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怪奇城の高い所(中篇) - 三階以上など |
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Ⅲ.三階以上など 『凶人ドラキュラ』(1966)の舞台となる古城は、(前篇)ひいては「怪奇城の広間」のそれぞれ冒頭でとりあげた『白い肌に狂う鞭』(1963)、『顔のない殺人鬼』(1963)、『幽霊屋敷の蛇淫』(1964)の三作と、大広間の奥に上への階段と吹抜歩廊があり、寝室区画の廊下に通じているという間取りを共有していました(「怪奇城の広間」の頁の→こちら)。ただ、1960年代前半のイタリアで製作された三作では、階段が大広間奥の左右に二つあったのに対し、こちらは右側の一つだけです。この点は、本作も含めて、『吸血鬼ドラキュラ』(1958、同→そちら)、『バスカヴィル家の犬』(1959、同→あちら)、『吸血鬼ドラキュラの花嫁』(1960、同→ここ)を始めとする、ハマー・フィルムの作品でしばしば見かけるところでした。その際、今挙げた作品の内『吸血鬼ドラキュラ』の場合だけ階段は左側で、他の三作ではいずれも右側にありました。 それはさておき、イタリアの三作では、二階の寝室区画より上の階があるのかどうか、各本篇中でそれをうかがわせるような眺めは見られません。これは『アッシャー家の惨劇』(1960)などでも同じでした。 |
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対するに『凶人ドラキュラ』では、二階の寝室区画の廊下から上階へ上がる階段が映ります(右→そこ)。『吸血鬼ドラキュラ』では屋外の玄関前、『吸血鬼の接吻』(1963)では玄関広間にあった太い捻れ柱が(「捻れ柱」の頁の→あそこおよびこっち)、親柱の上に立っています。 ただし登場人物が階段を上がるものの、上の階の様子は映されませんでした。 |
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『バスカヴィル家の犬』でも、廊下を上階への階段か踊り場から見下ろすショットがありました(→あちらの2)。すぐ後にこの廊下が二階のものであることがわかります。ただし上の階自体はやはり映りません。 | |
筋運びにからまないのであれば、セットを組み立てることもない。逆にからむのならセットを作りもしようというわけで、三階以上が出てくる作品がないわけではありません。 | |
上に挙げた作品の中では、『吸血鬼ドラキュラ』に登場しました(→そっち)。大広間の階段をあがり、吹抜歩廊の高さを二階と見てよければ、また吹抜歩廊と右に引いたショットの間はカットされているものの、地続きでつながっていると見なしてよいのであれば、奥の階段の上、扉のあるところは三階となります。司書としてドラキュラ城にやってきたハーカーに割り当てられた部屋でした。 | |
もしかすると大広間の階段周辺を模様替えしたセットなのかもしれませんが、それはさておき、後の場面で部屋から出たハーカーは、そのまま右の廊下へ進みかけるので、三階にはまだ廊下の先があるわけです。結局カーターは階段を下りるので、残念ながら三階の様子はわからずじまいでした。 | |
ところでカーターの部屋の窓側は天井から壁にかけて大きく湾曲していました(→そっちの2)。この部屋がある三階は、そのまま屋根裏に当たるという可能性も考えられなくはありますまい。 | |
遡って『魔の家』(1932)でも、大広間・階段・吹抜歩廊の組みあわせが見られました。玄関入ってすぐ、上への階段があります(下左→あっち)。階の数え方がもう一つ不分明なのですが、右手は吹抜の大広間です。階段の左右に枝分かれした踊り場を中二階だとして、右上に吹抜歩廊が伸び、その先に上への階段口が開く(下右)。この階段の先は不明。 | |
枝分かれした中二階踊り場を左に進めば(右→こなた)、上がった先が2階で、右へ折れます。この二階には住人の内、弟の部屋の扉がありました。右下に階下の大広間がのぞいています。 少し上がって(下)、一階分もないので、中三階となるでしょうか、父親の部屋の扉がある。画面では左へ、湾曲した階段が伸びています(右下)。 |
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その上(下左)、3階には真っ暗な廊下がある。原作の邦訳、T.B.プリーストレー、河村橘雄訳、『嵐の夜の出来事』(昭和書房、1941)では 「階段を上り切った踊り場」 と呼ばれたところです(p.166、第7章)。斜めになった梁があるので、やはり屋根裏ないしそれに近いところでしょうか(下右)。奥に南京錠のかかった扉がありました。原作では外側から 「二本の大きな閂」がかゝっていた」(p.202、第9章)。 |
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家族の内の異物を閉じこめたり匿ったりする部屋というイメージは、日本なら座敷牢に当たるでしょうか、『怪談呪いの霊魂』(1963)や『ダンウィッチの怪』(1970)にも出てきます。たまたまなのか、双方ラヴクラフト原作でした。 前者では屋根裏だか中二階だかでした。後者では屋根裏と見なしてよいでしょうか、二階廊下の奥、鋼の螺旋階段の上でした(→そなた)。 | |
鋼の螺旋階段は、(前篇)の頁で見た『季節のはざまで』(1992)でも、屋根裏へあがるために設けられていました(→あなた)。 | |
怪奇映画の領分からは、『たたり』(1963)における図書室の階段が思いだされることでしょう(→こちら)。吹抜を貫いてずいぶん高くまで伸びています。上がった先では壁からヴェランダ状の足場が渡されているのですが、「怪奇城の階段」の頁でも触れたように(→こちらの2)、どこへつながっているのかは映されませんでした。 | |
原作では図書室は塔の中にあって、 「図書室の四方のまるい壁の一部を、塔なので螺旋形になっているちがいない狭い鉄の階段上へ上へとのびているのが見える。…(中略)… 『あそこの暗くてかげになっているが、小さな と記されていました(シャーリイ・ジャクスン、小倉多加志訳、『山荘綺談』(ハヤカワNV文庫 NV18)、早川書房、1972、p.124:第4章1)。また、 「塔の上の小塔」(p.97:第3章4) があって、螺旋 「階段のてっぺんの狭い踊り場に立」 つと、 「頭上には外の小塔へ出る小さな押しあげ戸が一つあるきりだった」(p.284:第9章1)。 映画が原作そのままであるはずもないにせよ、本作では原作の描写が比較的忠実に再現されているようなのでした(追補:→「怪奇城の図書室」の頁でも触れました)。 |
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『吸血鬼』(1967)でも、図書室に鋼の螺旋階段が登場します(右→そちら)。吹抜の中二階、さらにその天井を抜けて、上の部屋まで続いていました。上の部屋にはいくつも天球儀らしきものや望遠鏡、床までの窓があります(下右)。観測室といったところでしょうか(追補:→「怪奇城の図書室」の頁でも触れました)。『狼男』(1941)に出てきた、望遠鏡のある部屋が連想されたりもする(下左→あちら)。ここにも星図や天球儀らしきものがありました。 | |
『狼男』の部屋は二階以上に位置していました。簡易階段でのぼるだけの段差があって、そこのガラス戸から屋上へ行ける。『吸血鬼』の図書室は広間ないし居間の奥にあり、居間は一階なので、観測室は二階に位置することになります。 | |
鋼の螺旋階段に戻ると、『ヴェルヴェットの森』(1973)でも見られました。舞台の城は一階に大広間や食堂、大広間には階段があって吹抜歩廊につながり、その先の二階が寝室区画という、おなじみの間取りでした。二階廊下の一角に螺旋階段が設けられ、その上に狭い廊下と家庭教師の部屋がありました(→ここ)。 | |
二階と同じく住人の個室の区画なのですが、規模は狭くなっているようです。鋼鉄製の螺旋階段は主たる大階段から区別されており、それぞれの階段が導く先も同様なのでしょう。正規の居住空間からすると、即物的にも位置づけの点でも、片隅と見なされているわけです。 ちなみに「怪奇城の図面」の頁で触れた探偵小説に登場する図面の内(→ここの2)、ヴァン・ダインの『グリーン家殺人事件』でも、 「三階の使用人部屋」(ヴァン・ダイン、井上勇訳、『グリーン家殺人事件』(創元推理文庫 106)、東京創元社、1959、p.28:第2章) が配置されていました。舞台となる屋敷は 「二階半の高さ」(p.42:第3章) で、一階には大広間、応接間、書斎、食堂など(p.45、p.47:第3章)、 二階には 「六つの寝室があった。ホールを挟んで両側に三部屋ずつで、家族のものが、それぞれ一つずつ使っていた」(p.48:第3章)。 二階の 「ホールの奥には、使用人部屋に通じる階段があった」(同上)。 |
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p.46 には「グリーン家二階の見取り図」が掲載されています。英語版ウィキペディアの該当ページ(→こちら)の一番下、"External links"の項に挙げてあった The Greene Murder Case [ < Fadedpage ] から、PDFファイルで28ページに載っていた原語版での図を右に引いておきましょう。 中央の縦長の部分がホールで、その上から3分の1ほどに 「表階段 Main Stairway 」 、その上に 「使用人部屋へ行く階段 Swinging door to servants stairs 」 が描きこまれています。前者に対する後者の片隅的性格がよくうかがわれるところです (追補:『グリーン家殺人事件』の建築に関して→ここの2も参照:文:篠田真由美、イラスト:長沖充、『ミステリな建築 建築なミステリ』、2024、pp.142-153:「Case 5 ヴァン・ダイン作『グリーン家殺人事件』」)。 |
ヴァン・ダイン『グリーン家殺人事件』(1928)、第3章より「グリーン家二階の見取図」 * 画像の上でクリックすると、拡大画像が表示されます |
ちなみに英和辞書で"stair"を念のため引いてみると、 "above stairs"「階上で、英国では((特にかつての))主人居住域で)」 "below stairs「階下で;地下室で、英国では((特にかつての))使用人(室)で」 という言い方があるそうです。 トレヴァー・ヨーク、村上リコ訳『図説 イングランドのお屋敷~カントリー・ハウス~』(2015)の 第2部第7章は「階上の部屋 The Upstairs Rooms」、 第8章は「階下の部屋 The Downstairs Rooms」 と題されていました。後者には「キッチン」、「パン焼き室、菓子パン焼き室、そしてスティルルーム」、「酪農室」、「醸造室」、「洗い場(スカラリー)」、「生鮮食品貯蔵室と地下貯蔵室」、「洗濯室(ランドリー)」の各項とともに、「使用人の部屋」(pp.98-99)が設けられていました。 また片木篤『イギリスのカントリーハウス 建築巡礼 11』(1988)では、17世紀半ば、ロジャー・プラット(1620-84)が設計したコーレスヒル(Coleshill、c.1650- )について、 「全体の矩形は中廊下と前後二列の部屋に分割されている。…(中略)…中世の住宅には廊下はなく、…(中略)…ここで初めて住宅の端から端までを横断する中廊下がとられ、その結果部屋の中を通らずとも前後双方の部屋に入ることができるようになり、しかもそれがサービス用階段と組み合わされることによって、使用人が目立たずかつ迅速に動き回れるようになったのである」(p.58)、 「使用人室は必ず中廊下とサービス用階段に面しているので、使用人はホールの主階段を通らずに、仕事を全うすることができる。かくして、使用人は住宅の主たる部屋から姿を消すことになるのである」(p.59) と述べられています。 使用人の区画の位置についても歴史的に変化してきたわけです。トレヴァー・ヨーク『図説 イングランドのお屋敷』では、 「キッチンはもっとも重要な部屋であり、それを中心として、ほかの使用人の仕事部屋がまわりに置かれている」(p.88) とした上で、 中世には 「別の建物」、 チューダー朝時代には 「メインの建物の一部になることも多かった」、 17世紀には 「地下に収められることが多くなっ」 たという(p.89)。 原著が1867年に刊行されたレオン・イザベ/ルブラン設計・製図、中島智章訳・監修、『VILLAS 西洋の邸宅 19世紀フランスの住居デザインと間取り』(2014)では、二階の隅に使用人室を配した例が5件(図13:p.38、図18:p.48、図36:p.84、図39:p.90、図52:p.116)、一階に使用人の食堂が3件(図26:p.64、図29:p.70、図30:p.72)、双方備えた例が1件(図46:p.104)見られました。 |
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『ヴェルヴェットの森』に戻ると、三階に部屋のあった家庭教師と他の使用人との扱いは、同じではありますまい。それでいて、二階に部屋のある親族たちと対等ともいいがたい。上で触れた『吸血鬼ドラキュラ』におけるハーカーの三階の部屋に近いのかもしれません。また(前篇)で挙げた『麗猫伝説』における脚本家の屋根裏部屋)(→そちら)とも比べられそうです。 他方『鮮血の処女狩り』(1971)で、螺旋階段の上にあった部屋は(右→あちら)、当初は小間使いが暮らしていました。 とはいえ、三階以上だったり、屋根裏に準じるものだったりする階が、使用人や、他の使用人と主の親族との間に位置づけられる家庭教師に当てられるのではない場合も、欠けてはいません。 |
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『わが青春のマリアンヌ』(1955)の舞台となる二つの城の内、寄宿学校の大広間は広くもあれば高くもある吹抜になっており、その空間を階段や回廊が区切っていました。右に引いた場面で上の方に見えるのは三階に当たる空中回廊です(→こっち)。後の場面に出てきた教授の部屋(下左→こっちの2)が三階にあるのでしょうか? ゆるく湾曲した木製の梁の列は、屋根裏に近いことを示しているのかどうか。先が尖っていましたが、食堂の天井にも湾曲した梁の列がありました(下右→こっちの3)。こちらは高い階にあるとも思えなさそうではあるのですが。 | |
『奇妙な扉』(1951)では、玄関広間というか階段広間というか、その奥に半階分ほど以上はありそうな階段があって、あがった先、右寄りに立つ円柱を取り巻くように、螺旋階段が配されています(右→そっち)。階段自体は石造りのようですが、手すりは鋼の細いものでした(下左→そっちの2)。階段の上の階にあると思われる部屋に主人公は閉じこめられるのですが(下右→そっちの3)、額絵が飾ってあったり隠し扉があったりする部屋は、使用人用というより来客用のもののように見えました。 | |
『顔のない眼』(1960)における屋敷では、一階から二階への階段が表舞台とすれば(右→あっち)、上がった先の吹抜回廊の突き当たりにある扉から入る階段は(下左→あっちの2)、舞台裏の役回りでしょうか。上がった先は幅の狭い廊下で(下右→あっちの3)、かつての子供部屋や傷を負ったヒロインの部屋があります。主の家族のためのものとはいえ、公式の空間ではなく副次的な、それでいてというかだからこそというべきか、より親密ないし内密な性格を帯びていると見なすことができるでしょうか。 | |
ところできれいに忘れていたのですが、この作品の頁に、「実は宏壮な古城等を舞台にした映画でも、二階より上が登場することは必ずしも多くありません。セット設営の都合などの事情がからんでくるのでしょう。本作では三階のみならず、先に出てきた車庫の地下ないし半地下 - こちらは後にさらなる展開を見せてくれることでしょう - までふるまってくれるのですから、この点をとっても記憶に値するというべきなのでしょう 」と書いていました(→上記あっちの2のすぐ下)。その頁を掲載したのは2015年8月22日となっており、その頃から〈三階問題〉が気になっていたようです。 | |
『吸血鬼の接吻』(1963)では、玄関広間に主たる階段があります(右→こなた)。二階には食堂があるようですが、画面には出てきません。やはり片隅的な階段が上へつながっています(下左)。上階の廊下(下右)は向かって左が屋外へ開けているようですが、向かって右すぐの部屋は、これまで見た例とは違って、ある意味で中枢的な位置を占めていました。もっとも城主たちが吸血鬼である点からすると、やはり秘められた空間と見なすこともできなくはないかもしれません。 | |
『フランケンシュタインの館』(1944)後半の舞台となるニーマン博士の屋敷では、三階になるのか四階になるのか、外観で明かりのついていた最上階が実験室でした(右→そなた)。屋敷内の様子りは残念ながらほとんど映らないのですが、実験室の配置は同じユニヴァーサル製作の『凸凹フランケンシュタインの巻』(1948)に受け継がれ、面白いことにハマー・フィルムの『フランケンシュタインの逆襲』(1957)にもつながっていきます。 | |
三作品のいずれでも、実験室には少し斜めになった窓があります。下左は『凸凹フランケンシュタインの巻』(→そなたの2)、下右は『フランケンシュタインの逆襲』からです(→そなたの3)。ユニヴァーサルの『フランケンシュタインの館』と『凸凹フランケンシュタインの巻』に比べて、ハマーの『フランケンシュタインの逆襲』の窓、ひいては部屋自体ずいぶん小さいのは予算や撮影所の規模等いろいろな要因によるのでしょうが、いずれも内側に傾いているのは、日光を取りいれるためとか、実験室はそういうものだという傾向でもあるのでしょうか? | |
『凸凹フランケンシュタインの巻』の実験室は二階にあるようですが、『フランケンシュタインの逆襲』の実験室が何階に当たるのかは、はっきりとは描かれません。下左の場面で、『フランケンシュタインの館』の場合同様、照明のついた窓が実験室らしいこと(→そなたの4)、また後に触れることができればと思うのですが、実験室のすぐ上が館の屋上であることから、最上階にあるものと思われます。他方下右の場面では(→そなたの5)、下から階段を上がってきて、手前が実験室でした。これだけでは何階かはわかりませんが、別の場面に出てきた主たる階段とは異なる、また生活空間でもない、片隅的性格を読みとることができるでしょう(追補:→「(完結篇) -屋上と城壁上歩廊など」の頁でも触れました)。 | |
作例はまだまだあることでしょうが、ここはいったん中締めということで、(前篇)の頁に引き続き、『乙女の星』(1946)にトリをつとめていただくことにしましょう。大広間の大階段をのぼって二階は、やはり各人の寝室が並んでいるようで、さらに三階へ上がり(下左→あなた)、左へ進むと (下右→あなた)、橋状の通路を渡って、映画の冒頭に登場する肖像画の部屋となります。三階へ上がった時点で右へ向かえば、(前篇)の頁で見たように、数段上がって屋根裏の直下にあたる部屋へ通じるのでした。翻って肖像画の部屋は、屋根裏そのものではないにせよ、隠し階段のあることもあわせて、なにがしか特殊な性格を帯びているようです。 | |
さて、例によって長くなってしまいました。いったんページを閉じて、いつになるやら、続きを待つことにいたしましょう。 | |
→ 「怪奇城の高い所(後篇) - 塔など」へ続く 2023/02/27 以後、随時修正・追補 |
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