モロー《聖セバスティアヌスと天使》1876頃

ギュスターヴ・モロー (1826-1898)
《聖セバスティアヌスと天使》
1876年頃
油彩・板
69.53x39.69cm
フォッグ・アート・ミュージアム、マサテューセッツ
PLM.165


Gustave Moreau
Saint Sébastien (Baptisé Martyr)
vers 1876
Huile sur bois
69.53x39.69cm
Fogg Art Museum, Massachusetts

Cf., ピエール=ルイ・マテュー、高階秀爾・隠岐由紀子訳、『ギュスターヴ・モロー その芸術と生涯 全完成作品解説カタログ』、三省堂、1980、p.317 / cat.no.165(Pierre-Louis Mathieu, Gustave Moreau. Sa vie, son œuvre, catalogue raisonné de l'œuvre achevé, Office du Livre, Fribourg, 1976, p.317 / cat.no.165)

Pierre-Louis Mathieu, Tout l'œuvre peint de Gustave Moreau, (Les Classiques de l'Art), Flammarion, Paris, 1991, pl.XXIX, p.98 / cat.no.189

Pierre-Louis Mathieu, Gustave Moreau. Monographie et nouveau catalogue de l'œuvre achevé, ACR Édition, Paris, 1998, p.333 / cat.no.191


『ウィンスロップ・コレクション フォッグ美術館所蔵19世紀イギリス・フランス絵画 夢想と現実のあわいに』、国立西洋美術館、2002、pp.118-119 / cat.no.25

喜多崎親、『聖性の転位 一九世紀フランスに於ける宗教画の変貌』、三元社、2011、「第四章 幻視としてのイコン ギュスターヴ・モローの《出現》に見る聖と俗」、pp.203-206

喜多崎親、「ヘシオドス変奏 - ギュスターヴ・モローの作品に見るインスピレーションの寓意 -」、『成城美学美術史』、25号、2019.3.20、p.31、p.40/図15 [ < 成城大学リポジトリ
Permalink : http://id.nii.ac.jp/1109/00005395/


喜多崎親、『甦る竪琴 ギュスターヴ・モロー作品における詩人イメージの変遷』、羽鳥書店、2021、pp.31-33/図13
おまけ   セバスティアヌスと美術などについては;

宮下規久朗・井上隆史、『三島由紀夫の愛した美術』(とんぼの本)、2010

宮下規久朗、「殉教の愉悦 - 聖セバスティアヌス、レーニ、三島」、『聖と俗 分断と架橋の美術史』、2018

などを参照いただくとして、ここでは;
  Cockney Rebel, The Human Menagerie, 1973(邦題:コックニー・レベル『美しき野獣の群れ』)(1)

1枚目のA面ラスト、5曲目の"Sebastian"(「悲しみのセバスチャン」)、6分55秒。
1. 『グラム・ロック黄金時代1971-77:フィーチャーリング・モダーン・ポップ』(CDジャーナル・ムック)、音楽出版社、2012、p.96, pp.128-129。
『グラム・ロック』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2014、p.87。
 →こちらで別の曲に触れました:『去年マリエンバートで』(1961)の頁
 
   ちなみにこの曲は

松浦理英子、『セバスチャン』(河出文庫 ま 1-2)、河出書房新社、1992
(1981年刊本の文庫化)

の中で、スティーヴ・ハーリィの曲ということで引きあいに出されていました(pp.118-119)。同書収録の松浦理英子+富岡幸一郎「〈畸型〉からのまなざし」、p.189、またエッセイ集

松浦理英子、『優しい去勢のために』(ちくま文庫 ま 19-1)、筑摩書房、1997、
(1994年刊本の文庫化)

収録の

「音盤的祝福(ディスコングラチュレーション) 4 コックニー・レベル『
THE HUMAN MENAGERIE』」(pp.132-135)、

も参照。すぐ次の

「音盤的祝福(ディスコングラチュレーション) 5 セックス・ギャング・チルドレン『
SEBASTIANE』」(pp.136-139)

でも言及されています(こちらは未聴)。
   美術の話シャセリオーからギュスターヴ・モローへ(1987) > 図9挿図一覧・モロー篇
   シャセリオーからギュスターヴ・モローへ > おまけ:口頭発表時の原稿(1986) > 図27