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不死の怪物
The Undying Monster
    1942年、USA 
 監督   ジョン・ブラーム 
撮影   ルシアン・バラード 
編集   ハリー・レイノルズ 
 美術   ルイス・H・クレバー、リチャード・デイ 
 セット装飾   トーマス・リトル、ウォルター・M・スコット 
    約1時間3分 
画面比:横×縦    1.37:1 
    モノクロ 

DVD(『アメリカン・ホラー・フィルム・ベスト・コレクション vol.3』(→こちらを参照)より)
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 「ハモンド邸の怪物」とは何か、超自然現象は本当に起こったのか、それとも人為のなせるわざかといった謎の解明を主眼とした作品で、後ほどネタバレすることになるとして、主たる舞台は古い館、すぐそばの海に面した崖とその周辺であります。館内をカメラは舐め、また上になり下になりします。

 撮影のルシアン・バラードは息の長いカメラマンで、その作歴は[ allcinema ]やウィキペディア日本語版の該当ページ等を見ていただくとして、ここでは『ワイルドバンチ』(1969、監督:サム・ペキンパー)のみ挙げておきましょう。監督のジョン・ブラームとは『謎の下宿人』(1944→こちらを参照)でも組むことになります。ちなみに本作で警部補役を演じたオーブリー・メイザーも続投することでしょう。
 探偵役に当たるロバート・カーティスに扮したジェイムズ・エリスンは、ここでは場違いなほどにはきはきした口調で弁じ立てますが、伝説的な『私はゾンビと歩いた!』(1943)では沈鬱な役どころでした。本作のヒロインに当たるハモンド家当主の妹ヘルガ役のヘザー・エンジェルはロジャー・コーマンの『姦婦の生き埋葬』(1962)に出演、重要な役回りにつくことになるでしょう。
 ジェシー・ダグラス・ケルーシュの小説が原作とのことですが、邦訳があるのは知ったばかりでまだ見ておりません。またいずれということにしておきましょう。


 カメラが右から左に滑り、夜の岩場、その向こうの海などをとらえます。次いで崖の上の館が引きで見上げられる。画面右下、浜辺に荒波が打ちよせ、左上にのぼっていく崖がいくつかの波紋をなして左端に至る。その上の館は小さく、右下がりになって見えます。いくつかの塔を角に据えたさほど背は高くなさそうな造りで、左方で二箇所ほどに灯りがともっている。
 ナレーションが世紀の変わり目の英国、「ハモンド邸の怪物」について語ります。1900年までは伝説と見なされていたという。


 カメラが上から出窓と灯りの消えた室内を捉えます。カメラはやや速い動きで左へ、止まって柱時計を見据える。同様の動きと停止がこの後もくりかえされることでしょう。柱時計から画面手前の欄干、また左へ、上にのぼる階段の板張りになった裏側、その左に踊り場、さらに左に下り階段が並ぶ。時計の鐘の音が鳴ります。さらに左へ、階段の欄干の角の上でしょう、門型の台座の上にオベリスク、その上に小壺型という組みあわせが何本も林立している。その左の壁には綴織がかかっています。また左へ、色ガラスの大きな出窓の一角です。手前で彫像がシルエット化している。今度は左上へ、手前の壁に紋章がかけてあります。戻って右下へ、椅子の肘掛けにかかった右腕が暖炉の灯りに揺れています。カメラは下向きで右へ、床に犬が眠っている。さらに右へ、暖炉が低い位置から捉えられる。そのまま上へ、暖炉の上に飾られた鎧その他。
 切り替わって床を歩んでくる足もとがとらえられたかと思えば、執事のウォルトン(ハリウェル・ホッブス)でした。暖炉と直角に配された長椅子で眠りこんでいたヘルガを起こしてしまいます。夜中の0時とのことです。


 画面右に暖炉、左に長椅子を配したその背後には、上寄りで欄干の列柱らしきものがのぞいている。二人は右から左へ進みます。向こうに階段が見える。床から数段のぼった踊り場は手前で欄干を横に走らせており、左右に分かれているらしい。
 切り替わって二人はさらに左へ、その先が玄関扉です。扉を開いた向こうに見えるのは、木、そして崖の下に海、左が岬をなしている。
 日本語字幕によるとウォルトンは、「星が輝く凍えるような夜、岩場での死に警戒せよ」と、何やらいわくありげな一節を唱えます。[ IMDb ]の"Quotes"によると"When stars are bright on a frosty night / Beware thy bane on the rocky lane." ヘルガの祖父は20年前に崖沿いの道で死んでいるのを発見されたという。話す二人をカメラはやや下から見上げます。向こうには色ガラスの出窓の一角が見え、そこが手前の床より2段ほどのぼることがわかります。

 ヘルガの兄オリヴァーが訪ねていた医師ジェフ・コルバート(ブラムウェル・フレッチャー)への電話を経て-医師は右手に革手袋をはめている-、広間が上から見下ろされます。右に暖炉、奥に階段となる。階段の右には2段ほど上がって奥にゆるい尖頭アーチの出入り口が見える。その真上の踊り場でも、奥に1階より少し角度の狭い尖頭アーチがありました。ここが2階に当たるのでしょうか。その右で上への階段が裏の板張りを見せている。とまれ1階および上のアーチ双方の奥の壁で、斜線の影が交錯しています。
 また階段は、1階の床から左へ数段のぼってすぐに踊り場、次いで奥へ6~7段上る。また踊り場ですが、前か奥に低い仕切り塀があるようです。第2踊り場からは右へ6~7段のぼって第3踊り場に達し、ここに先の尖頭アーチ、奥から手前へあがる板張りの階段裏側となるのでした。
 さて、ヘルガは第2踊り場で仕切り塀を開こうとしているところです。仕切り塀は格子状に区切られているのですが、格子の各辺の内側に突起が出ています。仕切り塀の向こうは最初中2階に通じるのかとも思いましたが、どうも踊り場のようでした。
 遠吠えが聞こえてきます。ウォルトンは犬ではないという。


 屋外の岩場を娘が右から左へ走ります。数本の木は枝が左に傾いている。娘は崖を下へ下ります。
 奥にある館の正面に向かって、背を向けた男が走ります。玄関の中でヘルガ、ウォルトン、そしてその妻(エイリー・メイロン)が応対する。男は使用人のストルドウィック(チャールズ・マクグロー)でした。
 ヘルガが馬車を飛ばします。ストルドウィックも後ろにいる。崖沿いの道です。左に上への崖、その右で奥から手前へ曲がりくねっている。道の右は下への崖です。ヘルガは馬車を手前で止め、崖を下にくだる。
 犬のアレックスが左へ駈け、岩の転がる平らなところへ出ます。二人も追ってくる。まずオリヴァーの犬の亡骸、次いで手前の崖下にオリヴァーを発見します。さらに右下に看護士のケイトがいました。すぐ右下は海です。


 約11分、ベッドで介抱されるオリヴァー(ジョン・ハワード)、ケイトは意識不明だという。オリヴァーはヘルガと医師に、怪物と戦った、その姿は見えなかった、周りは真っ赤で炎が迫ってきたと告げます。
 話し合うヘルガと医師が暖炉の奥から正面にとらえられます。手前下で炎が揺れ、画面上辺をゆるい三角アーチがシルエットで枠取っている。背後奥に窓がある。二人が坐る長椅子は暖炉と平行に配されており、前に出てきたものと同じかどうかはわかりませんでした。

 約16分、顕微鏡を覗くボブことロバート・カーティスの登場です。オカルト好きのクリスティー(ヘザー・サッチャー)が相棒のようです。クリスティーは元気がいい。実験室に警部補(日本語字幕では名前は出ませんでしたが、[ IMDb ]によるとクレイグ)が訪ねてきます。禿頭で顎髭です。ハモンド事件の捜査を依頼する。たぶん超自然現象とのことです。
 警部補はヘルガと面会する。ロンドンで、窓の外は雨です。ボブとクリスティーも合流します。


 馬車でヘルガ、ボブ、クリスティーが館に向かう。クリスティーの「神々しいほど陰鬱な家」という台詞とともに、約21分、今度は昼間の館がやはり崖の下から見上げられます。画面右手前でねじくれた木のシルエットがルプソワールをなしています。昼間とはいえ霧が這っている。館はやはり右下がりに見える。
 次いで崖沿いの曲がりくねった道、霧つきの昼間版です。現場に着くと地元警察とオリヴァーが捜査していました。犬の亡骸を覗きこむ一同が下から、すなわち犬の亡骸の位置から見上げられます。
 オリヴァーに尋ねられたボブは、超人的な力を持ち、足跡も残さず立ち去ることができる者と答える。


 館の玄関先から広間の暖炉前に移動します。先に着いていたクリスティーが食堂は暗いので、こちらで食事をするようにしてもらったとのことです。残念ながら暗い食堂はこの後出てきませんでした。
 クリスティーには超カラフェガラスがあるとボブはいいます。女の勘のことだそうです。それはともかく、カラフェというのはワインのピッチャーのことと取っていいのでしょうか?
 新入りのメイドであるミリーが悲鳴を上げます。


 地下に納骨堂があるという。手前に横臥像(ジザン)をのせた石棺、その奥に低いアーチがあって格子戸をはめた部屋が、やや上から捉えられます。その右には太い柱がある。右にも犬らしきものを従えた立像、右上でアーチが覗いています。石棺は祖父のもの、立像は十字軍の装束で、レジナルド卿とのことです。犬と見えた獣には双角がありました。レジナルド像の下に鎖がのぞいていますが、引っこんでしまいます。

 隠し部屋 secret room もあるという。何世紀も放置されており、数年前に錠をつけた。
 欄干の陰でウォルトン夫妻がうかがっています。夫妻は右から左へ移動、広間の階段下でした。
 かなり下からの角度で、奥に扉口、その手前で左から欄干が伸びている。右に下りの階段があります。オリヴァーを先頭にした一行は、なぜかいやにゆっくり階段を下りる。下に犬のアレックスがいました。奥には二重の尖頭アーチがあり、その下は格子戸です。一行が手前に出ると、背後にウォルトンが現われます。ワイン・セラーへ行くのだという。ただし奥の格子戸ではなく右の方へ進む。
 ゆるいアーチが連なる廊下です。一行は奥から手前へ、手前で右に曲がります。少し進んだ先に扉がある。画面左手前にグリフォンらしき石像が映っています。
 扉を開けると、6~7段くだりになっている。これをカメラは引きでやや下から捉えます。壁の上方に石板が掛けてあり、例の一句が刻まれている。埃の積もった床に足跡が残っていました。施錠されたのは3~4年前のはずなのに。医師がわざとらしく床を踏み荒らします。


 隠し部屋を出て階段をのぼるヘルガと医師をカメラはまずは上から、首をあげてやがて水平になる。また俯瞰になると階段が少し湾曲していることがわかります。下にボブが追ってくる。
 ボブとヘルガが階段室を出ると、やや下から捉えられた奥の天井は舟形で、上から突起が垂れさがっています。手前で数段下りれば左に広間の階段がある。クリスティーとオリヴァーが奥に入っていく一方、階段の下で話すボブとヘルガはかなり下から見上げられます。


 書斎です。まずはボブと医師が話す。医師は2年前にはロンドンで脳の専門医として活動していた。
 医師が席を外せば、今度はボブとウォルトン夫人が大きな地球儀をはさんで話します。カメラはかなり下から見上げる。


 現場でボブとクリスティーが調査します。クリスティーは何やら毛の束、ボブはマフラーの切れ端を見つける。

 隠し部屋です。何かを燃やすウォルトンが、暖炉の奥から捉えられます。ボブが入ってくる。左に入口からの階段、奥の左右には下すぼみの柱があり、その少し向こうでも下すぼみになった柱が石のベンチをなしています。ベンチの奥すぐに壁となる。手前も奥も柱は上で折れて上すぼみになっており、全体で六角形をなしているらしい。ベンチの上にさらに窓らしきものが見えますが、すぐに壁で塞がれているようです。ウォルトンはボブに警告します。

 納骨堂です。ボブは何者かと格闘する。突きあたりには尖頭アーチがあり、その奥に格子のはまった縦長の窓があることがわかります。格闘の相手はストルドウィックでした。

 ケイトが歿します。
 検屍審問が開かれる。場所は館の色ガラスの出窓の一角とその手前でした。画面手前右に欄干の角のオベリスクが映りこみます。オベリスクと四方に開いた門型の間には4つの球がはさまっていることがわかります。『そして誰もいなくなった』(1945)や『吸血鬼ドラキュラ』(1958)にも似たような組みあわせの装飾が出てきました。オベリスクとその下で横に伸びる欄干は、審問の場面の間何度か挿入されます。
 警部補も出席していましたが、評決を聞いてハモンド事件ではいつも同じ評決だといいます。


 実験設備のある部屋です。ボブ、クリスティー、警部補がいます。ボブが見つけたマフラーの切れ端が、ウォルトンが燃やしたものと同じで、主のものであることをスペクトル解析で突きとめます。他方クリスティーが見つけた毛の束は、英国にはもはやいないはずの狼のものと一致する一方、光が当たると消えてしまうのでした。カメラも照明もやや下からです。警部補は理屈で説明のつかないこともあると感慨深げです。

 約51分、オリヴァーが広間にいます。時計の鐘の音が響く。ウォルトンも現われます。
 オリヴァーはウォルトンの制止にも関わらず、外に出ます。玄関の真上にバルコニーのある窓が見え、灯りがちらちらする。
 ケイトのシーツをめくる何者か。オリヴァーが入ってくるさまがやや下から捉えられます。
 窓のカーテンが風に揺れます。また入ってくる人物、こちらは実験室でした。入ってきた人物はボブです。実験室は医師邸のものでした。ケイトの血液にコブラの毒が混入しているという。
 遠吠えが聞こえてきます。

 ヘルガの寝室です。窓から誰かが入ってくる。壁で桟の影が錯綜しています。ヘルガは悲鳴を上げる。
 階段の欄干の角のオベリスクが映されます。次いで壁から突きでる2本の旗、壁には円形の桟を分割した複雑な影が落ちている。今度は暖炉上の鎧等です。炎に揺らめいている。この間ヘルガの悲鳴が響き続けます。
 階段の上から身をのりだすクリスティーが、かなり下から見上げられます。今度は階段をのぼるウォルトン夫妻がかなり上から見下ろされる。
 夫妻はヘルガの部屋の前の廊下を、奥から手前へ進んできます。奥に凹み窓が見える。カメラはやや下からです。

 崖方面です。ヘルガを攫った怪物が駈ける。追跡隊の様子と合わせて、頻繁にカットが切り換えられ、引きにアップ、上から下からのショット、カメラ自身適宜動きます。加えて怪物の動きはいやに速く、早廻しになっているようです。『ゴジラの逆襲』(1955、監督:小田基義)が連想されたりもするのでした。
 崖をよじ登る怪物の顔がようやく大写しになる。毛むくじゃらの獣人でした。しかし銃で撃たれると元に戻ります。『倫敦の人狼』(1935)同様、銀の銃弾ではありません。


 ロンドンでしょうか、ボブ、クリスティーと医師が話しています。少なくとも日本語字幕によれば、精神疾患の話で決着のようです、いかにも合理的ではありますが、獣人化や毛の消滅の説明は置き去りでした。

 本作でボブは、ロンドンであれ館であれ、一貫してはきはきした口調でしゃべります。クリスティーがコメディー・リリーフ的な位置に置かれているのはともかくとして、館の住人たちは普通の話し方をしますし、加えて住人たちからはあきらかに招かれざる客として遇されているだけに、いささか奇妙な感触を受けずにはいませんでした。スリラー色の強い作品にコメディー・リリーフが組みこまれるのは『肉の蝋人形』(1933)などでお馴染みで、近いところでは『呪いの家』(1944)あたりと比べられるかもしれません。

 またいわゆる人狼ものでは、時として〈犯人捜し〉の趣向が取りいれられることがあるようで、贋人狼譚である『謎の狼女』(1946)は別にしても、『狂気の爪跡 牙男』(1961、監督:パオロ・ハオシュ、未見)、『人狼伝説 スリラー・ゲーム』(1974、監督:ポール・アネット)、『ハウリングⅤ 最後の復活』(1989、監督:ニール・サンドストローム)、『ウェス・クレイヴン's カースド』(2005、監督:ウェス・クレイヴン)、『赤ずきん』(2011、監督:キャサリン・ハードウィック)といった例が思い浮かびます。本作はその早い例ということになるのでしょうか。「誰が人狼か?」という謎を主軸に据えれば話が面白くなるとなぜ見なされているのか、もう一つピンと来ていなかったりはするのですが。
Cf.,   菊地秀行、「Ⅳ 怪奇映画ベスト100」、『怪奇映画の手帖』、1993、p.197

トム・ウィーバー、石田恵子・大下美男訳、「REEL世界の人狼伝説」、『日本版ファンゴリア』、no.1、1994.9、p.11

原作の邦訳は;
ジェシー・ダグラス・ケルーシュ、野村芳夫訳、『不死の怪物』(文春文庫 ケ 3-1)、文藝春秋社、2002
原著は
Jessie Douglas Kerruish, The Undying Monster: A Tale of the Fifth Dimension, 1922

邦訳を読んでみると、冒頭での当主と娘が襲われる事件、隠し部屋の存在、納骨堂(場所は館内ではなく教会)とそこの石像につきそう怪物像、探偵に対し懐疑を抱く一族の友人(医師ではない)、犬の口に残された布など、話の語り起こしは映画版でも再現されています。ただしその後の展開はかなり違い、探偵による数千年に及ぶ一族の歴史の再構成などが大きな比重を占めています。映画版でももう一つピンと来ない〈不死〉という惹句も原作ではよくわかります。副題にある〈五次元〉はいささかスケールに乏しい用い方がされているにせよ、擬似科学的な用法に則った上で、催眠術によるものとはいえ、北欧神話の〈神々の没落(ラグナロク)〉と宇宙の再生にまで説きいたるクライマックスは玩味に値することでしょう(なので→こちらにも挙げておきます)。
また原作と映画の大きな違いとして、原作の心霊探偵が女性である点があります。彼女だけでなく、当主の妹スワンヒルドの活躍、探偵と妹の結びつきなども強調されていました。映画版では第1の事件の際、妹と馬車番が馬車で駆けつけるのですが、原作では呪いに怖じ気づいた自動車番をおいて、妹が一人で自動車を運転します。またクライマックス前でも、探偵を乗せて妹が車を走らせるのでした。探偵と当主のロマンスという筋運びはいささか唐突の感なしとしないものの、原作者が女性であることによってもたらされたであろうこうした要素が、しかし映画版では探偵が男女のコンビとなり、しかも女性の方はコメディー・リリーフ的な役回りである点、妹がクライマックスで受動的なさらわれる美女の位置を与えられる点などと相まって、ハリウッド映画における家父長制の要請を読みとることもできなくはありますまい。

 2016/02/14 以後、随時修正・追補
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