国の化学の劇場』1652年//
ヨハン・ヨアヒム・ベッヒャー『化学のオイディプス』1664年//
ヨアネス・デ・モンテ=スネイデルス『惑星の変容』1663年//
テオドルス・ケルケリング『アンチモンの凱旋車註解』1671年//
ヨアネス・デ・モンテ=スネイデルス(?)『化学の箕』1666年//
ホーセン・ファン・フレースウェイク;『赤い獅子』1674年/『緑の獅子』1674年/『黄金の獅子』1675年/『黄金の太陽』1675年//
アルトゥス『沈黙の書』1677年//
バレント・ケンフェルス・ファン・ヘルペン『賢者の階梯』1689年//
アレクサンドル=トゥッサン・ド・リモージョン・ド・サン=ディディエ『ヘルメス学の勝利』1689年//
バアロ・ウルビゲルス『論者箴言集』1690年//
クリストファー・ラヴ・モーリーおよびテオドルス・ムイケンス『化学論集』1693年//
ヤーコプ・ベーメ『神智学著作集』1682年など、
372ページ。

 同じ著者による→こちらを参照:『錬金術-精神変容の秘術 イメージの博物誌 6』

 →そちら(「バロックなど(17世紀)」)の頁の「iv. 薔薇十字団、その他」の項や、あちら(「図像、図形、色彩、音楽、建築など」の頁)、またここ(「四角錐と四つの球 - 怪奇城の意匠より」の頁)そこ(「カッヘルオーフェン - 怪奇城の調度より」の頁)でも挙げました

ヨハンネス・ファブリキウス、大瀧啓祐訳、『錬金術の世界』、青土社、1995
原著は Johannes Fabricius, Alchemy. The Medieval Alchemists and their Royal Art, 1976/1989
序言//
中世のサブカルチャーの古代の源泉/第一質料 作業の開始/最初あるいは地上での再誕の精神外傷/最初の結合 地上での再誕/ニグレド 「黒」の死と腐敗/アルベド 清めの白色化作業/第二あるいは月の再誕の精神外傷/第二の結合 月の再誕/キトリニタス 「黄色」の死と腐敗/第三あるいは太陽の再誕外傷/第三の結合 太陽の再誕/ルベド 「赤」の死と腐敗/死の精神外傷 第四の結合/大いなる石あるいは宇宙の石の再生/サイケデリック心理学 新しい錬金術//
T.S.エリオット(1888-1965)の詩作品に反映される個性化過程/個性化過程をあらわす三つの図/二つの普遍的動因/将来の研究法法//
付録(連作図版の研究)など、
704ページ。


 「本書はユングの『心理学と錬金術』を踏まえ、ユング以後の諸分野の成果をとりこむことで、ユングの個性化過程の観点から錬金術を見事に読み解いた力業である」(「訳者あとがき」、p.671)。
 また「本書の魅力は図版にもあり、鮮明な図版をこれほど豊富に収録した錬金術の研究書はかつてなかった」(同、p.672)。


E.J.ホームヤード、大沼正則監訳、『錬金術の歴史-近代化学の起源-』(科学史ライブラリー)、朝倉書店、1996
原著は Eric John Holmyard, Alchemy, 1957
監訳者まえがき//
序論//ギリシアの錬金術師//中国の錬金術//錬金術用器具//
イスラムの錬金術;ハーリド・ブン・ヤズィード/イスラムにおける錬金術の起源/ジャービル・ブン・ハイヤーン/『哲学者たちの討論会』/アル・ラージー(ラーゼス)/アヴィケンナ/エメラルド板/後期イスラムの錬金術師たち//
初期の西洋錬金術;イスラムから西欧への錬金術の伝播/アルベルトゥス・マグヌスとロジャー・ベーコン/ヴィルヌヴのアルノー/ラモン・ルル/ゲーベル/新しい高価な真珠/ジョン・ダスティン//
記号・象徴・秘語//パラケルスス//
イギリスの錬金術師;チョーサーと錬金術/ジョージ・リプリー/『錬金術規則書』/トマス・チャーノック/エドワード・ケリーとジョン・ディー/ケネルム・ディグビ卿//
スコットランドの錬金術師;アレクサンダー・シートンとミカエル・センディヴォギウス//
2人のフランスの錬金術師:フラメルとザシェール;ニコラ・フラメル/ドニ・ザシェール//
ヘルヴェティウス、プライス、セムラー;ジェームズ・プライス/ヨハン・セムラー//
エピローグなど、
288ページ。


 「第8章 パラケルスス」の別訳→こちらを参照

大槻真一郎編著、『記号・図説 錬金術事典』、同学社、1996
序-錬金術的宇宙におけるカオス(混沌)とコスモス(宇宙秩序)-/錬金術へのいざない//
錬金術記号;まえがき/錬金術記号の一般的な意味合い/各基本記号の全容とその変容/記号術語の50音配列//
主要事項・人名解説//
付録;化学元素の由来/化学元素名の語源など、
284ページ。


 同じ著者による→こちらや、またそちらを参照

アンドレーア・アロマティコ、後藤淳一訳、種村季弘監修、『錬金術 おおいなる神秘』(知の再発見双書 72)、創元社、1997
原著は Andrea Aromatico, Alchimie, le grand secret, 1996
日本語版監修者序文(種村季弘)//
錬金術の諸概念/錬金術の理論/錬金術の実践//
資料篇-錬金術の歴史と今-;錬金術の歴史/驚くべき錬金術師たちとの出会い/
混沌(カオス)から光へ/現代の錬金術師など、
160ページ。


ナイジェル・ウィルキンズ、小池寿子訳、『ニコラ・フラメル 錬金術師伝説』、白水社、2000
原著は Nigel Wilkins, Nicolas Flamel - Des livres et de l'or, 1993
序/パリ/ニコラとペルネル/奥義とアーケード/写本-ふたりのフラメル/黄金/錬金術/著作/偽書と偽作者-アルノー・ド・ラ・シュヴァルリー/伝説など、
272ページ。


ゲルショム・ショーレム、「錬金術とカバラ」、『錬金術とカバラ』、2001、pp.20-143

錬金術とカバラの神話」、『世界神話大事典』、2001、pp.798-811

フルカネリ、平岡忠訳、『大聖堂の秘密』、国書刊行会、2002
原著は Fulcanelli, Le mystère des cathédrales et l'interprétation ésotérique des symboles hermétiques du grand œuvre, 1926/1957/1964
大聖堂の秘密/パリ/アミアン/ブールジュ/アンダイの周期十字架/結び//
ユージェーヌ・カンスリエによる序文など、
348ページ。


 →こちらや、そちらにも挙げておきます

鶴岡真弓、『黄金と生命 時間と錬金の人類史』、講談社、2007
プロローグ 黄金を射ぬく、または金属人類史//
黄金の夜 金属(メタル)篇- 「生命時間に協力する」農耕民へ;生命体としての金属-神話のなかの冶金術/「万物の王」の発見-大地から誕生する最強の王/「黄金の胎児」と農耕革命-女神と男権の戦火を超えて/農耕民のニュートンたち-「時間に協力する」知と技の誕生//
黄金の夜明け夜 錬金術(アルケミー)篇- 「生命時間を支配する」医者へ;時間を加速する技=冶金術-死に涙したアダムと金属民の熔鉱炉/『聖書』とギリシアの「知」の光-蛇、ヘルメス、イオニア派、アリストテレス/エジプトとイスラムの仲立ち-アレクサンドリア、グノーシス、イスラム/ヨーロッパ錬金術の誕生-金属と人間の「生命時間の統一」//
黄金の真昼夜 貨幣(マネー)篇- 「生命時間を克服する」経済民へ;巨龍の近代国家は黄金を求める-再来したリヴァイアサン/『ファウスト』と紙幣-「想像の黄金」の近代/貨幣の魔術-未来という担保/「万物の王=黄金」のゆくえ-生命なき金属、または聖なるものの成就//
エピローグ 「時間の聖劇」と眠りについた黄金など、
488ページ。


『DUKDUK ダクダク 3 小栗虫太郎関連資料集 特集:錬金術』、発行元:黒死館附属幻稚園、発行者:素天堂、絹山絹子、2013
黒死館錬金秘法(素天堂)/続・チバ時報について(絹山絹子)//
錬金術の起源(ギュンター・ゴールドシュミット、『チバ時報』、no.103、1939.7)/中世錬金術(同、『チバ時報』、no.110、1940.9)/近世錬金術師列伝(五十嵐仁、『科学画報』、第24巻第1号、1935.1)など、
114ページ。

 「中世錬金術」中の「ハランのサビヤ教徒」の項に関して→こちらにも挙げておきます
 同じ発行者による→こちらを参照


岡田典之、「光と水と霊 - トマス・ヴォーンの錬金術的世界像 -」、『龍谷紀要』、34巻2号、2013

 〈ホムンクルス〉に関連して

クララ・ピント-コレイア、『イヴの卵 卵子と精子と前成説』、2003、「6 Hのつく言葉」


 も参照

Élie-Charles Flamand, Érotique de l'alchimie, (Sciences Secrètes), Pierre Belfond, Paris, 1970
『錬金術のエロティック』
緒言
(Eugène Canseliet)//
序論/クラウディウス・クラウディアン(365-410以後);愛するもの//
ジャン・デスパニェ(1550頃-1630頃);その純粋性において回復された古人の哲学/ヘルメース哲学の秘められた作品/クロヴィ・エストー・ド・ニュイズマン(1555頃-1624頃);鉱物自然学の真理についての哲学的詩//
ヨーハン=ヴァレンティン・アンドレーエ/(1586-1654);クリスチャン・ローゼンクロイツの化学の結婚//
賢者の石とその驚歎すべき誕生についての哲学的講話(1619年ドイツで刊行;哲学的講話//
ミュンジヒトのハドリアヌス(1603-1638);黄金の世紀の再生//
ヨアネス・デ・モンテ=スネイデルス(1625?-1670?);諸惑星の変容//
リモジョン・ド・サン=ディディエ(1630-1689);ヘルメース的凱旋あるいは勝利する哲学の石
バレント・ケンフェルス・ファン・ヘルペン;賢者の階梯//
ウルビガー男爵;ウルビガーの金言//
ジャン・ヴォークラン・デ・ジヴトー(1651-1716);賢者たちの主題についての詩/哲学的インドの旅への準備//
L.-P.フランソワ・カンブリエル(1764-1850);ヘルメース哲学あるいは錬金術の講義//
魔術的ウェヌス;性の科学の秘められた理論と実践を含む魔術的ウェヌス//
註釈付図版;オウィディウス/哲学者たちのロザリオの書/金板の諸象徴/逃れるアタランテ/黄金の三脚台など、
176ページ。

おまけ

 錬金術といえばこれ!というのが;

Third Ear Band, Alchemy, 1969(1)

 1枚目。"Egyptian Book of the Dead"、"Druid One"および"Stone Circle"はそれぞれ→こちらあちらでも挙げました。

Third Ear Band, Brain Waves, 1993

 にも6曲目として"Alchemical Raga"なる曲が収められています。
 このアルバムからは→こちらも参照

1.  The Bible. rock magazine 04、ロックマガジン社、1981、p.74。
 大鷹俊一監修、『ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック』、音楽之友社、1999、p.119。
 『ユーロ・ロック・プレス』、vol.22、2004.8、pp.96-97。
 深見淳・松崎正秀監修、『UKプログレッシヴ・ロック メインストリーム・エディション~The Golden Era』(THE DIG presents Disc Guide Series #017)、シンコーミュージック、2004、p.146。
 岩本晃一郎監修、『ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック100』(Masterpiece Albums vol.2)、日興企画、2012、p.122。
 →こちらや、あちらも参照
 
 
 ちなみに1969年のファースト・アルバムのジャケット表側の図版はマイアー『逃げるアタランテ』から、裏はバルヒューゼン『化学の元素』から。
マイアー『逃げるアタランテ』、寓意画Ⅷ〈卵を取り、炎の剣でこれを打て〉 1618     バルヒューゼン『化学の元素』、第9図 1718
マイアー『逃げるアタランテ』から寓意画Ⅷ    バルヒューゼン『化学の元素』、第9図 

* 画像をクリックすると、拡大画像とデータが表示されます
 ヴィヴァルディの『四季』に基づき、スペインのプログレの嚆矢をなすとされる一枚 Los Canarios, Ciclos, 1974(邦題:カナリオス、『組曲「四季」』)(1)で合唱の編曲・指揮を担当した音楽家のソロ・アルバム

Alfredo Carrión, Los andares del alquimista, 1976(アルフレッド・カリオン、『迷宮』)(2)

 のタイトル曲(「錬金術師の歩み」、副題
"Soledades compartidas")。
 LPではB面いっぱいを占めたという16分14秒の大曲です。


また日本のグループで
HAL & RING, Alchemy, 2006(3) 

Area, Tic & tac, 1980(アレア、『ティック・タック』)(4)

 の1曲目
"La torre dell'alchimista"(「錬金術師の塔」)、器楽曲、5分50秒。
 イタリアのプログレ・ジャズ・ロック・バンド、しかしリード・ヴォーカルのデメトリオ・ストラトスが病死した後に制作され、最後のアルバムとなった7枚目。バルカン半島の民族音楽に想を得た景気のいい曲もフリー・ジャズ的な色合いもなくなり、変わらずベースはぶいぶい鳴らし、ドラムスはぱたぱた走り回っているのに、どうにも典型的な(?)フュージョンにしか聞こえないのでした。ロック色自体後退しています。
 それはともかく、この曲に関し元のジャケットには、ブルトンの『シュルレアリスム第二宣言』(1930)から一文が引用されていました。曰く:
「賢者の石(=化金石)とは人間の想像が一切のものにたいして輝かしい復讐を遂げることを可能にしてくれるものであり…(後略)…」(アンドレ・ブルトン、生田耕作訳、『超現実主義宣言』(中公文庫 フ12-1)、中央公論新社、1999、p.154)。
1. 『ユーロ・ロック集成』、マーキームーン社、1987/90、p.150
片山伸監修、『ユーロ・プログレッシヴ・ロック The DIG Presents Disc Guide Series #018』、シンコーミュージック、2004、p.31。


2. 『ユーロ・ロック集成』、マーキームーン社、1987/90、p.150
 片山伸監修、『ユーロ・プログレッシヴ・ロック The DIG Presents Disc Guide Series #018』、シンコーミュージック、2004、p.23。


3. 『ユーロ・ロック・プレス』、vol.31、2006.11、pp.57-59
 舩曳将仁監修、『トランスワールド・プログレッシヴ・ロック DISC GUIDE SERIES #039』、シンコーミュージック・エンターテイメント、2009、p.163。

4.  『イタリアン・ロック集成 ユーロ・ロック集成1』、マーキームーン社、1993、p.25
 アウグスト・クローチェ、宮坂聖一訳、『イタリアン・プログ・ロック イタリアン・プログレッシヴ・ロック総合ガイド(1967年-1979年)』、マーキー・インコーポレイティド、2009、pp.97-101。


 小説であれば「ルネサンス、マニエリスムなど(15~16世紀)」のページの「おまけ」で挙げた

ユルスナール、『黒の過程』、1970

佐藤亜紀、『鏡の影』、1993

 の他、 

平野啓一郎、『日蝕』、1998

 が思い浮かびますが、現在手元に見つからないので未確認。

 また

バルザック、水野亮訳、『「絶対」の探求』(岩波文庫 赤 530-6)、岩波書店、1939/1978
原著は Honoré de Balzac, La recherche de l'absolu, 1834

 バルザックについて→こちらも参照

マイクル・ムアコック、小尾芙佐訳、『秋の星々の都 永遠の戦士フォン・ベック 2』、2008

 しかし極めつけは;

荒川弘、『鋼の錬金術師』(全27巻)(ガンガンコミックス)、スクウェア・エニックス、2002~2010

 →こちらや、そちらでも触れました
2014/07/08 以後、随時修正・追補 
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